木造」タグアーカイブ

「じしん君mini」のyoutube動画アップ

年末にあげるつもりだった(涙)動画をアップしました。

はい。いつもながら雑な動画です。もう少しわかりやすく揺れると思ったのですが(汗)。これから調整しながら、良い動画を撮れるように精進します。


このような建物は、重心がずれやすいので注意が必要。

それにしても木造の偏心率を平面的に考える設計者が多いので、重量によって変化がわかるように作りました。木造2階建てでも壁量計算ソフトで平面的にやると危険な形状は、片流れで小屋裏を設けている建物です。最悪な場合、壁位置を平面的にバランスをとってもかなり危険になることがあります。まああくまで簡易計算なので、建物の形状を見ながら設計したほうが良いです。どのような形状だと危険になるか?を理解しておけば良いでしょう。

wallstatでも、重量差を考えないと現実にはありえない挙動になるので注意が必要でしょう。

木造構造計算を学ぶ本・・・HOUSE-ST1買っただけではダメです

木造構造計算ソフトは、近年非常に操作性が良くなり、機能も多彩になっているので、参入する敷居が低くなりました。私の頃には、kizukuriも全断面を出してくれる機能なんて無かったですし、計算内容も簡易で計算書枚数も少なかったです。

といっても学ばないとダメなのは、何時の時代も一緒。操作もそうですが、構造計算、木構造の仕組みは知らないと無理です。そこで必要と思われる書籍を紹介します。

・木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)
はい。必須です。木造住宅の構造計算ソフトは一部を除いてこの本が基準となっています。値段も難易度は高いですが計算例もありますので、絶対買っておきましょう。通称グレー本。私の場合新旧を分けるため新グレー本2017と呼んでいます。購入はこちら

・演習で学ぶ 入門 木造の許容応力度計算ワークブック(2018年版)
上記グレー本に準拠したワークブックです。自分で解いてみて学べます。グレー本に準拠しているので、他の書籍に比べて原則がわかりやすく覚えられます。購入はこちら。

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改訂版 実務から見た木造構造設計 [ 上野 嘉久 ]
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・実務から見た木造構造設計
どちらかというと旧来の実務からの計算を学ぶための書籍。実務向け。この本で木造を学んだ中高年齢の方も多いはず。若干内容が古いのですが、未だ役に立つという声が多い名著。RC造やS造版もあるので、共通で学びたい方にお勧め。

・ヤマベの木構造
更に実務向けで根拠も載っているので非常に重用する。豊富なデータが魅力。実験などを重視した山辺先生ならではの書籍です。

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ヤマダの木構造 (建築知識の本) [ 山田憲明 ]
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・ヤマダの木構造
ヤマベ、ヤマダと似ているがまったく違う技術者による本。ヤマベより薄くより実務向けになっている。実務家としても名高い山田先生ならではの、実例と「使える資料」が魅力。

まずは、上記5冊のうち、上2冊とと、下3冊から気に入った物1冊の計3冊構成をまずはお勧めします。

 

HOUSE-ST1の未使用軸のチェック

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]HOUSE-ST1の未使用の軸って、残しておいてもいいんだけど、正直邪魔だわ。消すの面倒なのでいつも残してるけど・・・。[/word_balloon] [word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]HOUSE-ST1には、軸チェックという便利な機能があるんじゃ。モデルが完成した後などに実行するものじゃが、途中で使っても良い機能なんじゃ。[/word_balloon]

HOUSE-ST1はKIZUKURIに比べても、未使用軸が邪魔になるケースがあります。柱の描画が大きいとかで、軸をマウスでクリックする際にミスする確率が高いからです。

このように、通常だと、建物の上と右に不使用レイヤがでてきたりします。また作業している間に増えたが、結局使わなくなったレイヤもあると思います。

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]ツールの中にある「軸チェック」をクリックします。[/word_balloon]

すると、このように未使用軸を表示してくれます。ただ単に消すだけとか、表示するだけでないところが便利ですね。

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]はい。すっきりしました。[/word_balloon]

このような便利な機能を使い忘れている方、結構多いです。便利に使わないと損ですよ~。

KIZUKURI購入者紹介キャンペーン

2019年11月1日より、株式会社コンピュータシステム研究所(CST)では、KIZUKURI購入者キャンペーンを開始するそうです。紹介者(kizukuriユーザー)は、紹介した方が購入した場合に1万円のギフトカードが貰えるそうです。どうやら先着30名様、なようです。

CSTでは、人気ドラマ「まだ結婚できない男」でALTAが使われていることで話題になりましたが、いろんなソフトウェアを販売しています。今月、1年ぶりに細かなアップデートがあったとはいえ、最近目立ったアップデートがないkizukuriですが、キャンペーンがあるということで今後の展開が期待できますね。

 

 

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.2

木造構造計算ソフトHOUSE-ST1がアップデートされています。

昨春の壁倍率の告示の折り込みかな?と思ったら今回も違いました。出力年が和暦だったので西暦になった(令和ではない)そうです。機能的に追加はなく主にバグフィックス・改良となっています。

 

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.0

年末のアップデートお疲れ様です。HOUSE-ST1が12/25にアップデートされました。

主に軽微な不具合の修正ですが、WOOD-STへの転送に改良が加えられ、マニュアルなども更新されたようです。あまりHOUSE-ST1から転送する人はいないでしょうけど、両方持っている人(=私?)には重要なことかもしれません。私は一から入力してしまう方が好きですが・・・。

プログラムお試しキャンペーン(SEINWEB)

NTTファシリティーズ総研では、9月20日迄、プログラムお試しキャンペーンを実施します。同社のユーザー、新規問わず、のようです。主力のSEIN La CREAだけでなく、DANSやST-CNVも対象です。個人的には木造構造計算プログラムのSEIN木造オプションが気になります。発売時にデモを見させて頂いていたのですが、それからどれくらいアップしているか?気になります。当時でもある程度使えそうな感じはしたのですが果たして・・・。

NTTといえば、鉄筋コンクリート造耐震診断ソフトのベストセラーSAFE-RC/2001のメンテナンス終了のお知らせが届きました。もう評価の申請も機能追加も行われないそうで、このまま終結となるようです。既に旧耐震の耐震診断はできるものはかなり終わっていますし、今後需要も下がってくると思います。耐震を主体とする構造屋さんも、構造計算ソフト会社も次の作戦を考えないといけない時期になったのかもしれません。

 

WOOD-STを実戦で使ってみて

スキップフロアの木造3階建てが来たので、WOOD-STで解析してみました。画像はその前段階で使ったモデルです。

WOOD-STは各層の間にスキップフロアを入力できるだけでなく解析できるのが画期的です。別に任意形状系で、くくねこやればイイのでしょうけど、上級者でも時間がかかりますし、審査する側も大変です。WOOD-STは形状に規制を持たせることによってうまい落としどころ(とメーカーが考えている)をついているソフトです。

見ての通り、半地下です。右側はユニットバスなんかです。入口付近も若干高基礎です。基礎の解析が出来ないので木造部分だけの解析になります。

モデルを入力するとき、HOUSE-ST1では気がつかなかったのですが、スキップだと2層ずつ同じモデルを入れるので、2Dのインターフェイスだと入力間違いが起こりがちです。WOOD-STでは立体をみながら入力出来るので特に柱の漏れやズレをすぐに発見できるので入力のストレスが少なく短時間で入力できます。チェックも簡単です。

↑ミスの例。3階の柱が下層のみしか入っていない。このようなミスをグラフィカルに見られるのは本当に楽でいいですね。

今回のような狭小住宅の場合、吹き抜け部の設計や、スキップ境の設計が重要になりますが、計算値だけだとわかりにくいが応力図が出るのである程度把握できます。ただ講習会でも出ていましたが、3Dでグラフィカルにわかるようにしたほうが、このソフトにはいいですね。SNAPの機能のようですが搭載してほしいものです。

立体的に見られるからこそ、建物の弱点になりやすそうな箇所を発見できます。これも大きいですね。HOUSE-ST1ではあまり感じなかったメリットです。それにしてもスキップはやっぱり力の流れを読むのが難しい(汗)。

今回確認申請をWOOD-STで出すかどうかはまだ未定です。自社施工物件でお客様の許可があれば、突っ走れるのですが、ただでさえ計画が遅れている物件なので・・・。意匠段階から構造計画に関わっている物件なので、正直確認を下ろすだけならそんなに難しくない形状となっていますし。もっともWOOD-STって都内の狭小向けだな、と思ったけど、この物件も母屋下がりあるし、屋根形状の自由度が低いWOOD-STでは対応が難しいかも、と思うこともあります。なかなか使いどころに悩むソフトかもしれません。

 

3種の46条2項ルートの木造構造計算ソフトの対応規模

どうやら予定通り?WOOD-STもSEIN木造も11月に発売されるようですが、これでASTIMと3種類の選択肢ができます。その機能などは追々紹介していくとして、今回は、その対応規模について。

構造計算ソフトは通常、対応する規模など制限があります。木造だとグリッド数、RC造なら階数などが多いですね。では、この3本はどうでしょう??

まず、ASTIM。グリッドにとらわれず自由な形状を入力できるのがウリだけあって、建物規模などは無制限です。パソコンの性能に依存するようです。規模的に巨大なものをやることがある設計者はASTIMは安心ですね。

つぎはWOOD-ST。こちらは入力しやすくわかりやすいグリッド形式。最大150×150グリッドです。階数の制限は3階。4階建てはできないことは要注意です。スキップフロアは各階1層ずつです。わかりやすく入力しやすいですが、そのぶん制限は多いです。

最後は、SEIN木造。こちらはSEINのオプションなので、SEINのグレードによって制限を受けます。フルバージョンは無制限です。CEは柱600部材、梁1200部材、LEは柱200部材、梁400部材です。S造などではLEでもかなり大きな建物ができますが、部材数が多い木造ではLEはかなり厳しい制限といえます。ちょっと大きめな建物をやるにはCE以上が必須と考えます(リリース前なのでこの制限が木造に適用されるか???今後変更があるか?は不明です)。

任意形状系との違いは、計算書としての体裁が整うことでしょう。たぶん、FAP-3とMED-3でも同じ事はできますが、あくまでそのインプットとアウトプットの出力は出ても、建物としての一貫した計算書は作れません。その意味では3ソフトとも十分省力化は可能です。あとはやりたいことと操作性と価格で選んでいけばいいと思います。

WOOD-STの、耐力壁(木造・方杖、K形ブレース、X形等)の取り扱い

なかなか構造システムのホームページに詳細が上がらないので、現時点でわかっている点をいくつか。

WOOD-ST1は木構造の46条2項ルートで壁倍率によらないことがウリの1つなのですが、KIZUKURIの対応のように壁倍率を耐力に変換しているのではなく、初めから耐力で計算することにより、より柔軟に対応できるのです。まあ壁倍率での計算でいい!という人は買わないので大丈夫だと思うのですが。

壁倍率を使わないということは、自分で各部材の耐力を算出しなければならないのは任意形状のソフトと同じですが、木造に特化することで、代表的な形状などは網羅されています。たとえば方杖。両側又は片側のみを取り扱います。応力解析したからといって、方杖と面材を併用していいのか?というのは工学的な見地から考えなければなりませんが。取り付く部材に中間接点を自動的に設けて形状通りに解析するので手軽です。非常に強いことは誰でもわかるK形ブレースも、解析できるので、通常の壁倍率で計算する上限より、強い強度で計算することができそうです。もちろん引張りブレースなども解析できますので、いろいろな戦法を考えられ、設計の幅が広がります。

材料端部は、木なので色々気になるところはあると思いますが、性能の安定化のために金物工法の金物を利用する、というのもアリだと思います。構造システムは、早期よりk-DBなる同社共通のデータベースを構築しており、既にFAP-3やMED-3では、テックワンP3プラスなどのデータが予め入っていることが知られています。実際私も使ったことがあるのですが、非常に手軽です。施工指示など細かいことを避ける為に安定した性能を確保しやすく、プレカット工場で加工可能な、金物のデータベースがついて入れば、かなり省力化できると思います。この部分に関してはアナウンスされていませんが、WOOD-STは、k-DBを標準搭載(つまりBUSなどと同じ)なので、あとは部材がどれくらい登録されているか?が、気になります。一応、告示1024号の構造用集成材・製材、鉄骨ブレース(SS400とか・・・鉄筋じゃないの??)、木造金物工法の金物(プレセッターSU、TEC-ONE P3)などが登録される予定のようです。

もちろん在来的手法であっても、データが揃えば計算できます。燃えしろ計算にも対応しているので、梁表しなど期待が膨らみますね。