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構造モデラー+NBUS7 発表(一貫構造計算ソフトの新作)

株式会社構造システムは、RC/S/CFT造の一貫構造計算ソフトの新製品「構造モデラー+NBUS7」を1月22日に発表、2月3日に出荷開始となります。

NBUS7はエヌバスセブンと呼び、同社の一貫構造計算ソフトBUS-6の後継となります。とはいえ従来のBUSとは違う新しい設計となっており、直感的な操作、自由度の拡大、CAD連携など新世代の構造計算ソフトとして一から開発されております。

よって現時点だとBUS-6のほうが機能的に充実しているところもあるということで、当面はNBUS7購入者はBUS-6を併用できるようになっています(つまり付いてくる)。

価格はRC/S/CFT対応バージョン(初期リリース)で150万円となっております。発表を見る限り従来の低層限定版のようなものは見当たりません。そのかわり新製品ということでお得なキャンペーンも複数実施予定です。従来のBUS-6ユーザーも乗り換えには50万円かかります(もちろんキャンペーン期間は大幅値下げ)。このあたりはSS7と同様な感じとみて良いようです。当初予想された年会費の値上げはなく(これが一番の驚き)アドバンテージになりそうです。

構造モデラーという名前の通り、ASCALなど先行する構造計算ソフトに似た思想となっています。ASCALが入力部分を切り離して販売しているのに対し、NBUS7は分離販売されず一体として販売されるといった違いはあります。ソフト的には分離されていて、将来他のソフトの入力環境として活用される可能性はあります。ちなみにカタログ表紙には、「基礎構造計算、動的解析、木造構造計算など」様々な計算システムと連動する統合設計プラットフォームとして予定しているとあり、今後このプラットフォーム上で構造系プログラムが動いていくということを示唆しているようです。個人的には省エネ計算などもおなじプラットフォームで動いてくれたら、と感じますし、i-ARMとどれくらい操作性が似ているのか?興味があります。

従来のXYグリッド仕様だけでなく、グリッドの制約を受けない自由な軸を利用した入力もサポートしています。入力も直感的な新しい手法を取り入れていて、自由な入力と引き換えに不便を強いられることはありません。

良い方にとらえれば、現時点で考え得る他社もやっていることの集大成で無難な進化であり、新ソフトとしての怖さはあまり感じないというところでしょうか?これは非常に重要なことで、BUS-6が新規ユーザーにも付属していることも相まって新たにBUSを使う人にとっては安心感が高いです。また同社のプログラムラインナップは広範でありながら、実は操作性などは統一されていないという大きな欠点を是正できる可能性を秘めているということです。しばらく変化がないWallシリーズの動きも気になります。

悪い方にとらえれば、特に驚きはない内容です。近年のトレンドを取り入れただけで、恐らく他社もそれほど脅威には感じないでしょう。しかしこのあたりは、操作性や生産効率性で評価は大きく変わってくるので、実際のソフトを見てから評価が大きく変わるでしょう。

なまあず日記sytleでは、このソフトを今後も追っていきます。特設ページも作成予定です。

ST-Bridgeの使い道ある?

一時期、BIMとの連携で明るい未来を見せてくれようとした、IFCとST-Bridge。意外とダメダメだったということが見えてきて、最近あまり話題になりません。特にST-Bridge。互換性や実用性を考えると何のための企画なのか?と頭を抱えてしまいます。構造計算ソフトに専用のコンバーターをかましてBIMへ、というのが主流のようです。

今回もASCALからI-ARMに転送してみましたが、正直何かしようとは思えませんでした。GLOOBEも同様です。こちらもいろいろ考えて行けばいいのでしょうけど、そこまでの情報もありませんし、時間もありません。結局大手設計事務所やゼネコンなどのようにきちんとした仕組みを作るか?個人的マンパワーで不満点を払拭して(したつもりになって)付き合っていくしかないようです。

もっとも時間がかかるにしろ、今後もST-Bridgeは開発していくようですし、ソフトウェアの対応も変わってくると思うので、気長に待つとしましょう。

GLOOBEでST-Bridge変換したものをSirCADに渡す

構造屋さんから、試せ試せとせっつかれているGLOOBEのST-Bridge変換。正直あまり発表できる内容はない(・・・)のですが、一応報告です。

GLOOBEのST-Bridgeはなぜかエクスポートの部分になく(涙)、構造コマンドの中にあります。まあ構造やっている人じゃないと・・・ということでしょうがわかりにくいです。他の連携ソフトはファイルメニューからいけるのにねえ(くどい)。

画像はクリックすると多少大きくなります。

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今回は、当たり障りがないようにサンプルファイルを使います。サンプルファイルも、下準備として構造軸を作成し、断面リストを作ってからでないと出力出来ません。設定がほとんどないのですが、GLOOBEでは何が変換できて何ができないか?は解説ファイルがあります。当たり前ですが全データをそのまま持ってこれるわけではなく、まずはST-Bridgeの仕様を理解して行う必要がありますね。

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GLOOBEで構造だけ表示します。こういう動作はキビキビしているGLOOBEは好きです♪色付きでわかりやすいですが、このモデルをわざわざサンプルに選んだ私の悪意を感じます。

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SirCADで読み込んだ感じ。一目で間違いに気がつきますね(爆)。開発者に聞くと、GLOOBEだけでなく、各社IFCもST-Bridgeも癖があるようです。ST-Bridgeは構造だけなのにね。何の為の中間ファイルなんだか・・・。

まあIFCで感じた絶望感はありません。他の構造を意識したファイルではそれほど大きな欠陥はなかったです(まあその意識が意匠者にはないのが最大の問題)。少なくとも構造屋さんが運用すれば(・・・)問題ないはずです。

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構造データが確定していない段階なのですが、SirCADなので断面リストや伏図も図面化してくれます。なぜかDRA-CAD変換に対応しています(JWWもAutoCADもOKです)。ここまで構造システム系で揃えているのに、BUSを持っていないひねくれ者なので(・・・)、今後SEINとの連携を試していこうと思います。この時点である程度意匠図と構造モデルのチェックが出来るのは便利!!もちろん構造計算して元に戻せばかなり実用的な図面になります。SirCADは構造計算ソフトによって連携できるデータが異なるのが最大の欠点です。しかもわかりにくい。まあ構造屋さんならそのあたり十分理解の上、購入していると思うのですが(汗)。

秋にBIMからの構造受注のシステム化を導入しようと画策してきましたが、今のところ、BIMの良さを最大限に引き出せないようです。私の力不足なのですが。構造部隊と意匠部隊と連携しながら、効率化を目指していきたいと思います。