建築系通信制大学・専門学校

建築士になるには、学生時代に建築系の大学・専門学校を出ると必要な実務経験が大幅に短縮されます。しかし、他の大学卒業した後に建築士になりたい、高卒だけど建築士になりたいとか、あると思います。ほかの専門職の資格に比べて学校を出た場合に大幅に有利になるのが建築士です。もちろん実務経験7年で二級建築士、更に4年で一級建築士というルートもありますが、資格試験は若い頃の方が圧倒的に有利です。その受験資格を得るためのルートは、昔と異なり、社会人をしながらも通える通信教育という手段も充実し、各校とも実績が上がってきています。仕事しながら勉強するのは過酷で、入学しても卒業出来る人はかなり少ないのが現状です。自分の目的にあったルートを選択してみてください。下記にリンクと、ルートの簡単な説明をしておきます。

※私は、京都芸術大学、東京町田学園、の卒業者で建築士になった人を知っていますが、彼らの経験談を聞く限り、生半可な覚悟では卒業・合格できません。建築士を取るの有利だから通うといった軽い気持ちだとすぐに挫折します。事前に学校選びも慎重に行い、相応の覚悟をもって入学されることをお勧めします。

大学

愛知産業大学通信教育部
造形学部建築学科

京都芸術大学
通信教育部デザイン科建築デザインコース

大阪芸術大学通信教育部
建築学科

日本女子大学家政学部通信教育課程
生活芸術学科
2級建築士の受験資格を取得出来る

 

専門学校

横浜日建工科専門学校建築士養成科(通信制) 2年制

東京日建工科専門学校建築士養成科(通信制) 2年制

東京町田学園 町田・デザイン専門学校通信教育課程
二級建築士受験科(2年制)
一級建築士受験科(3年制)

 

通信制で建築士になるルート

1:一般の大学を卒業している場合
迷わず3年次編入できる通信制大学を選びましょう。一般教養など省略出来ていきなり建築系の授業を受けることができます。2~3年で卒業できるので、そこから最短2年で一級建築士を取得できます。現在は卒業した年に受験できるので、最短で3年程度で勉強を終わらせ受験できることになります。

2:高卒、専門学校卒など(建築系を除く)
この場合、通信制の大学だと、卒業した年に一級建築士を受験できるのですが、一般教養なども多く、卒業するまで最低4年かかるので、モチベーションの維持が極めて難しいです。また住宅系で2級建築士で十分と思っている方や、とりあえず目標を2級に絞って頑張ってみようという方は、建築系授業が充実している通信制の専門学校をお勧めします。2級を取ったあと2年(または4年)程度の実務経験で1級は取れると考えると、一般教養で2年間浪費するよりは、確実かつモチベーションを保ちやすいと思います。
もし大卒はいらない。一級建築士受かりたい、という方は町田・デザイン専門学校の一級建築士科というのも視野に入れてもいいでしょう。
通信とはいえ、すべてを通信で行うわけで無く一定のスクーリングが存在します(それが楽しく、また厳しくもあります)。なので卒業が必要な単位を仕事をしながら通えるか?は大きな問題となります。
どちらかというと大学のほうが遠くからでも通える配慮がされています。近くに大学がなくてもサテライトなどがあり遠方に大学があっても通えるケースがあります。そのあたりよく研究してみてください。

 

2021年8月12日更新

 

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