「ひとりで学べる中層木造建築(ラーメン構造等)の構造設計演習帳」届いた

はい。手元に届きました。

この手の木造ラーメンの書籍は珍しい上、演習帳ということで、学びやすい形式になっているので、注目されている方は多いと思います。

この手の設計で悩むのは、確認申請を通すためのテクニックです。さすがに手計算では出来ることが限られているのでExcelなどを利用するんでしょうけど、できれば構造計算ソフトがいいです。MidasやSNAPなどの汎用系よりは、専用ソフトのほうがいいです。まあ現状ではなかなか難しいですが・・・。

さて、この書籍では、応力解析等にSS3(ユニオンシステム)を使っています。SS3はSS7の前バージョンであり、RC造やS造の構造計算ソフトです。高機能なので木造に応用できます。私の周囲ではSEINを使っている人が多いですね。SEINなら木造が出たので更に使いやすくなっているはずです。せっかくこの本がでたのだから、WOOD-STもこのような計算方法をサンプルとして提供して攻めにでたほうが良いと思うのですが、WOOD-STはラーメン系ではなく、壁や方杖フレームを推奨していますからね・・・。個人的には木造ラーメンはあまり好きではないので感情的には複雑なんですが・・・。

演習も接合部の検定など実務では結構使いそうなものが多く面白いですね。いろいろあって大変な年ですが、時間があったらチャレンジしてみたい書籍ですね。

 

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ひとりで学べる中層木造建築(ラーメン構造等)の構造設計演習帳 [ 大橋好光 ]
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455幅のK型筋かいの「つくば耐力壁」

株式会社つくば創研(株式会社タナカの関連会社)が、455幅の2段タイプのK型筋かいの評定を昨年取りました。この手の商品はBXカネシンでも柱一本タイプのベースセッターが発売されていますが、使う場所の制約が多かったです。こちらは柱に挟まれた壁なので使いやすそうです。

幅によってそれぞれの許容せん断耐力を規定しているのが特徴。910,1000,455,500の幅を規定してます。普通の3尺も規定があるのが嬉しいです。階高によって2種類の倍率が規定されている上、構造用合板と合わせて使った場合の許容せん断耐力もきていされているので便利です。

肝心の倍率は想定していたより安全を見ているのか低めに設定しています。その分施工はしやすそうです。455幅で合板込みだと4.99倍~5.89倍相当なので、使い勝手は良さそうです。かべ大将のようにパッケージ化(柱頭柱脚の金物は付属していない)しているので管理しやすそうです。

108kN!!!のホールダウン金物

BXカネシン株式会社より、108kNの引き抜きに対応できる金物が発売されました。

MPホールダウン108です。(プレスリリース

座金やアンカーボルトも専用設計でシリーズ化しているので安心して使えます。

ビスは、高耐力フレックスホールダウン60と同じで一般的なホールダウンと同じように施工できます。もっともビスの数がとてつもなく多く(35本付属)施工にも注意が必要そうです・・・。

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.8アップデート

構造システムの木造構造計算ソフトのHOUSE-ST1がアップデートされています。12月以来ですが、軽微なバグフィックスです。

木造構造計算は、中高層が流行し始めましたが、ソフトウェアの進化が少ない年度でもありました。ストラデザインも久々に気合いの入った新バージョンを出してきましたし、他社も動きがありそうです。すでに新製品・新バージョンを出せば売れる時代は終わり、よりシビアな目でソフトウェアは見られるようになりました。サボっているとすぐに、シェアを失う、なんてこともこれからはおこってきそうな感じです。

4号建物向けの壁量計算ソフト

最近、4号建物の壁量計算も、保存書類に入ることから問い合わせが増えています。

いうまでもなく、木造住宅に壁量計算は必須であり、それ以上の構造計算を求める動きも大きくなってきました。今さら4号向けの壁量計算の導入はコスト面でも意義が少なく、Excelシートやら手計算やらでやったほうがいい、という人もいます。

そこで将来的には構造計算を視野に、壁量計算機能にプラスアルファがある、有料(30万円程度まで)でサポートもありながら比較的安価な壁量計算ソフトをピックアップしてみました。

ソフト名 価格(税抜き) 機能 備考
MOKUZO.Designer
(構造ソフト)
330,000円
年会費28000円
・4号専用機能あり
・斜め軸
・構造計算機能あり
キャンペーンで大幅割引の場合あり
ぽちっと壁量
(株式会社SHF)
150,000円
保守15,000円
・4号専用
・性能表示壁量他
同社のさくっと木造シリーズに相互互換
壁Check5
性能表示計算
(時空間)
67,000円 ・4号専用
・斜め軸
・性能表示壁量他
・USBプロテクト
壁量計算だけでUSBプロテクトじゃなければ更に低価格
ASTIM壁量
(アークデータ研究所)
150,000円
年会費36,000円
・4号機能のみ
・オプションで木造構造計算やRC構造計算等可能
HOUSE-ST1
(構造システム)
320,000円 ・4号専用機能なし
・年会費なし
・構造計算機能あり
キャンペーンで大幅割引の場合あり

他にも製品はあるのですが、4号に特化していたり、商品構成が複雑すぎたり、機能的にお勧めできないこともあり、今回は除外しました。

価格無視で、どれか一本だとMOKUZO.Designerでしょうか?後発で機能的に充実していない部分もありますが、よく考えられた機能搭載です。4号モードを活用しながら、必要なら構造計算、という考え方ができます。準耐力壁も使えるので性能評価の計算にも使えます。よくここで紹介するHOUSE-ST1は構造計算を主眼にして、4号は使えるよ程度なのとは違いますね。慣れれば難しくはないのですが・・・。

壁量計算と性能表示だけを考えれば、もっと安いものがあります。構造計算は不要と割り切れば、ぽちっと壁量や壁Check5など高機能な壁量計算ソフトをお勧めします。後で構造計算が必要になるかもしれないが今は費用をかけられない・・・ということであればASTIM壁量も候補に入ります(構造計算は難解ですが高機能です)。

木構造計算ソフト・耐震診断ソフト乗換キャンペーン

株式会社構造システムのホームページで正式に発表されましたね。

期間は2020年5月31日までと長くなっています。ということはこの期間にこれらのソフトの後継は出ない・・・ということでしょうね。

乗換キャンペーンなので他社の同分野のソフトを持っていないとダメなのですが、もし乗り換えたいというときは非常にお買い得になっています。なんと25%OFFですから。対象はHOUSE-ST1、HOUSE-4号、WOOD-STHOUSE-DOCです。購入時に他社ソフトの所有・正規ユーザーを証明できるコピーの提出が必要です。

もっともHOUSE-4号は発売当初からほとんど進化せず年会費を払わなければならないし、HOUSE-DOCはバージョンアップしたものの、前作とほとんど変わらず価格競争力を失っていますし、WOOD-STはイマイチできることをアピールし切れていません。唯一売れ続けたHOUSE-ST1もVer7で値上げ及び迷走があり以前ほどぱっとしません。まあこの価格になれば魅力的な商品ですから、今の環境に不満がある方は乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

STRDESIGN V18は2020年1月末リリース

富士通FIPの木造構造計算ソフトのSTRDESIGNが久々にメジャーバージョンアップ!!V18となります。出た当初は後発で非常に安価でリリースされて話題になりましたが、今では立派なベストセラーですね。当初は確か10万円くらいで販売されていたのではないでしょうか??

ホームページによると、大きな機能強化は3つ

・立体的に把握するための入力機能の強化

・告示改正/緩勾配屋根の積雪荷重割増対応

・ペントハウス専用の入力機能

だそうです。立体把握はHOUSE-ST1で入力、チェックに絶大な威力を発揮することはわかっていたし、ストラ自体に立体表示がついていたのでもったいないな~と思っていたので、良い進化だと思います。ペントハウスは遅すぎるくらいですが、これでようやくストラもKIZUKURIに機能的に負ける部分がなくなったのではないでしょうか?

高機能だが、なんでこの機能がないの?というところが意外に多かったストラですが、より完成度が高まっています。他にも入力画面4分割や、梁断面算定計算に壁量計算機能を追加したり、充実のバージョンアップ内容です。詳しくはホームページをご確認ください。

災害対応住宅としての混構造のすすめ

台風19号を待つまでもなく、台風15号の被害も大きく、ビルダーさんからはさっそくいままで相談もなかった耐風等級2の相談が。地震に比べて風はガラスが割れたり、雨樋がやられたり、屋根が剥がれたり・・・ということで、ただ風圧力を増やして検討すれば安全な建物が建てられる・・・といった類いのものではないと思うのですが。そのうえ、洪水などにも強い家は??などと無理難題をおっしゃる・・・・。

そんななかでお勧めしたいのは、1階を壁式鉄筋コンクリート造にし、2階を木造として混構造住宅。

それならRC造2階建てで良くね?と思うかもしれませんが、鉄筋コンクリートは重いので、2層にするとかなりの確率で地盤改良・杭基礎になってしまいます。また地盤改良・杭基礎になった場合の費用も上がり気味です。

その点1階RC造2階木造は、適度に軽いですし、1階はRC造なので水に浸かっても躯体は安心、流される心配もほとんどありません。また2階は実質木造平屋なので、スパンを飛ばせるので、広々した開放的なリビングを作ることができます。もちろん地震にも強いです。風にも全体重量が重いので比較的強く作ることができます。

欠点としては構造設計しにくいことと、サッシなどが、RC部分で使えるものが木造ほど多くないことなどあります。今後も異常気象は減らないでしょうし、床上浸水が心配な地域では、浸水する可能性は0ではないわけで、このような混構造で作っておくというのも良いのではないでしょうか?

そーなると、構造計算しなければならないのですが、幸い混構造の中でも壁式RC造と木造の組み合わせは意外と簡単です。構造計算の中で一番習得しやすいのは壁式RC造だからです。そして木造部分は平屋同然なのでこちらも簡単です。あとは混構造的な経験と知識ですが・・・それも鉄骨と木造の混構造に比べて100倍簡単です。

そして、お馴染みHOUSE-ST1とHOUSE-WLの組み合わせなら、荷重を簡単に持ってこられるので手軽で簡単ですね。価格は2本分なので高いですが、混構造の構造計算の外注費って高いですから、2件くらいやれば元が取れますから。

HOUSE-混構造パックは、HOUSE-ST1とHOUSE-WLのセットで、価格も一本ずつ買うよりお買い得です。なんとか50万円を切る価格も魅力です。なまあずショップ楽天市場店で購入の方には、漏れなく特典がつきます(期間限定ではありませんが、突然終了になる場合があります)。混構造をお考えの方は、是非このセットをご購入ください。

midas iGen 木造

midasのページを見ていたら、midas iGen 木造の名が!!

もちろんmidas Gen系は汎用解析ソフトなので木造だってやっている人もいます。その専用ソフトが出たのかな~と思ってページを見たら

「汎用構造解析ソフトmidas iGenで解く木質ラーメン構造技術セミナー」

とありました。ああ、使い方をレクチャーするのね・・・。まあそのようなセミナーを開くからには木造向けの機能を搭載したのかもね??

木造はともかく、汎用構造解析出来る人が減ってきているのだから、この先大丈夫かしら??と思う今日この頃。ソフトが良いものになっても使う側がねえ・・・入力して出てきた物を信じるだけだったらいいけど・・・。

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.2

木造構造計算ソフトHOUSE-ST1がアップデートされています。

昨春の壁倍率の告示の折り込みかな?と思ったら今回も違いました。出力年が和暦だったので西暦になった(令和ではない)そうです。機能的に追加はなく主にバグフィックス・改良となっています。