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構造モデラー+NBUS7(+基礎含む)を試用してみて GWなので長文


はい。様々な構造屋さんから、NBUS7の試用版なんで出ないの~と尋ねられていましたが、こちらも販売店として要望を続けていたら開始してくれました!!!感謝です!!まあ販売店といっても私はBUSユーザーじゃないし、私の意見を汲んでくれたわけじゃないだろーけど。しかしフル機能を使える試用版を告知して無償貸与を開始したことで、購入予備軍が気軽に試せる環境がようやく整ったことに安堵しています。発売されて1年経過しているんですが・・・。

さて、私はBUSユーザーではないので、試用には適さないのですが、散々文句を言ってきた(主に名前と試用版の件と、ユーザーレビューがないこと)ので、借りてみました。よく貸してくれたと思います(大汗)。感謝です!!借りたのでゴールデンウィークの空き時間にコソコソ使ってみました(ああ、お仕事の納期が・・・)。

さて、本来は街の小さな設計屋さんで、構造専業でもないし、鉄骨造はわからないし、RC造も実務では小さなものしかしないので、技術的な点は今回控えますが、まあ、なんといいますか・・・せっかくの新設計が過去にとらわれてて残念な形で進化しています(退化はしていない)。

まず、とっつきにくさ。いい加減にウィザード形式をもう少し進化させても良いのでは?と思います。建築系のCADや木造系の他社の構造計算ソフトなど見ていると流れは説明書を見なくても分かる導入部分があるのだが、まったくもってユーザーに近づかない感じ。たぶん日常から一貫構造計算ソフトを触っていれば問題ないんでしょうけど、これだと操作を覚えるだけでも時間がかかります。正直RC造なんて、木造や鉄骨造に比べてシンプルなわけだから、もう少しなんとかなったはず。このあたりは同社のHOUSE-WLなど旧世代のソフトから進化は見られないように感じます。たぶん、新しい若いこれからのユーザーに買ってもらおうというより、他社のユーザーからの乗り換えを狙ったんだろうけど、SEINもSSもBuildも進化した今となってはねぇ・・・。初心者狙いでいいなじゃないですか??

それは、CADデータから様々なデータを読み込める、構造モデラー最大のメリットの部分でも見て取れます。メニューがCADデータ読み込みありきで、作られています。最終的に意匠設計が完成している段階ならこれでも良いですが、検討段階などだと当然1からの入力になります。CADからの入力は丁寧で良いのに、位置からの場合の建物基本設定や個別設定や設計方針など本当に扱いにくい。過去の計算ソフトを引きずりまくっている感じです。そんなわけで1からのダイアログであまり気付かないだろうところに面白いバグが潜んでいます(5/27 気がつかないみたいのなので指摘。直してもらいました)。

まあ、初めから散々ですが、ここを通り越すとまあまあ素敵なのですがもう少し文句書きます(もう少し読んでね)。

そこまでしてやっと起動すると・・・画面がダサい(すみません。それしか言えませんでした)。現在のリボンメニューのアイコン、メニュー体系は、洗練されていて使いやすいです。HOUSE-WLやHOUSE-ST1のカオスぶりからみると非常に良く出来ています。調べやすいし。もう少し階層を欲張っても良かったかな?と思えますが(しないから使いやすい)、入力を考えて「構造モデラー」を前面に出してきた面目躍如といったところでしょうか?

リボンメニューの下にアイコンが並ぶ・・・

なのにリボンメニューの下に、わけのわからないアイコン群が・・・。画面が広くなったからといって横長なのでこの一行が余計です。意味もわからず移動できちゃうことも??です。なにせ分割されていますし何処に移動すれば良いのでしょう??Photoshopみたいにするか?右側に集めるとかもう少しわかりやすくするとか方法がなかったのでしょうか?形をカスタマイズできるとか。もしアイコンにこだわるならSS7みたいな旧来のインターフェイスで良いわけね・・・。あと、柱など入れる時にマウスカーソルに部材が表示されるのは便利で良いのですが・・・ダサいです。なぜクロスカーソルの真上なのか???なぜそのフォントなのか?あとちらつきが(汗)。まあ実用性問題ないんですけど、せっかくの新設計なのですからねえ。そして・・・左上のソフトを示すアイコンが・・・ダサすぎるし意味不明。構造モデラーのほうはKM Modelと一体何なんだろう???ここはそのままで良かったのでは????そして、計算帳票画面は「KM NOUT」・・・・何なんでしょうねぇ。ダサいだけでなく意味不明が更に増します。あと、計算結果もなんですけど、タブが並びすぎてしまうのも難。これもなんとかならなかったのでしょうか???ダイアログも陳腐です。SS7格好いいのに・・・。特殊荷重系ももっとなんとかなったはず!画面デザインのツッコミで何本もブログが書けそうです。

・・・一体何なんだろうと思えるアイコン。BUSっぽさゼロ。BUSユーザーが悲鳴を上げること間違いなし!

さて、悪いところはここまで!このソフトの最大のウリはCADデータからの素早いモデリングですが、一から入力していても非常に快適です。特に右クリックをうまく使っています。部材リスト関連から入力までスピーディーに行きます。これはビルディングエディタやACE許容やWALL-1など使っていた人にとっては便利に感じると思います(BUSは知らん)。手戻りが少ないので簡単なモデルなら簡単に入力完了しますしミスが少ないインターフェイスだと思います。構造システムお馴染みの左下の立体が表示されるのも良いです。まだHOUSE-ST1のような連携はありませんが、それができるようになると威力を発揮します。目線の動きでいえば、右側上に各階の移動などを持ってきたのも良いと思います。スパンの変更や通りの追加など木造構造計算ではお馴染みの機能が普通に使えます。

比較的見やすく入力しやすい。マウス操作ミスによる手戻りは少なめで良い感じ

部材リストが、使いやすくなっていることも良い感じです。サクサクリストを作れ、変更できるのは快適です。若干スピードがもっさりなのが気になりますが、普通の人なら気にならないでしょう。

CADからは、やってみましたが実用的なモデルを選ぶようです。きちんとレイヤわけされて、矛盾が無いようなCADデータがあまりないので辛いところですが。現時点だとBIMデータよりCADデータを優先したのは良い判断だと思います。BUS6にはRevitオプションがあり、BIMはオプション対応という姿勢のようです。意外と細かい設定もあり、なかなか良い感じで変換できますね。もっとも私のような小さな物件メインの場合は、入力しやすくなったソフトなので一から入力しちゃうな~とも思ってしまいます。あと、構造図先に書いてから入力する人いるので、それを読み込める機能が欲しいな。

計算が速いのも有り難いです。SEINの遅さでフラストレーション満点でしたから(プレミアムになって速くなったのは周知の通り)。保有使わなければ座席を立つまでもない場合があります。そして保有も速いです。あんまり計算とかしたことなかったけど、隣の席で一貫回している人たくさん見て来ましたら、えっ?という感じです。

面白いのが、構造計算すると先ほど酷評したKM NOUTの画面が出ます。ヘルプでみても、これはNOUTだそうです。NOUTの説明はありません。計算結果なんでしょうけど。そうなるとNBUS7というソフトは表には出てこないのかもしれません(ならアイコンも必要ない??ということか??大汗)。

従来の構造システムの計算結果の画面は人気があり、これも従来のものを更に進化しようとしているようです。同社のソフトの良い部分を取り込んでいくと非常に良くなると思います。難をいうならファイルビューが邪魔して計算書を大きく見ることが難しい事です(ツリーを並べる禁じ手・・・)。もちろん最小化して使えばいいのでしょうけど、意外とファイルビュー使います。リボンメニューをあまり使わないので、うまく上部に押し込んでくれればなと思います。たぶんですけど、結果概要やエラーやワーニング指摘を別ウィンドウに出して知らせた方がいいのな?とも思います。あとリボンメニューに警告を出すとか。もう少し目立たせたいところです。

従来の構造計算ソフトで嫌だな~と思うのが、躯体の重量と積載荷重と仕上げが、混ざってしまって頭の中で整理しにくいこと。構造モデラーでは、まあ普通かな?という感じですが、わかりやすいほうではあります。もう少しここを画期的にすると初心者は荷重間違いをしなくなるでしょう。

ルート1の建物を複数入力して検証してみましたが、このレベルでは特に問題は発生しませんでした(当たり前だろ)。サクサク入力でき、過去の一貫計算ソフトとは入力に慣れるまでの時間が違いますし、実際の入力時間も短いです。

小規模物件から試さないと初心者は厳しいです。その面ではサンプルはもう少し何とかして欲しかったです。学びやすいサンプルをもっとつけて欲しい所です。またツールチップの説明ももう少し丁寧にして欲しいし、ヘルプも丁寧にして欲しいところです。

ユーザーが少ないのでもっと変なのになっていないか心配でしたが、デザイン面はともかく、使いやすくはなっていたので少し安心しました。まだ細かな不具合もありますし、機能的にBUS6に追いついていない部分もありますので、できるだけ速く対応して欲しいなと思います。

レビューは後日、気が向いた書きます。GWは他のこともやりたいので。ではでは。

注:メーカー記述は、+NBUS7、+基礎のような、構造モデラーに追加でプラスする表現のようですが、なまあず日記styleでは単独の場合は+を除いて表記しています。ご了承ください。

HOUSE-省エネVer4アップデート

約1年ぶりのアップデートです。世の中は建築物省エネ法改正の話題で持ちきりですが、いろいろ対応してくれたのでしょうか??

さて、個人住宅用省エネ計算ソフト「HOUSE-省エネ」既存の最新アップデート適用のプログラムから、なぜかアップデートプログラムを認識できません(2021年4月26日10時現在)。メーカーには伝えましたが、今のところアップデートプログラムを構造システムグループのダウンロードサイトに取りに行くしか方法がなさそうです。ログイン等しなければならず面倒ですが、アップデートしてみてください。

さて、内容ですが、新Webプログラムへの対応はまだです。新地域区分の対応やη値基準値の変更や、コジェネ機種の取得など、正直既に行われていなければならないような対応や、軽微なバグフィックスです。

耐震診断資格者講習の受付は本日から

国土交通大臣登録の耐震診断資格者講習及び耐震改修技術者講習の受付は本日10時から7月31日までのようです。開催時期は7月頃のようです。もちろん会場だけで無くWEBも可能なようです。地方の方はむしろこの開催方法のほうが良いのかもしれません。

HOUSE-ST1 Ver8ファーストインプレッション

2020年10月新発売の木造構造計算ソフトHOUSE-ST1 Ver8のファーストインプレッションです。

今回は、大きな法改正も計算マニュアルの変更もない時期のバージョンアップということもあり、機能アップや、使い勝手のブラッシュアップがメインです。なのでバージョンアップをしないという選択もあるので、珍しくレビューを多く求められています。たぶん買うかどうか?判断しにくいということでしょう。

告示の変更により、構造用合板の倍率がCN釘を使った物が加わりましたが、前バージョンではなぜか?加えませんでした。このことの批判は多かったのですが、今回無事にデフォルトで使えるようになりました。

新機能がどのようなものがあるかは、別途ハンドブックにまとめましたので、興味のある方はこちらでPDFダウンロードしてみてください。

一通り使って見て感じたのは、無駄にアイコンの色などが変わったことは置いておいて、メニュー体系がブラッシュアップして飛躍的に使いやすくなったことです。バージョンアップのたびにメニューが加わり、非常に複雑になってきていましたが、ようやく整理されて使いやすくなりました。これは既存のバージョンになれた方は「あれ?」と思うかもしれませんが、最終的には作業しやすく感じると思います。新規の方はより使いやすいソフトだと感じると思います。

また長年計算時に、いちいち設定がでてくる独特の計算実行を改め、計算条件を別途にすることにより、直接チェックに入れるようになりました。元に戻す方法も用意されており元が良い方にも配慮されています。ちょっとの差ですが、スピーディーに計算できるようになりました。ルート2への切り替えやJIS A 3301の切り替え、出力記号や検定計算の数の設定なども、計算条件でできるようになったので快適です。ルート2に変えると帳票も自動で変わるのも便利です。

入力自体の改良は、梁交差部を越えて配置すると自動で分割され梁が配置される機能(kizukuriなどではお馴染み)など入力がある程度で小幅なブラッシュアップに留まります。ただ梁壁入力画面に、梁や壁のプロパティを表示・非表示などを切り替えられる機能(WOOD-STではお馴染み)がつきました。特に外壁・内壁を表示できるようになったので今までよりチェック・編集が簡単になりました。

一番の改良は構造計算結果の画面でしょう。今まででも構造計算ソフト界随一の部分でしたが、更に更に改良されました。ユーザーインターフェイスも一新され、更に使いやすくなりました。。描画属性の変更も行えるようになりましたし、ページを回転して確認できるようにもなりました。CAD変換なども詳細マウス操作モードにより、各項目からできるようになりました。またクリップボード転送も簡単になり、Excelに手軽に転送できるようになりました。こういう機能って項目により限定されたりするのですがその制約がありません。一般事項の建物概要なんかもクリップボードは項目毎に転送できます。CADもページ毎に転送できるようです。非常に便利に追加検討書や図面を作成することが出来ます。

クリップボードを介してExcelに転送。きちんと項目毎になっている。

CAD変換。枠や文字や表もCADデータに変換できる。

また出力できる帳票も増えました。ルート2がらみが強化されていますが、計算ルート判定や、プリチェックメッセージ一覧も同時に出力出来るようになりました。ルート判定、エラーやワーニングのチェックが楽になりましたね。今までみたいに他の画面を参照しなくてもチェックできるのは、思いのほか快適です。あと、柱頭柱脚の金物図が、他社のように各階柱頭柱脚でも出力出来るようになったのは便利です。これでCAD出力すれば、簡単に金物図が作成できます。ここまでやると、構造図を作成するコマンドを実装したほうが良いレベルまで来ています。まあ機能を駆使してオリジナル帳票を作る方が楽しいかもしれませんが。

目玉のCEDXM機能は非常にシンプルで設定がないので、機能としては楽なのですが、逆に制約もあります。またその割に変換出来る項目が多く、各階の地震力荷重なんかも転送できますので、Wallstatに自動で入力されたりもしてビックリします。転送出来る項目のON・OFFが欲しい所です。プレカットとは他のCAD同様大きくシステムが違うので、限定的な転送になりますので、実質Wallstatへの転送がメインだと思います。恐らく専用ではありませんが、ある程度想定した作りになっているので、Wallstatを使う場合も大きな武器になりそうです。また各要素をCEDXMに転送できたり要素を読み込めるわけで、例えばKIZUKURIにデータを転送したり、逆にkizukiriデーターを読み込んだり出来るのは面白いです。もちろん梁・サイズ・耐力壁などですが意外と楽しいです。もちろんアーキトレンドの梁伏図もCEDXM変換すれば使えます。複数のソフトを持っている場合、意外と活用の幅が広がるかと思います。

そんな感じで文字で説明するといろいろあるのですが、キャッチーではないのでわかりにくいのも事実なので、非常にわかりにくいです。また期待されたペントハウス対応や、斜め軸、構造図自動作図、同社HOUSEシリーズとのデータ互換など実現しなかったのも事実でやや物足りないのも事実です。しかし初めて触った人にも、既に旧バージョンを使いこなしている人にも意味のあるバージョンアップです。ここには書き切れない新機能もたくさんある(新機能ハンドブック参照)ので、特に旧バージョンをお持ちの方はバージョンアップしてみてください。後悔はしないと思います。

※なまあずショップ楽天市場店&なまあずソリューション共同企画

HOUSE-ST1 Ver8ハンドブック(新機能編)をダウンロードされた方で、なまあずショップ楽天市場店でHOUSE-ST1 Ver8を購入(バージョンアップも含む)された方には、ハンドブックのCDEXM編と構造図作成編をプレゼント!!新機能編の最終ページにあるキーワードを購入時の備考欄に記入ください。追ってパスワードを送付いたしますので、ハンドブックをダウンロードしたページからダウンロードください。両ハンドブックは10月下旬完成予定です。

 

Small worlds tokyo

はい始まりました。混雑すごいんだろうな・・・

Small worlds tokyo

早い話、ミニチュア都市のテーマパークです。

事前の案内など見ましたが凄いです。行きたいです!!

 

「なまずくの耐震事件簿」のLINEスタンプ公開されました!!


なまずくの建築設計&日常スタンプ – LINE スタンプ | LINE STORE

なまずくの建築設計と日常会話で使えるスタンプです。

 

建築ピボット15周年ありがとうキャンペーン

DRA-CADで有名な株式会社建築ピボットも15周年だそうです。構造システム・・・といったほうがわかりやすい!!と思う方もいらっしゃると思いますが、この呼び名もきっちり定着してきましたね。その15周年を記念してキャンペーンが発表されています。

(1)期間内に対象製品を新規購入、バージョンアップした方に記念品贈呈(なかなか素敵です!)
DRA-CADやSAVEシリーズ、i-ARMなど対象です。
2019年6月中旬~2019年9月17日

(2)期間内の対象製品の新規購入価格を15%割引(バージョンアップ、優待価格は対象外・年会費も対象外)
DRA-CADシリーズ、i-ARM、SAVEシリーズ、HOUSE-省エネ、避難検証法、LAB-SS
2019年7月1日~9月17日

通常よりかなり割引になります。新規で購入検討している方はものすごくお得なので、この機会をお見逃し無く!!

wallstat ver4.1.2

木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatのver4.1.2が公開されています。

4.1で大きな変更があったあと、そのエラーやバグの修正に追われているようです。

まだちょっと安定度が低いです。それは私も感じています。市販のソフトではないので気長に待ちましょう。

ver4.1は非常に意欲的なバージョンで、壁量計算やAi分布でのプッシュオーバー機能、柱脚フリーの計算条件選択機能など、特に構造設計者に魅力的な機能が加わっています。絵的にも、動画に地震動グラフを表示したり、壁の色がよりなめらかに変化するようになったりきれいに、わかりやすくなりました。構造計算・耐震ソフト・CADメーカーが続々とコンバーターなどを有償で発売しはじめましたね。コンバーターも万能ではないようなので、Excelなどでの入力・修正に慣れた方がいいでしょう。

KIZUKURI構造知識セミナー

珍しくKIZUKURIのイベントのお知らせ

仙台・大宮・横浜・名古屋・福岡・大阪と開催。各階50名定員と余裕がありますね。JIOから「構造計算だからできる耐震等級3と建築主のメリット」、木造舎の星川氏から、グレー本改訂のポイントや、KIZUKURIの最新バージョンの機能についてです。最近、あまり動きのなかったKIZUKURIですが、今後どうなっていくのでしょうか??興味のある方は是非ご参加ください。

建築とITのフォーラム2018

行ってきました。テーマは「建築業界の新しい潮流 ~サステナブル、免制震、AI、BIM、FM~」と非常に欲張った?内容です。まあ何やってるんだろう??と興味をそそるにはいいかもしれません。講演は3つ聞いてきました。

一つ目は「人工知能はどのようにして名人を超えたのか?そして我々の未来はどうなるのか?」を将棋AIソフトで有名なPonanzaの開発者でもある山本一成氏が講演しました。プレゼンシートは明らかにパワーポイントではない。恐らくPreziでしょう。動きがあるプレゼンは新鮮ですが、正直使い慣れているとは思えませんが、プレゼン慣れしているようで楽しく聞けました。人間は人間が好き!という部分はなるほど!と思いましたね。将棋AIソフトの話題が減ってきた理由もよくわかりました。建築でもAIを利用した自動設計の開発などが囁かれていますが、果たしてどのようになるのか?今日の講演を聴く限り、建築業界にもその波がくるのはそう遠くないな、と感じました。

二つ目は「BIM導入による構造業務の変革について」を大和ハウス工業の宮内尊彰氏。最近、BIMがどうなっているのか?あまり知らなかったので興味深く聞きました。正直現在の状況はそれほど進んでいるわけでもなく、驚くべき事はありませんでした。ようやく実用になりかけたかな?程度で、まだまだこの先に大きなブレークスルーがあるような気がします。それでも大手ならではのしっかりした取組を聞けて有益でした。

三つ目は「BUS-6」と「Revit」の新しいデータ連携。構造システムの秋の新製品の目玉ですね。BUS-6 +Revit Opの紹介です。まあ小さい設計事務所には無縁の・・・とは思いますが、これが普及していくと構造設計者の立ち位置や業務内容も変わってくるので無視できない動きですね。中間ファイルを使った今までの「変換」に比べ、ファイルが1つで誤変換も発生しないはずの手法のため、より精度が高く効率良い運用が目指せます。中間ファイル方式のIFCやST-Bridgeがイマイチという評価の今、それらを完成に導くより良い、と判断したのでしょうか??

全体的に講演は盛況だったと思います。構造設計の人間だけでなく部材メーカーの方々も多数見かけました。BIM主体だったので、普通の構造屋さんみたいな人は少なく感じました。

講演会場の外には、パソコンが並べられ、各社のソフトのデモなどが行われていました。知った顔もチラホラ。デモの仕方はもう少し工夫しないと・・・と感じます。まあ派手さがない業務用のソフトですから仕方ないのですが・・・。

 

市街地建築物関係法令通解

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将来、私設の専門ライブラリーを作ろうと思っているのですが、さすがに一気には作れないでしょうから、今から少しずつ集めています。現在は建築関連を中心に集めているのですが、骨董品的価値ではなく、いろいろ昔を知ることで現在も役に立つ「知識」的価値を重視しています。なので電子化も否定していません(著作権の問題が悩ましいのですが)が、古書は実際に手にとってこそ味わいもあるものなのです。今一番欲しいのは建築系雑誌です。昭和時代の建築知識や、建築技術、新建築など譲ってくれる人がいればな~と思っています。

さて、今回紹介するのは私の蔵書でも古いほうに属する昭和5年の、市街地建築物関係法令通解です。建築基準法の前身のこの法令。なかなか詳しい内容は一般人レベルではわからないのですが、この書籍があれば、かなり理解出来ます。読みこなすには古い漢字や言い回しがあるので、疲れますが本当に面白いです。今の法令がなぜこんなふうなのか?など探る上でも建築実務者でも読む価値がありますね。

法体系的には、建築基準法と大きく変わらないのもびっくりしましたね。斜線や構造の規定、用途地域、防火地域・・・今の建築士の方々にはお馴染みの規定が続々とでてきます。といっても第1章は完全に異なり面白すぎます!!

本来なら、市街地建築物法が施行された大正9年のものが欲しかったのですが仕方がないです。入手した物は関東大震災発生により耐震基準が義務づけられた後のものです。まあ構造屋さんですから、それもそれで良いのですが。

そういえば、私もお手伝いしている建築ふれあいフェア2015では、Nさんの強い意向で、建築確認申請の歴史というコーナーがあります。ここには戦前の貴重な資料の写しが展示されます。当時の建築は警察がやっていた(上記写真も警視庁ですものね)とか、建築士の前の資格のようなものとか・・・来てのお楽しみです。9月26日午後2時から28日の午後4時まで新宿駅西口広場イベントコーナーにて開催しています。私も26日と28日会場でお手伝いをしています。是非是非お越しください。