HOUSE-省エネ Ver4のその他の新機能

まあ、なんでメジャーアップなのか?を考えるとHOUSE-DOCの読み込み機能ではなく、ホームページで紹介されているもう一つの目玉「省エネ基準の表示機能」が先に来るはずなのですが・・・。

まず省エネ等級判定アシスト機能。必要な施策と該当箇所を表示する・・・ということなのですが、見事それしかしていません。まあそれで計算者としては十分なのですが(汗)。

断熱等性能等級と一次エネルギー等級を指定すると、それに見合う性能がでているか、チェックします。ちなみにHOUSE-DOCでインポートしたばかりのデータでもチェックしてくれます。これはリアルタイム計算でも同じです。

まあ使えるかな?と。

期待していなかったプリチェックはもっと使えました。ツークリックでチェックしてくれますから。でもワンクリックで実際できるよな、と感じます。動作が速くて良いので是非ワンクリックでチェックできるようにして欲しいです。またF5とかファンクションキーに対応して欲しいです。HOUSEシリーズはグラフィカルでマウス操作がウリだと思うのですが、ちょっとのことはキーボードでも出来るようにして欲しいです。

はい。新旧の出力のリボンメニューです。ちがう箇所が一目瞭然ですね。

まずクイック(外皮)に待望の立面図が加わり、クイック(一次エネ)にBELS ZEHと冷暖房費が加わりました。立面図は待望ですが、試用版では試しようがありません。ただ立面入力機能が他社のものと違ってないので、整形の通常ツールのものを表示しているんだろうなと思います。そのような建物ほとんどないので、小手先ではなくきちんと立体で入力・確認できるツールが欲しい所です。

新しい計算機能としては、H30年のWEBプログラム改訂対応で、空気集熱式太陽利用設備の入力フォームが追加され、これから変わっていくだろう形式にも対応してくれそうです。

このソフトのキモは断熱材などを設定し、形を入れ、設備を設定すれば、だいたいの省エネ基準適合の目安が非常にスピーディーにわかることにあります。しかしながらそれはVer1でもそうだったわけで、Ver1~Ver4までほとんど変わりません。Ver3で入力できない形状を数値入力できるようになり、計算書を作れる形状が飛躍的にアップした後だから、期待はしていたのですが、そこはほとんど手つかずですね。

これからどんどん省エネ住宅を企画、設計していく人には向くと思います。ただZEHなどの計算書をバシバシ出そう、という人にはまだ安心して薦められるかは疑問です。今回は試用版だったので計算ができないので、結論は出せませんが、Ver3の動作からすると厳しいだろうな、と思ってしまいます。まずは本体だけで計算書から根拠図まですべて出せるようになってほしいものです。

 

 

HOUSE-省エネ Ver4のHOUSE-DOCインポート機能

実は試す前に、ある程度の予想を作っておいたのですが、やはりそんな感じでした。

このような画面で読み込みます。住所などが読み込めると楽なのですが、どうもそのようにはなっておらず都道府県のみのようです。まあHOUSE-DOCに〒番号がないですし。ただし〒番号を入力すれば地域区分なども入力されるようです。

あと木造かとかHOUSE-DOCからなのにありえない情報を聞いてきますが、設定で必要なんでしょうね。あと部材データから部屋形状に変換する方法を指定できます。

はい。意地悪なデータで読み込んでみました。これは部屋の中に文字列が二個あるものの例です。HOUSE-DOCは部屋に属性を持たせていません。部屋名をどうやって読み込んでいるのかな?と思ったら文字列から適当に引用しているようです。ラスボード真壁の上に「和室1」を入れてあったのですが、案の定、ラスボード真壁だけ読み込まれます。直すの面倒ですが仕方がありません。このようにならないようにHOUSE-DOCのデータを作れば良いのですが、意外と文字を書き込んでいる人多いんですよね。調査箇所とか、仕上げとか、劣化とか。試したところ矢印線があれば、読み込まれないようなので、そういったフラグがあるのかもしれません。また文字列が長いものを部屋名に呼び込んでいるような気がします(無責任)。あと部屋名がないと「部屋」と入力されます。なんだかな~。普通同一メーカー(厳密に言えばちがうんでしょうけど)、このようなことがないように両方のソフトですりあわせするものですが、どうもされていないようですね。マニュアルも何を読み込めるか?操作のところに書いてありませんし。試行錯誤しなければならないのでしょうか??

まあ、開口部は読み込まれますし、部屋も読み込まれます。屋根も読み込まれるのであとは1つずつ仕様を打てば良いので手軽といえば手軽です。ただ仕様も読み込むときに指定できるようにしておけば、もっと楽なのにな、と感じます。開口部にしろ、断熱材にしろ、通常は使う物比較的限られていますから。あと柱は読み込まないほうがいいのかな?と思います。サッシ位置もHOUSE-DOC通りに入ります。芯寸法なのですべて手入力で修正しなければならないですが、編集したものと、読み込んだばかりのものと、区別できるように色などでわかるようにしていただけると、わかりやすいです。

まあ、HOUSE-DOCからHOUSE-省エネにデータを持ち込もうとする人は少ないとは思いますが、エコポイントなどのときにどれくらい性能が上がるか?とか、断熱リフォームのビフォーアフターなどがわかるように示す資料作成と考えれば、かなり有効かと思います。断熱材なしの古い木造の外壁や、古いアルミサッシなど参考データが入っていると面白いですね。小難しく考えるより、一般の人がなにを求めているか?考えた方が面白くなると思います。まあ対応するならHOUSE-ST1、HOUSE-WLなど新築のソフトとの連動が先だと思っていましたが・・・・。

 

 

 

 

HOUSE-省エネ Ver4試用?

はい。試用版が出ました。試してみたい方は建築ピボットのホームページより。

さて、試用版を何で使ったの?と正規ユーザーなのに??と思うかもしれませんが、ずばりメーカーのせいです(だったら試すなって・・・)。私はHOUSE-省エネとSAVE-住宅両方持っているのですが、機能の実装がどちらが早いか?という重要な問題があり完全にSAVEが上位互換というわけではないのです。それでもHOUSE-4号とHOUSE-ST1のような意味不明な関係とは異なり、時間だけの問題なのですが。

基本個人住宅の省エネがメインなので、HOUSE-省エネだけ持っていれば済むのですが、年に1回くらい共同住宅の設計もあって・・・まあそんなわけでまだ悩んでいるので、とりあえず試用版で試してみました。

HOUSE-省エネの今回の目玉は・・・HOUSE-DOCのデータインポート機能です。これは耐震補強、耐震リフォームなどと連動して省エネを推し進めるのに便利かもしれない機能です。またメガソフトの3D Archi Designerとも連携できるようになりました。まあ天井高さ情報がないとか、斜め天井とか、そういった面倒な形状を持ってこられないわけで、あくまで間取り入力の省力化を目指した仕様になっているようです。

もう一つの目玉は計算機能・計算書出力の向上です。残念ながら前バージョンはVer3となっているのに、まだ省エネ計算用の全帳票が出力できない、という悲しい仕様が残っていました。果たしてVer4では如何に?ちなみに住宅版BELS、ZEH性能表示や、プリチェック、立面図出力機能が加わったようです。また省エネ等級判定アシストという、建築ピボットだと若干不安になるような機能も搭載しています。

さて、3回に分けて書きます。次回はHOUSE-DOCのインポートです。

 

SAVE-住宅で一棟目計算

今週、共同住宅用省エネ計算ソフト「SAVE-住宅」が到着したのだが、さっそく一棟目の計算が終わりました。週明けに提出です。

今回省エネ計算を行ったのは300平方メートル超の木造3階建て共同住宅です。

お得意の構造計算とセットで受注したものです。構造計算のタイミングと省エネ計算のタイミングは違うので、両者の親和性はいいのです。

今回は構造の訂正後に省エネ計算を行い、確認申請がおりる前に省エネ計算を終わらせるという作戦でした。本来なら確認申請提出時くらいに

全てチェックが終わっているのが理想なのですが、業務が重なったためこのタイミングになりました。

未だ省エネ届出すら知らない建築士さんが多くいるのは悲しい現実ですが、今回は意匠設計者と連携をとってうまくいきました。

木3共で省エネ計算を初めて行ってみて感じたのは

・外皮や窓は、普通の住宅より楽

・共同住宅の一次エネルギーは意外と厳しい

・共用部の一次エネルギーはかなり厳しい

共用部は24時間365日ついている部分もあるので、確かに消費電力は厳しい部位ですし、できるだけ節約したいところ。開放性をとって昼間は消灯して・・・とかいろいろ考えるべき所はあります。省エネ計算だけではなく、いろいろ考えて省エネ化していくことが大切と感じました。

正直、計画時に省エネを考えずに、後出しで計算書だけ出せば良い、という考え方ではしっぺ返しを食らいます。建築物省エネ法が施行される前に、もう少し軒数をこなし、データ化を進めていこうと思います。

ARCHITREND ZERO Ver2リリース

予定通り1月20日にリリースされたそうです。バージョンアップはまだのようですけど、HPが更新されています。

ARCHITREND ZERO Ver2

より表現力がアップし、操作性の改善なども進んでいます。

個人的には外皮計算の完成度が高まったことがうれしいところでしょうか?

従来の外皮計算は整形の建物は簡単な反面、ちょっと屋根・天井が複雑になると・・・というところがあり、特に斜線が厳しい地区での設計で面倒だったのですが、屋根断熱の自動配置を強化しているというので、ここに期待です。立面の根拠図なども非常にスッキリしており、この部分は他社に対してリードしたのではないでしょうか?

構造面ではあまり目立った改善はなさそうなのが残念ですが、十分使えるシステムになっているので次回に期待です。金物工法の計算は非常に楽ですし、スキップフロアの伏図・パースの作成もできるので、納まりの検討がしやすくていいですね。

何よりもユーザーが多いパーススタジオP-Styleに手を加えてくれたことが最大の目玉ではないでしょうか?こればっかりは触ってみないとなんともいえないので期待が先行してしまいますね。

まずは、本体が届くのを待つことにしましょう。