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i-ARM Ver3.0.0.3

建築ピボットの建築設計プラットフォーム(そんな分類なのね、今。昔はBIMとして開発されていたはずだが)のi-ARMのアップデートが公開されています。アナウンスされているとおり同社の日影・天空率・斜線と日射量計算ソフトLAB-SSが終売となり、i-ARMに一本化されることを受けて、LAB-SSのファイルをインポートできるようになりました。またSketchUP2021ファイル形式に対応しました。また細かなアップデートがありました。前回からバージョン番号が3台になりましたが、大きな変化があったのでしょうか?最近、計画系ソフトとしてのi-ARMの問い合わせが2件ありましたが売れたのでしょうか??気になります。

LAB-SS販売終了 i-ARMが正式に後継ソフトに

建築ピボットの日影・天空率・斜線と日射量計算ソフト「LAB-SS」が終売になります。それほど売れていたとは聞きませんが、計画系のソフトでは一定のシェアがあったようです。何しろ逆日影もできましたし、日影関連の多彩な出力は魅力でした。実は昔、別別の機能でもう少し安価だったような気がするのですが、現在は統合されて高価になっていました。このあたりは当時「なんだかな~」と感じたものです。

さて、このソフトはなくなって困る人もいる、ということで同社BIMソフトのi-ARMが数年前からLAB-SSの機能を含有するようになっていました。どのような目的でそうしていたか?は知りませんが、今回の終売を受けると、なるほどな!と思ってしまいます。i-ARMの手軽な操作性とLAB-SSの高機能を組み合わせた新しいソフト・・・ということになりますね。

そのためLAB-SSユーザーには1年間のi-ARM特別ライセンスを供給されるそうです。その間になれて頂ければ、ということでしょうか?約10万円の年間使用料が無料なので、魅力的に映る方もいるかもしれませんが、その後毎年10万円かかるのはどうかと思います。そもそもi-ARMが売れていないのは周知の事実?ですし。

年会費が嫌な方は、今のうちにLAB-SSを買うのも手です。9月まで同社オンラインソフトで購入できますし。そのあたりはお好きなように・・・。

SS7に木造ラーメン機能追加

ユニオンシステム株式会社のホームページによると、同社一貫構造計算ソフトSS7に、木造ラーメン計算機能を搭載すると発表しています。5月予定とのことなのでそろそろでしょうか?私が聞いていた情報よりも早いですが。これによりRC造やS造との平面および立面混構造が可能になります。

それに加えて、SS7の平面図や立面図をDXFに変換できるようになります。整合性チェックなどで便利なので、ぜひ他の構造計算ソフトでも搭載してほしいものです。

あと、このアップデート予定で嬉しいのは、SS7の起動時にバージョンが選択出来るようになるそうです。異なるバージョンで計算している最中はアップデートができない・・・などがなくなりそうです。

旧SSユーザーの中には、SS7に懐疑的な方が多かったですが、現在はかなり乗換が進んでいるようです。一方でBIM対応は思っていたように進んでいないようです。まあ環境の問題もありますので、ユニオンや他の構造計算ソフトメーカーだけの責任ではないのですが。

BIMデータによる建築確認の事前協議において、BUS-6+RevitOp.が使用されました

構造システムホームページより(2021/4/21)

BIMデータによる建築確認の事前協議において、BUS-6+RevitOp.が使用されました

BUS-6+RevitOp.は株式会社構造システムのソフトウェアです。同社の一貫構造計算ソフト「BUS-6」と、オートデスク社のBIMソフトウェア「Autodesk Revit」間でデータ共有を実現する画期的なソフトです。両ソフトでひとつの建物データ(Revitプロジェクト)を共有し、BIMモデルとの整合性を保持しながら構造計算を進めることが出来ます。BIMと構造系ソフトの連携ならST-Bridgeがあるのでは?と思いますが、まだまだの規格であり、あくまでファイル形式どまりですから、RevitOP.に有利な面があります。もっともST-Bridgeも着々と進化していますので、他社はST-Bridge系を進めていくのでは?とも思われています。

専用ソフトだけあり、両ソフトの特徴を含有できるので、完成度が高いです。ただし、BIMは非常に進化が速い分野なので、このソフト側が常に対応し続けられるか?など課題もあります。またコンバーターと考えてしまうと55万円という価格は高価に感じますが、BIM関連は高価ですし、これが特別・・・という感覚はありません。

しかし、先駆的というのに、同社の新型構造計算ソフト構造モデラー+NBUS7に未対応なのは非常にいただけない。まだ乗り換えているユーザーがほとんどいないとはいえ、旧製品にしか対応していないというのは、イメージが悪いです。何しろ開発中とは書いてあるものの、発売日すら確定していません。正直BUS-6は、比較的新しい設計になっていて現状の構造設計に使うのに他社にそれほど遅れを取っているわけではなく、競争力もある商品だったのに、NBUS7を出したことで旧製品に見えてしまうことも印象が悪くなってしまいます。すでに商品紹介から除かれ、WEBショップでも購入できない商品のオプション・・・・。なかなか評価が難しいです。

もっとも設計、構造設計の世界は確実に動いてきています。Rhinoceros+Grasshopperで構造計算を行う試みも現実的になってきました。既存の一貫構造計算ソフトを脅かす存在ではないとは思いますが、一定の地位を築きそうです。硬直的に考えていると一気に置いていかれそうで怖いです。

まあ私も年なので追従するつもりはありません。ゆっくり進化を眺められる立場になれればいいな、と思っています。

 

構造モデラー+NBUS7(+基礎含む)を試用してみて GWなので長文


はい。様々な構造屋さんから、NBUS7の試用版なんで出ないの~と尋ねられていましたが、こちらも販売店として要望を続けていたら開始してくれました!!!感謝です!!まあ販売店といっても私はBUSユーザーじゃないし、私の意見を汲んでくれたわけじゃないだろーけど。しかしフル機能を使える試用版を告知して無償貸与を開始したことで、購入予備軍が気軽に試せる環境がようやく整ったことに安堵しています。発売されて1年経過しているんですが・・・。

さて、私はBUSユーザーではないので、試用には適さないのですが、散々文句を言ってきた(主に名前と試用版の件と、ユーザーレビューがないこと)ので、借りてみました。よく貸してくれたと思います(大汗)。感謝です!!借りたのでゴールデンウィークの空き時間にコソコソ使ってみました(ああ、お仕事の納期が・・・)。

さて、本来は街の小さな設計屋さんで、構造専業でもないし、鉄骨造はわからないし、RC造も実務では小さなものしかしないので、技術的な点は今回控えますが、まあ、なんといいますか・・・せっかくの新設計が過去にとらわれてて残念な形で進化しています(退化はしていない)。

まず、とっつきにくさ。いい加減にウィザード形式をもう少し進化させても良いのでは?と思います。建築系のCADや木造系の他社の構造計算ソフトなど見ていると流れは説明書を見なくても分かる導入部分があるのだが、まったくもってユーザーに近づかない感じ。たぶん日常から一貫構造計算ソフトを触っていれば問題ないんでしょうけど、これだと操作を覚えるだけでも時間がかかります。正直RC造なんて、木造や鉄骨造に比べてシンプルなわけだから、もう少しなんとかなったはず。このあたりは同社のHOUSE-WLなど旧世代のソフトから進化は見られないように感じます。たぶん、新しい若いこれからのユーザーに買ってもらおうというより、他社のユーザーからの乗り換えを狙ったんだろうけど、SEINもSSもBuildも進化した今となってはねぇ・・・。初心者狙いでいいなじゃないですか??

それは、CADデータから様々なデータを読み込める、構造モデラー最大のメリットの部分でも見て取れます。メニューがCADデータ読み込みありきで、作られています。最終的に意匠設計が完成している段階ならこれでも良いですが、検討段階などだと当然1からの入力になります。CADからの入力は丁寧で良いのに、位置からの場合の建物基本設定や個別設定や設計方針など本当に扱いにくい。過去の計算ソフトを引きずりまくっている感じです。そんなわけで1からのダイアログであまり気付かないだろうところに面白いバグが潜んでいます(5/27 気がつかないみたいのなので指摘。直してもらいました)。

まあ、初めから散々ですが、ここを通り越すとまあまあ素敵なのですがもう少し文句書きます(もう少し読んでね)。

そこまでしてやっと起動すると・・・画面がダサい(すみません。それしか言えませんでした)。現在のリボンメニューのアイコン、メニュー体系は、洗練されていて使いやすいです。HOUSE-WLやHOUSE-ST1のカオスぶりからみると非常に良く出来ています。調べやすいし。もう少し階層を欲張っても良かったかな?と思えますが(しないから使いやすい)、入力を考えて「構造モデラー」を前面に出してきた面目躍如といったところでしょうか?

リボンメニューの下にアイコンが並ぶ・・・

なのにリボンメニューの下に、わけのわからないアイコン群が・・・。画面が広くなったからといって横長なのでこの一行が余計です。意味もわからず移動できちゃうことも??です。なにせ分割されていますし何処に移動すれば良いのでしょう??Photoshopみたいにするか?右側に集めるとかもう少しわかりやすくするとか方法がなかったのでしょうか?形をカスタマイズできるとか。もしアイコンにこだわるならSS7みたいな旧来のインターフェイスで良いわけね・・・。あと、柱など入れる時にマウスカーソルに部材が表示されるのは便利で良いのですが・・・ダサいです。なぜクロスカーソルの真上なのか???なぜそのフォントなのか?あとちらつきが(汗)。まあ実用性問題ないんですけど、せっかくの新設計なのですからねえ。そして・・・左上のソフトを示すアイコンが・・・ダサすぎるし意味不明。構造モデラーのほうはKM Modelと一体何なんだろう???ここはそのままで良かったのでは????そして、計算帳票画面は「KM NOUT」・・・・何なんでしょうねぇ。ダサいだけでなく意味不明が更に増します。あと、計算結果もなんですけど、タブが並びすぎてしまうのも難。これもなんとかならなかったのでしょうか???ダイアログも陳腐です。SS7格好いいのに・・・。特殊荷重系ももっとなんとかなったはず!画面デザインのツッコミで何本もブログが書けそうです。

・・・一体何なんだろうと思えるアイコン。BUSっぽさゼロ。BUSユーザーが悲鳴を上げること間違いなし!

さて、悪いところはここまで!このソフトの最大のウリはCADデータからの素早いモデリングですが、一から入力していても非常に快適です。特に右クリックをうまく使っています。部材リスト関連から入力までスピーディーに行きます。これはビルディングエディタやACE許容やWALL-1など使っていた人にとっては便利に感じると思います(BUSは知らん)。手戻りが少ないので簡単なモデルなら簡単に入力完了しますしミスが少ないインターフェイスだと思います。構造システムお馴染みの左下の立体が表示されるのも良いです。まだHOUSE-ST1のような連携はありませんが、それができるようになると威力を発揮します。目線の動きでいえば、右側上に各階の移動などを持ってきたのも良いと思います。スパンの変更や通りの追加など木造構造計算ではお馴染みの機能が普通に使えます。

比較的見やすく入力しやすい。マウス操作ミスによる手戻りは少なめで良い感じ

部材リストが、使いやすくなっていることも良い感じです。サクサクリストを作れ、変更できるのは快適です。若干スピードがもっさりなのが気になりますが、普通の人なら気にならないでしょう。

CADからは、やってみましたが実用的なモデルを選ぶようです。きちんとレイヤわけされて、矛盾が無いようなCADデータがあまりないので辛いところですが。現時点だとBIMデータよりCADデータを優先したのは良い判断だと思います。BUS6にはRevitオプションがあり、BIMはオプション対応という姿勢のようです。意外と細かい設定もあり、なかなか良い感じで変換できますね。もっとも私のような小さな物件メインの場合は、入力しやすくなったソフトなので一から入力しちゃうな~とも思ってしまいます。あと、構造図先に書いてから入力する人いるので、それを読み込める機能が欲しいな。

計算が速いのも有り難いです。SEINの遅さでフラストレーション満点でしたから(プレミアムになって速くなったのは周知の通り)。保有使わなければ座席を立つまでもない場合があります。そして保有も速いです。あんまり計算とかしたことなかったけど、隣の席で一貫回している人たくさん見て来ましたら、えっ?という感じです。

面白いのが、構造計算すると先ほど酷評したKM NOUTの画面が出ます。ヘルプでみても、これはNOUTだそうです。NOUTの説明はありません。計算結果なんでしょうけど。そうなるとNBUS7というソフトは表には出てこないのかもしれません(ならアイコンも必要ない??ということか??大汗)。

従来の構造システムの計算結果の画面は人気があり、これも従来のものを更に進化しようとしているようです。同社のソフトの良い部分を取り込んでいくと非常に良くなると思います。難をいうならファイルビューが邪魔して計算書を大きく見ることが難しい事です(ツリーを並べる禁じ手・・・)。もちろん最小化して使えばいいのでしょうけど、意外とファイルビュー使います。リボンメニューをあまり使わないので、うまく上部に押し込んでくれればなと思います。たぶんですけど、結果概要やエラーやワーニング指摘を別ウィンドウに出して知らせた方がいいのな?とも思います。あとリボンメニューに警告を出すとか。もう少し目立たせたいところです。

従来の構造計算ソフトで嫌だな~と思うのが、躯体の重量と積載荷重と仕上げが、混ざってしまって頭の中で整理しにくいこと。構造モデラーでは、まあ普通かな?という感じですが、わかりやすいほうではあります。もう少しここを画期的にすると初心者は荷重間違いをしなくなるでしょう。

ルート1の建物を複数入力して検証してみましたが、このレベルでは特に問題は発生しませんでした(当たり前だろ)。サクサク入力でき、過去の一貫計算ソフトとは入力に慣れるまでの時間が違いますし、実際の入力時間も短いです。

小規模物件から試さないと初心者は厳しいです。その面ではサンプルはもう少し何とかして欲しかったです。学びやすいサンプルをもっとつけて欲しい所です。またツールチップの説明ももう少し丁寧にして欲しいし、ヘルプも丁寧にして欲しいところです。

ユーザーが少ないのでもっと変なのになっていないか心配でしたが、デザイン面はともかく、使いやすくはなっていたので少し安心しました。まだ細かな不具合もありますし、機能的にBUS6に追いついていない部分もありますので、できるだけ速く対応して欲しいなと思います。

レビューは後日、気が向いた書きます。GWは他のこともやりたいので。ではでは。

注:メーカー記述は、+NBUS7、+基礎のような、構造モデラーに追加でプラスする表現のようですが、なまあず日記styleでは単独の場合は+を除いて表記しています。ご了承ください。

BIM連携省エネ計算ソフト「M-draw for Revit」

株式会社イズミシステム設計から、Autodesk社のBIMソフトRevitに連携可能な省エネ計算ソフト「M-draw for Revit」を3月にリリースしています。同社によるとRevit連携の省エネ計算ソフトは国内初という。まだなかったと思うと意外だな〜って感じましたが、法改正も多かったし、普及はこれからだな、という感じ。Revitから必要情報を取り込み根拠図面の自動生成で作図業務を大幅に短縮できるそうです。

また4月には、SeACD for Revitをリリース。こちらはBIMソフトAutodesk Revit上で個別空調・換気機器選定を行うソフトウェア。矢継ぎ早にリリースしていますね。時流に乗ることが大切なソフトウェアは、いかに法改正などに合わせてリリースするかが大事です。もちろん汎用品も大事ですがRevitのような影響力の高いソフトにいち早く対応することは、企業の信用につながります。

さらに6月まで、決算キャンペーンで10%OFF&初期費用無料などお得なキャンペーンを実施しています。詳しくは同社のホームページを御覧ください。

構造モデラー+NBUS7キャンペーン情報

新商品のキャンペーンを一年くらい続いていましたが(汗)、キャンペーンが切り替わりました。

株式会社構造システムの一貫構造計算ソフト「構造モデラー+NBUS7」のステップアップキャンペーンが4月1日から始まりました。5月31日までの2ヶ月間です。

以前のキャンペーン価格よりは高いのですが(発売されて1年経っているので当たり前ですが)、それでも通常より安価となっています。また無償貸出キャンペーンも追加で(ここ重要!)実施されます。さすがにどんなソフトか知られていないのに100万超のソフトを買うわけがないので、無償で2ヶ月お試しできるようになりました。

構造モデラー+NBUS7の特徴を3つ挙げるとするなら・・・・

・意匠CADデータから構造モデルを入力出来る(今さらCADかと思うかもしれませんが、やっぱりまだまだCAD主体の会社が多いですし、BIMでもCADデータ吐き出せるわけだから現在ならこのほうが汎用性が高いのも事実。ただ先進性という意味ではこの機能をウリにするのは??です)

・実用的な計算速度(動作も軽く計算速度も良好のようです。使い勝手に関わる部分なので重要です。BUS6で一気に高速化したのでBUSユーザーが体感で感じられるかは不明)

・普通にサクサク入力できる新UI(画面キャプチャを見る限り、それほど新しいUIは導入して居なさそうです。

でしょうか??私はBUSシリーズユーザーじゃないのでBUSとの比較はわかりませんが(大汗)。

正直出すタイミングが悪かった商品ですね。SS7が一般的になる前に勝負かけたかったんでしょうけど、リリース時はまだ完成度が高くなかったわけで、基礎構造が完成しそうな今年勝負をかけていれば評価も変わってきたと思います(あくまで販売店的視点です)。BUS6が完成度が高く競争力が残っているタイミングにあえて勝負をかけた意地はわかりますが・・・。

なお、BUS6で対応していた同社耐震診断ソフトとの連携ができず、同社のHOUSE-ST1等の連携機能も未搭載なのも厳しいですし、IFCやST-Bridgeとの連携もまだ・・・と寂しい現状を考えると新ソフトなのにあまり話題がでないのも仕方が無いのかな?とも思います。

木造構造計算のAI化の波

すでに、10年くらい前からまことしやかに言われてきた木造構造計算のAI自動化が、昨年あたりから現実になりそうな感じがしてきました。

昨夏、住友林業の子会社、ホームエクスプレス構造設計が、ビルダーやプレカット工場向けの構造設計支援サービスを開始。住宅用CADのアーキトレンドで作成された意匠図データから、構造計算書、構造伏図、プレカットCAD連係データを自動作成するというもの。単純な形の建物ならこれで自動化でき最短3営業日だそうです。耐震等級3の性能確保に必要な最適部材を自動算出することも可能です。2023年12月期には、ビルダー300社、3000棟の提供を目標に掲げているそうです。4月15日に説明会もあるそうでいよいよ、という感じです。価格も、連携ソフトは10万円、初期設定で10万円と敷居が低く、1棟あたり18万円という価格も、既存の木造構造設計者にとっては驚異となりそうです。ベタ基礎も設計範囲に入っていることもポイントです。もっとも、責任範囲で「設計補助の業務(監理業務は含まない)」という部分がちょっと気になりますが、一気に普及しそうです。

他にも噂を聞くサービスもあります。まだ細かいところに手が届かないと思いますが、AIの進化は初期は遅いものの、加速化しますので油断はできません。木造構造設計者も、建売で棟数やって利益あげているだけのところは、ピンチに追いやられそうです。またビルダーも使っているCADなどで、明暗がわかれてくる可能性があります。

どちらにせよ、動向を注視しなければならない時代になったようです。

 

ST-Bridgeで構造解析データとBIMデータの整合を自動確認「STB-DIFFChecker」

日建設計と日本設計が、ST-Bridgeを介して構造解析データとBIMデータ間の整合確認を行う「STB-DIffChecker」を無償公開開始しました。

Auchifutre-webより

公開はGitHUbで公開中です(上記サイトを参照ください)。

これが無償というのは凄いですね。BIMならではの使い方です。CADだと表現方法などで難しいですからね。業界のことを考え無償公開というのも凄いです。

ただ、どんどん大手と個人事務所の差が広がっていくような気もします。私の地域・お客は未だJWWが8割を占めています。高齢者は引退も近いので良いのかもしれませんが若年層はそろそろ有償のBIM、CADの導入を本格的に考えなければならない時期に入っているのかもしれません。

構造計算ソフトもST-Bridgeに未だ対応しないものもあります。開発に優先順位があり人的リソースも限られている中、難しいかもしれませんが、ST-Bridge対応は急いだほうが良さそうです。若い将来のあるユーザーに選ばれなくなりますから。

HOUSE-ST1からWallstatへのデータ変換

やっぱり最近の木構造のソフトウェアの話題はWallstatかな~と考えると、各ソフトがWallstat変換に力を入れるのは仕方が無いことかもしれません。最近もアドバイスが欲しいとソフトメーカーから依頼があったばかりです。ただ進化中のソフトで、完全にコンバーターなるものを作ると、ファイル形式が変わったときなど対応できなくなるので、CEDXM経由というのは、良い落とし所だと思います。しかしながら各ソフトで対応状況がかなり違うので使い方がわかりにくいというデメリットもあります。

HOUSE-ST1の場合、変換する形状が適したものであれば、比較的簡単に柱、梁は変換できます。壁仕様は後で定めた方が良いですし、手摺り・垂れ壁などの加味するなら、Wallstat上で入力が必要です。HOUSE-ST1はなぜか各階の荷重を自動転送できるようにCEDXMデータにインポートしているので、とりあえずの重量が設定されていて便利な反面、構造計算の重量で良いのか?ということは若干悩みます。

そのかわりシンプルな転送になっているので、何を加えるかは自分で予めフローチャートを作っておけば迷うことは少ないかと。

上記の動画は、簡単な木造2階建てを転送して揺らしてみるまでを動画化しています。Wallstatの変換スピードって本当に遅いな~なんて感じるかもしれません(これでも結構速いパソコンです)。あまり編集しないで(特に変換は)いるので、HOUSE-ST1をこれから購入しようとする方や、連携をやってみようと思う人は参考になると思います。