構造計算」タグアーカイブ

「RC規準による 鉄筋コンクリートの構造設計」の付録CD-ROMは良いぞ!!

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

RC規準による鉄筋コンクリートの構造設計改訂版 [ 佐藤立美 ]
価格:3080円(税込、送料無料) (2021/1/8時点)

楽天で購入

 

 

構造計算初心者向けの書籍の紹介です。この本は鉄筋コンクリート造の構造設計初心者向けの本ですが、動画ではないCD-ROMの付録がついている最近では珍しい構造書籍です。文字や数式が多いながら非常に読みやすい上、設計例もシンプルでわかりやすいです。

特筆すべきは設計例をExcelで一貫計算のようにシートでまとめているところ。非常に追いやすく手計算と照合しやすいです。シートも非常にわかりやすく、追加計算書などを作る際の参考になる作り方です。

RC造の構造計算は上野嘉久先生の「実務から見たRC構造設計」が最適だと思っていましたが、この本もなかなかどうして・・・良い感じです。

書籍は人によって向き不向きがあります。Excelがある程度分かっていて、シートを追うほうが理解しやすい方には、こちらの本をおすすめします♪

FAP-2欲しいという声

構造計算をコンピュータでやろう!という出始めの頃は、コンピュータの性能が低すぎてできることが限られていました。しかし今は高性能になって、プログラムさえできれば、ある程度のことをできるようになりました。更に先を考えると人工知能が骨組みなど全てやってくれる時代が来るかもしれません。

構造システムのFAP-3は任意形状の応力解析ソフトで、この業界でも有名なソフトです。しかし応力解析までです。断面計算は別途MED-3というソフトを買わないとできないうえ、別ソフトなので面倒です。これは昔の名残です。今の技術なら応力解析から断面計算まで一つのソフトで作れますし、そのほうが良いです。よって上位のSNAPの新バージョンでは、断面計算をプラグイン的な形で組み込んで、スピーディーにできるようになりました。まあ遅すぎるくらいですが、良い流れです。FAP-3とMED-3も同じようになったほうがいいし、SNAPと商品購入層も違うのでやはり1つのソフトでできるようにしたほうが良いと思います。

まあ、それに伴うわけではないのですが、私のようにFAP-3を2D専用に使っている人が多いと聞きます。計算は問題ないのですが計算書の出力から、あんまり3Dの大規模には向かないのが私の理由です。やっぱりシンプルに応力解析して一貫計算に添付・・・という使い方が多いので、どうしても2Dになってしまいます(腕が足りないのもあるかもしれません)。

そこでFAP-3とMED-3をくっつけると同時に、2D版をだしFAP-2とMED-2のようなものがでて欲しい、というのは相当前から聞きました。値段以前に2Dと3Dがくっついているのは、わかりにくいですしね。まあ、販売価格の問題もありますから、おいそれと提案できませんが。価格次第では構造初心者は飛びつくと思います。トラスやフレーム解析など意外と応用が効きますから(というか、私はそんなものしかやっていませんが)。

昨日の相談者もそんなソフト欲しいといっていました。とりあえずFAP-3とMED-3をお勧めしておきましたが。ちなみにストラクチャーのフリーストラクチャーは2Dと3Dのソフトはセットながらら安価で、断面計算のS造・木造が加わっているようです。

 

HOUSE-ST1 Ver8は明日から販売開始

木造構造計算ソフトHOUSE-ST1の最新版のVer8は明日から販売開始です。

事前に公開している情報はこちら

メーカーホームページにもほとんど記述がないんですけど(汗)。

かろうじてWEBショップにお知らせが載っていますね。新機能の紹介とかしておかないと売れないと思うのですが(大汗)。未だ製品紹介のページが更新されていません。まあ大して変わらないからということもあると思うのですが、ユーザー数が多いソフトなんだからもっと欲張ってもいいような気がします。

ちなみに

64ビット専用

です。これだけは忘れないで購入時に確認ください。もうWindows7やXPなんて使っていないとは思うので大きな声ではいいませんが、Windows8.1以降対応です

バージョンアップ、新規とも、なまあずショップ楽天市場店で購入していただけると嬉しいです。楽天ポイントが使えますし、支払方法も柔軟です。公式オンライン販売に比べて送料が無料なのも嬉しいです。新発売なのでキャンペーン価格で購入できますので、特にバージョンアップを考えている方は、ぜひぜひ、なまあずショップ楽天市場店でご購入くださいませ(くどい!!)。

DRA-CAD活用テクニック・ライブセミナー第12回

 最近、好評のDRA-CADのライブセミナー。8月21日15:00~15:15に第12回開催です!!

つまり今日です。ZOOMかYoutubeで予約なしで視聴できます。たった15分ですが、今回はDRA-CAD15以降の構造設計者向けの新機能の紹介となります。DRA-CADは構造設計者が好んで使っているCADとして有名ですが、なぜ構造設計者が好んで使っているかは、長年の謎でした。一説には、構造計算ソフト会社の構造システム(建築ピボット)が作っているから、というのがありますが、他社構造計算ソフトを使っているユーザーでもDRA-CADを使っている方が多いので、その説だけでは説明がつきません。また構造設計者向けの機能は新機能として近年搭載されてきていますが、その多くを昔からの構造設計者が使っていないという事実もあります。私も今回紹介される機能で使っているのは断面性能計算くらいでしょうか??今回もK氏の切れの良い解説が聞けるのでしょうか??15時に是非是非ご覧くださいませ!!!

※過去の動画もyoutubeで公開されています。この手の動画では秀逸なものとなっています。DRA-CADをお考えの方は、カタログを見るよりyoutubeを見て判断したほうが良さそうです。

建築ピボット 公式チャンネル

HOUSE-ST1の金物出力の改善

私のオリジナルマスタで、HOUSE-ST1の計算を行った方から、「どうやったら金物表記を調整できるの??」と質問を受けたので、ここで回答。

通常、HOUSE-ST1の柱頭柱脚の金物出力はホールダウン10kNは「2」、ホールダウン20kNは「5」と表示され、直感的ではありません。HOUSE-ST1の開発者は実務者のことを理解しようとはあまりしないようです。書き換えが出来ればいいのですが、デフォルトは不可!!そのくせ告示で合板耐力壁が加わっても未だ加えてくれません・・・。

まあグチは置いておいて、方法はああります。まずデフォルトの金物のチェックボックスを全部はずし、新たに使う金物をセットすればokです。

オリジナルマスタの例。こんな感じにすれば、構造計算時の金物表記はKN表記になります。意匠屋さんや現場に説明しやすくなりますね。巨大なN値は無視しています・・・。

金物図の表示もこんな感じです。

本来は標準で名称を変更できればいいのですが工夫すれば何とかなりますね。私は実務で、実際の金物名を仕様に入れています。これだと施工に渡すときも楽なので。

また、金物を意図的にサイズアップする場合は、図面で修正せず、入力の「柱接合部」で直接入力し、構造図と計算書の差異がないようにしています。

構造計算ソフトは工夫次第でいろいろ便利になります。なまあずショップ楽天市場店で販売している「木構造計算にチャレンジ」や「HOUSE-ST1 Ver7.5なまあずショップ限定セット」では、このようなテクニックが満載の「なまあずステーション」の利用権が付属しています。便利なマスタや、実務向けのサンプル、動画マニュアルなどいろいろダウンロードできますよ(最近、HOUSE-ST1も、なまあずステーションのことも書いていなかったとクレームが来たので、ついでに宣伝です)。

 

4号建物向けの壁量計算ソフト

最近、4号建物の壁量計算も、保存書類に入ることから問い合わせが増えています。

いうまでもなく、木造住宅に壁量計算は必須であり、それ以上の構造計算を求める動きも大きくなってきました。今さら4号向けの壁量計算の導入はコスト面でも意義が少なく、Excelシートやら手計算やらでやったほうがいい、という人もいます。

そこで将来的には構造計算を視野に、壁量計算機能にプラスアルファがある、有料(30万円程度まで)でサポートもありながら比較的安価な壁量計算ソフトをピックアップしてみました。

ソフト名 価格(税抜き) 機能 備考
MOKUZO.Designer
(構造ソフト)
330,000円
年会費28000円
・4号専用機能あり
・斜め軸
・構造計算機能あり
キャンペーンで大幅割引の場合あり
ぽちっと壁量
(株式会社SHF)
150,000円
保守15,000円
・4号専用
・性能表示壁量他
同社のさくっと木造シリーズに相互互換
壁Check5
性能表示計算
(時空間)
67,000円 ・4号専用
・斜め軸
・性能表示壁量他
・USBプロテクト
壁量計算だけでUSBプロテクトじゃなければ更に低価格
ASTIM壁量
(アークデータ研究所)
150,000円
年会費36,000円
・4号機能のみ
・オプションで木造構造計算やRC構造計算等可能
HOUSE-ST1
(構造システム)
320,000円 ・4号専用機能なし
・年会費なし
・構造計算機能あり
キャンペーンで大幅割引の場合あり

他にも製品はあるのですが、4号に特化していたり、商品構成が複雑すぎたり、機能的にお勧めできないこともあり、今回は除外しました。

価格無視で、どれか一本だとMOKUZO.Designerでしょうか?後発で機能的に充実していない部分もありますが、よく考えられた機能搭載です。4号モードを活用しながら、必要なら構造計算、という考え方ができます。準耐力壁も使えるので性能評価の計算にも使えます。よくここで紹介するHOUSE-ST1は構造計算を主眼にして、4号は使えるよ程度なのとは違いますね。慣れれば難しくはないのですが・・・。

壁量計算と性能表示だけを考えれば、もっと安いものがあります。構造計算は不要と割り切れば、ぽちっと壁量や壁Check5など高機能な壁量計算ソフトをお勧めします。後で構造計算が必要になるかもしれないが今は費用をかけられない・・・ということであればASTIM壁量も候補に入ります(構造計算は難解ですが高機能です)。

耐風等級2の計算が増えている

何であれスペック重視のビルダーさん。敏感すぎます。耐震等級3を必須にしていながら、弱い建物を作っちゃっている残念な会社もあるようですが耐風等級2もうまく運用されるように願います。

しょっぱなから、耐風等級3でお願いしますという卒倒しそうな依頼も。耐震等級は1、2,3あるんですけど、耐風等級は1と2しかありません。また台風等級という間違った依頼もあります。計算は我々がやるんでいいんですけど、最低限内容くらいは理解してからお客に説明し依頼して欲しいです。

まず基本事項として、建築基準法に規定される性能の1.2倍以上の性能を耐風等級2としております。耐震等級2は1.25倍なので、ここも違いますね。よってそれほど差がないので、極めてまれに発生する暴風に対しては損傷する可能性を残している等級でもあります。

まれに、耐震等級2をクリアできるのに、耐風等級1(基準法同等)をクリア出来ないケースがあります。これは狭小住宅等で見つけ面積が短辺に比較して長辺が異常に長い木造3階建てなどであります。そのような建物では、基準法を満たすことも難しいのですが風に対する揺れも大きいと考えられるので、耐風等級2の取得を目指すというのは有益なことだと思います。

耐風等級や耐震等級に興味を持つことは良いことですが、取得方法に準耐力壁や垂れ壁などをうまく使って計算し、あまり強くないのに耐震等級を取得、なんてこともできるケースがあります。これはこれで良いと考える人も多いのかもしれませんが、耐震に関してはもう少し強さが必要と思われるので、あまり計算重視でいかないほうがいいのかもしれません。