今年は木造構造計算ソフトラッシュ??

今年は、新グレー本2017(木造軸組工法住宅の許容応力度設計2017)の発売もあり、久々に木造構造計算ソフトが活況です。もっとも役所・確認検査機関の審査内容が変わってきたこともあり、既存の木造構造計算ソフトでは対応が難しくなってきた、というのもあるのでしょう。乗換などの相談も多いですね。

KIZUKURI、STRDESIGN、HOUSE-ST1など新グレー本ベースの新グレー本2017への対応は、既に行われた、もしくは秋に行われる具体的な予定が出ています。新グレー本対応だけでなく、使い勝手の向上や機能追加も行われているものもあります。

壁倍率に寄らない構造計算への需要も高まり、秋に46条2項ルート(ルート1、ルート2)対応の新作ソフト2つが仲良く?リリース予定です。またルート3対応にupもそろそろ予告されるであろうソフトもアップデートで出る予定です。

グレー本に忠実に計算することで、審査機関受けの良い計算書を作成することに重点に置く物と、より高度な計算を目指し、スキップフロア、トラス、高倍率耐力壁、方杖など特殊な計算もできるソフトと方向性が2分されてきたような気がします。

木構造の設計者は、恐らく両方を最低一本ずつもつようになると思います。木造構造計算ソフトのシェアも今年は大きく変わりそうです。また汎用の立体解析ソフトを使う人は減ってくると思います。構造計算の価格体系も変わってくると思います。

ツーバイフォーの緑本も改訂が見えてきたので、CLTも合わせて木構造の技術者は慌ただしい時期を迎えるのかもしれません。

STRDESIGN Ver17

ついに発表になりましたね。ユーザーだけでしょうか??当然キャンペーンも実施しています。出荷は9月下旬を予定しているそうです。

いうまでもなく「木造軸組工法住宅の許容応力度設計2017年版」に対応した新バージョンとなります。あとの目玉は、木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstat連携です。

そして大型版の場合、PWA平行弦トラスに対応しました。結構要望が多かった機能だけに注目が集まります。グリッド数の指定も可能ですし、使いやすそうです。平行弦トラスは小さめの物件でも使いたい人が多いので、オプションで対応してほしいところです。

新グレー本2017で注目を集めた水平構面の単位長さ当たりの許容せん断耐力の上限は、最大値13.72kN/mを超える場合は最大値で検討されます。このことを知らずに新グレー本2017で運用している人をたまに見かけますが、嬉しい機能です。当たり前のように筋かいや面材耐力壁の長さ比チェックをしてくれます。ついうっかりが防げて良いですね。

バージョンアップは若干高いな~と感じる価格です。逆に長年バージョンアップをしていなかったユーザーや、サポート未加入のユーザーには配慮のある価格設定となっています。昔のバージョンをそのまま、の人はそろそろバージョンアップしてみると、新しい機能で感激するかもしれませんね。

STRDESIGN V16.2Aとレベルアップキャンペーン

若干、トラスなどの大型対応版が遅れましたが、2月2日にV16.2Aがリリースされました。2月1日から3月25日まで、大型対応版レベルアップキャンペーンを実施しています。ストラのキャンペーンは短いので購入したい方は素早い検討でお願いします。大型対応版新規購入かバージョンアップは10%OFF、通常版購入・バージョンアップは5%OFFです。基本的に値引かないソフトですので貴重な機会です。

木造トラス屋根に対応した貴重な木造構造計算ソフトです。非常に完成度の高いソフトです。過去に10万円台で安価な構造計算ソフトとして売られていた頃と次元の違う価格設定は、それだけソフトウェアに自信を持てる内容になったからだと思います。価格を度外視したら、一番に購入を検討したい木造構造計算ソフトです。