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過去の建築構造の名作ソフトたち(第2回 東京デンコー)

第1回でユニオンシステムを紹介しましたが、今回は株式会社東京デンコー。私にとってユニオンシステム・木造舎の次に付き合いが長いソフト会社です。

東京デンコーといえば、コンピュータが普及し建築にも活用されつつある時代に、先陣を切って構造計算ソフトを開発普及しました。年配の構造技術者にはお世話になった方が多かったのではないでしょうか?

東京デンコーと言えば、壁麻呂です。その個性的な名前もさることながら、一貫計算で壁式鉄筋コンクリートの構造計算ができるのは魅力的でした。最近はあまり見かけませんが、一時期、壁式鉄筋コンクリート造の構造計算書は、壁麻呂ばかり、という時代がありました。PLUS-CADというCADデータに変換するソフトも便利でした。

また構造計算結果をCAD化するソフトに力を入れており、リストや構造図を計算結果からCAD出力できるので非常に楽でしたね。

その後は、木造にも力を入れました。安心精密診断シリーズのようなマニア受けする名作、2×4壁式といった初のツーバイフォー本格構造計算ソフト、保有にも対応した木三郎シリーズ、CLTの構造計算ソフトなど、個性的なプログラムが多かったですね。

個人的には、安心精密診断(初代)が衝撃的でした。それまでは木造の耐震診断プログラムは簡易すぎと感じていましたが、帳票を含め本格的で、操作性も素晴らしかったです。まだこの業界に入ったばかりだった私が初めて導入を本格的に決めたソフトでした。

最近は、目立ったソフトのリリースがないのが残念ですが、今後も期待しております!!

大塚商会より、木造構造計算ソフト比較表♪

商社だからこそできる比較!!簡単な項目ですが、買う方からしたらこの手のものは助かりますね。さすが大塚商会♪♪♪

木造構造計算ソフトを徹底比較

対象ソフトは、ASTIM、HOUSE-ST1、KIZUKURI、STRDESIGN、木三郎と過不足ありません!!私が比較対象・購入対象として今現在考えてもやはりこの5ソフトになると思います(SEIN・WOOD-STは未発売なのですが、そのうち加えて欲しい)。

簡単な比較なので細かく突っ込めば・・・というところもあるのですが、非常にわかりやすいです。私も改めて整理し直しましたが、それぞれ特性が異なり面白いですね。導入費用、サポート、対応ファイル形式、ライセンス認証方式、体験版の有無とその仕様など買う前に知りたい情報が整理されています。一方ソフトの機能などについては、かなり省いているので、そこはきちんとメーカーから回答をもらうべき、というスタンスなんでしょうね。惜しむらくはオプション対応などが若干不明瞭な点。うちもその辺誤解がないように情報発信していかなければなりません・・・。

いつの間にか、木造構造計算高くなりましたね。STRDESIGNも出た頃は本当に安かったし、WD3 Warpみたいに10万円切るような価格のものも本当になくなりました。もう少し初心者向きで壁量計算からレベルアップする人向けの低価格構造計算ソフトが欲しいです。また学習者向けのソフトも欲しいですね。

 

続々と新グレー本2017(木造軸組構法住宅の許容応力度設計2017年版)対応

そもそも2008年版の欠点を是正し、法令との矛盾点をなくし、Q&Aの回答を織り込んだ・・・マイナーチェンジなわけで、プログラマ的にはどうかはともかく変更点が少ないので、比較的早期に構造計算ソフトも対応してくると思っていたのですが、この時期続々とその知らせが入ってきています。新グレー本とは関係なく、某掲示板でつぶやかれている(私ではない)木造構造計算ソフトの新型など開発しているところもありますが、まずは既存の対応が先決だと思います。

東京デンコーの木三郎4は、早々に対応し、期間限定キャンペーンを実施しています。株式会社コンピュータシステム研究所のKIZUKURI(注:木造舎より譲渡されている)は、6月に短期めり込みなどに対応し、CECXMの入出力機能や金物工法を強化したKIZUKURI Ver7.6を投入します。その他会社からも、続々と対応の話が上がってきています。確認検査機関での指摘内容も、短期めり込みは必須、というところも多くなっておりますので、今のうちに対応方法を考えておいたほうがいいでしょうし、このような対応商品に移行する必要がありそうです。