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100円ショップで学ぶ建築構造 第2回 柱頭柱脚の金物 配信開始!

久々に、100円ショップで学ぶ建築構造をアップしました。相変わらず短い動画です。今回は今年発売された大橋好光先生の木造建築の構造という名著をゲストにむかえて実験しました。

木造設計で、なぜ柱頭柱脚の金物が必要なのかな?と疑問に思ってわからない方向けです。ダイソーで購入した2台のはかりを使って、壁の左右の柱の引き抜き力がどのように動くかを再現してみました。まあ動画一発取りだったので、はかりがズレたりと厳密には実験とは言えないのですが、わかりやすく針が動いてくれたので良かったかな?と思います。それにしても背景がきたない・・・。

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木構造をやっている方、興味のある方は是非読んでみてください!!名著の予感・・・

 

HOUSE-ST1 Ver8アップデート

はい。このタイミングですが、非常に多くのアップデート内容があります。

私が気がついていた内容もしれっと直っていて安心です。

計算モードについての変更がありますが、いままでも機能していなかったよーな気がします。

はい。法規計算で許容応力度計算の「しない」が消えています。できればこのまま「4号建物の壁量計算モード」を作って欲しかったな。

KIZUKURI Ver8 ファーストインプレッション 目玉機能2つは???

はい。届きました。メールで認証等届くのに、20日発売が25日発送になって26日届くのはどうなの??とは思いましたが、普通のユーザーは検証してから利用すると思うので、これはこれで問題ないかと。

さて、今回のバージョンの最大の目玉は「斜め壁」です。届いてから気がつきましたが、この機能は他社のものを凌駕するつもりは毛頭なく、とりあえず感が強いです。そもそもkizukuriの仕様では作り替えない限り難しいのは周知の通りですからね。

まず制約から。斜めに配置できるのは耐力壁と壁のみです。

『えっ?????』

という感じです。つまり「土台」も「梁」も「線荷重」も配置できません!!

サンプルを見ると仕様がよく分かります。

ということで計算できるのは、直交座標に置き換えた耐力壁の「剛性」と「せん断耐力」のみです。この時点で期待してたユーザーは大きく裏切られることになります。なので見たまま計算するのがウリのkizukuriが見たまま計算出来ません。何せ土台はXY直行方向のみで、壁のみ斜めなので。余計混乱するような気がします。床は四角く表示されます。そして金物の計算も対応できずN値計算での対応となります。う~ん。混乱する(笑)。斜め壁の梁上の柱、耐力壁は苦労しそうです。ちなみに斜め方向の筋かいも入れられません。面材の倍率は入力出来ますが、倍率が伏図に表示されません。斜め通り数も制約があり、複数設けられるが、外周部のみに配置できるようです。

あと、私の環境だけかもしれませんが、斜め方向を入れると計算速度が著しく落ちます。またプログラム自体が落ちることを何回も確認しています。過去のバージョンではあまり見ない現象です。初期バージョンとはいえ、ちょっと使うのを躊躇してしまいます。

というわけで、今のところあまり期待しないほうが良いでしょう。将来に期待です。

次がCAD下図。これも他社のを想像していると、いろいろ裏切られます。

CAD図面上に原点の○を入れて読み込む方式です。原点を明示できるのでズレにくく良い方法です。JWWを読み込めるのも良いです。しかし、CADの再現度はイマイチですし、レイヤも選べません。ちなみにON・OFFはF6キーでできます。最初は戸惑います・・・。

CADできれいな車の絵だったのですが、下絵だとこのように省略されます。恐らく簡易的にJWWを読み込んでいるのだと思います。

とりあえずVer8の目玉機能は、こんな感じです。大きな一歩ですが、これからkizukuriを買おうとする新規ユーザーを取り込むには、いささか厳しい内容だと思います。既存のユーザーなら試行錯誤しながら使おうと思えるレベルで、一部の作業を省力化できますが、ソフトの入力に手慣れていて構造計算をそれほど知らない方には、結構厳しいかもしれません。

まあ他にも新機能はあります。今回は衝撃的だったので、次回に良い機能は残しました・・・。youtubeやネットラジオ「Catfishなおうち」でも紹介していこうと思っています。

 

形がエーステンプレートではないBXエースプレート

7月にBXカネシンから発売された「BXエースプレート」は、エーステンプレートⅢ-ZMからの代替品としてリリースされました。格好悪いです。エーステンプレートって見るからにエーステンってわかったのですが・・・。なんか地味です。といっても他のプレートとは形が違うので見分けは付くと思うのですが。またエースプレートに名前を変えているので、現場では混乱すると思います。

さて、一番の特徴は今までCPQ-45ビス×6本だったところが5本になったことでしょう。これは現場サイドでは非常に嬉しいことでしょう。ホームページに書いてあるとおり100枚施工すれば100本ビスを削減できるわけですから、施工時間にも影響してきます。

105mmの梁せいでも上下につかって干渉しないのもポイントです。柱側もおさまりやすい長さになっています。薄いので合板とも干渉しにくいですし、施工性は問題なさそうです。

もっともビスが一本減ったので、より施工は厳格に行う必要があります。また耐力は若干落ちています(当たり前か)。短期基準接合引張耐力で計算しているた方は注意が必要です。といっても6.5kNなので心配ないかと。価格はビスが一本減るのに一緒なのは納得がいかない!というヒトもいるかもしれませんね。大量に使う物なので効率化は嬉しいですが価格も大事ですね・・・。

木造構造計算を学ぶ本・・・HOUSE-ST1買っただけではダメです

木造構造計算ソフトは、近年非常に操作性が良くなり、機能も多彩になっているので、参入する敷居が低くなりました。私の頃には、kizukuriも全断面を出してくれる機能なんて無かったですし、計算内容も簡易で計算書枚数も少なかったです。

といっても学ばないとダメなのは、何時の時代も一緒。操作もそうですが、構造計算、木構造の仕組みは知らないと無理です。そこで必要と思われる書籍を紹介します。

・木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)
はい。必須です。木造住宅の構造計算ソフトは一部を除いてこの本が基準となっています。値段も難易度は高いですが計算例もありますので、絶対買っておきましょう。通称グレー本。私の場合新旧を分けるため新グレー本2017と呼んでいます。購入はこちら

・演習で学ぶ 入門 木造の許容応力度計算ワークブック(2018年版)
上記グレー本に準拠したワークブックです。自分で解いてみて学べます。グレー本に準拠しているので、他の書籍に比べて原則がわかりやすく覚えられます。購入はこちら。

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改訂版 実務から見た木造構造設計 [ 上野 嘉久 ]
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・実務から見た木造構造設計
どちらかというと旧来の実務からの計算を学ぶための書籍。実務向け。この本で木造を学んだ中高年齢の方も多いはず。若干内容が古いのですが、未だ役に立つという声が多い名著。RC造やS造版もあるので、共通で学びたい方にお勧め。

・ヤマベの木構造
更に実務向けで根拠も載っているので非常に重用する。豊富なデータが魅力。実験などを重視した山辺先生ならではの書籍です。

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ヤマダの木構造 (建築知識の本) [ 山田憲明 ]
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・ヤマダの木構造
ヤマベ、ヤマダと似ているがまったく違う技術者による本。ヤマベより薄くより実務向けになっている。実務家としても名高い山田先生ならではの、実例と「使える資料」が魅力。

まずは、上記5冊のうち、上2冊とと、下3冊から気に入った物1冊の計3冊構成をまずはお勧めします。

 

HOUSE-ST1の未使用軸のチェック

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]HOUSE-ST1の未使用の軸って、残しておいてもいいんだけど、正直邪魔だわ。消すの面倒なのでいつも残してるけど・・・。[/word_balloon] [word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]HOUSE-ST1には、軸チェックという便利な機能があるんじゃ。モデルが完成した後などに実行するものじゃが、途中で使っても良い機能なんじゃ。[/word_balloon]

HOUSE-ST1はKIZUKURIに比べても、未使用軸が邪魔になるケースがあります。柱の描画が大きいとかで、軸をマウスでクリックする際にミスする確率が高いからです。

このように、通常だと、建物の上と右に不使用レイヤがでてきたりします。また作業している間に増えたが、結局使わなくなったレイヤもあると思います。

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]ツールの中にある「軸チェック」をクリックします。[/word_balloon]

すると、このように未使用軸を表示してくれます。ただ単に消すだけとか、表示するだけでないところが便利ですね。

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]はい。すっきりしました。[/word_balloon]

このような便利な機能を使い忘れている方、結構多いです。便利に使わないと損ですよ~。

「ひとりで学べる中層木造建築(ラーメン構造等)の構造設計演習帳」届いた

はい。手元に届きました。

この手の木造ラーメンの書籍は珍しい上、演習帳ということで、学びやすい形式になっているので、注目されている方は多いと思います。

この手の設計で悩むのは、確認申請を通すためのテクニックです。さすがに手計算では出来ることが限られているのでExcelなどを利用するんでしょうけど、できれば構造計算ソフトがいいです。MidasやSNAPなどの汎用系よりは、専用ソフトのほうがいいです。まあ現状ではなかなか難しいですが・・・。

さて、この書籍では、応力解析等にSS3(ユニオンシステム)を使っています。SS3はSS7の前バージョンであり、RC造やS造の構造計算ソフトです。高機能なので木造に応用できます。私の周囲ではSEINを使っている人が多いですね。SEINなら木造が出たので更に使いやすくなっているはずです。せっかくこの本がでたのだから、WOOD-STもこのような計算方法をサンプルとして提供して攻めにでたほうが良いと思うのですが、WOOD-STはラーメン系ではなく、壁や方杖フレームを推奨していますからね・・・。個人的には木造ラーメンはあまり好きではないので感情的には複雑なんですが・・・。

演習も接合部の検定など実務では結構使いそうなものが多く面白いですね。いろいろあって大変な年ですが、時間があったらチャレンジしてみたい書籍ですね。

 

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ひとりで学べる中層木造建築(ラーメン構造等)の構造設計演習帳 [ 大橋好光 ]
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455幅のK型筋かいの「つくば耐力壁」

株式会社つくば創研(株式会社タナカの関連会社)が、455幅の2段タイプのK型筋かいの評定を昨年取りました。この手の商品はBXカネシンでも柱一本タイプのベースセッターが発売されていますが、使う場所の制約が多かったです。こちらは柱に挟まれた壁なので使いやすそうです。

幅によってそれぞれの許容せん断耐力を規定しているのが特徴。910,1000,455,500の幅を規定してます。普通の3尺も規定があるのが嬉しいです。階高によって2種類の倍率が規定されている上、構造用合板と合わせて使った場合の許容せん断耐力もきていされているので便利です。

肝心の倍率は想定していたより安全を見ているのか低めに設定しています。その分施工はしやすそうです。455幅で合板込みだと4.99倍~5.89倍相当なので、使い勝手は良さそうです。かべ大将のようにパッケージ化(柱頭柱脚の金物は付属していない)しているので管理しやすそうです。

108kN!!!のホールダウン金物

BXカネシン株式会社より、108kNの引き抜きに対応できる金物が発売されました。

MPホールダウン108です。(プレスリリース

座金やアンカーボルトも専用設計でシリーズ化しているので安心して使えます。

ビスは、高耐力フレックスホールダウン60と同じで一般的なホールダウンと同じように施工できます。もっともビスの数がとてつもなく多く(35本付属)施工にも注意が必要そうです・・・。

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.8アップデート

構造システムの木造構造計算ソフトのHOUSE-ST1がアップデートされています。12月以来ですが、軽微なバグフィックスです。

木造構造計算は、中高層が流行し始めましたが、ソフトウェアの進化が少ない年度でもありました。ストラデザインも久々に気合いの入った新バージョンを出してきましたし、他社も動きがありそうです。すでに新製品・新バージョンを出せば売れる時代は終わり、よりシビアな目でソフトウェアは見られるようになりました。サボっているとすぐに、シェアを失う、なんてこともこれからはおこってきそうな感じです。