WOOD-ST Ver1.5.0.2

木造構造計算ソフトWOOD-STがアップデートされています。マニアックなソフトですが着実にユーザーを増やしており、マニアックな質問や要望も増えてきているようです。ユーザーインターフェイスがHOUSE-ST1とほぼ同じで操作しやすいので、もっといろいろな方に挑戦して欲しいところです。なまあずショップ楽天市場店でも購入できます。

かなり修正点があるようです。ユーザーの方は早急にアップデートしましょう。

HOUSE-ST1のデータをwallstatへ転送出来るのか?

そのような質問を最近はよく受けます。たぶん私がHOUSE-ST1使いかつwallstat使いだからでしょう。メーカーさんの動きが悪いので、正式対応はするとしてもまだまだ先だと思います。現時点では無理だと、お応えしています。

実は、HOUSE-ST1のデータはテキストデータではないのでメーカーの人間でなければ、コンバーターなどを作ることはできないのですが、WOOD-STへの転送データはテキストなのでテキスト整形が得意なプログラマなら「頑張れば」コンバーターは作れます。ただ私も解析してみたのですが、wallstatのデータ形式が意外と特殊で変換が面倒なのです。素直にメーカーが対応してくれるようにお願いして待つのが正解かと。

 

HOUSE-ST1からWOOD-STへの転送の改良

昨年の12月25日のアップデートで、HOUSE-ST1からWOOD-STへの転送が最新のWOOD-ST Ver1.5に対応しました。先日初めて新バージョンでの転送にチャレンジしました。基礎もうまく転送できました。3D表示が??でしたが。見つけ面積の表示の不具合はHOUSE-ST1から転送しても同じ。WOOD-STで直して貰うしか無さそうです。基礎パラメーターはHOUSE-ST1のほうがグラフィカルでやりやすいはずなのですが、実際は慣れが必要で正直直して欲しいのですが、その辺りは放置されています(まあ慣れればどうってことないのですが)。WOOD-STは数値だけで入力するので更にわかりにくいです。HOUSE-ST1があるなら、計算結果を転送して比較してみるといいと思います(一回やればだいたいわかります)。

k-DBの関係で、部材は転送出来てもそのままでは使えません。告示1899だから使える材料も限定されます(昔の大断面集成材からきていますから・・・)。まあ集成材を使っている限りは、k-DBに登録されているリストを使えるので、指定できて簡単といえば簡単なんですが一手間必要です。面材壁は大分楽になりましたね。WOOD-STで壁倍率が指定できるようになったのですが、転送では耐力のみです。簡単な変換なので戸惑うことはないのですが、

初めてやる方は、PDFマニュアル 操作・概要編の3.7.2 WOOD-ST転送用ファイルの書き出しを熟読してからやったほうがいいです。正直、即戦力というより、入力の省力化が目的なので、転送してから直す項目が多いです。そのポイントは予め簡単な物件を転送して自分なりにまとめておくといいでしょう。

HOUSE-ST1 Ver7.5.1.0

年末のアップデートお疲れ様です。HOUSE-ST1が12/25にアップデートされました。

主に軽微な不具合の修正ですが、WOOD-STへの転送に改良が加えられ、マニュアルなども更新されたようです。あまりHOUSE-ST1から転送する人はいないでしょうけど、両方持っている人(=私?)には重要なことかもしれません。私は一から入力してしまう方が好きですが・・・。

WOOD-ST Ver1.5.0.1公開

構造システムの木造構造計算ソフトWOOD-STのVer1.5になってからの最初の更新です。やっぱりというくらい修正内容が多いですね・・・。

土台直下の基礎梁の件は、どうなんだろうな?と思っていたのですが、意外な手で対応してきましたね。狭小などでは意外と多いから今後トラブルがなければ、と思います。修正内容を見ていると、大きな部分は概ね問題なく、熟成段階に入っているんだな、と安心しました。

WOOD-STは巨大な建物や複雑な建物を対象、というより比較的単純な造形ながら、スキップフロアや吹き抜けが多く、従来の新グレー本では対応できないような建物が向くと思います。具体的にいえば、倉庫や車庫、狭小住宅でしょうね。部材数が多くなると計算書も膨れ上がりますし、それをまとめるスキルも必要になってくるかと。

WOOD-ST Ver1.5ファーストインプレッション

本日、WOOD-STのVer1.5が公開となりました。

既存のユーザーは無償バージョンアップとなります。メジャーバージョンアップではないとはいえ、以下の項目がパワーアップされており、かなり強力なソフトになりました。もっともVer1が未完成だったといえばそれまでなのですが。

主な新機能としては、

・基礎の入力・計算が出来るようになったこと(独立基礎、布基礎、べた基礎)
・従来のスキップフロアを応用して最大で6階まで入力・計算ができるようになったこと。
・面材の入力が階をまたいでできるようになったり、壁倍率での指定が可能に
・柱の主軸が回転できるようになったこと
・FAP-3にデータ転送できるようになった。
・BUS-6やWALL-1、HOUSE-WLにデータ転送できるようになり混構造の計算しやすくなった。

などです。

Ver1.5に最適化したサンプル(狭小木造3階建て・基礎入力済)がついていますので、まずはそちらを見るといいでしょう。

 

基礎梁関連のダイアログはこんな感じ・・・

ちょっとわかりにくいです。HOUSE-ST1の手軽さはない感じです。まあどちらも正直わかりにくいです(・・・)。

柱を回転出来るようになりました!!

FAP-3に転送できるようになった。鉛直と水平の二種類ファイルを作ってくれる。さてどうやって使おうか・・・

WOOD-STの計算書の図はクリップボードに簡単に転送できるので、Excelで追加計算書を作るときとか便利。CSVも転送できるので、使えるシーンを考え中!

注意したいのは、屋根の入力が変わったのか?以前のファイルで計算を流すとそのまま計算できるない場合があります。Ver1初期から使っている人は要注意ですね。私のデータも屋根を指定し直して計算できました。

そんなわけで大幅にパワーアップしています。部材数が多い面材の入力が非常に楽になっています。特にスキップフロアがある場合はその恩恵を受けることができます。ただ、グラフィカルなインターフェイスの中に、場違いとも思えるとっつきにくいダイアログが残っているのも事実。今回追加された基礎もその中の1つです。それでも基礎まで一貫でできるようになったこと、序盤の積み残しを丁寧に回答し、登場から1年程度でかなりの完成度になっています。このソフトを使ってグレー本ベースでは実現できないものが出来るので、グレー本ベースのソフトに限界を感じたら、是非とも挑戦して欲しいソフトです。

 

 

 

FAP-3 Ver5.0.1.9 とWOOD-ST Ver1.5製品情報

FAP-3が珍しくアップデート。もうすぐ出ると思われるWOOD-STとの連携がらみかと思ったら、軽微なバグフィックスのようです。WOOD-STはVer1.5より、FAP-3へデータを書き出せます。これでちょっと変形した・・・のような解析が簡単になります。今まではSNAPだけでしたからね・・・さすがにSNAP買えないし・・・。

WOOD-STのホームページを見るとVer1.5の内容に書き換えられていますね!なまあずショップ楽天市場店も普通にVer1.5として製品情報載っているので、本当にもうすぐかと。

WOOD-STの情報として衝撃的だったのは、壁倍率で面材壁を入力できるようになったこと。まあ仕方がないですよね・・・ただ変換するだけだったら元の数値を入れた方が(以下略)。

スキップフロアを三層できることを応用して6階建ての木造まで計算できるようです。4階はともかく6階やることは私はないと思うけど。

HOUSE-ST1にあった機能も続々と搭載されてきていますね。WALL-1やHOUSE-WLやBUS-6に荷重を転送し混構造の計算が可能となったり、NG部分などを伏図上に表示できるようになったり、より使い勝手がST1に近づいたような気がします。

こうなってくるとBIM連携や、図面を書きやすくする機能など実務面での効率化も見えてきます。Ver2はまだまだ先だと思いますが、先を見越してより魅力的なソフトを目指してほしいと思います。

 

WOOD-ST Ver1.0.0.4

秋口に大幅アップデートするので、それまではあまりアップデートがないかな??と思っていたWOOD-ST1ですが、意外とこまめにアップデートしています。これは使っているユーザーが多くなっている、実務で使っていて気がつくことが多い、証拠でしょうか??ともあれ、ショップ側から見てもユーザーが増えてきていることは実感できます。実際、私が触ってみたASTIMやSEINと比較してもとっつきやすいですし、操作しやすいのは間違いありません。

大スパンのトラスを設計出来る場合、今まで鉄骨造の領域と思われたものも木造でできるようになります。WOOD-STの場合、単体でトラスの計算ができないのは残念です。HOUSE-ST1から転送できるとか何か配慮して貰えればかなり楽に設計できると思うのですが。私の場合、FAP-3&MED-3で計算したものを単純梁に置き換えて計算していますが、HOUSE-ST1のような方式のほうが楽ですね。できる形は限られますが最初は無難な形のほうが安心でしょう。

中大規模木造の講習や出版物も増えつつあります。どれくらいのものをやりたいか?は人それぞれで、学ぶべき技術もバラバラです。欲張らずに自分ができるものから身につけていくスタンスでやらないと、何もできないまま知識だけ増えていく・・・なんてこともありますのでご注意を。

WOOD-STに向く建物

 

Ver1.5がアナウンスされましたが、構造技術者たちの反応は概ね好意的です。買うか?買わないか?悩んでいる人も多いかと思います。
Ver1.5は既存ユーザーは無料でアップグレードできるので、Ver1.5を買うことを決意している人は今のうちに購入しておいたほうがいいと思います。実際の計算機能はあまり変わりませんし、使い勝手に癖のあるソフトですから慣れておいたほうがいいと思います。
さて、数棟解析してみましたが、グレー本準拠の計算ソフトと向き不向きが結構異なります。通常の住宅などはやっぱりHOUSE-ST1などのグレー本準拠のソフトのほうが良いです。完成度も高く、入力したらある程度の計算書が作れる手軽さはかないません。標準で金物図も作れませんし金物指定も解析ソフトならではの部分があります。
WOOD-STを買いたい人の中には方杖を使いたい人が多いと思います。ただし方杖は耐力が低いので、三層などで効率的に耐力として使えるか?というと疑問が残ります。逆に平屋の倉庫や駐車場などでは威力を発揮するkとがあります。凝った木造住宅で壁を無くすために方杖を使う・・・という用途では耐力不足で役に立たないケースも多いので注意が必要です。

スキップフロアと吹き抜けがある程度大きな建物は威力を発揮します。これは歴然です。もちろん解析NGの場合もありますが、グレー本の比ではありません。解析系の強みですね。検査機関にスキップフロアNGと言われて悔しい思いをしている人にはお勧めです。狭小系で角にユニットバスを持ってきて・・・というときも有効です。グレー本ベースの計算ソフトでもスキップフロアを可としているものがありますが、厳しい制約がついて回るので実用的でない場合が多いです。

個人的に同一方向は同様の耐力要素を使いたいので、開口部が多いX方向はブレース・方杖系で、開口部が少ないY方向は構造用合板で、という設計が多いです。柱も長方形を使うことが多いので、初期の段階の構造計画できちんとその当たりを考えておかないと、行き詰まることが多いです。計画段階がより重要になってきます。

木ブレースは、K型が使えるのが強みです。内部中心付近で使うと耐力壁が一気に減ります。外周部はうまく方杖系を使って・・・と工夫すると開放的な間取りが実現できます(ある程度適用できる形を作っておくのが鍵)。壁量で計算するグレー本系と異なり、あと壁何枚で・・・というのがわかりにくいのが難点ですが、グレー本系だって初心者はどれくらい必要か?などはわからなかったはず(そんな時代が懐かしい・・・)。慣れ次第だと思います。私はまだ慣れていないので、壁量換算でどれくらいか?という目分量を考えてから設計します。それでもだいたい当たりますが、やはり勝手が違います。

ただでさえお勧めですが、基礎の計算、面材耐力壁入力の効率化などで更に便利になったVer1.5が出る前に購入しておき、すぐに実戦で使えるように準備しておきましょう。

WOOD-ST Ver1.5仕様公開

本日、木造構造計算ソフトのWOOD-STのVer1.5の公開予定とその内容が発表になりました。既存ユーザーは無料アップデートです。もっともこのような進化過程のソフトは年会費制のほうがしっくりくると思いますね。HOUSE-4号みたいにアップデートもしないのに年会費制だったりするソフトもあるので、??ですが。そのうち年会費になるのでしょうか??

さて、その内容は発売時に積み残したものと、ユーザーからの要望をかなり反映してくれています。構造システムも以前とかなり変わってきていますね。非常に実務よりの内容になっております。HOUSE-ST1HOUSE-DOCもこのような方向性になってくれればいいのですが・・・。

まず、基礎の計算を搭載するようです。スラブはBUS-基礎構造??となっていますが、そんなに面倒な話なのでしょうか??地中梁の計算が一体になったので、かなりスピーディーに計算書を作成できそうです。

4階建て以上への対応も面白い方法で対応しています。まあ確認機関が??というのはこの手のソフトの仕方がない部分ですが、そもそもがアレなので、設計者次第ということになりそうです。

うれしいのが、面材壁のせん断剛性や耐力設定が簡単にできるようなったこと。そして壁通しも可能になり、入力手間が著しく減ります。私はこの機能が搭載されただけで、十分です(嬉し涙)。

BUS-6やWALL-1へ転送できるようになり、HOUSE-ST1と同様に連携が楽になりました。まだまだ細かい部分ではHOUSE-ST1に追いついていない部分もありますが、これでかなり近づいたといえます。またFAP-3に転送できます。個人的には強く要望していた機能なので、さっそく対応してくれた嬉しい限りです。たぶん他の方も要望してくれていたんだな、と思います。

肝心のアップデートは、2018年秋とかなりざっくりです(・・・)。初秋ならうれしいな~とか、できた部分から搭載してくれると・・・とか贅沢なことはいわず静かに待っております!!