投稿者「しろなまず」のアーカイブ

新型コロナの自主検査

日本的にはあまり推奨されていませんが、新型コロナウイルス感染の検査キットは、そこそこの金額で流通しています。私も年末年始に忘年会や新年会に出なければならないことから(結果的に中止)検査キットを買っています。2種類も。

なぜ2種類なのかというと、信頼性の向上のためです。外国では一般的に使われているとは言え、医者でもない素人が使うわけで、使い方を間違えるかもしれませんし、ウイルス変異で対応できないものも出てくるかもしれません。ということで使っているのはこの2種類。

一つ目は抗体検査キット。安価なうえに精度が高いです。血液を採取するための方法を考えなければならないのが欠点です。初期の感染は検知できないですが、感染中から感染後にも過去に感染したかをチェックできるので重宝します。10分かからず検査結果が出るのもいいですね。穿刺針が若干怖いですが(汗)。社員は全員この検査を経験しています。今のところ感染した兆候はありません。

もう一つは抗原検査キット。こちらはPCR検査に近い形で、喉や鼻の粘膜唾液から検査を行え、採取後10~15分ほどで結果が出ます。初期感染もわかる反面、若干高価ですし、PCRよりウイルス量が多くないと検出できない欠点もあります。年配の方の家を訪問する前などに利用しています。こちらも今のところ感染した兆候はありません。

この2つを組み合わせれば、過去に見逃していたかもしれない感染を発見できる可能性は高いですし、感染したかも??と思ったときにとりあえず診断ができるので良い組み合わせだと思っています。もちろん体調が悪いときはこれらに頼らずきちんとした検査を受けるつもりです。

別に検査したからといって感染率が下がるわけではありませんが、日頃から注意を持続するためには効果があると思っています。

 

新しい木造耐震診断プログラムの建防協評価

今年3月に、私も全く知らない木造耐震診断プログラムが、建防協の木造耐震診断プログラム評価のページに上がっています。「KM木造住宅耐震診断プログラム」です。この手のプログラムは一般診断法・・・と勝手に思っていましたが、精密診断法1迄対応しています。なお、申請者は京都と三重の建築士事務所協会!!ということで非常に興味が出てきます。建築士事務所協会がこの手のプログラムを開発(委託していたとしても)はすごいな、と感じます。

耐震診断資格者講習の受付は本日から

国土交通大臣登録の耐震診断資格者講習及び耐震改修技術者講習の受付は本日10時から7月31日までのようです。開催時期は7月頃のようです。もちろん会場だけで無くWEBも可能なようです。地方の方はむしろこの開催方法のほうが良いのかもしれません。

高耐力用接合部を規格化 住木センター

(公財)日本住宅・木材技術センターは、4月1日に中規模木造建築物などに対応したホールダウン金物をZマーク表示金物規格に追加しました。

HD-8S10とHD-8S12というちょっとわかりにくい名称が残念なのですが、中大規模で使いやすい性能を数値化してくれています。短期許容耐力はそれぞれ51.8kNと59KN。ベイマツ類とヒノキ類の耐力です。このような高耐力が規格化されなくてはならない状況は問題かもしれませんが、現実問題、高耐力の金物がないと構造設計出来ない建物が増えつつあるのは事実です。

最近の木材不足で国産材が使いやすい金物も増えて欲しいところです。ちなみにHD-S12やHD-S14といった先行した金物はスギで耐力を取っていますね。見たことはありませんが・・・

構造モデラー+NBUS7 Ver2.0発売

Ver1が完成した感じはないのですが、Ver2になったようです。恐らくSRCに正式対応したことで、その区切りということだと思います。発売から1年あまり。どこまで実用的になったのでしょうか??

まず2020年版建築物の構造関係技術基準解説書に対応しました。もちろん全てということではないでしょうけど、当面実務では安心そうです。

次に、3月に出た基礎プログラムとの連携です。構造モデラー+NBUS7で入力、計算したデータに連動して基礎フーチング、スラブが計算できます。処理は一連で、わずかな項目を設定するだけで上部建物の計算結果から必要な基礎寸法、形状を作成できるそうです。もちろん計算書はまとめて1冊になります。

あと気になる人は気になっていたと思われる、文字の重なりなどで見にくくなることを、不要な要素の非表示を切り替える機能が追加されました。操作性次第ですが、これですっきりいきますね。

ダミー柱の入力にも正式に対応しました。モデル化が楽になります。

ブレースタイプに方杖を追加しました。片側方杖にも対応します。意外と使えそうです。

他にもいろいろ手を加えられているようです。メーカーもステップアップキャンペーンなどを実施し、ようやく自信を持って戦える!と商品に自信を持って提供できるようになったのではないでしょうか??基礎のプログラムやSRCがそのタイミングだったのかもしれません。

構造用集成材が手に入らない???

木造業界では過度に反応されているネタですが、いよいよ状況が悪化確定のようです。

2021年の日本集成材工業協同組合の「構造用集成材の供給見通し等について(3/29)」では、状況を端的に説明しています。国内集成材は、原材料の7割を海外から輸入しているそうです。そのうちの8割がヨーロッパです。昨年以降の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で思わぬ需要増のようです。

その原因は、米国での住宅着工数が十数年ぶりの高水準であることに加え、コロナ渦の巣ごもりに起因するDIY需要等の増大で木材価格が高騰しているため、フィンランドやスウェーデン等の欧州産木材の多くが米国へ向かっているそうです。またコンテナ輸送も中国ー米国航路に集中しているため、ヨーロッパから日本向けのコンテナの確保が難しく、運賃も大幅に上昇するといった悪循環が続いているようです。そのため産地側の提示価格が高騰しているそうです。

結論的にこの協同組合では、5月以降において2割以上の減産を為ざる得ないという見方を表しています。

各方面から話は入ってきますが、噂話レベルの怪しさは満点なのですが、上記の見方を見れば、国内から集成材がなくなる、ということではなく、需要を満たさないので取り合いになり、金額は上がるぞ(既に十分上がっていると感じるのですが(大汗))、ということで落ち着きそうです。

ただ、大手から見ればゆゆしきことで、買い占めが始まっていると聞きます。そのせいで今市場にない状態に見えるようです。リフォーム用途の材料や、国産材も値上がり傾向です。

国内産材を使えばいいじゃないか?といいますが、既に国産材も買い占めが始まっているようです。ただ国産材の主力のスギは、比較的安く良い構造材ですが、構造計算をする側から見ると数値性能的に低いので木造3階建てや耐震等級3とかになると使いにくいです。また曲げ強度が不足しがちなので、柱には使えても、梁では難しかったりします。ヒノキやヒバも良い材料で、土台や柱には向きますが、集成材として梁材として使うには若干不安が残ります(高いし)。とはいえ、うまく使う方法が確立されれば、国産材をもっと使えるようになり、国内の林業が活性化する可能性もあります(なかなか難しいらしいですが)。

木造構造計算を生業としている構造屋さんは苦戦を強いられそうです。もっと大変なのは中小ビルダーさんでしょう。ちなみに地元で一人でやっているような工務店さんの中にはまだこの状況がまったく理解できていない人もいますね。新型コロナの影響は本当にわかりにくいですね・・・。

 

HOUSE-ST1からKIZUKURIへ転送、その逆

今回は、HOUSE-ST1で入力してからKIZUKURIへCEDXM転送してみました。

まあ実務なんですが(汗)。KIZUKURIよりCAD下図が使いやすいからST1使っただけなんですけど。どちらとも無事NGなしで計算できました。

CEDXM仕様でソフトが作られていないのですべてが転送できないのは当たり前。樹種等は無理ですね。でも梁サイズや柱などは忠実に移せるので楽ですね。HOUSE-ST1から梁で難しいのは跳ね出し梁。KIZUKURIでは別別のコマンドですが、HOUSE-ST1は区別ありませんから。また母屋なども仕様が違うので転送できません。その辺りの違いがあるから、意外とCEDXMは難しいです。

というわけで、Wallstat転送も各社制約が多いのも頷けます。当面は柱位置、筋かい、梁、土台などの位置が転送できるだけでありがたいと思っておいた方が良いでしょう。

専用コンバーターを詳細に作っている会社もありますが、進化中のWallstatですからいつ仕様が変わるか分からない怖さもあります。相手側が無料で配布しているものとはいえ、開発する側はリスクがありますし、使っている側も同様です。

レノボ Lenovo IdeaPad 4G

レノボが、Windows10 homeを搭載したモバイルノートを発売。なんとSnapdragon 8cを搭載。Nano SIMスロットを搭載している。今まで割高感がある組み合わせだが、10万9780円からと比較的安価なのもポイント。

14型フルHD液晶搭載で1.2kgとモバイルを意識しているならバランスの良い構成。Windows10向けのArmのSoCで省電力で長時間駆動出来るのがウリ。

従来、32ビットまでしかWindows互換性がなかったのだが、昨年末に64bit版ソフトも動くようにすると発表していたのだが、どうなったのでしょうか??Chromebookより、Officeが完全な形で動くWIndows系のほうがとっつきやすいのは確か。でも互換性が犠牲になるのはちょっと・・・難しいですね。軽快さと互換性を両立したWindowsを目指して欲しいところです。

2月13日の最大震度6強の被害状況(宮城県・河北新報)

河北新報のこの記事(2021/3/27)によると

宮城県が2021年2月13日の最大震度6強の地震の被害状況を発表しました。

住宅の被害は9432戸、被害額は150億円、負傷者は19市町村で計64名(重傷6名、軽傷58名)だそうです。

この地震は最大震度6強でしたが、6強は蔵王町のみ、6弱は石巻市などがありますが、全般的に人口密度が低い地域でした。仙台市は最大震度5強でした。

ここで注目したのが、震度5強の仙台市の被害。震度5強にもかかわらず、3630戸の被害があったこと。現在の住宅は震度5弱ではあまり損傷しないイメージですが、震度5強になるとやはり損傷してくる、ということでしょうか??ちなみに宮城県全体で、全壊は3,半壊は92だそうです。どちらかというと福島の被害が大きかったイメージですが、仙台の被害も多かったようです。

もしかしたら古い建物で東日本大震災で傷んでいたかもしれません。余震も多かったですからね。そう考えると大きな地震に耐えられるだけでなく、ダメージが少ない建物を作る必要があるかもしれません。最近の木造住宅は高耐震ですが、釘でせん断力を負担する箱形の建物なので、想定より強い力がかかると建物が弱くなりがちです。もちろん耐震等級3などに上げていけば、弱まる可能性は少ないのですが、5㎝の釘を構造用合板に打ち込んで柱をとめている構造が、建物の耐用期間中に、ある程度の揺れで緩んでくる可能性は否定できません(もちろん一般人が考えるより釘の保持力は高いのですが)。

そこで制震金物を使うことを推奨する方もいますが、あくまで補助でしかありません。間取りが無限にある木造住宅で、常に効果的に設計することは難しいと思っています。構造計算で耐震等級3取得も同様です。計算や高強度の耐力壁や金物で無理矢理おっつけても本来の趣旨に反してきていると思っております。

それなら構造計画的に無理がない建物設計を始めから行った方が良いというのが私の結論です。RC造やS造では無理そうな建物ってほとんど見かけませんが、木造はかなり無理して設計・施工していますね。これで耐震等級3だからとかいっても安全かどうかは怪しいところです。力学的に見ても自然でバランスの良い設計を考えつつ住宅を設計する必要があると思います。なので意匠設計者が計算までするかどうかは別として、構造設計を把握している必要は絶対にありそうです。といっても建築士は設計のプロ。構造計算はともかく、構造面が弱いと思っていても言わない建築士のほうが多いかと思いますし、自分の設計は正しいと思ってしまう人も多いかもしれません。

最近、新しめ、というより新品同様の建物の相談を受けることが増えてきました。それも交通振動、揺れ、クロスのヒビなど・・・。新築だから安心なんてことはありません。設計が良いから良い建物とも言えません。設計も施工も大切です。そんなこと当たり前だと思っていましたが、世の中そうではないようです。そんな状態だから耐震等級3が大切などとしか言えないハウスビルダーさんや設計者が増えているわけで(私は耐震等級3を否定しているわけでも、そう言っているビルダーや設計者を否定してるワケではありません。そう言わなければならない状況を憂慮しているのです)根本解決は遠そうです。

構造モデラー+NBUS7キャンペーン情報

新商品のキャンペーンを一年くらい続いていましたが(汗)、キャンペーンが切り替わりました。

株式会社構造システムの一貫構造計算ソフト「構造モデラー+NBUS7」のステップアップキャンペーンが4月1日から始まりました。5月31日までの2ヶ月間です。

以前のキャンペーン価格よりは高いのですが(発売されて1年経っているので当たり前ですが)、それでも通常より安価となっています。また無償貸出キャンペーンも追加で(ここ重要!)実施されます。さすがにどんなソフトか知られていないのに100万超のソフトを買うわけがないので、無償で2ヶ月お試しできるようになりました。

構造モデラー+NBUS7の特徴を3つ挙げるとするなら・・・・

・意匠CADデータから構造モデルを入力出来る(今さらCADかと思うかもしれませんが、やっぱりまだまだCAD主体の会社が多いですし、BIMでもCADデータ吐き出せるわけだから現在ならこのほうが汎用性が高いのも事実。ただ先進性という意味ではこの機能をウリにするのは??です)

・実用的な計算速度(動作も軽く計算速度も良好のようです。使い勝手に関わる部分なので重要です。BUS6で一気に高速化したのでBUSユーザーが体感で感じられるかは不明)

・普通にサクサク入力できる新UI(画面キャプチャを見る限り、それほど新しいUIは導入して居なさそうです。

でしょうか??私はBUSシリーズユーザーじゃないのでBUSとの比較はわかりませんが(大汗)。

正直出すタイミングが悪かった商品ですね。SS7が一般的になる前に勝負かけたかったんでしょうけど、リリース時はまだ完成度が高くなかったわけで、基礎構造が完成しそうな今年勝負をかけていれば評価も変わってきたと思います(あくまで販売店的視点です)。BUS6が完成度が高く競争力が残っているタイミングにあえて勝負をかけた意地はわかりますが・・・。

なお、BUS6で対応していた同社耐震診断ソフトとの連携ができず、同社のHOUSE-ST1等の連携機能も未搭載なのも厳しいですし、IFCやST-Bridgeとの連携もまだ・・・と寂しい現状を考えると新ソフトなのにあまり話題がでないのも仕方が無いのかな?とも思います。