ついにVH-80を購入!!想像以上に凄い!!

以前も紹介したかもしれない、レーザー距離計VH-80。Makuakeのクラウドファンディングで488名の支援を受け、目標金額の1255%!!を達成して話題になりました。

レーザー距離計といえば、BOSCHとか有名ですが、これもそれらと原理的に同じです。ではなぜここまで達成できたか?それは

「両端にレーザーを取り付けた」

ことです。両端にレーザーがあるので、壁や床に距離計をくっつけずに済むのです。これは想像以上に快適です。ただし軸が斜めになったりして正確に測れない危険も潜んでいます。その点でもVH-80は1つの解決策を講じており、水平器を2つつけて、平行を保ちやすくしています。

40㎝間隔を測っているところ。両端の箱に赤いレーザーが照射されているのがわかると思います。

測定時間は他社のものと同じく短時間です。短距離は苦手のはずですが、誤差はわずかです。

実は、スペックは平凡で距離も40mなのですが、両端を活かせば最大80mも可能です。

単純な40mものだと、昼間の木造二階建ての軒高測定は意外と苦労するのですが、これは地面に付けなくていいので、ラクラク測定できます。室内は意外と壁と平行を保つのが難しいのですが、一脚を使ってちょっとずつ回転させて・・・と活用すればかなり精度が上がります。移動距離が少なく壁につけなくていいので、非常に短時間で測定できるので、耐震診断で図面を作成したり、既存建物調査などでは非常に威力を発揮します。

あと、最近の上位機では当たり前になってきたBluetooth通信でのスマホ連携もできます。内蔵メモリだと9つしかデータを保存できないのですが、これならほぼ無限に保存出来ます。また写真に測定位置/距離を記録することもできるので後で間違えることが少なくなります。アプリの機能は単純で一回操作を覚えれば迷うことはないでしょう。本体を含めそれほど多機能ではありませんからね。

大きめの建物の調査を受注したので効率化のために購入しました。実際は耐震診断や検査関連で活躍してくれると思っています。

HOUSE-DOC用のもくツール開発中

もうすぐ、HOUSE-DOCの評価書の期限がきますので(6月26日)、その記念に、HOUSE-ST1で好評の、もくツールのHOUSE-DOC版を作成してみました。

ちなみにHOUSE-ST1用はVer7に6月になります。基本的に本体のバージョンと並ぶ「はず」なので、大幅に遅れてしまいました。鉄骨階段の計算ツールが強化されました。kizukuriからの乗換向けの基礎の計算や、母屋下がりの合成増加の計算ツールやSWS試験から沈下の検討が必要か判断するツールなど大幅にアップされています(一部はプレビュー版で事前に公開済)。

さて、HOUSE-DOC用は

①文例集(総合所見等)
HOUSE-DOCは良い意味でシンプルです。文章なども自分で考えなければなりません。そこで代表的な文例などをまとめて置いておいて手軽にカット&ペーストするためのツールです。いくつか文例は置いていますので、自分で使いやすい文などを登録して使います。

②診断時判断事例集
診断時に初心者が迷いやすい点を集めた事例集です。

③開口部にブレースを入れる
通常、ブレースと垂壁は併用できないのですが、これは補正できるようにしています。主にウッドピタのような外付けブレースと垂壁を併用したい場合に利用します。

④小屋裏収納補正
小屋裏収納の面積から必要耐力割増係数を計算するシートです。一階にある場合も二階にある場合も対応できます。

⑤88条地震力補正用シート(構造計算ソフト併用)
KIZUKURIやHOUSE-ST1で荷重計算を行って、HOUSE-DOCの計算結果を補正するシートです。より精密に評点を評価できます。特に外壁が二種類以上使われていたり、屋根が1階と2階で違う場合などの評点をきちんと算出できます。

です。88条地震力補正用は、マニュアルに書かれている簡易版も後日公開予定です。そちらは構造計算ソフトなしである程度補正ができるので便利です。

すべてExcelのシートで提供していきます。また今後拡張していく予定です。特に基礎の補強時の検証は要望が多いので作ってみたいです。

HOUSE-DOC向けは無料で公開予定です!!

達人診断 Ver.2.1.0

木造住宅の耐震診断ソフトの達人診断が、Ver2.1.0になりました。

機能充実に邁進してきた同ソフトですが、いよいよ細かい部分まで煮詰めてきているようです。使い勝手などの改良がメインです。また一般財団法人日本建築防災協会(建防協)のプログラム認定の申請中だそうです。こちらのほうでも既存ソフトに追いつきそうですね。帳票もシンプルで見やすいのですが、一般の方向けと考えるとまだまだ改善の余地はありそうです。

Ai分布を使った荷重設定もシンプルながら使いやすく、1、2階で荷重が違う建物、ある程度荷重を精算したい場合など、威力を発揮しますね。この機能はどの耐震診断ソフトにも標準で搭載して欲しいところです。ただし今のままだと、同じ階で、違う仕様になっている外壁など反映させるのが難しいので、そのあがりを対応して頂けると更に良くなると思います。

重量と高さの設定

ソフトウェアの年号の問題

ソフトウェアを使っていると日付出力がよくあるのですが、古いソフトだと和暦固定だったりします。平成が終わるわけで、現在サポート中のソフトは先に対応しているはずですが(そうでなければわざわざ法人の有料ソフトウェアを使う意味がありません)、なかには対応がまだのものもあるようです。古いソフトの場合、最新版にバージョンアップするなどで対応できるものもありますが、既にサポートを打ち切られた最新バージョンですら古いものは手のうちようがありません。その場合、DocuWorksなどに打ち出して上から文字を・・・という手段で対応するしかないようです。

ちなみに竣工年は西暦も和暦も選べるHOUSE-DOCは、なぜか出力日は和暦固定です。何やってるんだか。一応印刷設定の日付で、平成「 」年の部分を2019と入れれば、平成が消えて西暦で出力できるのですが、面倒ですよね。こんなこと4月の段階でわかっていたはずですしね・・・。このようなソフト意外とあります。そんな小さな事言わんでも・・・というかもしれませんが、小さな事をきちんとやらないところは、大きな事もきちんとやらない傾向がありますので・・・。そう思われないようにお互い注意しなければなりません。

他のソフトも対応・非対応あるので注意が必要です。また市販の確認済表示板も平成のままで販売されています(なまあずショップでは防水シールを貼って対応しています)。あとExcel等の書類も平成のままが多いので要注意です。

HOUSE-ST1のデータをwallstatへ転送出来るのか?

そのような質問を最近はよく受けます。たぶん私がHOUSE-ST1使いかつwallstat使いだからでしょう。メーカーさんの動きが悪いので、正式対応はするとしてもまだまだ先だと思います。現時点では無理だと、お応えしています。

実は、HOUSE-ST1のデータはテキストデータではないのでメーカーの人間でなければ、コンバーターなどを作ることはできないのですが、WOOD-STへの転送データはテキストなのでテキスト整形が得意なプログラマなら「頑張れば」コンバーターは作れます。ただ私も解析してみたのですが、wallstatのデータ形式が意外と特殊で変換が面倒なのです。素直にメーカーが対応してくれるようにお願いして待つのが正解かと。

 

wallstatで使うcsvも編集出来るエディター

wallstatを利用し始めると、studioだけでうまくいかないことが多いので、Excel等でcsvファイルを編集することもでてきます。しかしExcelはCSV編集するには重いし、いろいろ不都合も多いです。なので私はエディターを使っています。

上は秀丸エディタ(シェアウェア)でwallstatの間取りデータを編集しているところ。明らかに見やすいけど、csvの編集機能は最低限度。まあExcelよりは楽かな?秀丸はシェアウェアですが、フリー版のcsv専用エディターもあります。Cassava Editorなどが有名ですね。CSV専用なので操作性が良いです。

お勧めはEmEditor Professional。csvの編集が本当に楽です。有料で結構高いのが玉に瑕です。私も試用しましたが一番良かったですね。秀丸派なので購入までには至りませんでしたが(でも欲しい)。

wallstat ver4.1.2

木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatのver4.1.2が公開されています。

4.1で大きな変更があったあと、そのエラーやバグの修正に追われているようです。

まだちょっと安定度が低いです。それは私も感じています。市販のソフトではないので気長に待ちましょう。

ver4.1は非常に意欲的なバージョンで、壁量計算やAi分布でのプッシュオーバー機能、柱脚フリーの計算条件選択機能など、特に構造設計者に魅力的な機能が加わっています。絵的にも、動画に地震動グラフを表示したり、壁の色がよりなめらかに変化するようになったりきれいに、わかりやすくなりました。構造計算・耐震ソフト・CADメーカーが続々とコンバーターなどを有償で発売しはじめましたね。コンバーターも万能ではないようなので、Excelなどでの入力・修正に慣れた方がいいでしょう。

ツーバイフォーでもwallstat

一応、日本ツーバイフォー建築協会員なので、ちょっとだけ宣伝。

日本ツーバイフォー建築協会では、以前より計算ソフト「らくわく」を出していますが、そのらくわくに、wallstat連携が搭載(オプション)されました。ツーバイフォー用のwallstat連携は初めてだと思います。CEDXMのみの連携ではなく、地震波を選択できたり、シミュレーションから推定できる仕上げ材などの被害予測などもできるようです。

価格は、一般向けに標準ライセンスは33000円、wallstat連携オプションを追加すると83000円です。もちろん会員は更に安価に購入することが出来ます(やった!)。年会費は10000円となっています。構造計算ソフトというわけではありませんが、基礎の計算もできますし、簡易的な伏図も書けます。4号専用ですが比較的高機能であり、在来でもこのようなソフト欲しいな、と感じます。

それにしても近年のwallstatに対するユーザー側ではなく、ソフトウェア供給側の反応が凄いですね。個人的にそこまで魅力的には感じないのですが、やはり引きつけるものがあるんでしょうね。機能よりも○○ということでしょうか?

 

達人診断 Ver2

(株)えびす建築研究所の木造耐震診断ソフト達人診断がVer2になりました。ついに精密診断法に対応しました。新設計の診断ソフトなので、過去の診断ソフトをよく研究しており、非常に良いソフトとして進化し始めています。機能も充実してきており、価格も3万円(+年1万円)と良心的です。何よりも体験版は0円で期間限定ではなく、保存までできてしまうので(印刷はできません)、まずはこれを使い込んでから購入!というのが嬉しいですね。後発ならではのアイデアだと思います。

機能としては、普通の診断ソフトの機能を網羅しております。一般診断法は、精算法に対応し、N値計算や偏心率にも対応しております。金物計算がオプションではないのがいいですね。それにVer2になり精密診断法も追加となりました。

減災協の最新評価工法や手引きに対応しております。一方で登録部材が多すぎて見にくい部分はあります。これはどのソフトでも今後課題となってくると思います。改修のヒントなどが表示されたり良い感じです。開口部にはアイワンなどを入れたり、耐震ログシェルターにも対応していたり、後発の強みがでていますね。

精密診断は、完成したばかりなのに、簡易Ai法も簡単に使えます。デンコーほどではないですが、荷重設定ができるのでいいですね。未だこの方法を導入していない耐震診断ソフトがあるわけで、そういう意味でも完成度が高まっています。小屋裏物置の面積比による割増し機能とか補強設計のアドバイス機能など実務者が欲しい機能を搭載している気がします。

気に入っているのは、斜め軸の入れ方。通り芯は斜め軸にも入れられます!!このような機能待っていましたね。これで複雑な建物の入力も本当に簡単です。また柱に金物が表示されるので補強設計時に重宝します。

通り芯など柔軟に対応できます。これだけでも欲しい!と思うユーザー多いと思います。

画面構成、マウス操作など若干こなれていない部分や帳票の見やすさなど工夫すべき点はありますが、概ね扱いやすいです。サポート部分はわかりませんが、初心者にも勧められるのではないでしょうか?Ver2になって基本部分は他社と遜色なくなり、独自機能は更に洗練された感じです。これからプログラム認定(建防協評価か?)を取得に向かうそうです。そうなると先行している耐震診断ソフトもうかうかしていられませんね。

Super Build®/RC診断2001 Ver2.7(2018)

建防協の「2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準同解説」に対応した耐震診断ソフトです。この新しい機能は評価適用外の扱いになるそうです。せっかくの新基準なのにもったいないですが、評価を通すのにも時間とお金がかかるので仕方がありませんね。

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