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台風19号の教訓の私的備忘録2

<ネットとスマホの活用と弊害>

台風19号が来たとき、比較的時間があり最近の災害では数少ない「パソコンやスマホの前にいて過ごした」災害でした。もちろん仕事をしていた時間も多いのだが、twitterをリアルタイムに見られたり、ニュースの情報を分析できたり・・・貴重でした。

まず前提として、台風19号は風がすごいことが上陸前には言われていました。しかし侵入ルートと台風の規模の予測を見る限り、確率的な話でそれほど風がすごくなるとは思えませんでした。逆に雨は関東西側の山に雲が次々に当たるルートの可能性が高く、大雨は免れないと思われました。これは予報にも反映されており、関東の降雨予報とは思えない数字が並んでいました。まあ台風の上陸後の風や雨の予報は当てにくいのも事実なので、そうなると刻一刻と進んでいる間の情報が大事になります。

しかし公式情報は間隔が広く、また限定的なものが多いので、どうしてもその間が欲しくなります。そうなると民間や行政からの情報となります。その場合の第1候補はtwitterであるのは間違いないでしょう。東日本大震災などでも実績がありますし、日本人に一番あったものともいえなくはないでしょう。リアルタイムに手軽に発言でき、参照できる速報性、写真や動画も簡単に上げられだれでも見られる汎用性は他の追従を許しません。その反面、デマも多いですし、目立ちたい!!発言も多いのです。

実際、今回「堤防決壊」などのワードはかなりデマが多く、正確な情報がつかめません。トレンドに上がるようなワードは、特にデマなどになりやすく、その情報が正しいか間違っているか?わかりにくいです。今回も堤防から水が溢れている動画が、至る所で使われていましたが、間違えている情報だったものもかなりありました。そもそも今回の台風とは無関係な写真もありました。また善意のつぶやきも、その方の見えている方向、知識力などによって、間違ったことをつぶやいてしまうことがあります。「多摩川」のワードを中心に見ましたが、これもなかなか難しかったです。

特にスマホで見ていると、twitterはパケット消費も多い上、次次に情報が流れているので、ついつい見続けてバッテリーも失ってしまいます。また特定キーワードだけを見続け、他の事象を見落としてしまうケースもあります。例えば多摩川が心配で見続けていたら、裏の他の河川が先に氾濫したとか。今回も多摩川が騒がれていましたが、他の河川のほうが先に氾濫していた、なんてこともありました。twitterはキーワードで絞れる反面、そこしか見えていないことも多いのです。

そう考えると、出先ではスマホでも良いが、長い時間見続けるのは良くないようです。特に災害時は。意図的に時間を区切って見た方が良いと思います。できればアプリに5分とかタイマーを付けて、時間になったら終了するみたいな機能が欲しいところです。バッテリーやパケットは無限ではありませんからね。またしばらく時間が経たないとキーワードなど変えたときの重複情報が無駄に流れます。心配なのはわかりますが、時間を区切って、が重要かと思います。

タワーマンションの防災力

なんか、災害のたびにタワーマンションを叩いている方々がいますが、少なくとも何も防災していない建物より、研究を重ね最新の技術を投入してきたタワーマンションのほうが安全確率は高いです。ただ、どんな対策にも絶対はないです。そして数が多いほど被災するものが増えるのは当たり前の事。木造住宅が地震に弱いというイメージも、数が他に比べて非常に多いから被害数が多いわけで、すべての木造が弱いわけではないのと一緒です。火事に対しても同様で、想定外な事象ががあれば、鉄筋コンクリート造であれ被害が大きくなるのは、京都アニメーションの事例を見ればわかると思います。タワーマンションも今となっては非常に住んでいる人が多い珍しくない存在になってきたので、被災するものが出てきてもおかしくはないです。(参考:急増タワマン、都市防災の死角に

今回の台風19号に関して、多摩川沿いの武蔵小杉駅周へのタワーマンションが話題になっています。タワマンラッシュでたくさん建っていますが、台風19号で冠水が多かった地域です。一部情報が出てきているマンションでは、大雨で地下3Fにある電気システムが冠水により影響がでて停電→断水→エレベーター使用不能と生活に必要なインフラが使えなくなっています。停電に関しては非常用の発電設備を設けているところも多いのですが、さすがに水が入っては・・・恐らく地震を想定した設備なのでしょうけど、大雨に関しての防備が若干薄かったのかもしれません。

しかし建物自体は今回も無事であり(冠水を除く)ました。完全に安全なものはないのですし、タワーマンション特有の弱点もあるわけで、対策は木造住宅とは異なることが必要になると思われます。また風には壊れる心配は少ないでしょうけど、揺れるのもタワーマンションなど高層建物の弱点でもあります。

住むところの選択は、1人1人が持ち合わせており選択肢は、数多くあります。そのなかで選ぶときに、どのようなリスクがあるか?を考えておきましょう。タワマンは安全なほうな選択肢の1つではありますが絶対ではありません。風の揺れが嫌なら高層階は避けた方がいいし、いざというときの階段の上り下りが嫌なら選択肢から外すことも考えなければなりません。ただどうしても悪い方だけをネットに書かれがちなので、そこは割り引いて考えなければなりません。それは一戸建ての住宅だろうが、アパートだろうが同じです。

 

台風19号の教訓の私的備忘録1

台風19号は、大型で猛烈な台風で、先日被害がでた15号とは比べものにならないほど大きい。そして通常西日本や東海に上陸してから関東に影響を与える台風が多い中、ほぼ伊豆、関東を直撃上陸してくる珍しい大型台風でした。先日15号で被害がでたこともあり、かなり厳重な警戒と準備をして望みました。その結果、一部河川で決壊による水害が発生したり、死者もでましたが、当初の予想ほどの被害になりませんでした。予想は最悪の事態を想定・・・なので予想通りになっては困るのですが・・・。今回個人的に「予想のような被害がでない」という予測の元、台風情報をつぶさに観察、また周囲を見る機会に恵まれました。あくまで個人的な視点で備忘録として府中を中心に記載したいと思います。

台風19号翌朝の多摩川

<多摩川決壊の恐怖と市民行動>

結果的に台風上陸後は数時間で通過し、その後風は残ったものの、多摩川上流を含め雨はおさまったため、多摩川で大きな決壊・氾濫はありませんでした。それでも12日の雨量は凄く、台風上陸前までに多摩川が氾濫する危険性がありました。

twitter民を中心に情報発信が個人から出る中、デマ情報や基礎的知識が薄い方からの多摩川氾濫の情報や写真がかなり早期から出回りました。堤防から水が溢れるように見える動画などが拡散されました。その一部の動画は意図的に情報をコントロールしたいがための動画だったりアクセスを増やしたいから、のようなものもありました。twitterの情報はリアルタイムな反面、そのような個人の意志や知識不足からの情報もあるので、すべてを信じてはいけません。多摩川は奇跡的な粘りを見せ、大規模な氾濫を防ぐことが出来ました。これは関係各所の努力もありますが、あくまで自然の気まぐれ。もし上陸後の台風の位置関係が・・・とか条件がちょっとでも変わっていたら大規模災害になっていたかもしれません。が、かなり煽ったtwitterの発言も多かったです。twitterは参考までに・・・にしておかないと痛い目にあうかもしれません。また発信者もだれでも見ることができるメディアなわけで、ある程度責任をもって発言する必要を感じます。デマ拡散はもってのほかです。

府中ではそのような個人発信の情報がある程度出てから避難勧告が出ました。出てから府中市の動きは非常に迅速でした。惜しむらくは、避難開始をもう少し早くだせていたら、暗くなってからの避難をもう少し防げたのでは?ですが、結果的に氾濫する可能性は少なかったことから、妥当な判断だと思います。エリアメールは五月蠅いとの意見も多かったですが、年配者が使うガラケーなどでも情報が言ったため広く行政からの情報が周知できたと思います。避難所などでは一斉になって本当に五月蠅かったと思いますが・・・。

避難所への避難は大雨ですから車で移動した方も多かったです。そのため近隣道路が車で埋め尽くされる・・・こともありました。緊急時だから仕方がないのかもしれませんが、車両の通行の邪魔になることもありました。府中でこのように大規模に避難所を設営したのは初めてのことだと思います。今後の課題だと思います。また避難所へのペットの連れ込みでもめたり、いざ行ったら避難所が満員だったということもありました。正直個人的に、そんなに避難が進んでいたとは思っていなかったのでびっくりです。とにかく明星のような私立、刑務所の体育館など使えるところはすべて使う姿勢、協力体制ができていたことは今後の災害でも心強いです。今回は府中市的には被害が軽微だったので、良い訓練と情報収集になったものと思います。

避難所が満員になるところが多かったと言うことは、それだけ今回の大雨に恐怖を感じた方が多く、また多摩川の決壊の可能性を住民が感じたからだと思います。それでも無関心の方が多くいたのも事実。災害が少ない府中で、なかなか災害対策は難しそうです。

また、個人宅での停電でパニックになって外に飛び出して車にひかれそうになった人もいました。また雨戸を閉めていないで在宅している人もいました。前回の台風15号で自転車が倒れていたアパート、今回も何も手を打たず自転車が倒れて散乱していました。停電の可能性から、家電量販店からモバイルバッテリーが消え、スーパーやホームセンター、コンビニから、調理しなくても食べられるパンが、消えました。カップラーメンや水も一気になくなりました。ホームセンターではレジ待ち30分なんてところもありました。情報が多いからこその、統一したかの行動も多いですね。そういえば、米印に養生テープやガムテープをガラスに貼っている家、かなり多かったですが、効果が薄いだろうな、という貼り方も多かったです。ネットやテレビで拡散されたのだと思います。車の冠水が怖くて、コイン駐車が可能な商業施設(閉鎖中)に車を入れようと行列も出来ていました。今後の課題は残ります。