大塚商会より、木造構造計算ソフト比較表♪

商社だからこそできる比較!!簡単な項目ですが、買う方からしたらこの手のものは助かりますね。さすが大塚商会♪♪♪

木造構造計算ソフトを徹底比較

対象ソフトは、ASTIM、HOUSE-ST1、KIZUKURI、STRDESIGN、木三郎と過不足ありません!!私が比較対象・購入対象として今現在考えてもやはりこの5ソフトになると思います(SEIN・WOOD-STは未発売なのですが、そのうち加えて欲しい)。

簡単な比較なので細かく突っ込めば・・・というところもあるのですが、非常にわかりやすいです。私も改めて整理し直しましたが、それぞれ特性が異なり面白いですね。導入費用、サポート、対応ファイル形式、ライセンス認証方式、体験版の有無とその仕様など買う前に知りたい情報が整理されています。一方ソフトの機能などについては、かなり省いているので、そこはきちんとメーカーから回答をもらうべき、というスタンスなんでしょうね。惜しむらくはオプション対応などが若干不明瞭な点。うちもその辺誤解がないように情報発信していかなければなりません・・・。

いつの間にか、木造構造計算高くなりましたね。STRDESIGNも出た頃は本当に安かったし、WD3 Warpみたいに10万円切るような価格のものも本当になくなりました。もう少し初心者向きで壁量計算からレベルアップする人向けの低価格構造計算ソフトが欲しいです。また学習者向けのソフトも欲しいですね。

 

今年は木造構造計算ソフトラッシュ??

今年は、新グレー本2017(木造軸組工法住宅の許容応力度設計2017)の発売もあり、久々に木造構造計算ソフトが活況です。もっとも役所・確認検査機関の審査内容が変わってきたこともあり、既存の木造構造計算ソフトでは対応が難しくなってきた、というのもあるのでしょう。乗換などの相談も多いですね。

KIZUKURI、STRDESIGN、HOUSE-ST1など新グレー本ベースの新グレー本2017への対応は、既に行われた、もしくは秋に行われる具体的な予定が出ています。新グレー本対応だけでなく、使い勝手の向上や機能追加も行われているものもあります。

壁倍率に寄らない構造計算への需要も高まり、秋に46条2項ルート(ルート1、ルート2)対応の新作ソフト2つが仲良く?リリース予定です。またルート3対応にupもそろそろ予告されるであろうソフトもアップデートで出る予定です。

グレー本に忠実に計算することで、審査機関受けの良い計算書を作成することに重点に置く物と、より高度な計算を目指し、スキップフロア、トラス、高倍率耐力壁、方杖など特殊な計算もできるソフトと方向性が2分されてきたような気がします。

木構造の設計者は、恐らく両方を最低一本ずつもつようになると思います。木造構造計算ソフトのシェアも今年は大きく変わりそうです。また汎用の立体解析ソフトを使う人は減ってくると思います。構造計算の価格体系も変わってくると思います。

ツーバイフォーの緑本も改訂が見えてきたので、CLTも合わせて木構造の技術者は慌ただしい時期を迎えるのかもしれません。

wallstat Ver3.3.8

木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatは、中川貴文氏の開発したソフトウェア(中川氏はしろなまずと同い年)で、最近、いろいろなところで取り上げられているので有名になってきましたね。特にソフトウェアの連携が相次ぎました。木造耐震診断ソフトを始め、プレカットのシーデクセマ(CEDXM)ファイルの読み込みが可能となったりして、kizukuriの最新バージョンなどのようにCEDXMを書き出せるものであれば、入力手間が減るようになりました。アーキトレンドZEROの次期バージョンにも変換がつくようですので、一気に活用する人が増えてくると思います。しかしながら、解析ソフトなのでパラメーターなどは自分で設定しなければなりません。入れてパッと振動アニメーションができる代物ではないのです。ダウンロードして使えない・・・という人が多いのも頷けます。

開発者もその当たりは憂慮しているようで、上記連携のほかに、wallstat studioというCADライクに入力出来るソフトを開発しています。このソフトは比較的使いやすいのですが、出来ることも限られます。最近少しずつ安定してきましたが、これだけで何とかなるものではありません。ネット上に情報が少ないこともあり、意外と活用している人は少ないのかもしれません。

(クリックで拡大)柱や筋かいなどは、CADライクに入力できます。

5月に更新されたVer3.3.8はCEDXM系の修正がメインです。水平構面の自動生成機能が追加されて、パラメーターの設定が少し楽になりましたね。依然として建物の荷重などどうよ?と言われてしまうと厳しいのですが(・・・)、構造設計者ならある程度自力で解決できそうな気もします。

(クリックで拡大)熊本地震の益城町などの最新データもあって興味深いですね。

某設計事務所でも夏のイベント向けにデータを作り始めているみたいですが、実用的なデータとなると意外と時間がかかりそうです。

kizukuri Ver7.6

発売されたようですね。知人の情報だと、実質的にその他の積載荷重が大幅に増えて画面バランスが崩れた(・・・)ということが大きいそうです。冗談はともかくその他が14まで増えたのでかなり詳細な荷重調整が可能になったようです。金物工法の梁受け金物の算定計算も地味に便利そうです。

注目の短期めり込みの低減は、新グレー本2017に新たに記載された方法で検討しています。その設定がデフォルトのようで、応力図に風圧時と地震時のめり込みが表示され(β値を乗じた値)短期めり込みが計算されるようです。その効果は大きく、この方法が今後主流になっていくと思われます。

他にCEDXM機能は、kizukuriの仕様から期待できないだろうな~と思っていたら、やはり補助機能に近い実装となっているようです。意外と使えるかもしれません。

DH土台あんしんプレート用のチェックシートを作る

なまあずソリューションのページで記事を書きましたが(注:excelシートupしました 5/26)、意外と簡単です。タナカの土台プレートⅡを使っている方が多いと思いますが、ホールダウン干渉などに悩むことが多いのですが、DH土台あんしんプレートなら、その心配が半減します。まだまだ情報が少ないですがツール類を作れば意外と簡単に検討書を作れます。ちなみに記事のキャプチャーはHOUSE-ST1用ですが、Kizukuri用も作りました。このシートのありがたいところは(自分でいうな)短期だけでなく長期も簡単に検討できることです。恐らく両ソフトとも、この土台あんしんプレートの根拠数字を使った計算モジュールは作らないでしょうからね。しばらくはこのシートを試験的に活用して、同金物の検討を行おうと思います。

新グレー本2017対応は、意外と奥が深いですが、注目されているのは短期めり込みと省略条件。まずは目立つところから潰していきましょう。

 

続々と新グレー本2017(木造軸組構法住宅の許容応力度設計2017年版)対応

そもそも2008年版の欠点を是正し、法令との矛盾点をなくし、Q&Aの回答を織り込んだ・・・マイナーチェンジなわけで、プログラマ的にはどうかはともかく変更点が少ないので、比較的早期に構造計算ソフトも対応してくると思っていたのですが、この時期続々とその知らせが入ってきています。新グレー本とは関係なく、某掲示板でつぶやかれている(私ではない)木造構造計算ソフトの新型など開発しているところもありますが、まずは既存の対応が先決だと思います。

東京デンコーの木三郎4は、早々に対応し、期間限定キャンペーンを実施しています。株式会社コンピュータシステム研究所のKIZUKURI(注:木造舎より譲渡されている)は、6月に短期めり込みなどに対応し、CECXMの入出力機能や金物工法を強化したKIZUKURI Ver7.6を投入します。その他会社からも、続々と対応の話が上がってきています。確認検査機関での指摘内容も、短期めり込みは必須、というところも多くなっておりますので、今のうちに対応方法を考えておいたほうがいいでしょうし、このような対応商品に移行する必要がありそうです。

 

新グレー本2017に対応したKIZUKURI Ver7.6を6月7日にリリース(株式会社コンピュータシステム研究所)

株式会社コンピュータシステム研究所は、木造住宅構造計算システム「KIZUKURI Ver7.6」を2017年6月7日にリリースすることになりました。

いうまでもなく「木造軸組構法住宅の許容応力度設計(2017年版)」(以下新グレー本2017)への対応です。すでに5000ライセンス以上の出荷実績があり、多数のパワーユーザーを

抱えるKIZUKURIが素早く対応したことに感謝です!!

対応は主に二点

・短期めり込み軸力の低減

・添え柱を加味した短期めり込み計算

です。すでに土台プレートも対応していますし、添え柱だって工夫で使えるのですが正式に対応してくれましたね。新グレー本2017では、短期めり込みに使う軸力は、短期許容せん断耐力ですが存在応力を使ってもよいことになりました。kizukuriは今だ存在応力の計算モジュールを搭載しているので、それを応用して作っていると思います。場合によっては大幅に軸力を減らせるので、この機能を搭載したことは非常に意義がありそうです(ごめんなさい。文章ではそこまで書いていないのですが、たぶん、ということです)。

ほかに、CEDXM入出力に対応しました。CADから構造材を取り込むことが容易となりました。出力はkizukuriの機能だと果たして・・・と思うのですが興味のある機能です。

また固定荷重の数を増やし、中大規模対応しやすくしたそうです。

一番変わったのは、金物工法の梁端部金物の自動選定でしょう。今まで面倒でしたからね。助かります。

基本的な設計思想は変えずにここまで対応したというのは非常に好意的ですね。

開発元が変更になり、今後の活動が心配でしたが、今のところ順調に移行しているようですね。バージョンアップ価格がHPに載っていないのが気になりますが、興味のある方はぜひお問合せしてみてください。

HOUSE-DOCの計算実行の簡略化

kizukuriなど古いソフト系から移ってくると、HOUSE-DOCやHOUSE-ST1は、まどろっこしくなります。マウス操作は便利でHOUSEシリーズの美点ではあるのですが、キーボード操作があまり考慮されておらず、悲しくなります。

TABオーダーやワンキー操作などがね。メチャクチャだったりするわけ。

使わない人はわかりませんが、例えばHOUSE-DOCの場合、ALTキーでキーボード操作できます。ATLキーを押すと画面上部のアイコンに数字やアルファベットが並びます。それを押せば実行されるわけです。このような機能を知らない人も多いのですが、知っていると便利です。しかしながらHOUSE-DOCはALTキーを押し精密診断(Dキー)を押して最終決定に進むとなんと結果表示とスパンピッチの割当が一緒(P)という初歩的なプログラムミスで結果表示ができない、といったバグが残っています。またタブ操作も同様に不思議な挙動があります。せっかく搭載しているならきちんと作ってほしいし、初心者向けということであれば、思い切って切ってしまうというのもありだと思います(私は困る)。

この機能がうまく動いていれば、マウスユーティリティーでマウスに割り当てたり、キーボードカスタマイズソフトで割り当てたりできます。エレコムのような通常のマウスでも多ボタンタイプは意外と柔軟で、上記のようなALTを使った命令実行もできたりします。私の場合第5ボタンに計算実行、第6ボタンに結果表示(先ほどのバグのせいでクイックアクセスバーに登録してから行う)を入れているので、HOUSE-DOCの計算、結果表示がスムーズに行う事が出来ます。これは非常に便利です。もちろんF5に計算を割り当てたいのですが・・・これはメーカーに期待して待ちましょう。

HOUSEシリーズも地味に機能が違ったりするので、うまくクイックアクセスバーを使って共用の設定を使えれば切り替えを最低限度に押さえることができますね。来年はこういった省力化をいろいろと紹介していこうと思っています。

KIZUKURI-2×4 Ver5.00

事業譲渡前に、バージョンアップしたので、またバージョンアップ代金払わなければ・・・とダークになっていました。何せメジャー番号のバージョンアップですからね・・・。

しかしきちんとお金を払ってやっているといいこともあるようで?なんとVer4.7世代はVer5.0までの権利を有しているそうです。よってダウンロードしてインストールすればVer5は使えます。実際インストールしたら使えました。

在来版では当たり前であった概要書関連の項目を出力できるようになりましたし、まぐさたて枠の検定計算結果一覧表を出力できるようになりました。これは便利です。なんで梁がないんじゃろ??と不思議ですが・・。

壁に金物を個別に指定できるのでCAD出力のとき便利です。これで計算書と図面の整合が楽になりますね。

そーいえば、kizukuri(在来)は、番号が変わってしまって現在7.1ユーザー(本年度ユーザー?)は7.5にupできないようです。こっちは何が変わったのか???わからないのですが(グリッドも変わらないのでテンプレートだけか・・・。

現在HOUSE-ST1で行うことが増えていますが、過去のサポートを含め、まだまだkizukuriを使わざるを得ない状況も多いので、今後は思案中です。

kizukuri Ver7.5とkizukuri2x4 Ver5.0新発売へ(事業移行後の新バージョン)

あの木造構造計算ソフトのkizukuriが、有限会社木造舎から株式会社コンピュータシステム研究所に事業が移行したあとの、新バージョンが発表になりました。在来と2x4仲良く12月5日にリリースです。

既存ユーザーはその内容やバージョンアップ価格に興味が集まると思います。個人的にはどのような方向性で開発されるのか?ちょっと特殊な環境下に置かれていた旧ユーザーがついていくのか?非常に興味があります。

まず在来版の新機能は、控えめです。とりあえず出します、ということでしょうね。メジャーバージョンアップ番号でもないわけですし。まず主要金物メーカー5社の柱梁接合金物テンプレートを提供します。まあ既存のユーザーはだいたい自分で作っていたから不要でしょうけど・・・。これは初心者にはうれしい配慮ですね。カナイ・カネシン、ストローグ、タツミ、タナカと・・・あれ??って感じですが。そういえば、最適な金物を自動選定する機能も搭載され金物工法は便利になりますね。あとグリッドが180通りまで増えた(あれ??これは既存ユーザーも…以下略)。のも大規模を行う方にはメリットかと思います。

メジャーバージョンアップに当たるツーバイフォーはどうか?。計算書出力項目が増えて今までワープロで追記していた部分が減りました。また登録部材の検定計算一覧が出力できるようになりました。在来ではとっくに搭載されていた機能なのでようやく感があります。これがないと計算漏れが・・・(以下略)。金物一覧への表示もなぜ今頃・・・って感じです(指摘されることもなかったけど)。あと、略伏図の壁のプロパティに「両端部金物設定」機能を搭載し、引き抜き力略伏図に使用する引き寄せ金物が出力できるようになりました。これもな~って感じですけど。いまいち放置されていた感があったツーバイフォーもだいぶ在来に追い付いてきた、ということでしょうか??水平構面とか、頭つなぎとか・・・・は追加されていないようです。残念・・・。

ちなみに新会社でも製品ページができました!!長らく木造舎に慣れてしまったので(・・・)味気ない(というよりこれが普通)ページになりました。情報量が少ないのは同社のほかのソフトも同様なのですが。とりあえず新バージョンが登場し継続性も不安がなくなりましたね(まあ、継続性を重視するから事業移行したんでしょうけど)。まずは一安心というところです。といっても既存ユーザーに案内が行っているのかな?最近ネット上に情報が少ないな~。