HOUSE-省エネ Ver4.0.0.1

個人住宅向けの省エネ計算ソフトHOUSE-省エネがアップデートされています。新発売からみると最初のアップデートです。大幅に改良されていますね。2020年省エネ義務化が事実上無くなって、この手のソフトの需要が続くかは疑問符がついてきましたが、確実に省エネ志向は進んでいます。設計者も義務化云々の前に、省エネに寄与する設計を心がけたいものです。

i-ARM Ver2で耐震リフォーム図面

3Dで気軽に間取り、パースを描くのは3Dマイホームデザイナーのようなソフト、モデリングで簡単に作るのはSketchUpのような3Dソフトがあります。しかし実務で小さい建物の指示図面などを作れる気軽な3D建築ソフトって皆無でした。意外にもDRA-CADの通常版は3Dはできますが、どちらかというと建築パース作成を重視しており、建築的手法で作成するのはいいのですが、意外と使いにくかったです。

では同社のi-ARMはどうか?本来はBIMとして開発を始めたが紆余曲折して法検討ソフトになってきました。そのためユーザーからは何のソフトなんだ、とわかりにくくなっています。事実あまり売れていないです。

では、当初のような本格BIMでなく、次に目指したシンプルBIMとしてのモデリング機能は??と思い、最新のVer2を試用しました。

建築系のBIMから起因しているので、階の区別、高さの設定なども出来るので、建築的には使いやすいです。部屋を入れて・・・の手法もわかりやすいです。耐震リフォームに使えるのは、柱や梁や土台を入れる必要がありますが、非常に短時間で入力出来ます。特筆すべきは3Dで文字を簡単に入力できること。方向が変わってもメモや寸法は見やすく回転するので、便利です。もっとも固定できる機能も欲しいです。

簡単に構造用合板の施工を書いてみました。面上に文字を入れられるので、仕様や金物を簡単に入れられます。また寸法も3Dで入れられるので便利です。これは平面図とはリンクしていないので、指示書として分けられるのがいいですね。

ちなみに回転して裏から見ても、こんな感じで読めるのです!!角度を変えてもある程度追従してくれるのは便利ですね!!

こういった機能を使うと、簡単に施工スケッチが描けますし、納まり検討も簡単にできます。HOUSE-DOCHOUSE-ST1から簡単に部材を転送できるといいのですが。

立面などでも、このように記載ができますので、2Dよりよっぽど楽ですね。作図品質よりもスピーディーに指示書を作れるのがいいですね。

軽快な操作感はVer1に比べ若干落ちました。入力はいいのですが、プロパティがらみが落ちていますね。それでも他社に比べれば明らかに軽快。なんとなくですが、SketchUPの建築版と考えて、気軽にこのような3Dメモが描けるソフトとして、この部分だけを独立して安価にリリースするのも手かもしれません。

基本部分を分離して、検討機能をそれぞれオプションとして追加できると面白いかもしれません。これなら省エネ、構造を加えたりも楽ですからね。恐らく構造設計でも構造スケッチに使えますが、その方々は現在付いている法規や検討ツールはまったく不要となります。またそれらも古くからのツールの転用に近い形で実装されているので、あまり使い勝手が良くないのも事実です(他社に比べるものがないので、あまり気になりませんが)。

構造システム・建築ピボットはたくさんのソフトウェアのラインナップを持っている割に、あまり連携ができていないのも事実。そのためのハブツールになるんじゃないかな?と思ってi-ARMを期待していましたが、その方向は見えているものの、うまくいっているとは言いがたいです。

モデリングを中心に試用を続けていこうと思います。

HOUSE-省エネ Ver4のその他の新機能

まあ、なんでメジャーアップなのか?を考えるとHOUSE-DOCの読み込み機能ではなく、ホームページで紹介されているもう一つの目玉「省エネ基準の表示機能」が先に来るはずなのですが・・・。

まず省エネ等級判定アシスト機能。必要な施策と該当箇所を表示する・・・ということなのですが、見事それしかしていません。まあそれで計算者としては十分なのですが(汗)。

断熱等性能等級と一次エネルギー等級を指定すると、それに見合う性能がでているか、チェックします。ちなみにHOUSE-DOCでインポートしたばかりのデータでもチェックしてくれます。これはリアルタイム計算でも同じです。

まあ使えるかな?と。

期待していなかったプリチェックはもっと使えました。ツークリックでチェックしてくれますから。でもワンクリックで実際できるよな、と感じます。動作が速くて良いので是非ワンクリックでチェックできるようにして欲しいです。またF5とかファンクションキーに対応して欲しいです。HOUSEシリーズはグラフィカルでマウス操作がウリだと思うのですが、ちょっとのことはキーボードでも出来るようにして欲しいです。

はい。新旧の出力のリボンメニューです。ちがう箇所が一目瞭然ですね。

まずクイック(外皮)に待望の立面図が加わり、クイック(一次エネ)にBELS ZEHと冷暖房費が加わりました。立面図は待望ですが、試用版では試しようがありません。ただ立面入力機能が他社のものと違ってないので、整形の通常ツールのものを表示しているんだろうなと思います。そのような建物ほとんどないので、小手先ではなくきちんと立体で入力・確認できるツールが欲しい所です。

新しい計算機能としては、H30年のWEBプログラム改訂対応で、空気集熱式太陽利用設備の入力フォームが追加され、これから変わっていくだろう形式にも対応してくれそうです。

このソフトのキモは断熱材などを設定し、形を入れ、設備を設定すれば、だいたいの省エネ基準適合の目安が非常にスピーディーにわかることにあります。しかしながらそれはVer1でもそうだったわけで、Ver1~Ver4までほとんど変わりません。Ver3で入力できない形状を数値入力できるようになり、計算書を作れる形状が飛躍的にアップした後だから、期待はしていたのですが、そこはほとんど手つかずですね。

これからどんどん省エネ住宅を企画、設計していく人には向くと思います。ただZEHなどの計算書をバシバシ出そう、という人にはまだ安心して薦められるかは疑問です。今回は試用版だったので計算ができないので、結論は出せませんが、Ver3の動作からすると厳しいだろうな、と思ってしまいます。まずは本体だけで計算書から根拠図まですべて出せるようになってほしいものです。

 

 

HOUSE-省エネ Ver4のHOUSE-DOCインポート機能

実は試す前に、ある程度の予想を作っておいたのですが、やはりそんな感じでした。

このような画面で読み込みます。住所などが読み込めると楽なのですが、どうもそのようにはなっておらず都道府県のみのようです。まあHOUSE-DOCに〒番号がないですし。ただし〒番号を入力すれば地域区分なども入力されるようです。

あと木造かとかHOUSE-DOCからなのにありえない情報を聞いてきますが、設定で必要なんでしょうね。あと部材データから部屋形状に変換する方法を指定できます。

はい。意地悪なデータで読み込んでみました。これは部屋の中に文字列が二個あるものの例です。HOUSE-DOCは部屋に属性を持たせていません。部屋名をどうやって読み込んでいるのかな?と思ったら文字列から適当に引用しているようです。ラスボード真壁の上に「和室1」を入れてあったのですが、案の定、ラスボード真壁だけ読み込まれます。直すの面倒ですが仕方がありません。このようにならないようにHOUSE-DOCのデータを作れば良いのですが、意外と文字を書き込んでいる人多いんですよね。調査箇所とか、仕上げとか、劣化とか。試したところ矢印線があれば、読み込まれないようなので、そういったフラグがあるのかもしれません。また文字列が長いものを部屋名に呼び込んでいるような気がします(無責任)。あと部屋名がないと「部屋」と入力されます。なんだかな~。普通同一メーカー(厳密に言えばちがうんでしょうけど)、このようなことがないように両方のソフトですりあわせするものですが、どうもされていないようですね。マニュアルも何を読み込めるか?操作のところに書いてありませんし。試行錯誤しなければならないのでしょうか??

まあ、開口部は読み込まれますし、部屋も読み込まれます。屋根も読み込まれるのであとは1つずつ仕様を打てば良いので手軽といえば手軽です。ただ仕様も読み込むときに指定できるようにしておけば、もっと楽なのにな、と感じます。開口部にしろ、断熱材にしろ、通常は使う物比較的限られていますから。あと柱は読み込まないほうがいいのかな?と思います。サッシ位置もHOUSE-DOC通りに入ります。芯寸法なのですべて手入力で修正しなければならないですが、編集したものと、読み込んだばかりのものと、区別できるように色などでわかるようにしていただけると、わかりやすいです。

まあ、HOUSE-DOCからHOUSE-省エネにデータを持ち込もうとする人は少ないとは思いますが、エコポイントなどのときにどれくらい性能が上がるか?とか、断熱リフォームのビフォーアフターなどがわかるように示す資料作成と考えれば、かなり有効かと思います。断熱材なしの古い木造の外壁や、古いアルミサッシなど参考データが入っていると面白いですね。小難しく考えるより、一般の人がなにを求めているか?考えた方が面白くなると思います。まあ対応するならHOUSE-ST1、HOUSE-WLなど新築のソフトとの連動が先だと思っていましたが・・・・。

 

 

 

 

HOUSE-省エネ Ver4試用?

はい。試用版が出ました。試してみたい方は建築ピボットのホームページより。

さて、試用版を何で使ったの?と正規ユーザーなのに??と思うかもしれませんが、ずばりメーカーのせいです(だったら試すなって・・・)。私はHOUSE-省エネとSAVE-住宅両方持っているのですが、機能の実装がどちらが早いか?という重要な問題があり完全にSAVEが上位互換というわけではないのです。それでもHOUSE-4号とHOUSE-ST1のような意味不明な関係とは異なり、時間だけの問題なのですが。

基本個人住宅の省エネがメインなので、HOUSE-省エネだけ持っていれば済むのですが、年に1回くらい共同住宅の設計もあって・・・まあそんなわけでまだ悩んでいるので、とりあえず試用版で試してみました。

HOUSE-省エネの今回の目玉は・・・HOUSE-DOCのデータインポート機能です。これは耐震補強、耐震リフォームなどと連動して省エネを推し進めるのに便利かもしれない機能です。またメガソフトの3D Archi Designerとも連携できるようになりました。まあ天井高さ情報がないとか、斜め天井とか、そういった面倒な形状を持ってこられないわけで、あくまで間取り入力の省力化を目指した仕様になっているようです。

もう一つの目玉は計算機能・計算書出力の向上です。残念ながら前バージョンはVer3となっているのに、まだ省エネ計算用の全帳票が出力できない、という悲しい仕様が残っていました。果たしてVer4では如何に?ちなみに住宅版BELS、ZEH性能表示や、プリチェック、立面図出力機能が加わったようです。また省エネ等級判定アシストという、建築ピボットだと若干不安になるような機能も搭載しています。

さて、3回に分けて書きます。次回はHOUSE-DOCのインポートです。

 

小規模住宅への省エネ基準適合 設計時に「説明」を義務化

新建ハウジングホームページにて

詳しくは上記ホームページをお読みください。ついに一般的な戸建て住宅にも省エネ義務化へのステップが始まろうとしています。

設計時に省エネ基準への適合しているかどうかを、設計者が説明することを義務づける、というもの。必ずしも適合する必要はないが説明が必要、ということです。あくまで12月3日に開かれた有識者会議での方針案で、まだ決定ではないが、今後徐々に省エネ住宅の義務化へ向けて進んでいくと思われます。

HOUSE-省エネ Ver4 12月発売へ

戸建て住宅の省エネルギー計算ソフト「HOUSE-省エネ」がバージョンアップします。あまり使っている人見ないけど、このソフトで申請だしている人いるのかな??通常この手のソフトは木造住宅に限られているのですが、SAVE-住宅という共同住宅向けのの省エネソフトを出していることもあり、RC造やS造も計算できるのは大きな強みですね。

さて、今回のバージョンアップの目玉は、HOUSE-DOCや3D Archi Designerからのデータインポート。マイホームデザイナーは平面は転送できたので、その対応ソフトが増えたということでしょうか?HOUSE-省エネは間取り入力自体はスムーズに入力できるわけで、部屋名のプロパティや部屋の高さもないHOUSE-DOCから転送する意味があるのかどうか?は疑問ですがね。

他には住宅版BELS、ZEH性能表示が搭載され、省エネ等級判定アシスト機能も搭載されます。必要な施策や該当箇所が表示されるので、より敷居が下がります。また計算前のデータチェック機能がようやく搭載されるそうです。リアルタイム・・・は名前負けしていましたが今度は如何に?

うれしいのは立面図の出力です。どのような形になるのかは別としてVer4にして必須図面だった立面図が搭載されるのはある意味感動的です。他にも機能アップされているようで、今後の有効活用が期待されます。

一ユーザーの私の意見ですが、設定がきちんとしていれば、省エネ設計に慣れていない人間が、どれくらいで低炭素やZEHに到達できるかを素早く判断できるわけで、非常に有用なソフトなのです。他社は計算書を出すことを目的としているので素早く判断したくてもすべて入力しなければならず、非常に面倒でした。その反面HOUSE-省エネは、計算書を細かく作成するときにこのソフトだけではうまく行かないという欠点も持っていました。少なくともCADで根拠図を作らなければならずそこが面倒でした。個人的には判断はWEBアプリかなにかがあれば、本当は事足りて、計算書をスムーズに作れる機能が欲しいです。今回のVer4でその希望が叶えられているか?期待して発売を待ちましょう。

HOUSE-省エネ Ver3.0.0.3

10月1日にアップデートされています。

例のWEBプログラムAPIの変更による・・・対応のようです。勝手にどんどん変わっていきますからねえ>省エネ系。SAVEも更新。さてモデル建物法も更新されましたし、これからどんどん変わっていくんだろうな・・・

と思って更新履歴を見ているとHOUSE-省エネの前回のアップデートは昨年の8月!!一年以上もアップデートされていないのね。個人住宅系の省エネ計算ソフトとしてみた場合、まだまだ改良が必要なのに、これではね。なかなかユーザーが増えない理由も頷けます。

ZEH申請に手こずったが・・・

低炭素や、普通の省エネ計算は、結構やってきているのだが、知人宅だったのでZEHに挑戦!までは良かったのですが、初動でつまずき大変でした。普通の形状のものなら楽勝なのですが、やはり基準が厳しいと辛いですね・・・リカバリー・・・。

さて、今回も省エネ計算は手計算。木造住宅の省エネ計算ソフトはどれも一長一短。いいものが出来れば売れるのにな~と思うのですが、実際は仕様がいろいろありすぎる木造住宅である程度合理化できればマシかな~と思えるソフトから、形状の制限がありすぎるソフト、そもそも木造に合わないソフトなど・・・。たぶん大手のサービスでは独自のツールでやっているんだろうな~と思います。

恐らくWEBプログラムとの親和性から、更新が楽なように、CAD入力インターフェイスも含めWEBにあれば、いいと思うのですが???そんなに難しくないと思うのですが、そうでもないのかな??先日、構造計算のプログラマと話していたら、作るの簡単そう、といっていたので期待して待ちましょうか??