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BIM連携省エネ計算ソフト「M-draw for Revit」

株式会社イズミシステム設計から、Autodesk社のBIMソフトRevitに連携可能な省エネ計算ソフト「M-draw for Revit」を3月にリリースしています。同社によるとRevit連携の省エネ計算ソフトは国内初という。まだなかったと思うと意外だな〜って感じましたが、法改正も多かったし、普及はこれからだな、という感じ。Revitから必要情報を取り込み根拠図面の自動生成で作図業務を大幅に短縮できるそうです。

また4月には、SeACD for Revitをリリース。こちらはBIMソフトAutodesk Revit上で個別空調・換気機器選定を行うソフトウェア。矢継ぎ早にリリースしていますね。時流に乗ることが大切なソフトウェアは、いかに法改正などに合わせてリリースするかが大事です。もちろん汎用品も大事ですがRevitのような影響力の高いソフトにいち早く対応することは、企業の信用につながります。

さらに6月まで、決算キャンペーンで10%OFF&初期費用無料などお得なキャンペーンを実施しています。詳しくは同社のホームページを御覧ください。

構造モデラー+NBUS7キャンペーン情報

新商品のキャンペーンを一年くらい続いていましたが(汗)、キャンペーンが切り替わりました。

株式会社構造システムの一貫構造計算ソフト「構造モデラー+NBUS7」のステップアップキャンペーンが4月1日から始まりました。5月31日までの2ヶ月間です。

以前のキャンペーン価格よりは高いのですが(発売されて1年経っているので当たり前ですが)、それでも通常より安価となっています。また無償貸出キャンペーンも追加で(ここ重要!)実施されます。さすがにどんなソフトか知られていないのに100万超のソフトを買うわけがないので、無償で2ヶ月お試しできるようになりました。

構造モデラー+NBUS7の特徴を3つ挙げるとするなら・・・・

・意匠CADデータから構造モデルを入力出来る(今さらCADかと思うかもしれませんが、やっぱりまだまだCAD主体の会社が多いですし、BIMでもCADデータ吐き出せるわけだから現在ならこのほうが汎用性が高いのも事実。ただ先進性という意味ではこの機能をウリにするのは??です)

・実用的な計算速度(動作も軽く計算速度も良好のようです。使い勝手に関わる部分なので重要です。BUS6で一気に高速化したのでBUSユーザーが体感で感じられるかは不明)

・普通にサクサク入力できる新UI(画面キャプチャを見る限り、それほど新しいUIは導入して居なさそうです。

でしょうか??私はBUSシリーズユーザーじゃないのでBUSとの比較はわかりませんが(大汗)。

正直出すタイミングが悪かった商品ですね。SS7が一般的になる前に勝負かけたかったんでしょうけど、リリース時はまだ完成度が高くなかったわけで、基礎構造が完成しそうな今年勝負をかけていれば評価も変わってきたと思います(あくまで販売店的視点です)。BUS6が完成度が高く競争力が残っているタイミングにあえて勝負をかけた意地はわかりますが・・・。

なお、BUS6で対応していた同社耐震診断ソフトとの連携ができず、同社のHOUSE-ST1等の連携機能も未搭載なのも厳しいですし、IFCやST-Bridgeとの連携もまだ・・・と寂しい現状を考えると新ソフトなのにあまり話題がでないのも仕方が無いのかな?とも思います。

木造構造計算のAI化の波

すでに、10年くらい前からまことしやかに言われてきた木造構造計算のAI自動化が、昨年あたりから現実になりそうな感じがしてきました。

昨夏、住友林業の子会社、ホームエクスプレス構造設計が、ビルダーやプレカット工場向けの構造設計支援サービスを開始。住宅用CADのアーキトレンドで作成された意匠図データから、構造計算書、構造伏図、プレカットCAD連係データを自動作成するというもの。単純な形の建物ならこれで自動化でき最短3営業日だそうです。耐震等級3の性能確保に必要な最適部材を自動算出することも可能です。2023年12月期には、ビルダー300社、3000棟の提供を目標に掲げているそうです。4月15日に説明会もあるそうでいよいよ、という感じです。価格も、連携ソフトは10万円、初期設定で10万円と敷居が低く、1棟あたり18万円という価格も、既存の木造構造設計者にとっては驚異となりそうです。ベタ基礎も設計範囲に入っていることもポイントです。もっとも、責任範囲で「設計補助の業務(監理業務は含まない)」という部分がちょっと気になりますが、一気に普及しそうです。

他にも噂を聞くサービスもあります。まだ細かいところに手が届かないと思いますが、AIの進化は初期は遅いものの、加速化しますので油断はできません。木造構造設計者も、建売で棟数やって利益あげているだけのところは、ピンチに追いやられそうです。またビルダーも使っているCADなどで、明暗がわかれてくる可能性があります。

どちらにせよ、動向を注視しなければならない時代になったようです。

 

ST-Bridgeで構造解析データとBIMデータの整合を自動確認「STB-DIFFChecker」

日建設計と日本設計が、ST-Bridgeを介して構造解析データとBIMデータ間の整合確認を行う「STB-DIffChecker」を無償公開開始しました。

Auchifutre-webより

公開はGitHUbで公開中です(上記サイトを参照ください)。

これが無償というのは凄いですね。BIMならではの使い方です。CADだと表現方法などで難しいですからね。業界のことを考え無償公開というのも凄いです。

ただ、どんどん大手と個人事務所の差が広がっていくような気もします。私の地域・お客は未だJWWが8割を占めています。高齢者は引退も近いので良いのかもしれませんが若年層はそろそろ有償のBIM、CADの導入を本格的に考えなければならない時期に入っているのかもしれません。

構造計算ソフトもST-Bridgeに未だ対応しないものもあります。開発に優先順位があり人的リソースも限られている中、難しいかもしれませんが、ST-Bridge対応は急いだほうが良さそうです。若い将来のあるユーザーに選ばれなくなりますから。

HOUSE-ST1からWallstatへのデータ変換

やっぱり最近の木構造のソフトウェアの話題はWallstatかな~と考えると、各ソフトがWallstat変換に力を入れるのは仕方が無いことかもしれません。最近もアドバイスが欲しいとソフトメーカーから依頼があったばかりです。ただ進化中のソフトで、完全にコンバーターなるものを作ると、ファイル形式が変わったときなど対応できなくなるので、CEDXM経由というのは、良い落とし所だと思います。しかしながら各ソフトで対応状況がかなり違うので使い方がわかりにくいというデメリットもあります。

HOUSE-ST1の場合、変換する形状が適したものであれば、比較的簡単に柱、梁は変換できます。壁仕様は後で定めた方が良いですし、手摺り・垂れ壁などの加味するなら、Wallstat上で入力が必要です。HOUSE-ST1はなぜか各階の荷重を自動転送できるようにCEDXMデータにインポートしているので、とりあえずの重量が設定されていて便利な反面、構造計算の重量で良いのか?ということは若干悩みます。

そのかわりシンプルな転送になっているので、何を加えるかは自分で予めフローチャートを作っておけば迷うことは少ないかと。

上記の動画は、簡単な木造2階建てを転送して揺らしてみるまでを動画化しています。Wallstatの変換スピードって本当に遅いな~なんて感じるかもしれません(これでも結構速いパソコンです)。あまり編集しないで(特に変換は)いるので、HOUSE-ST1をこれから購入しようとする方や、連携をやってみようと思う人は参考になると思います。

DRA-CAD19の新機能 レイヤ単位でスイッチ

意外と使えるようになったDRA-CAD19のスイッチ機能。レイヤ単位で部品の入れ替えができます。

kizukuriで計算後、kiz-subで金物図を変換したあとに、再計算で金物が変わった!などというときにチェックが面倒です。そんなとき前後でレイヤ単位でスイッチすると正確に変換できます。

こんな感じの図面。金物の変更やチェックは面倒です。そこでレイヤ単位のマージです。

まずレイヤパレットで、金物引出線と金物記号のレイヤ(JWWだとレイヤグループ0の2と3レイヤ。DRA-CADだと003と004)にチェックを入れて、右上の歯車をクリック。

 

チェックされているレイヤに対する処理のうち、スイッチを実行します。ファイル選択画面になるので、変更する図面を選択します。

こんな感じで金物だけ変更されました!!非常に便利ですが、位置も正確にしなければならないので、kiz-sub出力図面は工夫が必要です(事前に位置を合わせておく)

なお、変更後の図面は最初はDRA-CAD図面しか選択できませんが、その他のファイルにすれば、JWWも選択できますし問題なく動いています(もしかしたら保証対象外かもしれませんが)。

結構簡単で威力抜群なので是非覚えてみてください!!

 

 

 

Croscopeのバージョンアップしてほしい

株式会社FMシステムのCroscopeは、価格3万円のCAD・画像ビューアです。DRA-CAD作っている会社の関連だけあって、DRA-CADやAutoCAD、JWWのファイルのビューア・変換としてだけでなく、距離や面積の測定まで出来たり、画像の汚れや傾き修正、マルチTIFFのページ差し替えなどCADとは異なった便利な機能満載でした。しかし細かなアップデートはあったものの、バージョン1のままで止まっています。3次元表示は実現せず、AutoCADは2007図面形式まで保存、JWWは6.21まで保存に留まっています(開くほうもDWGは2017まで、JWWは8.10bまで)。

iPadに移植したらすごい需要があるだろうな、と思っていましたが、タブレット版もでず。ポテンシャルから考えたらすごくもったいないな、という状態です。

とはいえ、ファイル形式は上記で十分だったりしますし、AutoCADとJWWの変換ができるソフトも少ないのは事実。この商品を知らない方も多いので、知ったら欲しくなる方もいるかもしれません。もっともメーカーも薄利の商品にあまり力を入れたくないのかもしれませんが。ホームページからも多くの情報が載っていない状態です。

購入はこちら

 

DRA-CAD19アップデート

1月22日のアップデートで、64ビット版で強制終了する不具合の修正など細かいバグフィックスに加えて、QRコード作成で4K/8Kなどの高解像度モニターに対応しました。

全体的にDRA-CAD19は評判が悪くも良くもないバージョンですね。ある意味良い意味で枯れたCADであり、安心して使えることが一番のメリットでしょう。また毎年バージョンアップする意味も機能追加という側面だけでなく、最新OSへの対応、JWWやAutoCADのファイル形式の追加に対する対応などがあり、バランスがとれています。その意味では年会費制への移行は非常に理にかなっております。また年会費制でなくてもそのまま使い続けられる配慮もありますので、毎年バージョンアップしたくないユーザーにも対応しています。

もっともAutoCAD互換CADなど2DのCADでは割高の部類に入ってしまっているので、今後も機能追加やユーザーの欲しがる機能をどう取り入れていくか?時代にあった機能をどう取り入れていくか?が課題でしょう。

今さらながらDraftsightを考えてみる

Draftsightといえば、メーカー製のAutoCAD互換CADにも関わらず、無料で公開してくださっていたので、結構ユーザー数が多かったです。しかし有料版だけになってしまったので、使うのを諦めた方も多かったのではないでしょうか?しかしながら、Draftsightの一番安いスタンダード版は、年10900円と非常に安いです。初期投資がなくてこの値段は魅力なのは明らかです。何でも無料!というのはプロとして仕事をやっている以上、それを主張するのは恥ずかしいことなので、まずはこのクラスから、というのはいいかもしれません。

私がお勧めしているDRA-CAD 19LEの場合、買い切りですが税込84640円もします。これに年会費が年26400もかかる事を考えると破格です。

このブログでも紹介しているJWWからの乗換に向くAutoCAD互換CADのARESは、スタンドアロンの永久ライセンスは48000円、年会費は10000円です。初期投資が許せるのであれば、こちらもいいかもしれません。IJCADなど他にも魅力的なCADがありますので、冬休みに検討してみてはいかがでしょうか??

 

DRA-CAD19は人気なのか??

DRA-CADの販売店であるので、自分の店でどれくらい売れているか?ということは、毎年大まかに掴んでいますが、今年は・・・売れていますねぇ。他の店とかユーザーに聞いても例年通りと聞いているのですが何故でしょう??しかも今年は初めてLEを通常版が売上げを上回っています(決してLEが不調というわけではなく、普通に売れています)。またLEから通常版への変更バージョンアップも発生しています。表題のDRA-CAD19というのは、LEではなく、「通常版」という意味です。

改めてプレスリリースを見ると、通常版のメインの機能アップは、3次元機能の強化です。立体の切断線・断面線を作成する機能です。あれば便利ですが、これだけのために買うとも思えません。少なくともバージョンアップはともかく新規購入者の心をくすぐるとは思えません。

次に立体に重心のスナップです。構造設計者向けの機能で、本当にあれば便利です。しかし、某ショップでの購入層を見ると、世間が思っているほど構造には偏っておらず、意匠設計者のほうがはるかに多いのも実状です。この機能を意匠設計者が使うとも思えません。

キャンペーンで安くなっているとはいえ、10万円を超えるソフトを何も考えずに購入するとは思えません。3次元で考えれば、VectorWorksに比べればはるかに安いですし、BIM系に比べれば安いです。ただし3次元でメジャーなスケッチアップより高く、FormZ Pro9と同じくらいの価格です。Jrであれば更に安いです。値段で、選んでいるわけではなさそうです。

いうまでもなく、国産CADのベストセラーとして確固たる地位を築き上げているので、売れないわけはないし、お勧めできるCADなのですが、従来価格的にもこなれており実務では2次元が使われている現状を考えると、LEのほうが売れて当然ですし、通常版不要論も一部に出ていると聞きます。

ふとホームページを見るとユーザーからの作例が掲載されています。古いバージョンのものが多いのですが、DRA-CADのポテンシャルを知る上では、良い例がでています。昔はこんなにレンダリング時間がかかったんだ・・・と最近の環境向上に驚かされます。

まあなぜ売れているのか?は正直わかりませんでした。もう少し突っ込んで調べて見るとわかるのかもしれませんが、年末なので今年はこの程度にしておきます。

DRA-CAD19、DRA-CAD19LEともに、まだまだキャンペーン価格でお買い得となっていますので、是非ご購入検討ください。もう昔のイメージではありませんよ・・・。