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BX高耐力たる木ビス

BXカネシンより、タルキの屋根の吹き上げ対策のビス「BX高耐力たる木ビス」が発売になっています。同種のものは既にあります。

台風などの被害が年々深刻化してきて、風に対して安全か?を構造設計時に聞かれることが増えています。特に屋根は。屋根葺き材も普通より強めなものを、と求められることも増えています。その下の野地、更にしたのタルキも非常に重要になります。

ビスでタルキの上から打ち付ける、この手の金物は、強度的に有利ですが、施工した後、何で施工されているか?確認するのが困難でした。こちらは別売品の目視プレートΦ7.5なるものを使うと、野地板を貼った後でもしたから施工済みであることが確認できます。まあこんなのなくても、わかるようにすることは出来なくはないのですが、純正で準備してあるのは安心感がありますね。

対応タルキは、ビス長さにより60㎜まで、90㎜まで、120㎜まで、140㎜までの四種類。意外と揃っていて安心感があります。また長さによってビスの色が違うので打った後にチェックするのも簡単でいいですね。

ちなみに短期基準接合引張耐力は3.4kN。Zマーク金物のひねり金物(ST-12)の2倍以上の耐力があります。あとは割れないように施工するのみ!でしょうか??

令和初の台風上陸??

天気図を見ると、どうもよろしくない。別に荒天を悪い天気というつもりはないのだが、今週末はいろいろ読みにくそうだ。

太平洋にある高気圧を除いて低気圧に囲まれ梅雨前線が日本を横断・・・。そのうえ、沖縄付近の熱帯低気圧が発達して令和初の台風上陸になる可能性もあります。その影響は関東地方にも及びそうです。難しいのが、これが台風になるのかならないのか?上陸するのかしないのか?がそもそもわからないこと。また今後の天気の予測もかなり流動的だということ。ただ1つ確実そうなのは、西日本を中心にまとまった雨が降ること、全国的に雨模様の週末を迎えそうなこと。

というわけで、ある程度の雨・・・とは異なり激しい風雨ということもありうるので、予め風雨対策を台風が来るときと同様に行っておきたいものです。

コロニアルの屋根材の台風検討書にみる今回の台風21号

現在は構造計算が必要な木造住宅では屋根材の耐風性を検討しなければなりません。

木造住宅ではそもそも2階建てが圧倒的であり、構造計算するのは長期優良住宅や耐震等級を必要とする物、木造3階建て等に限られます。なので標準的な屋根の施工方法で施工している場合がほとんどかと思います。

その木造3階建て等で添付している屋根材の検討書で一番メジャーなクボタ松下のカラーベスト屋根の計算ツールで基準風速を入れて検討して見ました(検討はある条件下で木造2階建てを計算した場合です。あくまで一例です)。

まず東京地区で多い基準風速34m。最大の風圧力は1762N/m2です。カラーベスト標準施工の耐風性能値は2250N/m2で余裕があります。東京で34mの風が吹き荒れることはあまりないですので、まあ基準内に収まっているし「普通は」安心です。個人的にはあまり余裕がないな~と感じてしまいます。

40mとなると様相が変わってきます。棟端部でNGが出始めます。つまり標準施工だとそのレベル、ということになります。もっとも東京では・・・ですが、全国を見ればさすがに不安が残ります。カラーベストの補強方法では、補強工法<A><B>なるものもあり、この方法だと飛躍的に耐風性能がアップします。10m以下の場合、標準施工では2250N/m2なのに、補強工法<A>では5900N/m2です。これはかなり強いです。基準法での基準風速の最大は46m(棟端部は3225N/m2)なのですが、これでも余裕でクリア出来ます。

風に心配な場合は、あえて補強工法を選んでみるのも良いかもしれません。