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木造耐震診断ソフトのお勧め

最近、木造耐震診断ソフトを買いたいと言う方が、また増えてきました。東日本大震災10年という節目の年ということもありますが、それに合わせて大きめな地震が頻発しているのも理由だとおもう。なまあずショップ楽天市場店では、耐震補強マニュアルがかなり売れています(在庫僅少)。耐震補強マニュアルは、発売されて8年以上経ちます。内容も更新されていませんが執筆者たちの気合いのこもった内容で未だ人気があります。確かに、木造の耐震診断、補強設計を学びたい方に一冊買ったら?とお勧めするのは未だこの書籍です。

さて、木造耐震診断ソフトのお勧めもメーカーの対応、終売などもあり、以前と変わってきています。私はあくまで設計事務所の耐震診断技術者なので、立場によってお勧めするものは変わってくるとは思います。もちろん個人的な趣味もありますが、改めて書きたいと思います(2021年3月末現在)

まず、TOPにお勧めしたいのは「達人診断」です。株式会社えびす建築研究所の比較的新しいソフトです。開発が進み先行他社に機能的に遜色がないうえ、新しい設計で補強設計が非常に柔軟にできるのがポイントです。無料で使える体験版が充実しているので使って見てから買いやすいのもポイントです。建防協評価プログラムなのも良いですね。初期購入価格も安価です。あえて難を言えば年会費が16500円と比較的高い事と、ここ一年あまり更新がない(完成度が高まったら当たり前)ことくらいでしょうか?メーカーのサポートも含め耐震診断の初心者から上級者にくまなくお勧めできます。

次は耐震Check5でしょうか?設計事務所が作っていますが安価で精密診断1まで対応しています。機能も網羅されており、小まめに更新されています。年会費もないので価格を抑えたい方にはお勧めですね。難をいえば、建防協評価がないことで、信頼性が低いと思われてしまうことでしょうか?価格的には安く建防協で販売されていることからユーザーが多いWee2012は進化がなく機能的にもかなり劣るので、価格的にそちらを考えている方は耐震Check5を強くお勧めします。

3強?といわれていた3つのプログラムは今となっては高すぎますし、あまり進化もしていません。特別なことが無い限り買う必要はないと思います。特別なこととは、助成金対象の診断に必要とか、まわりが使っていて情報があるとかです。高いからと言ってサポートが充実しているわけでもないようです。

フリーソフトもありますが、やはりバージョンアップも含めてお金を取って開発を続けているもののほうが信頼感と継続性の期待はあります。しかし近年そういったもののなかに、既に開発をとめているのでは?というものが出てきているのも事実です。これから買う方はそのあたりを含め慎重に検討されたほうが良いと思います。

HOUSE-DOC Ver5アップデート

HOUSE-DOCは、木造耐震診断ソフトの中でもシンプルで使いやすいので人気がありますが、近年はあまり進化しておらず、建防協評価のタイミングでバージョンアップを繰り返しているような気がします。だったら年会費制にしてでも進化を・・・と思うのですが、メーカー側にも事情があるんでしょうねえ・・・。

Ver5になって初めてのアップデートがきました。若干のバグフィックスです。特に大きな影響はありませんが早めにアップデートしておきましょう。そもそもVer3くらいから本体はほとんど変わっていないはずなので、大きなバグは出ようがないのです。まあそれは逆に安心感があります。長年使い続けるツールは安定感が大切。次々に変わってしまうようではね。よって操作のサポートも非常に楽です。メーカーではないのでそれほどたくさんの方の導入に立ち会っているわけではありませんが、すぐに覚えて使ってもらっていますね。

HOUSE-DOCの購入はなまあずショップ楽天市場店にて!!

「Catfishなおうち」第10回配信(2020年10月24日配信)

「Catfishなおうち」はポッドキャストのシステムを使ったネットラジオです。主に構造系のことをつぶやいていきます。ブログ、なまあず日記styleのネットラジオ版です。

「Catfishなおうち」第10回をお送り致します。第9回はこちら

今日は、一日休養を取ったので元気です!!なのでちょっと長いです。記念すべき第十回目ということで新コーナーも始まりました。

DJしろなまずの質問回答コーナー(新コーナー)

特集:楽天モバイルは府中市で使えるか?

ネットラジオ「Catfishなおうち」
・収録・提供 なまあず日記style(スタジオKatamachi:東京都府中市)
・メインパーソナリティー DJしろなまず  ちなみ(AITalkより)
・バックミュージック 「Gunshot Straight」 MusMus
・CM 駄菓子屋なまあず

達人診断 Ver3.0.1

株式会社えびす建築研究所の木造耐震診断ソフト達人診断がアップデートされています。新型コロナウイルス騒動の時期にお疲れ様です♪若干の修正と追加機能です。

私の周りでも評判が良いプログラムです。まだこなれていない部分はありますが、十分に実務で使え、先行他社と比較しても遜色がなくなってきましたね。その意味では先日の価格改定は妥当ですが、初回費用がちょっと手が届きにくくなって残念です。まあ、今の時代それほど売れないし、初回である程度回収しなきゃ、というのは理解できます。

 

HOUSE-DOC Ver5ファーストインプレッション

本日、HOUSE-DOC Ver5が届きましたので、ファーストインプレッションです。

・・・

はい。建防協評価更新のためのバージョンなので基本的に計算結果は変わりません。既存のデータ7つをVer4とVer5で計算してみましたが同じでした。先日のアップデートでVer4もVer5同等になっているのだと思います。

では違いは??まずはアイコン

上がVer5、下がVer4です。起動アイコン(左上)のデザインが複雑化して一目で何か?わかりにくくなっています。あとチェックリストの印の色が変わったり、細かい部分が変わっています。

ファイルメニューも、印刷設定のアイコンなど微妙に変わっています。別に変えない方が違和感なくて良かったのに。何か都合の悪いデザインだったのでしょうか??

ヘルプメニューも概要とか入力例とか特に重要でないアイコンが変わっています。メニューを見る限り、何か新しいコマンドが加わった感じはしません。いままで表示されていたVer4の評価書の表示が起動できなくなっています。

HOUSE-ST1と同様にサンプルファイルを開くがファイルを開くに追加されました。これは必要ですね。

帳票では、地味に建物概要の評点にグラフがつきました。

そんな感じです。建防協の評価基準が変わったわけではないので、事実上、評価書を更新しただけのバージョンのようです。

ちなみにHOUSE-DOCの今までの歴史は・・・

<Ver1(1995年基準のDOC-Wから新シリーズとして新発売。2004年改訂の「木造住宅の耐震診断と補強方法」に準拠)>

2004年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に対応。基準の大幅な変更により、プログラム自体新規で作り直し、ユーザーインターフェイスなど大幅な拡充が行われた。

<Ver2(2006年7月発売 建防協評価を受けたバージョン) >

写真管理機能が搭載されました。屋根形状をある程度自由に入力できる機能を搭載しました。N値オプションが別途発売され補強設計がしやすくなりました。日本建築防災協会の評価を受けて信頼性がアップしました。

<Ver2.1(2010年1月発売 建防協評価更新 無償バージョンアップ)>

無償バージョンアップで、評価書がPDFで同封されるようになり、メニューから表示が可能になりました。

<Ver3(2012年8月発売)建防協評価を受けたバージョン)

2012年改訂版に対応を主眼としたバージョン。リボンメニュー化した新しいユーザーインターフェイスに。また下図に読み込んだCAD図面からワンクリックで通し芯・スパン長を読み込む画期的な機能が搭載されました。2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に対応

2016年2月にUSBプロテクトからネット認証へ

<Ver4(2016年7月発売)建防協評価を受けたバージョン>

建防協評価更新に伴う有償バージョンアップ。評点などは新旧バージョンで基本的に変わらず。新機能は、手書きの調査シートの自動読み込み機能、補強設計支援機能などが搭載されました。また3DもでるのCADデータ出力に対応、斜め軸の座標計算を自動で行う機能など投入されました。

<Ver5(2019年8月発売)建防協評価を受けたバージョン>

建防協評価更新に伴う有償バージョンアップ。評点などは新旧バージョンで基本的に変わらず。新機能追加なし。

こんな感じです。Ver3で完成された感じですね。実質Ver3以降は変化がないですし。Ver3も他社に機能的に負けてきた時期なので、Ver2は全盛期だったのかもしれません。