WOOD-ST Ver1.5.0.2

木造構造計算ソフトWOOD-STがアップデートされています。マニアックなソフトですが着実にユーザーを増やしており、マニアックな質問や要望も増えてきているようです。ユーザーインターフェイスがHOUSE-ST1とほぼ同じで操作しやすいので、もっといろいろな方に挑戦して欲しいところです。なまあずショップ楽天市場店でも購入できます。

かなり修正点があるようです。ユーザーの方は早急にアップデートしましょう。

wallstatで使うcsvも編集出来るエディター

wallstatを利用し始めると、studioだけでうまくいかないことが多いので、Excel等でcsvファイルを編集することもでてきます。しかしExcelはCSV編集するには重いし、いろいろ不都合も多いです。なので私はエディターを使っています。

上は秀丸エディタ(シェアウェア)でwallstatの間取りデータを編集しているところ。明らかに見やすいけど、csvの編集機能は最低限度。まあExcelよりは楽かな?秀丸はシェアウェアですが、フリー版のcsv専用エディターもあります。Cassava Editorなどが有名ですね。CSV専用なので操作性が良いです。

お勧めはEmEditor Professional。csvの編集が本当に楽です。有料で結構高いのが玉に瑕です。私も試用しましたが一番良かったですね。秀丸派なので購入までには至りませんでしたが(でも欲しい)。

建築ボリュームチェックソフト

久々にメールで問い合わせが。

一般の方のようですが、アパートを建てたい!ということで、そのボリュームチェックをできるソフトがないか?とのことです。土地を探しているので、複数検討しなければならず、建築士に頼むといちいちお金がかかるから、ということのようです。

一般に都市計画図に書いてある程度のことだけで設計ができるのは希で、道路条件など細かいことを調べる必要があります。そのため、そのようなソフトがあっても設計者は「効率的」な設計ができるツールとして使えるだけで、入れたらチェック完了というものはないはずです。少なくともフリーソフトや低価格のものではありません。

素直にプロに依頼したほうがいいと思います。

ただ、同じ事を意匠事務所にも聞かれました。よく知られているあの高価なソフトは置いておけば、低価格帯では、i-ARMでしょうねえ。地図情報や用途地域情報データのインポートもできますし、建ぺい容積チェックも簡単ですし、斜線や天空率、日影規制などかなり充実しています。日影や逆天空率などもできますので、BIMと考えるよりも建築計画のソフトと考えた方が良いでしょう。3月31日までキャンペーンで価格が安いのもポイントです。BIMっぽい(シンプルBIM)という付加価値もあるのでお買い得です。戸建て住宅やちっちゃな共同住宅にも使えますが、基本的には大きな建物向けですね。もっとも初期投資は安くても年間使用料は高いので注意が必要です。

問題はメーカーの戦略。この商品をBIMとして売りたかったのだろうけど、今は計画系。そのあたりはホームページもよく読めばなんとなくはわかるのですが、ちょっとわかりにくいです。もうちょっと使用例など多く掲載するといいと思うのですが。


DRA-CADの断面性能計算

ちょっと質問があったので自分でやってみました。

DRA-CADには断面性能計算という便利な機能があり、H形鋼などの断面性能を簡単に算出してくれます。ただ動作に癖があるので、注意も必要です。

閉じた図形で、ポリライン化したものが対象です。DRA-CADには断面を自動作成する便利な機能があるので、柱断面で105角(木造ですな)と、鋼材形状でH形鋼を描いてみました。

寸法線や規格まで描いてくれるので非常に便利ですね。もちろん柱配筋なんてものも入れられます

H形鋼のほうはポリライン化にチェックを入れておけば、自動的にポリライン化してくれるのですが、柱断面はポリライン化してくれません。

ポリライン化をチェックしておくと手間が省ける
ポリライン化していない図形は編集のポリライン化コマンドでポリライン化します。
断面性能計算を実施します。これは105角の例です。図心作図やXY基準軸作図にチェックを入れると、作成してくれます。
意外と便利です。

計算式などは出ないので、結果だけ先に知っておきたいとか、略算しているときなど威力を発揮すると思います。構造屋さんは便利に使えると思うので覚えておいて損のない機能です。

小型で安価なプロッタ SC-T3150(エプソン)

住宅を設計している方は、A3サイズで納まると思いますが、まだまだA2とか必要だな~と思う設計者も多いと思います。でも大きさが大きすぎるし、使わないと故障しがちになります。私もCANON機を短命に終わらせてしまったこともあり、現在はA3複合機で済ませています。

ただどうしても欲しい!という方はHPの安価なものをお勧めしていましたが、今はエプソンのSC-T3150をお勧めしています。エプソンはこの季節長々と(!)セールしています。このモデルも安価です。スタンドレスのSC-T3150Nは138000円ですから。超安価!というわけではありませんが、そのスペックをみれば、買い!なのがわかります。

まずサイズ。クラス最小だそうです。0.49㎡といわれてもピンとこないですが、写真を見る限り確かに小さいです。スタンドなしで図面入れの上に楽に置けそうです(SC-T3150N)。インクは小型で時代に逆行していますがインクジェットでそれほど稼働率が高くないなら安価ですしそんなに問題になりません。

インクは4色顔料で耐水性が高いのでCADやポスター向けです。モノクロはソコソコ速くA1約34秒。大量に印刷しないのであれば十分ですし、実際使っている人に聞いてもCADモノクロは問題ない速度のようです。カラーはインク容量の問題で、常用するにはそもそもつらいので、モノクロ常用、カラーたまに、という用途が正解かもしれません。

HPは安いけど使い勝手が・・・という人も多いかと。実は常用プリンタがHPなら特に問題ないのですけど(汗)。ただ大型タッチパネル対応とか、WiFi対応とか日本人向けのドライバソフトとか、AirPrintでiPadから印刷できるとか、こまかな気遣いとか・・・エプソンらしいといえばエプソンらしいし、余計なものがついているといえばそれまで。

あくまである程度安く、省スペースが必要な方にお勧めです。A1まで印刷できるし。ただ、常用でヘビーに使うなら、上位機をお勧めします。価格的なメリットはそもそもそれほどないですし、カラー出力のランニングコストは悪いですし。でもこの大きさは武器ですし、たまに使うマシンに大きな面積を専有して欲しくない設計者は多いはず!!ということで紹介でした。

i-ARMの斜線検討機能

i-ARMは国産ということだけでなく、建築ピボットの過去のソフトウェア資産を惜しみなく投入している為、法チェックや解析機能がたくさん搭載されています。

計画段階では設計ボリュームを出すのが手軽なのがウリです。敷地、道路や斜線条件を入れれば簡単にボリューム計算してくれます。熟練の建築士ならわけなく出せると思うのですが、チェックも兼ねて実行するのはいいと思います。本来なら高層マンションなどで使う機能だと思うのですが、普通に住宅設計でも便利です。

出力された図はDRAやJWWの図面として出力できるので、CADに戻って検討できます。天空率も同様です。今回年末時間がないなか、1物件解析してみたのですが、非常に楽でした。角地だったので天空率も・・・と思ったのですが、残念ながらあまり効果がないこともわかりました。普通は天空率を計算して・・・という無駄な検討が必要なのですが、ワンタッチである程度わかるので無駄をしなくて済みますね。アクソメなどはCAD出力できます。DRAだけでなく3DのDWGで出力出来るので、他ソフトでも大丈夫です。FormZ Freeで試してみましたが、きちんと読み込めました。

FormZ Freeにて。もちろんDRA-CAD(通常版)でも読み込めるはずです。

例によって、モデルに落書きできるので(寸法とか文字とか)、いろいろ便利です。

個人住宅系の意匠設計者に売るには、もう少しUI含め検討の余地があると思います。雨樋なども含めた手軽なモデル化手法が確立できれば、本当に楽になりそうです。手軽で設定しやすいのは非常に良いですね。

メーカーももう少し、何ができるよ、とかサンプルを多く出してアピールすべきです。はっきり言ってカタログでは何もわかりませんし、試用版でも初めは何するか?わかりませんからね。チュートリアルもモデル入力と解析と表作成ですから、こういった法検討などは説明がないですから・・・。そろそろ丁寧にアピールしていくことが重要だと思います。

i-ARM Ver2で耐震リフォーム図面

3Dで気軽に間取り、パースを描くのは3Dマイホームデザイナーのようなソフト、モデリングで簡単に作るのはSketchUpのような3Dソフトがあります。しかし実務で小さい建物の指示図面などを作れる気軽な3D建築ソフトって皆無でした。意外にもDRA-CADの通常版は3Dはできますが、どちらかというと建築パース作成を重視しており、建築的手法で作成するのはいいのですが、意外と使いにくかったです。

では同社のi-ARMはどうか?本来はBIMとして開発を始めたが紆余曲折して法検討ソフトになってきました。そのためユーザーからは何のソフトなんだ、とわかりにくくなっています。事実あまり売れていないです。

では、当初のような本格BIMでなく、次に目指したシンプルBIMとしてのモデリング機能は??と思い、最新のVer2を試用しました。

建築系のBIMから起因しているので、階の区別、高さの設定なども出来るので、建築的には使いやすいです。部屋を入れて・・・の手法もわかりやすいです。耐震リフォームに使えるのは、柱や梁や土台を入れる必要がありますが、非常に短時間で入力出来ます。特筆すべきは3Dで文字を簡単に入力できること。方向が変わってもメモや寸法は見やすく回転するので、便利です。もっとも固定できる機能も欲しいです。

簡単に構造用合板の施工を書いてみました。面上に文字を入れられるので、仕様や金物を簡単に入れられます。また寸法も3Dで入れられるので便利です。これは平面図とはリンクしていないので、指示書として分けられるのがいいですね。

ちなみに回転して裏から見ても、こんな感じで読めるのです!!角度を変えてもある程度追従してくれるのは便利ですね!!

こういった機能を使うと、簡単に施工スケッチが描けますし、納まり検討も簡単にできます。HOUSE-DOCHOUSE-ST1から簡単に部材を転送できるといいのですが。

立面などでも、このように記載ができますので、2Dよりよっぽど楽ですね。作図品質よりもスピーディーに指示書を作れるのがいいですね。

軽快な操作感はVer1に比べ若干落ちました。入力はいいのですが、プロパティがらみが落ちていますね。それでも他社に比べれば明らかに軽快。なんとなくですが、SketchUPの建築版と考えて、気軽にこのような3Dメモが描けるソフトとして、この部分だけを独立して安価にリリースするのも手かもしれません。

基本部分を分離して、検討機能をそれぞれオプションとして追加できると面白いかもしれません。これなら省エネ、構造を加えたりも楽ですからね。恐らく構造設計でも構造スケッチに使えますが、その方々は現在付いている法規や検討ツールはまったく不要となります。またそれらも古くからのツールの転用に近い形で実装されているので、あまり使い勝手が良くないのも事実です(他社に比べるものがないので、あまり気になりませんが)。

構造システム・建築ピボットはたくさんのソフトウェアのラインナップを持っている割に、あまり連携ができていないのも事実。そのためのハブツールになるんじゃないかな?と思ってi-ARMを期待していましたが、その方向は見えているものの、うまくいっているとは言いがたいです。

モデリングを中心に試用を続けていこうと思います。

なぜか12月末にDRA-CADが売れる謎?

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DRA-CAD17 LE (新規・キャンペーン適用)2018年11月中旬発売予定!!
価格:83106円(税込、送料無料) (2018/12/26時点)

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ショップをやっていると、いつどんな商品が売れそうか?ということがある程度予測できます。例えばクリスマス商品は11月が売れ~とか。建築関連ソフトはそんなことないでしょう?と思うかもしれませんが、

・新発売
・キャンペーン終了間近
・雑誌やネットで取り上げられたとき

です。この3つのときにまったく売れないソフトは、完全に終わっている・・・と判断されます。

それ以外でわからない波があるのが、8月初旬と12月下旬。両者に共通するのが長期休暇が取れる(取っているかは謎)前ということ。恐らく休み中に練習して・・・ということだと思います。

ただ、それだったら売れるソフトが予測できそうなものですが、実は毎回バラバラです。特に法則性はないような気がします。昨年と今年のみDRA-CAD、それもLEの波でした。今季に限ればDRA-CADフルバージョンのほうが好調で、LEは正直「う~ん」という感じでした。これも謎でしたが(爆)。そして年末のこのLEの波(笑)。本当にわかりません。

近年のDRA-CADは余計な機能以外の部分の充実がめざましく、旧来のDRA-CADユーザーだけでなく、新規の方でも使いやすく仕上がっています。なので昔のユーザーと操作の仕方が全く違って、同じCADをいじっているように見えないのですが(汗)。それだけ操作に幅があり、気に入った使い方ができるのです。でも集中して売れるような商品ではない・・・と思うのですがねえ。なまあずショップでは今年、長年売れに売れ続けたHOUSE-ST1に変わり、DRA-CADが売れ筋に変わっている状態のお話しですが・・・。

某ショップでは、Ver12から非常に売れ行きが良くなり、Ver14で一時落ち込んだ以外はコンスタントに売れており、特にDRA-CAD16とLEは本当に売れまくりました。17は発売されたばかりですが、16に比べれば劣るが、例年並みには売れています。正直16ってそこまで売れた理由は謎なのですが(もちろん良いバージョンです)、17って追加機能の訴求力が高いんだから、16並に売れるのかもしれません。

 

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DRA-CAD17(新規)2018年11月新発売キャンペーン
価格:166212円(税込、送料無料) (2018/12/26時点)

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DRA-CAD Ver17.0.1.3

DRA-CADの新バージョンの17も順調に出荷されているようですが、皆様もうご利用頂けましたか?さっそくアップデートされていますが、リニューアルされたレイヤパレットがらみが多いですね。使って見るとちょっと中途半端な仕様でしたからね。まだ改良の余地は残されていますので、丁寧に対応して欲しいところです。

DRA-CADの購入はなまあずショップ楽天市場店にて。

JWWからの乗換に適したCADのARESは強力!!!

ARES??と思うかもしれませんがJDRAFと聞けばわかる人が多いのではないでしょうか?JDRAFは評判の高いDWG互換CADでしたが今年の12月31日でサポート終了になります。その後継がARESです。

AutoCAD互換CADの中では、日本対応に力を入れています。特にJWW関連は強力で、JWWとの操作の互換性向上には消極的なDRA-CADを大きく凌ぎます。

(クリックで画面拡大)

AutoCADとはファイル互換だけでなく操作も似ています。そうなるとJWWなどのCADからは非常に乗り換えにくいと言えます。しかしARESは、JWWのファイルの読み書きができるうえ、JWWの操作性を極力採り入れたモードが存在します(上の画面キャプチャーがそれです)。JWWの左右に別れたアイコンはかなり似ている(もちろん移動できる)し、何よりもレイヤ、レイヤグループの使い勝手がほぼ同じとなるので、DRA-CADよりも直感的に操作が可能です。JWWの操作を極力変えずに、DWGなどの編集もできるCADとして考えると一番優れているのではないでしょうか?またクラウド版とモバイル版(iOS、Android)まで備えていて、1ライセンスで使える!というのもポイントが高いです。そして本家AutoCAD LTと違って、カスタマイズ機能が豊富にあるのも強みです。

試供版を使って見た限り、DRA-CADよりもはるかに、JWWっぽく使えます。逆にAutoCAD特有の部分も残しているので、そこは戸惑うかもしれません。ファイルメニューでJWWを直接読み込めないとか(あくまで追加ツールで対応しているためと思われます)、完全なシームレスにはなっていないのも残念です。

価格的にもDRA-CAD LEより安いので、JWWからの乗換の有力な選択肢といえます。日本の建築設計に長年対応し続けたDRA-CADは壁量計算や部品類など、まだまだアドバンテージがあるのですが、そのようなものが必要ないなら、ARESが良いと思います。逆にDRA-CADは機能詰め込みすぎなので、もっとシンプルなものが欲しいと考える人も多いかと思います。