MOKUZO.Designerのペントハウス(塔屋)対応

構造ソフトの構造計算ソフトMOKUZO.Designer。期待はしているのですが、なかなか昔のように情報が出てきません。当たり前ですが、メーカーが出す情報は限界がありますし、信用できなかったりします(特にこのブログでは絶対出てこない某社!)。やはりユーザーがブログなどで情報を発信してほしいものです。昔はよかった・・・とは思いませんが、最近の情報発信の少なさは寂しいものです。

さて、同社ホームページ(今月のイチオシ5月号のPDF内)より、MOKUZO.Designerでは、塔屋の指定ができるようになりました。一向に対応しないHOUSE-ST1とは大違いです!!まあ設計思想が違いますからね~。WEBの情報だと、2階建ての塔屋追加を書いてあり、3階建ての塔屋追加はどうなのか?は書かれていませんが。KIZUKURIなどと同じで、階のように入力部分を拡張できるので直感的でわかりやすいですね。用途を配置できるので、延べ面積に反映できます。計算ルート判定に関しても考慮できるし、塔屋階の震度Kは1.0で計算してくれます。

個人的には入力したままで伏図が出力でき、確認申請に使えるレベルになってくれれば、どのソフトも買い!と思うのですが、木造も含めてまだまだです。BIM的にするのか?あくまで伏図レベルを目指すのか?そろそろ各メーカーも考えたほうが良いと思います。

MOKUZO.Designer 木造構造計算の新顔が株式会社構造ソフトより登場

春先にも予告がありましたが、正式発表になりましたね。MOKUZO.Designerは、木造構造計算ソフトで、4階建て以上の建築物の計算できる新製品です。また四号建物のN値計算、バランスの検討、仕様規定の検討に対応。もちろん混構造の木造部分にも対応しています。

基本的に新グレー本(2017年)準拠で、通り数は180通り。ルート2迄対応。傾斜フレームにも対応しています。

伏図、軸組図から入力出来、リアルタイムで3D表示できます。「かんたん入力」機能という、部材断面を定義せずにプログラムが準備した断面ですぐに入力が開始できるそうです。また一貫構造計算ソフトと同様にテキストエディタによる一括入力が可能で、RC・S造の一貫計算からの移行組は、非常に重宝しそうです。

面白いのは軸組図に金物の形状が表示されること。これはST1でも導入して欲しいと思っている機能ですが、公開画面を見る限り、山形プレートやCP-Lを描画しています。新型の金物など登録できるとよりリアリティが増すと思います。もっとも仕様では岡部の筋違い金物、カネシンの金物など登録してあるそうなので、どう描画されるのか?興味があります。

また四号建築の条件を自動で判断し、そのまま四号で計算したり、許容応力度計算に進んだりできるので、他のソフトと異なりわかりやすい計算フローだと思います。どうしても他社だと4号はオマケ的になっているので。普段4号を使いたまに構造計算という人には非常によい仕様だと思います。準拠する基規準、参考文献にに住木センターの「最初に学ぶ木造住宅の構造計画壁量計算・四分割法・N値計算・演習」が入っていることから期待できます。

初心者向けにわかりやすく作ってある印象はありますが、初めて構造計算ソフトを触る方は、敷居が高いと思います。そんな場合に構造ソフトは初期導入支援サービスを用意しています。

後発の利を活かして、わかりやすいユーザーインターフェイス、丁寧な作りでファンを増やしそうです。もちろん基礎の計算もできます。

価格は定価が324000円。このクラスにはHOUSE-ST1の牙城であり、そのまんまぶつけてきた感があります。キャンペーンで2月末まで259200円、他社ユーザーは216000円と思い切った価格で攻勢をかけるようです。最近、目立った機能アップがないものの、相変わらずシェアの高いKIZUKURIからの乗換も視野に入れているようです。出荷は12月下旬から。

サポートに関しては必須のようです。有料の年間サポート会員に入会しなければなりません。ただし12月末までに買えば一年間のサポート会員費は無料!!!となりますので、この機会をお見逃し無く!!年間サポート料金は28000円+税となります。

ホームページに仕様等載っていますが、公開されているデータだけみると、他社に追いつくのはまだ先のようです。また計算フローの図が垂木・母屋の計算が二重に出てきたり、まだまだ情報整理がこなれていないようです。ただ春先に正式発表では?と思われていただけに、開発の遅れと言うより基本部分をしっかり作り込んでいる感じがします。他社がユーザーの声を反映せず会社本位の開発が目に余る時代になってきましたので逆転のチャンスは十分にあります。なにせ告示1100号の変更で耐力壁の仕様が加わったにも拘わらず、未だ追加しない、今さら追加するソフトが多い状態ですからね。価格帯から初めての木造構造計算ソフト、という感じもしますが、HOUSE-ST1やSTRDESIGN、その他ソフトからの乗換にも良いと思います。