HOUSE-WLのチュートリアル

壁式鉄筋コンクリート造の構造計算ソフトHOUSE-WLには、チュートリアルという建物の設計事例を一緒に入力していくPDFマニュアルがついています。これは非常に便利で事例を一棟入力することで入力の流れ・操作方法を覚えられます。ちなみにWALL-1も同じです。

HOUSE-WLのチュートリアル。意外と?複雑です。HOUSE-ST1もこんな感じに軸を作成できれば無敵なのに・・・。

さて、このチュートリアルはどれくらいで入力できるのか??という質問を受けたので試してみました。チュートリアルの例題は、複雑な形状で私が普段やるような設計より難易度が高いので時間がかかります。測ってみたところ一時間でした。初めての人はもう少しかかると思います(私もめったにHOUSE-WLを触らないので初心者とそれほど速度差はないと思いますが)。

HOUSE-DOCのようにタイムトライアル(5分とかで完成)できるようなデータ量でもないので、やはりそれなりにかかります。HOUSE-ST1のようにとりあえず平面図を入れてみよう♪という感じでやると確実に失敗します。ある程度の仮定断面と図面を書いてから入力しないと開口部などでいちいち手が止まってしまうので注意が必要です。チュートリアルでは予め入力内容が整理されておりますので、実務ではその部分を作成する手間が余計にかかると思って間違い無いでしょう。

HOUSE-ST1HOUSE-DOCになれていると、どうしても操作性に難がありますが、それでも壁麻呂などの旧世代の構造計算ソフトに比べれば数段楽なわけで、メーカーがなかなか改良してくれないのも仕方がないのかもしれません。

 

 

ソニーの電子ペーパーが値下げ中!!

私も愛用しているDPT-RP1がソニーの法人WEBショップでなんと68000+税に!!楽天で買うと税込8万後半なのでかなりお得感があります。昨秋に買いましたが高くても、十分元をとった感じがしている満足度の高い製品です。10.3型の一回り小さいほうも49819円+税と値頃感がありますね。

建築設計の仕事をしている人には最適です。PDFの書類をたくさん入れておけますし書き込みも転送も簡単でバッテリーも持ちます。おまけにうす型軽量!!自信をもってお勧めできます。

DPT-RP1/DPT-CP1

Aspaceシリーズ全製品20%OFFキャンペーン(12月31日まで)

大晦日までのキャンペーンです。

Aspaceシリーズ全製品20%OFFキャンペーン

株式会社アークデータ研究所の主力商品(かなり??)が20%OFFになるキャンペーンです。10月開始です。当然ASCALやASTIM、ASDRAも含まれています。アークデータといえばWRC8の件が心配ですが、徐々にシェアを伸ばしている感があります。買えるレンタル「ステップアップレンタル」などユニークな買い方もあります。

いささか消費税対策との感じも否めませんが、某ショップも消費税後売り上げが激減しているので、消費増税の影響がでているのは間違いないでしょう。いろいろ考えなければならない時期なのかもしれませんね。

KIZUKURI購入者紹介キャンペーン

2019年11月1日より、株式会社コンピュータシステム研究所(CST)では、KIZUKURI購入者キャンペーンを開始するそうです。紹介者(kizukuriユーザー)は、紹介した方が購入した場合に1万円のギフトカードが貰えるそうです。どうやら先着30名様、なようです。

CSTでは、人気ドラマ「まだ結婚できない男」でALTAが使われていることで話題になりましたが、いろんなソフトウェアを販売しています。今月、1年ぶりに細かなアップデートがあったとはいえ、最近目立ったアップデートがないkizukuriですが、キャンペーンがあるということで今後の展開が期待できますね。

 

 

(仮称)SEIN ToSNAP

はい。NTTファシリティーズ総研の号外メルマガ(2019/10/24)より、SEINと株式会社構造システムの任意形状立体フレームの弾塑性解析プログラム「SNAP」とのデータ連係ツール「(仮称)SEIN ToSNAP」を今年度リリースするそうです。なんというマニアックというか・・・メルマガだけだとDANSなのかCREAなのかは不明なのですが、楽しみですね。まあこの組み合わせの需要がどれくらいあるのか?不明ですが・・・。

さて、他にも2製品アナウンスされており、「(仮称)SEIN PLUS-2次部材」と、SEIN La DANSの解析結果確認プログラム「(仮称)SEIN DANS Viewer」もあります。なかなか開発が進まない感じがする同社ですが、一気に3製品とは驚きですね!

災害対応住宅としての混構造のすすめ

台風19号を待つまでもなく、台風15号の被害も大きく、ビルダーさんからはさっそくいままで相談もなかった耐風等級2の相談が。地震に比べて風はガラスが割れたり、雨樋がやられたり、屋根が剥がれたり・・・ということで、ただ風圧力を増やして検討すれば安全な建物が建てられる・・・といった類いのものではないと思うのですが。そのうえ、洪水などにも強い家は??などと無理難題をおっしゃる・・・・。

そんななかでお勧めしたいのは、1階を壁式鉄筋コンクリート造にし、2階を木造として混構造住宅。

それならRC造2階建てで良くね?と思うかもしれませんが、鉄筋コンクリートは重いので、2層にするとかなりの確率で地盤改良・杭基礎になってしまいます。また地盤改良・杭基礎になった場合の費用も上がり気味です。

その点1階RC造2階木造は、適度に軽いですし、1階はRC造なので水に浸かっても躯体は安心、流される心配もほとんどありません。また2階は実質木造平屋なので、スパンを飛ばせるので、広々した開放的なリビングを作ることができます。もちろん地震にも強いです。風にも全体重量が重いので比較的強く作ることができます。

欠点としては構造設計しにくいことと、サッシなどが、RC部分で使えるものが木造ほど多くないことなどあります。今後も異常気象は減らないでしょうし、床上浸水が心配な地域では、浸水する可能性は0ではないわけで、このような混構造で作っておくというのも良いのではないでしょうか?

そーなると、構造計算しなければならないのですが、幸い混構造の中でも壁式RC造と木造の組み合わせは意外と簡単です。構造計算の中で一番習得しやすいのは壁式RC造だからです。そして木造部分は平屋同然なのでこちらも簡単です。あとは混構造的な経験と知識ですが・・・それも鉄骨と木造の混構造に比べて100倍簡単です。

そして、お馴染みHOUSE-ST1とHOUSE-WLの組み合わせなら、荷重を簡単に持ってこられるので手軽で簡単ですね。価格は2本分なので高いですが、混構造の構造計算の外注費って高いですから、2件くらいやれば元が取れますから。

HOUSE-混構造パックは、HOUSE-ST1とHOUSE-WLのセットで、価格も一本ずつ買うよりお買い得です。なんとか50万円を切る価格も魅力です。なまあずショップ楽天市場店で購入の方には、漏れなく特典がつきます(期間限定ではありませんが、突然終了になる場合があります)。混構造をお考えの方は、是非このセットをご購入ください。

タワーマンションの防災力

なんか、災害のたびにタワーマンションを叩いている方々がいますが、少なくとも何も防災していない建物より、研究を重ね最新の技術を投入してきたタワーマンションのほうが安全確率は高いです。ただ、どんな対策にも絶対はないです。そして数が多いほど被災するものが増えるのは当たり前の事。木造住宅が地震に弱いというイメージも、数が他に比べて非常に多いから被害数が多いわけで、すべての木造が弱いわけではないのと一緒です。火事に対しても同様で、想定外な事象ががあれば、鉄筋コンクリート造であれ被害が大きくなるのは、京都アニメーションの事例を見ればわかると思います。タワーマンションも今となっては非常に住んでいる人が多い珍しくない存在になってきたので、被災するものが出てきてもおかしくはないです。(参考:急増タワマン、都市防災の死角に

今回の台風19号に関して、多摩川沿いの武蔵小杉駅周へのタワーマンションが話題になっています。タワマンラッシュでたくさん建っていますが、台風19号で冠水が多かった地域です。一部情報が出てきているマンションでは、大雨で地下3Fにある電気システムが冠水により影響がでて停電→断水→エレベーター使用不能と生活に必要なインフラが使えなくなっています。停電に関しては非常用の発電設備を設けているところも多いのですが、さすがに水が入っては・・・恐らく地震を想定した設備なのでしょうけど、大雨に関しての防備が若干薄かったのかもしれません。

しかし建物自体は今回も無事であり(冠水を除く)ました。完全に安全なものはないのですし、タワーマンション特有の弱点もあるわけで、対策は木造住宅とは異なることが必要になると思われます。また風には壊れる心配は少ないでしょうけど、揺れるのもタワーマンションなど高層建物の弱点でもあります。

住むところの選択は、1人1人が持ち合わせており選択肢は、数多くあります。そのなかで選ぶときに、どのようなリスクがあるか?を考えておきましょう。タワマンは安全なほうな選択肢の1つではありますが絶対ではありません。風の揺れが嫌なら高層階は避けた方がいいし、いざというときの階段の上り下りが嫌なら選択肢から外すことも考えなければなりません。ただどうしても悪い方だけをネットに書かれがちなので、そこは割り引いて考えなければなりません。それは一戸建ての住宅だろうが、アパートだろうが同じです。

 

耐風等級2の計算が増えている

何であれスペック重視のビルダーさん。敏感すぎます。耐震等級3を必須にしていながら、弱い建物を作っちゃっている残念な会社もあるようですが耐風等級2もうまく運用されるように願います。

しょっぱなから、耐風等級3でお願いしますという卒倒しそうな依頼も。耐震等級は1、2,3あるんですけど、耐風等級は1と2しかありません。また台風等級という間違った依頼もあります。計算は我々がやるんでいいんですけど、最低限内容くらいは理解してからお客に説明し依頼して欲しいです。

まず基本事項として、建築基準法に規定される性能の1.2倍以上の性能を耐風等級2としております。耐震等級2は1.25倍なので、ここも違いますね。よってそれほど差がないので、極めてまれに発生する暴風に対しては損傷する可能性を残している等級でもあります。

まれに、耐震等級2をクリアできるのに、耐風等級1(基準法同等)をクリア出来ないケースがあります。これは狭小住宅等で見つけ面積が短辺に比較して長辺が異常に長い木造3階建てなどであります。そのような建物では、基準法を満たすことも難しいのですが風に対する揺れも大きいと考えられるので、耐風等級2の取得を目指すというのは有益なことだと思います。

耐風等級や耐震等級に興味を持つことは良いことですが、取得方法に準耐力壁や垂れ壁などをうまく使って計算し、あまり強くないのに耐震等級を取得、なんてこともできるケースがあります。これはこれで良いと考える人も多いのかもしれませんが、耐震に関してはもう少し強さが必要と思われるので、あまり計算重視でいかないほうがいいのかもしれません。