右手マウス、左手トラックボールという選択肢

個人的な話で申し訳ないが、私は昔スポーツで右手の耐久力があまりない。なので絵を描いたり、文字を書いたりは本当に苦手です。大学時代はほとんど文字を書かなかったくらいですから・・・。日常生活では苦戦しない(気にしないだけ)のだが仕事中つらくなることが多いので、昔から左手主体でキーボードを打ち、左マウスも使えるようにしていました。

しかし机がせまいと左マウスだと操作しにくいので、現在は右はマウスで左はトラックボード、中央にキーボード、手前にテンキーという変則的な配置となっています。これはマイクロソフト Sculpt Ergonomic Desktopのテンキー分離をうまく考えた方法です。ノートパソコンに慣れ、左手だけで入力することも多い私にとって、テンキーは数字を連続で入力するときや、動画編集のときくらいしか使わないので、この配置となります。マウスは、この丸っこいマウスも疲れにくいので良い感じです。クッション性のあるパームレストも相性が良く、手首が疲れないキーボードもブロガーとしては助かります。トラックボールとテンキーが手前にあって邪魔じゃない?と思うかもしれませんが、この位置だと両腕と両肘を机に付けてもぶつからないメリットがあります。

 

CADなどで右手が疲れてくると、左のトラックボールM-XT4DRBKです。実は、このトラックボールはCADなどには向かないのですが、WEBブラウジングやExcelなどでは絶大な威力を発揮します。ということで、CADで利用するときは、大きく画面で移動するときは左手のボールで動かし、最後の細かな修正やクリックを右で、のように分離して作業を行います。これで右肩や右腕、右手の負担がかなり軽減します。実は有線マウスもつながっていて、左手だけで操作するときはそのマウスを利用します(面倒くさいときはトラックボールでCADやってます。DRA-CADのときだけですが・・・)。そのように負担をできるだけ分散して体に影響がでないように配置しています。

自分の作業環境が良くないな~と思ったら、いろいろ試してみるといいと思います。機材の置き方だけでも大分作業効率は変わりますよ。私の環境は変態的なのであまりお勧めしませんが・・・参考までに!!

 

 

DRA-CAD18の、JWW操作の改善

DRA-CAD18は11月中旬に発売となります。毎年着実にバージョンアップしているCADがだいぶ減ってきた中、頑張っていますね。JWWかAutoCADか??といわれた時代は遙か昔。今はBIMの普及が進み、今さらCADを買う??と思う方もおおいかもしれません。しかしBIMだけですべて・・・ということは希でしょう。変換機能が優れて、毎年バージョンアップし、最新のOSに対応し続ける仕事道具は絶対に必要です。まあ、CADといえば、AutoCAD互換CADが普及してきたので、必ずしもDRA-CADを選ばなくても良い時代にはなりましたが、JWWからの乗換なら、DRA-CADのほうが良いのは間違いありません。このブログでは他にARESというAutoCAD互換CADをお勧めしていますが、操作以外の日本独自の法対応などを考えるとDRA-CADは第1候補に挙がってきます。

さて、その最新版のDRA-CAD18のアップ内容に、JWW風操作の改善があります。DRA-CADは、JWW風の操作として両ボタンドラッグでの拡大縮小に対応しています。私も最初は便利だな、と思ったのですが、DRAの場合ホイールで拡大縮小したほうが便利な場合も多いので、あまり多用しなくなりました。

というのも、線分コマンドを実行し、始点をクリックした後、ちょっと画面を移動して終点をクリックする場合、JWW風操作だとコマンドが中断してしまって線分が書けなくなります。ちなみにホイールで拡大縮小すれば大丈夫です。これは致命的でDRA-CADプログラマセンスなさ過ぎ・・・と感じてしまいました。それでも癖で拡大縮小のみに特化すれば使えていたので、JWWからの乗換ユーザーにとっては有り難かったはずです。

しかしこの致命的な特色が、DRA-CAD18では雲散霧消しています。線分コマンドで始点を入力してから拡大し・・・という場合もコマンドが継続するので作図を続けられます。

上記機能は、DRA-CAD17 plusでも確認できます。DRA-CADアソシエイト会員は是非お試しあれ!!

「GLOOBE 2020」国産BIMの新バージョン11月12日に発売へ

福井コンピュータアーキテクト株式会社は、国産BIM建築設計システム「GLOOBE 2020」を2019年11月12日に発売します。本日プレスリリースが出ています。

最近機能面では目立った動きがなかったものの、使用者側の動きは活発でした。特に確認申請への簡素化の動きがあるんじゃないか?と思われていましたがやはり、機能として投入してきましたね。

目玉はBIM確認申請機能の強化でしょう。国産ならではで標準的な機能として搭載してきています。チームシステム搭載で共同作業も効率化しています。

躯体図出力のオプションも新たに加わりました。3DPDFへダイレクト出力機能を搭載しました。

というわけで地味ながら、使用者の意見を踏まえたバージョンアップしたようです。

こうなるとアーキトレンドとの棲み分けは、本当にそろそろ考えなければならないかもしれませんね。というよりアーキトレンドも、そろそろ自動立ち上げとおさらばしてGLOOBE系に内部を書き換えるとか・・・あるんですかね??

DRA-CAD18シリーズ新発売へ

株式会社建築ピボットから、国産ベストセラー建築CADのDRA-CADの新シリーズ、DRA-CAD18、DRA-CAD18 LEが発表になりました。毎年着実にバージョンアップを重ね、このようにサポートもしっかりして、毎年バージョンアップするCADは珍しいですね。一時期、過去のCADと言われていた頃がありましたが、今は逆にシェアが増えている感じがします。某ショップの売上げを見てもそう感じますね。

通常版は11月12日、LEは11月19日発売です。詳しくはこちら

さて、新シリーズの目玉はクラウド&モバイル。昔聞いたような・・・というちょっと古いイメージがありますが、ようやく腰を上げたのでしょう。それでもQRコード作成や、クラウドストレージ読み書きなど、出来たら便利だけど、真新しさはなく「当然」の機能が組み込まれます。クラウドストレージ読み書きは便利なだけでなく、他のソフトでも実現しているものもあるので、対応は急務でしたね。

毎年のように高速化を謳いながら、実際ユーザーが体感しにくかったのですが、今度はGDI描画モードの描画速度を高速化するようです。これならだれでも恩恵を受けることができます。果たして体感できるほど高速化するのでしょうか?また繰り返し作業を効率化する「マクロ」搭載・・・なんだか古代に戻ったような強化が行われています。

その他JWW的操作がよりJWWっぽくなる「マウス両ボタン押し」が、ようやくコマンド実行中に拡大縮小ができるようになりました。これだけでもJWWユーザーには喜ばれますし、本当の目玉かもしれません。小出しにしないで一気に対応して欲しいところではありますが・・・。

モバイルアプリ「DRA Viewer」の発表もあり、スマホでのデータ活用にも力を入れていくようですが、あくまでViewerであり、他社に比べると周回遅れ感は否めません。しかし今回でこのようにクラウド、モバイルに方向をようやく切ったことによって、時代遅れ感を回復出来るのではないでしょうか?CADとしての完成度は高く、データ互換性なども評価されながら、「古い」イメージが付いてしまっているのが最大の欠点であるDRA-CADですが、先進の機能をアピールすることでそのイメージを払拭できるか?が今回のバージョンの販売課題でしょう。

毎度苦言を書いていますが、フルバージョンのDRA-CADは、今回も微小なアップに留まっています。スケッチアップの最新版ファイルの読み書きができることが最大のメリット程度になっています。他に伸縮するオリジナル部品の活用・・・そんなに充実した部品を用意してくれるとは思えませんが・・・。さすがに年会費もバージョンアップの割高感が否めません。小手先でやるならやめた方が良い感じもします。そうでなければ、フルバージョンはアソシエイトだけにするとか、LEのオプション扱いにするとか、対応を考えたほうがいいと思います。といっても、何だかんだいって一定数は売れているんだよな・・・フルバージョン・・・。

DRA-CADのアソシエイト(年会費会員)制度も定着し、新バージョンを先行して機能を楽しめる反面、新バージョンの発表が地味になってしまうのですが、今年も堅実な機能アップをしています。年会費を払っても使いたい!ともっと思えるように開発していただければ、と思います。

新世代のレーザーカッター「Etcher Laser」

一時期、レーザー彫刻機(レーザーカッター)を欲しかった時期があって(今も欲しいけど)、いろいろ調べました。しかし価格を含め決定打はなく購入を見合わせていました。

Etcher Laser

年末発売予定という、Etcher Laserは、新世代のレーザーカッターで価格もこなれており、趣味で使うには最適だな~と感じています。事前登録で15%OFFというのもそそられます(9月中旬まで)

レーザーカッターは意外と使いこなすのは難しいです。高速高出力のものは、煙が出まくり集塵機など必須ですし、どの機種も位置合わせは難しいです。また情報が少ないのもネックです。Etcher Laserを作っているSMART DIYsは、低価格機FABOOL Laser Miniで有名ですが、比較的情報をオープンにしていますし、ユーザーからの発信が多いのが特徴です。輸入品にくらべて安心感があります。

さて、最大の目玉は、よくある質問の最後らへんに書かれていますが、組み立て済で出荷してくれること。つまり調整済なので安心感があります。もっとも低価格で組み立ても楽しめる(・・・)FABOOL Laser Miniも良かったのですが。敷居が下がった気分です。

次に技術面ではカメラを搭載したこと。これで位置合わせが非常に楽になったこと、スマホアプリで撮影して、それを刻印する、なども可能でPCレスで使う事ができます。撮影は、搭載カメラでスキャナのように取り込むほか、スマホのカメラで撮影して、データを加工して・・・ということも可能で、今までより圧倒的に素早く手軽にレーザー加工が可能です。これは凄いです。もちろん今までのようにPCでillustratorやCADでデータを作成できます。

また安全のためにケースがついたので、FABOOL Laser Miniとちがって印刷できるものの制限がありますが、装置の底を取り外すことによって大型の素材を加工することも出来ます。無制限というわけではありませんが、このアイデアは安全を確保した上でのことなので素晴らしいと思います。

出力が青色レーザダイオード1.6W,3.5Wのみと、低出力なので加工できるものは限られます。箱形になったことで、オプションで集塵機も用意されています。価格的には出力の割に高価といえるかもしれませんが、それはFABOOL Laser を見てしまったからでしょう(同じ会社ですし)。

スマホで簡単に、ということでイベントなどで利用すると受けると思います。あとは耐久性がどれくらいか?が気になります。CO2レーザーの補助で利用するにも小型でよさそうです。発売は年末らしいですが、今から楽しみですね。

 

 

sketchupの買い方

googleからalphacoxにsketchupが移行し、商用では有料で使うしかない状況になったsketchup。ただ十分過ぎるほど有用ですし、有料なのはいいと思うのです。が、年々複雑化し、わかりにくくなるルール改正で、ついて行けない人も多いはず。

まず、昔から非商用で無料で配布されていたsketchupは、現在はweb版となりました。web版と聞くと省略版と思われますが、意外と高機能です。ライセンスの問題さえなければ、十分実務でも使えます。まあ今のsketchupはgoogle時代とはまったく違うように進化していますので、それと比べると・・・ですが。これがsketchup Freeです。

現在日本で商用で買うには、アルファコックスのホームページからPro版のコマーシャルライセンスを買う方法が一般的です。価格は税抜き118000円。無料時代を知っていると高いですが、製品の完成度を考えると妥当かなと感じます。

あとはサポート&メンテナンスに入らなければなりません。よく勘違いされるのは、上記で購入した場合、一年間の期限が設定されて一年間は加入できているのですが、それを超えると使えない・・・と思われていること。これは違います。あくまでテクニカルサポートとメンテナンスを受けられなくなるわけで、使用できなくなるわけではない、ということです。もちろん毎年更新が正しいのですが、1年くらいほったらかしにしても後にお金を払えばサポートを受けることができる体制になっています。今のところ、切れてから3年を経過すると更新できなくなり、最新バージョンにアップしたい場合も新規でライセンス購入が必要になります。ちなみに通常で更新する場合は32000円(税抜き)です。一年以上経過してから更新の場合は41000円なので、3年・・・という設定は妥当かと思います。もっともサブスクリプション価格が44000円/年なので、意外かもしれませんが、5年使うなら、サブスクリプションを続けたほうが安い場合もあります(毎年更新した場合)。サブスクリプションの場合切れたら使えませんが、使ってない時期があったら支払う必要もありません。

現在のsketchupは、LayOutが強力で寸法機能も以前よりもずっと使えます。そういう意味では建築向けとなっています。ちなみに、1ライセンスで2台インストールでき、同時起動は規約違反です。3台目のインストールは、1台ライセンスを削除してからライセンシングを行えば可能です。

IJCAD Mobile はiPhoneでDWGやJWWの図面を見られるぞ!

AutoCAD互換CADのIJCADは日本でのユーザー数も多いです。高い互換性はもちろん汎用だけでなく、建設・土木用、機械設計用、電気設計用、建築用など、様々な用途別に製品ラインナップを充実させています。

そのiPad iPhone向けのIJCAD Mobileは当然のようにDWGの表示ができますが、編集もできます。そしてJWW形式の図面も表示し、編集後DWG形式に保存出来ます。またPDFや画像形式で書き出してメールを送ることが出来たり、DropboxやOndriveなどに対応しているなど非常に汎用性が高いのもポイントです。DraftSightから何に移ろうか考えている方も多いと思いますが、モバイル対応も時代的に重要なので、モバイルアプリの充実度も考えてみてはいかがでしょうか?

 

ホームページのリニューアルの難しさ

建築ピボットのホームページがリニューアルされ、見やすくなりました。ただ、過去のリンクがなくなっているので、google等の検索エンジン結果から機能の説明に飛べないのが残念。DRA-CADだけみても、説明などが大きく減って直感的にもどんなCADかわかりにくくなりました。あえて誤解を恐れずに言うと、i-ARMのカタログみたいになってしまいました(もっとわかりにくいか?)。多分メーカーの人間やヘビーユーザーはその製品を理解しているから、この程度の表現で良いのかもしれませんが、正直、購入検討者には??となってしまうようです。

特に、

・独自の機能がわかりにくく、せっかくの独自機能のアピールになっていない。

・操作情報など過去にあったものがなくなったのが痛い。ミニ動画などもなくなり、本当に操作が見えなくなった。残った動画も概念的なもので、実務者には不要かと。

まあ、リニューアル作業を優先してコンテンツが後回しになるのはどのページでもあることで、非常に頭の痛い問題です。ただ最初はそう思っていても、日頃の業務に忙殺され追加できない・・・ということは、あるあるなので。せっかくきれいにまとまりのある、わかりやすいページ構成になったので今後も期待しております。

DRA-CADの文字交換コマンドは便利!!

あまり宣伝されていませんが、DRA-CADの文字交換コマンドは便利です。

そもそも標準で付いている例が、しょーもなさすぎるのでスルーしている人も多いと思います。自分で使うリストを作ってみると良いでしょう。

準備は、パレットをテキストに切り替え、適当なテキスト(120床.txtのようなもの)をダブルクリックしてメモ帳を起動して、中身を書き換え、名前を付けて保存(191 金物.txtのように)します。

今回書き換えたのはこちら・・・

木造の金物にしました。kizukuriで出てきた金物の修正用です。

完成したら、文字コマンドの「文字交換」をクリックし、作った191金物.txtを選択。CADの文字列の上で、右クリック(進む)左クリック(戻る)するだけで金物名が変わっていきます!!

これを使えばわざわざ文字コマンドで書き直す手間がいりません。

文字の編集機能は、DRA-CADはピカイチですね。JWWなどでは外変を使わないと面倒な作業も標準コマンドで簡単にできます。数字だけなら、文字アップダウンコマンドもお勧めですが、金物のように特殊な文字列を操作する場合は文字交換がベストです!!

ちなみに図面番号などもS-10とか作っておくと便利ですよ。

 

 

 

 

DraftSightの無料版がなくなるが・・・

私も愛用している無料のAutoCAD互換CADのDraftSight。無料というだけでも魅力ですが、AutoCADを使っていた人なら乗り換えるのの簡単だったこともあり、多くの方に愛用されていました。

が、これほど高度なものがいつまでも無料というわけにはいかず、無償版の提供を終了すると3月に発表されていました。今年の12月31日まで無償版は使えますが、それ以降で使いたい方は有料版で・・・とのことです。

これは仕方がないことだと思います。最新OSへの対応などだけでも労力は非常にかかります。SketchUPのときもそうだったように、いつかは・・・ということは考えて無料の高度なソフトは使うべきです。いつかは・・・は無くなることも同様のリスクとなります。

さて、有料になってもDraftSightの価値は変わらないと思うのですが、やはりどれくらいの金額かは気になりますし、場合によっては使い続けることができないかもしれません。

個人的に悲しいのは、完全年会費制だということ。これは私の考えとは逆行しています。今ソフトウェアを売るためには年会費制への移行が必須だと思っています。ただ、無料から・・・という時期なので一定期間期限無制限のライセンスを作っても良かったのではないか?ということです。まあ初回バージョンだけだと思うのですがね。サポートは常に最新版で、ということが不可能になるとサポート労力が非常に大変になりますからね。

で、一番低価格なStandardは年10900円。意外と安いのにびっくりです。ただ毎年1万円づつ、というのは日本人の建築士ではケチりたい!!という方が多いかもしれません。でも20年間つかっても20万円くらい、というのは安価という他ありません。今まで無料で使っていた人は恩返しで使ってみるのも良いかもしれません。

ちなみに上位版のProfessional版は年21900円。高機能な2DCADです。こちらは機能が大幅にアップしていますが、ちょっと割高ですね。といってもDRA-CAD LEのアソシエエイトが24000円であることから見ても、初期投資がない分、だいぶお得だと言えます。

もっとも無料だから・・・といってインストールしておきたまに使っている人も多かったはず。無料じゃなくなったのは残念ですが、もし無料のCADだけで仕事をやっている人がいたら、そろそろ考え方を変えた方が良いかもしれません。まあ人間も寿命がありますが、ソフトウェアもあります。急に使えなくなるリスクは無料ソフトだけでなく有料のソフトでもありますが、どちらが可能性が高いかは明らかですね。

ちなみに私が推奨しているAutoCAD互換CADのARESは、買ってから1年のサブスクリプションがついていて、それがキレると年1万円です。初期投資がないぶん、DraftSightのほうが安いですが、日本環境へのローカライズなどはARESが上。恐らく年2万円程度のCAD投資ができないと今後は厳しくなってくるのではないでしょうか?と思います。