Wallstat Ver5は、計算時間を大幅に短縮か?

2021年6月29日 日刊木材新聞によれば、Wallstatは現在Ver5を開発中とのことで、現在の大きな欠点でもある計算時間を大幅に短縮する方向だという。それに伴い、営業や意匠設計者が気軽に使えるものにしていくとの考え方を示しているという。

たしかにWallstatはリアルな振動アニメが無料ソフトで作れるとあって、いろいろ活用を検討している建設業者は多いですが、今だと難しすぎますし、何より計算が遅いです。もう少し操作が楽で計算が速ければ、というのは使っている人誰でも思うことだと思います。

しかしこのような方針が示されることで、非常に期待大となります。いつか?とはこの新聞には書いていませんが、期待して良さそうです。

元記事はこちら。

カナダで観測史上最高47.5度を記録

元記事はこちら(朝日新聞デジタル)

日本の夏は暑い!地球温暖化が進んで暑い!と思っているアナタ!まだまだ甘いです。

今年の6月28日、カナダで最高気温47.5度を記録したそうです。これはカナダ史上最高気温だそうです。

日本も暑くなりましたが、蒸している感じはあってもこれほどの強烈な熱波はありません。ことしはアメリカでも44.2度を記録しており、日本はまだまだだな、と思います。というより、これより暑い世の中を想定して準備しなければならないと思います。

なので、住宅の断熱、冷房設備、洋服、水分の取り方など、更に先をみて考えて行かなければと思います。今で十分は、この先十分ではないのです。

Lenovo、ディスプレイ代わりにもなる13型Androidタブレット「Yoga Tab 13」(PC Watch)

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最近、サブディスプレイ、良いのが出ていますね。収納・移動ができるタイプは、手狭な在宅ワークでも安心です。私も1台欲しい!!

と思っていますが、いろいろ種類があってビックリ。バッテリーが入っているもの、USBで手軽につなげるもの、他用途のもの・・・。

今回紹介するYoga Tab 13は13型という大きなタブレット。キックスタンドを内蔵し、オプションでスタイラスペンを使える本格派。なのにPCのディスプレイとしても使えるのだ!!Micro HDMI入力端子があり、ノートPCなどのサブディスプレイにできるのです。USBじゃないのか・・・と思いますが、タブレットなのでバッテリ-も入っていますしいろいろな用途が思い浮かびますね。

SoCもSnapdragon870と高性能。メモリも8GB、ストレージは128GBor256GBと十分です。

まあ13インチなので仕方がないのですが、重量は830gと重量級。価格も海外で799ユーロなので国内発売されてもかなり高そうです。ただいざというときにサブディスプレイとして使い、通常は図面チェックなどのタブレットとして使うなら、iPadより良いと感じることもあるかもしれません。スタンドがあるのが良いですねえ。

日本とアメリカで衝撃的な建物の倒壊

中国などで起こると「中国だから~」という方もいると思いますが、意外と多く建物の倒壊は起こっています。それは国関係ありません。

まずアメリカのフロリダの高級マンション崩落から。24日午前一時半頃、12階建ての高級マンションの一部が崩落。死者もでています。今のところ崩落の原因はわかっておらず、被害が拡大する可能性もあるそうです。(「突然、ドンと音」半数が崩れ落ち フロリダ高級マンション崩落 ー毎日新聞ー

この建物は地震等で崩壊したわけではないようです。1981年築の比較的古いが、古すぎるというわけでもない。老朽化のため鉄筋などの腐食を防ぐ工事が検討されていたという。どちらにしてもこのような倒壊がおこるはずのない建物です。

次に今朝の日本の大阪の倒壊。25日午前7時15分頃、大阪市西成区で崖の上の住宅2棟が倒壊。さらにもう一棟倒壊の恐れがあるそうです。7時15分頃、近所の人が家の下のほうから水が出ていると警察に通報。その後傾き始め警察が避難を呼びかけたところ、7時半頃にのり面下の工事現場に崩れ落ちた。その3時間後隣の住宅も倒壊した。怪我人などは今のところでていないという。(
大阪・西成区で崖の上の住宅2棟が倒壊 もう1棟も崩れ落ちる危険性も 読売テレビ)

どちらも兆候はたくさんあったはずで、これから調査が進むにつれ原因がわかってくると思います。どうしてもたくさんの建物がある以上、欠陥が生じている建物があるのは仕方がない部分もありますが、老朽化が進むのを防ぐなど、メンテナンスや点検が重要な局面になってきていると思います。最初から異常があったのかは分かりません。後から原因ができた可能性もあります。建物の持ち主は、建物を持つ責任をもう一度自覚して、点検・メンテナンスに取り組むべきと思います。

 

マジカルCatfishなおうち

現在、ネットラジオ再開に向けて機材等整えている(実はパソコン移行のときに、ネットラジオ環境を整えていなかった)最中です。整い次第再開します!


さて、今回のそれに先立ちyoutubeチャンネルのほうも拡充。マジカルCatfishなおうちを開始しました。本業が動画部品作成でyoutuberではないので、雑多な内容しかチャンネルに登録していませんが、マジカルはyoutubeっぽくシリーズ化していく予定です。

昨日のブログで書いたとおり、歳をとると頭が固くなりがち。常識を疑うことから開始します。

第1回は、思い切り壁を強くしたら、北面に耐力壁がまったく無くても大地震に耐えられるか?です。外周3方向には6.5倍の耐力壁を設置し、一面は全く耐力壁がない・・・建築士の常識なら、4分割法NG、偏心率NGは計算するまでもなくわかりますので、設計しないでしょう。では、実際に地震が来たらどうでしょうか?

前面に耐力壁がない平屋の例。瓦屋根で立派だが地震には弱そう。しかし部分的に壊れてはいますが、新潟県中越沖地震で倒壊しませんでした。このような建物は意外とあるのでは内でしょうか?

世の中には弱そうでも大地震で壊れなかった建物がたくさんあります。なぜ????。今回はその謎に迫ります。HOUSE-ST1で計算した偏心率はなんと0.5以上!!基準法では0.3以下に抑えなければならないので、こんな数字は見たことがありません。しかし平屋の車庫などでは十分ある仕様です。もちろんそれらは構造計算されていないのですが。Wallstatを使って模擬地震波でこのモデルを揺らし実際に壊れるか???ということを検証しました。熊本地震の地震波も利用しています。果たして結果は??前半は入力を延々とノーカットでやっているので、HOUSE-ST1の入力初心者にも良い動画かもしれませんが、不要な方は後半だけぱぱっと見てください。重要な部分はかなりコンパクトにまとまっています(汗)。

定説への疑問

若い頃と異なり、歳を取ってくると経験が増えるので、定説への疑問を感じることが少なくなるような気がする。昔はしょっちゅう疑っていたのだが。

たとえば、大地震周期説。長い地球の歴史で我々が追えるのはわずかだが、学者が言っていると信じてしまう。東海地震や東南海地震、関東大震災など。いろんな周期説が今では疑問視されているが、私が子供の頃は信じられていた。周期で予測している地震はほとんど発生しておらず、阪神大震災や東日本大震災のように後付けで周期説を当てはめているようなケースもあります。

耐震等級3の家は強いも、そのうちそのような歴史に入るかもしれません。何せ「新耐震は地震に強い」と長年信じられていたわけですから、それよりも強い耐震等級3がなぜ必要なのか?はいろんな人が語っていますが、理論だったものは見つけられません。新耐震は地震に強いは、あくまで旧耐震に比べてであって、今となってはかなり怪しいです。耐震等級3もそのような時代が来るかもしれませんね。

さて、構造計算でもそのような定説があります。もちろん法規に定められているが実際にはどうなの?ということがわかりにくいものもあります。偏心率が悪ければ建物のバランスが悪くなるが、いったいどの程度悪影響を与えるのか?など。そういえばルート1は偏心率規定除外だったはず。それには理由があるのではないか?など。木造3階建てが揺れやすいのは当たり前のように言っているが(おまえだろ!)、もしかしたら木造3階建ての設計で揺れにくくするテクニックは別にあるのではないか?とか。

40代も後半になったので、意図的に考えなければ頭はどんどん固くなっていきますね。私も注意して頭を動かしていこうと思っております。

電子ペーパー端末「クアデルノ」の新モデル発表!!

私はソニーの電子ペーパーを使っていますが、同型が富士通からでています。その富士通のクアデルノの新機種が発売になりました。A4版が69800円、A5版が49800円とiPad買った方が・・・と思う方もいるかもしれません。

しかしこのシリーズ、非常に軽く、バッテリーも持つので意外と人気がありますね。新モデルではワコムデジタイザを採用し、更に書き味がアップしたそうです。またE Inkディスプレイも前モデルより読みやすく反応速度もアップしたそうです。そこに不満は無かったんですけど、更に良くなったら嬉しい限りです。カバー付きの重量も軽くなったそうです。

PDFに書き込み、メモに書き込みに特化しているわけで、できることが限られますが、それだけに操作は簡単で軽快です。高いのが欠点です。もっと売れて安くなってほしいものです。

AmazonのFire HD 10 Plus

アマゾンのタブレットは基本kindleを読むためなのですが、Fireシリーズは高性能で普通にタブレットとして使えることが特徴です。まあ高性能というよりソコソコの性能で価格が安いのが特徴かと。Androidベースなのだが、Google Playは使えないため、使えるアプリも限られていますが、意外とあります。

10型のFire HD10シリーズがリニューアルされ5月末に新発売されました。現在のアマプラsaleでは滅茶滅茶安くなっていますね。youtube見るためのタブレットが欲しいなら良い選択です。

しかし、その上位バージョンのFire HD 10 Plusはさらにお勧めです。RAMが4GBとなり速度的なメリットが非常に高くなったからです。新Fire HD 10に比べても安心感が高いです。

特徴的なのが、専用キーボードカバー。この手の専用品は高いと思われがちだが、廉価です。キーボード配置も思ったより普通で使えそうです。ワイヤレス充電が使えるのが便利です。画面分割機能が便利ですし、Office365付のモデルも発売され、ビジネスでも使えることを想定したモデルとなっています。

まあ本格的なビジネス利用などこの機種を選ぶ人は考えていないでしょう。

もっともchromebookに比べての欠点は、chromeが使えないことに尽きる。そこを気にする人は高くてもchromebookにいくべきです。そうではない方で、コストを抑えたい人には良い選択になるかもしれません。

準耐力壁・垂れ壁を木造構造計算に入れるべきか?

個人的には、木造構造計算では準耐力壁や垂れ壁を入れません。理由は3つ。

・私の担当しているビルダーさんでは、垂れ壁・準耐力壁を算入しにくい、もしくは出来ない間取り・仕様が多い

・kizukuriを長年使っており、標準では対応していないこと

・いざというときの仕様変更しにくいこと。

です。ただし品確法から正式に認められていますし、耐震等級を取る場合などには非常に有効です。ではどれくらい有効かを見ていきましょう。今回検証で使うのは、標準で垂れ壁や準耐力壁の入力・計算ができるHOUSE-ST1 Ver8です。

(クリックで拡大)

このような平屋を想定します。X方向(横方向)のみ見てください。耐力壁は2.5倍の構造用合板で、Y1とY7に2枚ずつあります。その間は1820の垂れ壁開口部です。

重い屋根でやっているので、耐震等級だと地震力でNGになります(そういう意地悪な仕様にしています。悪しからず)。もちろん基準法上問題はないのですが。あとわずかで耐震等級3を取れる残念な仕様といえます。

(クリックで拡大)

そこで、X方向は2.5倍の耐力壁の室内側に石膏ボードの準耐力壁を入れ、真ん中の垂れ壁を内壁石膏ボード、外壁構造用合板の垂れ壁で入力しました。Y方向は準耐力壁だけ反映させました。これでクリアできました。

変更前は、このように各通りNGになっています。

準耐力壁、垂れ壁を入れるとOKになります。各検定比や許容せん断力をみると、準耐力壁や垂れ壁が有効なことがわかります。

ちなみに準耐力壁の入力パラメーターはこんな感じ。構造用合板や石膏ボードなら、それぞれの高さの合計を入力しておけば、準耐力壁、垂れ壁を自動で判別し、自動計算してくれます。準耐力壁は比較的判断が楽で、施工上も問題がないので使える場合は使いたいものです。

垂れ壁の入力パラメーターです。垂れ壁は両面入れることで、そこそこの数値となります。両サイドが耐力壁・準耐力壁である必要があるなど注意が必要です。

今回の準耐力壁は0.49倍、垂れ壁は両面で0.3倍とバカにならない耐力がでています。ここまで壁量があると全体の耐震性の数値に大きな影響がでてきます。なのできちんと施工・監理する必要があります。

ちなみに構造計算では、合計の壁倍率や、両隣の壁倍率が影響してくるので、準耐力壁や垂れ壁等を入れると金物が変わってきます。今回レベルでも計算すると変わってきますので、大きめの建物や2階以上の建物では注意が必要です。今回の建物では、

・建物角は、準耐力壁の倍率加算で、倍率が高くなるので角の金物が大きくなる。

・建物角から2つめの柱は、耐力壁、そのとなりの開口部とも耐力が加算されるが、耐力壁に加算される壁量のほうが大きいので、金物が大きくなる。

ということで金物が大きくなる傾向にありました。

耐震等級3を安全といいますが、計算次第で内部の石膏ボードや垂れ壁も加算できます。しかし普通の建物でも計算できない垂れ壁や内部石膏ボードはたくさんあります。これらも地震時にには、有利側に働きます。それを考えると、準耐力壁や垂れ壁を構造計算に入れる設計をするより、しない設計にしたほうが、同じ耐震等級3であっても強いだろうという予測がたちます。なので通常は準耐力壁と垂れ壁等は反映させないで構造計算を行おうと思っています。

 

深発地震とは?

2021年6月9日17時半頃発生した地震で深発地震という言葉が流れました。神奈川県東部を震源とする最大震度2という、「あまり注目されないはずの地震」でしたが、神奈川県東部という珍しい震源域で、震源の深さ130kmという非常に深いところで発生しました。

ちなみに深さ100km以上のものを深発地震と呼ぶそうです。wikipediaでは60~200kmをやや深発地震、200km以深を深発地震というと書いてあるので明確な定義は無さそうです。ちなみに670km以深ではほとんど地震が発生しないそうです。深いだけに広い範囲で揺れやすいという特徴があります。深発地震は異常震域という震源から離れた地域が最も揺れるということがあります。