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長野県神城断層地震っていうのか・・・

11月22日の地震を調べていたら、長野県のホームページに「長野県神城断層地震」というネーミングを見つけました。この名前が今回の地震の呼び名になるのかな。長野県北部地震と呼ばれる地震は2011年の東日本大震災の翌日にも発生していますしね。昨日呼び名を統一したそうです。

この名前の通り、存在が確認されている「神城断層」と震源が一致しています。最近「想定外」とかが多かったのですが、この地震に限ってみれば「想定域」だったようです。そう考えると活断層とかを語っていろいろと考えるのは止めた方がいいのかもしれません。今回のような断層そのものの名前がつく地震だらけにならないことを考えると、日本はどこでも地震が起き、活断層の上とそうじゃないところの安全の差なんてないのかな、と感じてしまいます。

この断層は、そもそも糸魚川静岡構造線と呼ばれるフォッサマグナの西辺に存在します。なんか危ない雰囲気の名前ですが、フォッサマグナ自体も含め、人間の歴史上、超巨大地震など発生しておらず、今回の地震と同レベルかそれよりも小さい地震が多発していることに気付きます。前回の東日本大震災の翌日の地震もM5.4と震度の割に小さい地震でしたし、それ以前でM6クラスは、1918年の大町地震までさかのぼります。それでも震源が浅いのか?被害がでている歴史上の地震があるのも事実です。

今回の地震は、そのなかでも比較的大きな地震のようです。白馬村などで地表地震断層とみられる段差が発見されており、最大90センチの隆起が確認されています。防災科学技術研究所の強震観測網では、白馬の観測点で589ガルを観測しており、木造家屋等が数多く倒壊したことと合わせて、局地的に揺れが激しかったことが想定されます。20秒くらいの間に2階大きな揺れが観測されており、波形を見る限り、東京での酔いそうな揺れとはまったく異なるイメージです。この揺れがなんで東京でああいう感じになったのか興味があります。防科研のページには同地震のデータ及び、強震動の伝播の様子の動画などもありますので、興味がある方は見てみるといいでしょう。

波形で気になるのは、弾性加速度応答スペクトルで、東日本大震災の塩竃のデータなど巨大地震と比較して0~0.5秒周期に関してはまったく小さいのに、建物に大きな被害がでる1~2秒域ではあまり変わりません。地震は震度だけで考えては駄目、というのは前から学んでいましたが、今回も非常に疑問点が残る地震でした。妙高と白馬でまったく違う挙動をしているのも気になります。もう少し地震の揺れを勉強しようと思います。