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構造計算書のCADデータ化

HOUSE-ST1では、計算書出力データをCADデータに出来て便利です。他のソフトでも出来ないかな~と思ったら、条件付でできることが分かったので書きます。

KIZUKURIの場合、計算書出力はテキストと線データは残っています。なので、KIZUKURIからPDFソフトで出力(私はAntena HOUSEのPDF出力ソフトで試しています)したものを、DRA-CADで読み込めば計算書をCADデータ化できます。DRA-CADなので、文字まで編集できます。斜め壁のモデル化の修正などで使えば便利ですね。

ちなみに多くのソフトでこの仕様はありますが、縮尺は反映できないので、狭義の意味でのCAD化ではない。あくまで活用は限定される。構造モデラー+NBUS7でもできた。文字変更も線編集もできる。うまく使えば略伏図を書くときにも使えそうだが縮尺が面倒なので、構造モデラー+NBUS7にはCAD変換機能を標準でつけて、縮尺なども合わせて欲しい所です。

 

KIZUKURIの通り芯をDRA-CAD人気の機能「文字アップダウン」で簡単に変更できる。

KIZUKURIの斜め方向のモデル化を略伏図ベースで変更できる。意外と便利かも??

そもそもHOUSE-ST1では当然のようにCAD変換できる。構造モデラー+NBUS7も縮尺が狂わないCAD変換機能を早めに搭載してほしい。

HOUSE-ST1からKIZUKURIへ転送、その逆

今回は、HOUSE-ST1で入力してからKIZUKURIへCEDXM転送してみました。

まあ実務なんですが(汗)。KIZUKURIよりCAD下図が使いやすいからST1使っただけなんですけど。どちらとも無事NGなしで計算できました。

CEDXM仕様でソフトが作られていないのですべてが転送できないのは当たり前。樹種等は無理ですね。でも梁サイズや柱などは忠実に移せるので楽ですね。HOUSE-ST1から梁で難しいのは跳ね出し梁。KIZUKURIでは別別のコマンドですが、HOUSE-ST1は区別ありませんから。また母屋なども仕様が違うので転送できません。その辺りの違いがあるから、意外とCEDXMは難しいです。

というわけで、Wallstat転送も各社制約が多いのも頷けます。当面は柱位置、筋かい、梁、土台などの位置が転送できるだけでありがたいと思っておいた方が良いでしょう。

専用コンバーターを詳細に作っている会社もありますが、進化中のWallstatですからいつ仕様が変わるか分からない怖さもあります。相手側が無料で配布しているものとはいえ、開発する側はリスクがありますし、使っている側も同様です。

KIZUKURI Ver8の斜め壁機能

KIZUKURI Ver8ではついに斜め壁を入力できるようになりました。梁が反映できない、金物算定はN値計算のみと、限定的なのは残念ですが、長らく不可能と言われた斜め壁に対応してくれたことは素直に嬉しいです。

さて、斜め壁の入力が可能なソフトの中に、XYそのまま力学的に自動分配することに不満を持っていました。45度ならわかるのですが、15度くらいでも分配されます。もちろん力学的には正しいのでしょうけど、実際の建物ではほとんど影響はないのは明らか。そのため泣く泣く斜め壁が入力出来るソフトでもXY方向にモデル化してしまうことがあります。

その点KIZUKURIでは、主軸以外の斜め壁を評価しないオプションがあります。これなら主軸以外はゼロとなり、主軸はきちんと斜め方向成分が精算されるので安心です。

この機能は、他の木造構造計算ソフトにも標準で搭載してほしいものです。できることなら30度や15度でどちらか選択できるようにしてくれるとベストです。

 

mouse CT6に接続しているもの

先日購入したマウスコンピューターのmouse CT6の環境が整ってきました。仕事が忙しいので少しずつ、前の機種も併用しながら引越作業を続けていました。本日、FAXや複合機の環境設定が終わったので、1週間かかったことになります。まあ一言でいうと昔に比べて本当に楽ですね。インストール用のファイルもネットにあったりしますし。ただCT6の場合CD-ROMドライブがないので、CD-ROMでインストールしなければならないものは面倒でしたが。あとジャストシステムの製品のダウンロード商品のダウンロード期限に引っかかって、ホームページビルダーなどがインストールできなかったのが残念です(買いました)。

キーボードはマイクロソフトのSculpt Ergonomic Keyboardを引き続き使う事にしました。文字も禿げたし、マウスも壊れたのですが、この手のキーボードでは小さいし、テンキーが別なのは他に代えがたいメリットなので引き続き使います。電卓キーが地味に便利ですし。キータッチも軽めですがしっかりしていますし、何より慣れてしまっていることもあります。無線なのでUSBが一個埋まりますが、CT6はUSBたくさんついているので大丈夫です。ちなみにマウスはlogicoolのbluetoothマウスのM720です。3機種切り替えられるので、会社ではChromebookなどでもりようしています。重量もしっかりあり誤作動も少ないのでCAD用途では安心して使えるマウスです。

他にマウスコンピューターの顔認証カメラCM01を付けました。これも旧機から写してきました。ログインが顔で信頼性が高いのが良いですね。認証も早いしoutlook.comのメールも顔認証できます。いろいろとセキュリティ上良さそうなのと手軽さがあるので、私にとっては指紋認証より良い感じです。

他に刺さっているのは、ディスプレイケーブル二本(デュアルディスプレイなので)、USBハブ(抜き差ししやすいように手元用。スマホ充電とかカメラ転送とか)、kizukuriのUSBキーなど。旧機に比べてBluetoothが内蔵されているのが良いですね。結局接続もWifi6で快適です(旧機が撤去されたらケーブル接続にすると思います)。

CT6は購入して一週間ですが、意外とハードに仕事で利用しました。特に問題はありません。というよりSSDが高速でメモリも増強しているためか?思った以上に速く感じます。私の用途でストレスに溜まることはありません。できればレンダリング速度がもう少し上がったらな?と思いますが、少なくとも以前よりは体感でも速く感じますので贅沢は言いません。あとはできるだけ長く使えればなあ、と思っています。

 

KIZUKURIの複数バージョンのインストール

KIZUKURIは、基本1物件しか起動出来ません。またVer7の場合、複数バージョンのインストールができません。これにより7.6の青本の計算を残したい場合、Ver8を買うか?バージョンアップしないか?くらいしか判断できませんでした。まあ大した差がないとも言えるのですが。

さて、備忘録です。Ver7.7と7.6の併存方法です。

1:まず、Ver7.7をインストール。

2:インストール終了後、フォルダ名をKIZUKURI_v7-aとする

3:Ver7.6をインストールする。

4:Ver7.6のフォルダ名をKIZUKURI_v76に変更する

5:Ver7.7のフォルダ名を元に戻す。

これで、通常は7.7が起動し、v76内のkizukuriのショートカットを作成し、起動すれば7.6が起動します。履歴が共通なので、ファイル名には工夫しないと上書きしてしまうので注意が必要です。

この方法で、kizukuriの4バージョンがインストールされています。ひさびさに青本物件の構造計算チェックがあったので、Ver7.6をインストールし青本モードで使っているのですが、やっぱり甘く感じます。壁倍率こそ5倍でストップですが、水平構面などがないとどれくらい楽か?金物も存在応力だと楽だな~とか、重さ変えるだけで金物がどんどん変わって嫌だな~とか思い出します。

kizukuri ver8.00 r04アップデート

kizukuriの最新windows10との相性による不具合の解消バージョンが公開されました。本体ではなくサブプログラムのようですが。個人的には計算中に落ちるのが怖かったのですが、そこも改良されているようです。まあ斜め壁を使わなければ良いだけの気もしますが。

KIZUKURI Ver8 ファーストインプレッション 目玉機能2つは???

はい。届きました。メールで認証等届くのに、20日発売が25日発送になって26日届くのはどうなの??とは思いましたが、普通のユーザーは検証してから利用すると思うので、これはこれで問題ないかと。

さて、今回のバージョンの最大の目玉は「斜め壁」です。届いてから気がつきましたが、この機能は他社のものを凌駕するつもりは毛頭なく、とりあえず感が強いです。そもそもkizukuriの仕様では作り替えない限り難しいのは周知の通りですからね。

まず制約から。斜めに配置できるのは耐力壁と壁のみです。

『えっ?????』

という感じです。つまり「土台」も「梁」も「線荷重」も配置できません!!

サンプルを見ると仕様がよく分かります。

ということで計算できるのは、直交座標に置き換えた耐力壁の「剛性」と「せん断耐力」のみです。この時点で期待してたユーザーは大きく裏切られることになります。なので見たまま計算するのがウリのkizukuriが見たまま計算出来ません。何せ土台はXY直行方向のみで、壁のみ斜めなので。余計混乱するような気がします。床は四角く表示されます。そして金物の計算も対応できずN値計算での対応となります。う~ん。混乱する(笑)。斜め壁の梁上の柱、耐力壁は苦労しそうです。ちなみに斜め方向の筋かいも入れられません。面材の倍率は入力出来ますが、倍率が伏図に表示されません。斜め通り数も制約があり、複数設けられるが、外周部のみに配置できるようです。

あと、私の環境だけかもしれませんが、斜め方向を入れると計算速度が著しく落ちます。またプログラム自体が落ちることを何回も確認しています。過去のバージョンではあまり見ない現象です。初期バージョンとはいえ、ちょっと使うのを躊躇してしまいます。

というわけで、今のところあまり期待しないほうが良いでしょう。将来に期待です。

次がCAD下図。これも他社のを想像していると、いろいろ裏切られます。

CAD図面上に原点の○を入れて読み込む方式です。原点を明示できるのでズレにくく良い方法です。JWWを読み込めるのも良いです。しかし、CADの再現度はイマイチですし、レイヤも選べません。ちなみにON・OFFはF6キーでできます。最初は戸惑います・・・。

CADできれいな車の絵だったのですが、下絵だとこのように省略されます。恐らく簡易的にJWWを読み込んでいるのだと思います。

とりあえずVer8の目玉機能は、こんな感じです。大きな一歩ですが、これからkizukuriを買おうとする新規ユーザーを取り込むには、いささか厳しい内容だと思います。既存のユーザーなら試行錯誤しながら使おうと思えるレベルで、一部の作業を省力化できますが、ソフトの入力に手慣れていて構造計算をそれほど知らない方には、結構厳しいかもしれません。

まあ他にも新機能はあります。今回は衝撃的だったので、次回に良い機能は残しました・・・。youtubeやネットラジオ「Catfishなおうち」でも紹介していこうと思っています。

 

KIZUKURI Ver8.00 r01

はい。木造構造計算ソフトKIZUKURIの最新版がアップされています。確か発売は25日頃なはず(発表はもっと早かったはず)ですが、なんと細かなリビジョンを含めても約1年ぶりのアップ版です。まあ今回はメジャーバージョンアップであり、有料バージョンアップなので注目度も段違いです。

目玉は前にも書いたけど2つ。

1つ目は、斜め壁対応、2つ目は、JWW下絵対応です。どちらもHOUSE-ST1では常識ですし、他社もほとんど対応しています。もっとも他社はDXFだったりするメーカーも多いのでJWWにしたのは英断です。それを考えるとHOUSE-ST1のDRA-CAD、JWW、AutoCAD(DWG、DXF)はすごいんだなと感じます。斜め壁は軸ではないようなので、ここも他社のほとんどと横並びです。

もちろん、これだけではなく細かな部分にも手を入れています。更新内容を細かく会員だけでなくすべての人に見られるところに書いているのは好感持てます。使い勝手に響く部分の変更は少なく、従来のユーザーに優しい感じです。その他で一番気に入っているのは、梁の算定結果を梁の部材情報に取り込めるようになったこと。これで梁の設計効率は飛躍的に上がります。特に似たプランを作成するときに手落ちが減ります。個人的には算定結果と個別設定両方見られるような仕様にしてくれると安全率などの確認しなくても済むので助かるかな~と思っています。同様に金物も計算結果から個別設定できるようにしてくれると隅角の金物指定とか楽なのにな~なんて思います。

ゆっくりな歩みですが、ユーザーの声を反映して合理的な製品作りがうまかった木造舎時代のスタイルを踏襲しつつ新たな局面になったようです。準耐力壁などの計算ができない、基礎の一貫計算ができないなどは、そのままですが・・・。来週中には新バージョンを使って設計を開始する予定ですので、届き次第実際の使用感をレビューします。

 

HOUSE-ST1 Ver7&8のアップデート

珍しく木造構造計算ソフトHOUSE-ST1の新旧バージョンのアップデートが公開されています。

Ver8のアップデート内容は、なかなかディープなので、即アップデートしましょう。

イロイロ不具合が見つかっていますが、事前にチェック出来そうなものが多く、なぜこんな仕様にして、こうなった、的なものが多く、ちょっと残念。ここまでで納品したものは、Ver7とVer6の2物件のみ。まだ8での納品はしていません。仕様変更が意外と大変だったので(軸名・・・)、新規設計分からとなります。

来週は、いよいよKIZUKURI Ver8が使えるようになりそうです。斜め壁関連の処理や下図など、どのようにしているのか?非常に興味深いです。今回も実務者よりの機能なのでしょうか?それともプログラマよりの機能なのでしょうか??何の為のプログラムかによって、KIZUKURIが今後生き残っていけるかが決まるような気がします。

KIZUKURI Ver8発表

2020年11月20日にかねてより噂のあった木造構造計算ソフトKIZUKURI Ver8が発売となります。噂以上のことはないとは思いますが、久々の新バージョンとなります。

目玉の新機能は

・斜め壁に対応
・JWW下絵機能追加
・住宅営業支援システム「ALTA」との連動

です。すでに商品画像が斜め壁になって「予告」されていたため、知っていた方も多いと思います(たぶんミスなんでしょうけど)。金物選定はN値計算で対応・・・と書かれているので全面的に対応というわけではなさそうです(わかりません)。kizukuri最大のネックと言われていただけに、歓迎されるでしょう。

下絵機能はkizukuriが黒背景なので、白線をメインに表現されているようです。非常に効率が良くなる機能なのでこちらも利用者には歓迎されるでしょう。

梁の算定結果を梁の部材情報に取り込めるようになりました。kizukuriはオートで算定して、そこから数字を打ち直している人も多かったと思いますが、その結果を取り込めるようになりました。まあ修正するんでしょうけど(爆)。HOUSE-ST1のように必ず数値を入れなければならない構造計算ソフトに比べて操作しやすかった反面、仮定断面を出す訓練にはなりにくかったな~と思っていました。まあどちらにせよ作業しやすくなりました。

転倒モーメントによる短期接地圧の検討に対応しました。他のソフトでは既に対応済みが多いのですが、ようやく追いつきました。まあ手計算でできるんですけどねえ・・・。

他にも細かな改良があるようです。

当初は時代の先端を走っていたKIZUKURIもグレー本が出た頃から戦力不足が露呈していました。それでも計算しやすさとベテランの構造設計者に支えられてシェアを維持していました。しかしさすがに若手設計者には厳しくなってきました。そこで今回のバージョンアップです。斜め壁と下図はHOUSE-ST1の躍進の一つだった機能です。ついに老舗構造計算ソフトも、HOUSE-ST1を追うようになったと思うと感慨深いです。

CSTは建築CADのALTAに力を入れており、KIZUKURI買収もその一つだと思われていました。ようやくALTAとの連携機能が搭載されました。別ソフト同士の連携なのでどこまでうまくいくかは?わかりませんが、アーキトレンドのように同一会社内でも、それほど連携がうまく行っていないところを見ると、チャンスはあります。聞いたところによると、非常にスマートな方法のようです。ALTA、KIZUKURIとも生き残りをかけて、搭載してきていると思います。他社も油断はできません。

バージョンアップの間隔が短い割に新機能の搭載が微妙なのが残念です。真新しい部分が、ALTAを持っていないと実感できないのが何よりも残念です。斜め壁も下図も他社では既に普通ですからね。それと既存ユーザーのバージョンアップ間隔が短いのと金額が上がってしまったのが本当に残念ですが、今までが非常に良心的だったから仕方がありません。今回も最新バージョンの6.7~7.1の方のバージョンアップ金額は75000円ですが、6.6以前は180000円となっています。金額が11月19日前後で変わるようですが、今のところホームページでは金額に差異がありません。今後の機能搭載が有料なのかはわかりませんが、お財布に優しいソフトでなくなったことは間違いありません。競合他社は、今度こそチャンスだと思います。なので、KIZUKURIも次回のVer9は本当に頑張らないと地位が危ないと思います。