過去の建築構造の名作ソフトたち(第2回 東京デンコー)

第1回でユニオンシステムを紹介しましたが、今回は株式会社東京デンコー。私にとってユニオンシステム・木造舎の次に付き合いが長いソフト会社です。

東京デンコーといえば、コンピュータが普及し建築にも活用されつつある時代に、先陣を切って構造計算ソフトを開発普及しました。年配の構造技術者にはお世話になった方が多かったのではないでしょうか?

東京デンコーと言えば、壁麻呂です。その個性的な名前もさることながら、一貫計算で壁式鉄筋コンクリートの構造計算ができるのは魅力的でした。最近はあまり見かけませんが、一時期、壁式鉄筋コンクリート造の構造計算書は、壁麻呂ばかり、という時代がありました。PLUS-CADというCADデータに変換するソフトも便利でした。

また構造計算結果をCAD化するソフトに力を入れており、リストや構造図を計算結果からCAD出力できるので非常に楽でしたね。

その後は、木造にも力を入れました。安心精密診断シリーズのようなマニア受けする名作、2×4壁式といった初のツーバイフォー本格構造計算ソフト、保有にも対応した木三郎シリーズ、CLTの構造計算ソフトなど、個性的なプログラムが多かったですね。

個人的には、安心精密診断(初代)が衝撃的でした。それまでは木造の耐震診断プログラムは簡易すぎと感じていましたが、帳票を含め本格的で、操作性も素晴らしかったです。まだこの業界に入ったばかりだった私が初めて導入を本格的に決めたソフトでした。

最近は、目立ったソフトのリリースがないのが残念ですが、今後も期待しております!!

アーキトレンドZERO Ver4から2X4壁式2&3への変換プログラムと講習会

2×4壁式でお馴染みの東京デンコーが8月23日に講習会を決定しました。

アーキトレンドZEROからの変換プログラムも完成し更に使いやすくなった2×4壁式の講習会です。ツーバイフォーの構造計算を考えている方には現時点では一番の選択肢となっています。タイロッド等の高倍率金物にも対応したようですので楽しみですね。

お申し込みは東京デンコーホームページにて

2×4壁式に、アーキトレンド転送プログラム新発売!!

株式会社東京デンコーのツーバイフォー構造計算ソフト「2×4壁式」。非常に高機能で4階建てにも対応していることから、根強い人気があります。一方、操作性やユーザーインターフェイスが古めかしいなどで習熟できず放棄する人も多いと聞きます。このたび意匠CADで有名な福井コンピュータのアーキトレンドシリーズから、ファイル転送し各リスト及び配置を行える「アーキトレンド転送プログラム」が新発売されました。もちろん荷重など詳細は別途追加入力しなければなりませんが、これでかなり省力化できるのではないでしょうか?

在来版も出るのかな?ちょっと期待です。