HOUSE-省エネ Ver4 12月発売へ

戸建て住宅の省エネルギー計算ソフト「HOUSE-省エネ」がバージョンアップします。あまり使っている人見ないけど、このソフトで申請だしている人いるのかな??通常この手のソフトは木造住宅に限られているのですが、SAVE-住宅という共同住宅向けのの省エネソフトを出していることもあり、RC造やS造も計算できるのは大きな強みですね。

さて、今回のバージョンアップの目玉は、HOUSE-DOCや3D Archi Designerからのデータインポート。マイホームデザイナーは平面は転送できたので、その対応ソフトが増えたということでしょうか?HOUSE-省エネは間取り入力自体はスムーズに入力できるわけで、部屋名のプロパティや部屋の高さもないHOUSE-DOCから転送する意味があるのかどうか?は疑問ですがね。

他には住宅版BELS、ZEH性能表示が搭載され、省エネ等級判定アシスト機能も搭載されます。必要な施策や該当箇所が表示されるので、より敷居が下がります。また計算前のデータチェック機能がようやく搭載されるそうです。リアルタイム・・・は名前負けしていましたが今度は如何に?

うれしいのは立面図の出力です。どのような形になるのかは別としてVer4にして必須図面だった立面図が搭載されるのはある意味感動的です。他にも機能アップされているようで、今後の有効活用が期待されます。

一ユーザーの私の意見ですが、設定がきちんとしていれば、省エネ設計に慣れていない人間が、どれくらいで低炭素やZEHに到達できるかを素早く判断できるわけで、非常に有用なソフトなのです。他社は計算書を出すことを目的としているので素早く判断したくてもすべて入力しなければならず、非常に面倒でした。その反面HOUSE-省エネは、計算書を細かく作成するときにこのソフトだけではうまく行かないという欠点も持っていました。少なくともCADで根拠図を作らなければならずそこが面倒でした。個人的には判断はWEBアプリかなにかがあれば、本当は事足りて、計算書をスムーズに作れる機能が欲しいです。今回のVer4でその希望が叶えられているか?期待して発売を待ちましょう。

HOUSE-省エネ Ver3.0.0.3

10月1日にアップデートされています。

例のWEBプログラムAPIの変更による・・・対応のようです。勝手にどんどん変わっていきますからねえ>省エネ系。SAVEも更新。さてモデル建物法も更新されましたし、これからどんどん変わっていくんだろうな・・・

と思って更新履歴を見ているとHOUSE-省エネの前回のアップデートは昨年の8月!!一年以上もアップデートされていないのね。個人住宅系の省エネ計算ソフトとしてみた場合、まだまだ改良が必要なのに、これではね。なかなかユーザーが増えない理由も頷けます。

HOUSE-省エネの解説をしていて

昨日、建築ピボットEXPO2017で、HOUSE-省エネについて話してきました。そんな偉そうな話ではなく、ユーザー事例としてこんな使い方もあるんだよ、ということを伝えるだけですが、旨く伝わったかどうか?

そのとき、私は致命的なミスをしていて、マウスを持ってきていませんでした(汗)。別に借りられるのですが、まあいいや、と思って解説していました(皆さんごめんなさい~)。そーいえば、サイボウズのときもそん感じだった気がする(大汗)。

私のLavie Zは古いながらタッチパネルを搭載しているので、画面の拡大などは困りませんね。今回はHOUSE-省エネで短時間で検討、というテーマだったのでマウスなんか必要ありません。タッチパッドで簡単に入力もできました。JWWなんかの拡大縮小は困るんじゃない(両ボタンドラッグ)と思うかもしれませんが、実はJWWも拡大縮小はタッチパネルに対応しています。前のほうで見ていた人はわかったんじゃないかな(汗)。

JWWのようなCADはともかく、HOUSE-省エネのようなソフトは、タッチ操作と相性はよく、実はタブレットでも操作できるじゃないかな~と途中から感じていました。入力も数字がほとんどですしね。これはHOUSE-DOCなどでも感じたことです。意外とiPadなどのタブレットでこういうソフトがあったらいいんじゃないかな~と思います。そこまで行かなくてもWindowsタブレットでキーボードを繋がずに検討やプレゼンが簡潔するなら、それはそれで素晴らしいな、と思います。実際某方法でiPad ProでHOUSE-DOCを動かしたことがありましたが、ある程度使えて面白かったし、屋外での利用に希望を持たせる結果でした(もちろんタブレット用じゃないので、今のママだと実戦は難しいですが)。

今回は、主力のLet’s noteが前日に故障したり、データが飛んだりとプレゼン前が散々だったです。Lavie ZにHOUSE-省エネ入れておいて良かった!と感じましたね。

ちなみにHOUSE-省エネは屋外で使うとき、ネット接続必須です。私もテザリングしていました。ネット認証はパソコンで認証したままにしているので大丈夫ですが、計算時にWEBに接続するので、計算する場合はネット接続は必須です。昨日デモ中に接続しましたが、意外と?短時間だったので、やりとりしているデータ量は少ないのかもしれません。というより通常時の遅さになれているので、ネット回線の問題ではなくあっちのサーバーの問題なのかな~と感じた次第です。

HOUSE-省エネではそのレベルですが、大量に部屋データーを送らなければならないSAVE-住宅では致命傷で、3階建ての比較的小規模なアパートでも計算書作成に数十分かかりました。サーバーの混雑具合によって時間は変わるらしいですが、国も止めてほしいですよねこの方法。耐震偽装事件のときに、メインのコンピュータだけで計算させれば、という非現実な話がでてきましたが、それを実現するとひどい結果になるものだ、と改めて感じています。計算経過もブラックボックスですし、よく仕様が変わるし・・・。省エネで死ぬことはないのかもしれませんが、不信感を持たれるのは良くないことです。今後計算する人も増えてくると思いますのでちょっと改善して欲しいな~と思います。

HOUSE-省エネとSAVE-住宅で申請してみる

はい。実務本格投入です。ほぼ同時に。

まずSAVE-住宅で木造三階建ての共同住宅の省エネ計算書の作成です。部下Aが担当。ちなみに構造計算は私がやりました。HOUSE-ST1とKIZUKURI両方で(申請をどっちで出したかは秘密)。屋根形状が単純じゃなかったことと、ちょっと特殊な形状なのでかなり苦戦していましたね。それ以前にソフトの設計の問題とか、木造はあまり考えていないんだろうな~ということと。とりあえず合計数値が一致しないのは納得できない。苦情いかないのか、うちだけの問題なのか??

なぜ両方持っているの?と思うかもしれませんが、ソフトウェアというものは二個同時に起動できません。あくまで普通。両方持っているとどちらか片方は使えます。共同住宅二棟同時はなくても戸建て住宅二棟同時はよくあること。よって、この二本の組み合わせは比較的相性はいい。細かい部分で違うのは気になりますが・・・。

私は戸建ての低炭素住宅の計算。検討は30分で終わってしまう。検討がスピーディーに行えるのはSAVEシリーズの良い点です。しかし計算書を作ろうと思うと難関が待ち構えているのは、SAVEシリーズ最大の弱点かもしれない。今回も意味不明な仕様に悩みながら、あくまで本体の機能だけで計算データを作りました。SAVEは隣で使用中なので、HOUSE-省エネでやっています。

共同住宅の方は予想通りいろいろと指摘が上がった。まあ社内的にも共同住宅は初めてだったのでソフトのせいだけとはいえませんが。戸建て住宅は散々手計算で申請しているので言い訳はできない。HOUSE-省エネのキモは、入力前にどのような形状かを把握し、入力方法を頭でシミュレーションしてから入力を始めることです。行き当たりばったりでは行き詰まります(笑)。構造系ソフトを扱うのとは考え方が違います(当たり前です)。結果的に短時間で計算がまとまり、あとは窓の仕様が固まれば、それに置き換えて完成です。

ぶっちゃけ、計算書を作るだけなら手計算のほうが早いような気がする。特に複雑な形状が多い木造住宅の場合は。今までのように、HOUSE-省エネで検討して、最後に手計算で帳票を作る、ほうが効率的な気がします。まあ検算の意味を込めてしばらくは両方の手法で、ということです。

似たようなソフトを使うとその差異に苦しみます。せめてHOUSE-シリーズの操作の統一性は取って欲しい。私の場合、HOUSE-省エネで省エネ検討しながら、HOUSE-ST1で構造計算したり、他の耐震診断をHOUSE-DOCで同時に行っていたりなんて日常茶飯事ですからね。3Dの回転や操作が違うのは本当に辛いです。

と愚痴ってみました。さて、あと一枚構造図書いたら帰ろう。明日申請のようで何より・・・。

GLOOBEの木造プランからHOUSE-省エネへ

国産BIMソフトのGLOOBE(福井コンピュータアーキテクト)で、木造を設計して、戸建て省エネ計算ソフトのHOUSE-省エネへ転送できるのか??と思い、実験してみました。

すでにGLOOBEでの木造住宅の設計に一定の目処がついているのですが、構造連携などができないので(木造はね・・・)あまりメリットを感じなかったのですが(アーキトレンドありますから・・・)、形状によっては選択の余地があり、と思っています。3Dでモデリングしていった方がわかりやすいこともありますしね。

平面サンプル

 

3Dモデル(GLOOBE)。筋かいも2つ割、3つ割が指定できるようになり、いろんな意味で活用しやすくなっています。

モデルをGLOOBEで作ったら、IFCに変換します。SAVE-建築には専用コマンドがあるのですが、住宅系(HOUSE省エネ・SAVE-住宅)にはありません。今回はデフォルトで変換してみました。

それをHOUSE-省エネでIFCインポートします。マイホームデザイナーのときと違って短時間でできますね。ありがたいです。

簡単に変換出来ました。この程度ではあまり時間的メリットはありません。やはり大きな住宅とか共同住宅で威力を発揮しそうです。

といっても開口部は当たり前のようにきっちり入力されています。居室、非居室などきちんと分類してくれるのはさすが!!もちろん天井の断熱も入っています。これくらいの物件だと、基礎を入力すればある程度の計算はできてしまいますね。断熱材の指定は改めて必要ですが。

 

HOUSE-省エネの母屋下がり入力

いくら直接入力ができる!といっても形状通り入れたいもの。木造住宅では当たり前の母屋下がりをHOUSE-省エネはそのままではできないので、こんな方法を考えてみました。

よくある北側母屋下がりです。HOUSE-省エネの屋根入力は手軽でいいのですが、空間を引き連れていくため、母屋下がりは直接入力できません。

しかし上記のように小屋裏空間をダミーで入力し、そこの隣接空間を適切に指定してしまえばきちんと計算してくれます。覚えておくと非常に便利です。

2階の部屋は母屋下がり部分と通常天井を別に入力するのがみそです(天井だけでは変更できなさそうです)。部屋の分離が嫌だ!!というときは天井だけ別入力して直接入力です。

HOUSE-省エネは小屋裏も居室にできちゃいますので、計算上問題ありません。

直接入力の場合と違い、上記の方法では、側面の台形の部分の壁を適切に自動計算してくれます。もちろん母屋下がり後の壁も適切に自動計算してくれます。どちらの方法を選択するかは自由ですが、どちらも一手間掛けなければならないのが難点といえば難点ですね・・・。

実はモデリングが駄目といわれているHOUSE-省エネですが、頑張ればある程度形状でも実現が可能です(スキップも)。ただ時間勝負だと思いますので無理そうなら直接入力!!って割り切りが必要です。

SAVE-住宅Ver4

HOUSE-省エネを持っていながら、共同住宅の省エネが面倒になり、SAVE-住宅も購入しました。操作は慣れてきたのですが、相変わらずの操作感・・・。部下は困惑しています。まあ仕方がないか。

このソフト(HOUSE-省エネも含む)の一番の問題点は、Helpがないこと。HOUSE-DOCHOUSE-ST1の状況適応のHelp(まあ一般的なヘルプですな)に慣れていると衝撃的です。ちなみにkizukuriも酷かったですが。PDFマニュアルは比較的まともなのですが(このあたりはST1よりマシ)、画面構成が非常にわかりにくいので駄目だとわかっていてもF1を押してしまいますね・・・。

とはいえ、慣れてしまえば簡単な部類のソフトです。多分フローを作ってその順番で入力していく、というのが正しい使い方です。チュートリアルを参考に自分の手順を学んでください。チュートリアルと共同住宅のサンプルを良く見ないでこのソフトを使うのは自殺行為です。

個人的にモデル共同住宅を入れてみましたが、入力から出力まで50分程度です。入力だけだったらもっと短いです。

入力だけだったらという部分に引っかかったと思いますが、実は帳票を出すコマンドの時間が異常に長いのです。HOUSE-省エネもかなり遅いのですが、まだ我慢できるレベルですが、SAVEの場合、部屋数分待つのでちょっと大きめな共同住宅だと10分以上待たされます。これはエクセルに出力しているコマンドが問題なんだと思うのですが・・・素直にPDFとかに出して欲しいです。もちろんエクセルに出す行為自体を否定しているわけではありませんが、普通に帳票をPDFなり画面なりに出してくれればそれでチェックなどは大丈夫だと思います。まあエクセルで帳票を出せるのがウリなのだから仕方がないか。でもこの待ち時間は衝撃的です。もちろん速いパソコンでもソコソコ待たされます。

入力インターフェイスやコマンド名に謎が残る点では、昔のDRA-CADを彷彿とさせますね。まあ慣れの問題なのですが。慣れない部下の機嫌が朝から悪い・・・。

部下の操作を見ていて、手引き改訂しなくちゃ、って強く思いました。HOUSE-ST1の手引き更新したら、やらなきゃ・・・。

 

 

知りあいの設計事務所の省エネ計算をHOUSE-省エネで

知りあいの設計事務所のお手伝いで、小型の木造住宅の省エネ計算をやることになりました。
HOUSE-省エネ Ver3 マスターセット キャンペーン!!UA値ηA値の計算にも対応

80㎡程度の小型住宅。手計算でも簡単に計算できるけど、HOUSE-省エネでやってみた。

13時に計算を開始し、現在13時22分。いくら小さいとはいえ、あっけないです。

戸建て住宅用の省エネ計算ソフトのHOUSE-省エネを利用しました。手計算だと私の場合50分くらいかかるので、約半分というところでしょうか?

用意するのは、平面図と立面図のCADデータ。ここに窓のサイズを落とし込んでおきます。今回は断熱仕様が決まっているので、それも用意しておきました。

入力自体は瞬間です。各部屋を入力します。その際に各部屋の断熱材などを指定しておきます。床や上階の状況を予めチェックしておくことをお忘れなく。

それにしても見た目がそっくりなのに、グリッド操作がHOUSE-ST1HOUSE-DOCと違うのは止めてほしい。見た目が一緒なだけに迷います。あと3Dも。構造と省エネですからプログラマが違うことくらいは理解出来ますが、HOUSEシリーズは両方とも買う人がいるんだから、メーカー的に統一してほしいところです。

さて、入力が終わったら各パラメータをチェック。戸建て住宅レベルだと、チェックは簡単です。入力時のパラメータが多いので最初は絶対に間違えます。床、天井、壁・・・順を追ってチェックしましょう。

そして計算。リアルタイム計算という便利なボタンがあり、コレを押せば結果をはじき出してくれる。

便利な機能なのだが、「リアルタイム」じゃないような気がする。意味や理由は理解出来るのですが・・・

そんなわけで、UA値は比較的ギリギリです。シンプルな形状だからもっと余裕があるかな?と思ったのですが、窓が意外と多いのでこんなものです。形状が複雑だと旧フラット35の仕様でもNGが出ますね。仕様規定になれている人は注意が必要です。一次エネルギーは、LED化のみで切り抜けましたが、これでは低炭素駄目です・・・。

そこで、給湯器をエコジョーズにし、浴槽を高断熱浴槽とし切り抜けることにしました。この程度なら影響がないかと。水栓いじったほうがいいかな?と思ったのですがトラウマが(汗)。

低炭素基準クリア(計算のみ)

とりあえずクリアしました。選択項目は当たり前のようにクリアできるわけで、問題ありません。ここまで計30分程度です。設計中にとりあえず先に検討・・・というには微妙な時間ですが、慣れるまでは検討しておいたほうがいいに決まっています。検討時間が圧倒的に短いのが利点ですね。入力項目少ないし。Ver3になってようやく安心してどの物件にも使えます。

 

 

HOUSE-省エネの「直接入力を極める!!」

先ほど、なまあずステーションに、HOUSE-省エネの直接入力について解説した「直接入力を極める!!」のコーナーをupしました。この機能のおかげでHOUSE-省エネのモデリング機能の不足を補えます。とりあえず実務で使えますね。もっとも意匠寄りの人からは不満が出そうな機能ですが。構造系、特に構造システムのDOC-S(鉄骨造の耐震診断ソフト)などを使っている人なら「ああ~そんな感じ」ってわかって貰えると思うのですが(汗)。日頃DOC-Sの不満をタラタラと聞かされていた私からみれば、あれよりは100倍以上マシのような気がするのですが(注:DOC-Sの件はソフトの問題というより、耐震診断システムの問題のような気がしますが・・・)。

今回の事例はこんな感じ。

円弧を含んだ建物

JWWの2.5Dで書いている時点で、「なんでSketchUP使わないんだよ」とか言われそうで、手抜きなんですが(汗)。この建物の面積を拾って入力するという物です。意外と解説を作るのは大変でした。根拠をわかりやすく書くには・・・とかキャプチャーが難しいとか・・・。最近HOUSE-DOCの手引きの改訂を行っていたので慣れているはずなんですが。歳ですかね??

とりあえず面積を正確に拾い整合性を持たせる・・・これが大事!!

HOUSE-省エネ Ver3ファーストインプレッション

戸建て住宅の省エネ計算に特化したHOUSE-省エネがVer3になりました。

HOUSE-省エネVer3

平成28年省エネルギー基準に準拠しました。建築物省エネ法施行に備え、省エネ計算に注目が集まる中、まだまだ一般的ではない戸建て住宅に絞った低価格なソフトです。

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しかしながら、HOUSE-省エネは非常に残念なソフトといえました。というのはビル物のSAVE-建築や共同住宅のSAVE-住宅など定評のある省エネソフトから派生したソフトながら、戸建て住宅のような非常に形状が複雑なものにモデリングも含め対応していないことから、計算できる建物が非常に限られていました。一方、SAVEシリーズのように、木造以外のRC造やS造、混構造も計算できるという長所もありました。

いよいよVer3・・・ということで期待したのですが、モデリングは改善されていませんでした。立面根拠も出力出来ず、非常に未完成な雰囲気が漂います。このあたりは他社に大幅に引き離されています。特に戸建て用として。

ユーザーズマニュアルには、入力出来る形状が記載され、できない形状も記載されています。一般的に多角柱形状を得意とし、それ以外は苦手としています。

・傾斜した壁
・円弧状の壁・床・天井・屋根
・矩形でない平面形の勾配屋根
・矩形でない開口・小屋裏壁の開口
・勾配天井

これらはモデリングできないと明記してあります。戸建て住宅用としては失格ですね。Ver1ならわかりますが、Ver3ですからね。我々ユーザーの声も届いていると思うのですが・・・。

しかしながら、Ver3では、「直接入力」という素晴らしい機能が搭載されています。モデリングできない部分を個別に指定して数値を代入できるものです。もちろん、見たまま入力出来る方法が良いに越したことはないのですが、実際はCADなどで図面に書いているので、根拠図などはそちらを加工すればよく、数値だけで入力・設計変更できる直接入力はある意味便利です。まあ、この機能で逃げたと思われないように、しっかりモデリング面も磨いてVer4を出してもらいたいものですが。

HOUSE省エネ直接入力円弧状の面積を直接入力し、床、天井も変更したところ。

計算書を作成する、という面では形状面でデメリットが多いHOUSE-省エネですが、スピーディーに省エネ基準に適合しているかどうかを判断するには、入力項目も少なく、アバウトでも算出してくれるHOUSE-省エネは非常に短時間で検討できる強みが大きいです。省エネ計算は慣れていないとなかなか予測がつかないものです。他社の3DCAD風のインターフェイスでは入れる項目も多く、設計変更も難しいのが実情です。アーキトレンドのように図面ができていれば計算が速いソフトも、図面がない状態からだと図面作成だけでも結構時間が取られるので簡単に検討、というわけにはいきません。他社のグラフィカルなソフトも同様です。HOUSE-省エネでは慣れれば戸建て住宅は30分もかからずに検討が終わってしまいますね。それだけでも持っていて損の無いソフトです。

従来はモデリングの不備から荒い検討しかできなかったのですが、直接入力機能によって、ある程度詳細に煮詰めて検討することもできるようになりました。モデリングが得意じゃない人にとってはこのほうがいいかもしれませんね。

モデリングばかり叩きましたが、斜め方向の軸にも対応し、平面的には複雑な形状に対応しています(円弧は除く)。勾配天井・屋根は相変わらずですが、直接入力でそこだけ変更すれば良いですし。そもそも省エネ計算は外皮ですから、内部の細かい形状や間取りなんて入力する必要なんてないんですよね・・・。そのあたりでかなり損していますよ、HOUSE-省エネ・・・。

もっともVer3でようやくスタートのようなものです。個人的にもVer1発売時から我慢しながら使ってきました。もう少し進化してもいいのでは?と思う反面、このソフトのおかげで、省エネ計算を手計算でできるようになった(・・・)わけで、感謝しなければならないのかもしれません。

直接入力した部分にコメントを入力しておけば、計算書にもコメントが出力されます