木造構造計算の講習3つ

住木センター(公益財団法人日本住宅・木材技術センター)の講習会がホームページに発表されています。

演習で実戦的に学ぶ「木造軸組構法住宅の許容応力度設計(2017年版)」セミナー
「木造ラーメンの評価方法・構造設計セミナー」
全面改定版「木造校舎の構造設計標準(JIS A 3301)」セミナー

HOUSE-ST1 Ver7のトラスや耐力壁はJIS A 3301に準拠していますので使いたい方は是非。木造ラーメンは、過去に受講したことがありますが、結構癖があって(・・・)勉強になります。新グレー本(2017)は・・・1日で、演習までやってしまうって結構大変だと思いますが、実務についている人で2日はかなり厳しいですからこれでいいと思います。

そういえば、新グレー本2017のQ&Aが8月31日に住木センターのHPに掲載されています。まだ見ていない人は是非。

HOUSE-ST1にWOOD-STファイルの書き出しコマンド発見!!

HOUSE-ST1 Ver7.5を使っていたらファイルメニューに・・・(汗)

「WOOD-STファイルの書き出し」というコマンドが!!

一応きちんと?動きます。*.wste形式でファイルを出力し、WOOD-STで読み込むタイプの変換のようです。テキストファイルなので、Editorで内容を確認できます。

形式を見る限り、高さ関係、グリッドの柱位置(柱材種も)、各荷重名と荷重(積載も)など転送しているようで、計算結果を転送するわけではないようです。注目の46条2項への変換は、どうやら倍率転送のようです。手軽な反面、WOOD-STで壁の指定をやりなおさなければならなさそうです。施行令告示レベルの材料はある程度自動変換できるのかな?と思っていたのですが・・・。もっともWOOD-STの読み込み側で何か変換テーブルでももつのかもしれません。

このような形式はトラブルが少ないし、自作ソフトなどで再利用できるのでいいですね。

これができるなら、HOUSE-DOCHOUSE-ST1やHOUSE-省エネとかも変換できると思うのですが???よろしくお願いします!!

そーいえば、まだメーカーHPに掲載されていないWOOD-ST。本当に発売されるのだろうか??

HOUSE-ST1の多重起動

WORDなどでは、何個もファイルを開けるのですが、建築系のソフトでは、1つに限られているものが多いです。その点構造システムや建築ピボットのソフトは多重起動を認めているものが多いです。HOUSE-ST1も多重起動ができるので、例えば、デュアルディスプレイ環境かでは、右側のサンプルを見ながら、左側で入力練習をする、なんて効率の良い学習ができちゃったりします。ちなみにKIZUKURIではできませんが、STRDESIGNではできますね。

便利なのですが、そうなると欲もでてきて、コピーしてその部材使いたいな~とかあるのですが、残念ながらHOUSE-ST1の多重起動同士の部材のコピーはできません。多棟現場の入力をやっているとある部分だけ使いたい!!なんてこと多いのになあ。まあそんなソフトないからHOUSE-ST1を責められませんが。

新グレー本2017に対応したHOUSE-ST1 Ver7.5の手引きを校正しているんですが、まだまだ新グレー本2017の理解が足りないのか?四苦八苦です。挙動を追うのも大変です。WOOD-STが発売される前に終わらせなければ・・・。

HOUSE-ST1 Ver7の存在応力による短期めり込みの検証

HOUSE-ST1 Ver7.5で搭載された存在応力による軸力低減をかけて短期めり込みを検討する機能を検証しました。検証モデルは先日紹介した超狭小木造三階建てです。

幅が1820なので、この手の検証には最適ですね。

HOUSE-ST1Ver7.5めり込み対応

まず、短期許容せん断耐力から求める(通常)で、柱のめり込みNGは18。次に存在応力に切り替えるとNGは8。ずいぶん減りますね。

では計算内容の検証です。なまあずソリューション・なまあずステーション等で公開されているツールで検証すると、ほぼ同じ数字を算出してくれます。当たり前ですが。

しかし、7.4.1の柱の座屈と面外風圧力に対する検定での応力表に、両者で変更はありません(涙)。応力は、7.2.4等から拾ってこい!ということみたいです。これからは存在応力でほぼ計算していくだろうに、この仕様はあまりにも不親切です。

そもそも存在応力低減がわからない人は、やらないほうが無難です。せめて一回でも新グレー本2017を見ながら、数字を検証し、なぜ低減されるのか?を理解してから使った方がいいです。たぶん、この不親切な表のために、一回目は指摘される可能性が高いです。わかっていれば、根拠数字のある表を示せばいいだけなので、問題はないですが。計算ソフトが勝手にやってくれます!と答えたら格好悪すぎます・・・。

他にも機能がいろいろ新グレー本にあわせて改良されています。短期めり込みが一番の目玉といえば目玉。この部分の入力インターフェイスは、比較的良好で使いやすいです(他社との比較ですが)。これでめり込み防止プレートなど無駄なものを使う数が減るのであれば、非常に有効といえます。短期軸力を増やさないための設計も重要ですが、都内の狭小だと難しい場合がほとんどです。というわけで、かなり前から議論されていた短期めり込みの問題も終止符を打ちそうです・・・。

 

WOOD-ST購入決定

はい。WOOD-ST買うことに決定しました。いわゆる「人柱」??。きちんと「実績」のあるソフトも実戦投入しますから心配ないです。出荷は10月下旬以降だと思います。

購入理由は、46条2項ルートの中では導入の敷居が低いこと。いきなり任意形状って、木造の設計者だけでなく、RC造の設計者でも辛いでしょう?うちもS造・RC造は、ACE許容(東京デンコー)からSEIN La CREA(NTTファシリティーズ総研)へ、移行で3年近くかかりましたから。

形状に不安は?と思うかもしれませんが、うちはFAP-3やMED-3での木造設計の実績はありますから問題はありません。むしろそれらの任意形状では日々のスピーディーな設計業務には向かないので、HOUSE-ST1とそれらの間を埋められれば当面は良いのかと。もし物足りなくなったら、その頃には詳細が明らかになっているであろうSEINや保有まで完成したASTIMを購入すればいい、と踏んでいます。SEINの詳細がわからない以上、ASTIMの比較ができないので、早急に導入するわけにもいきません。まあどちらかは買うと思いますが。同等であればSEINの操作に慣れているので、Premiumに上げてでもSEINにしたいですがこればっかりはわかりません。

そういえば、なまあずショップ楽天市場店では、HOUSE-ST1 Ver7.5発売記念で、勝手にキャンペーンをやっています(すでに反響大です)。久々にバージョンアップでも特典があるので、Ver7キャンペーンのときにアップできなかった方!!ぜひぜひバージョンアップしてみてください。Ver4,5,6と計算根拠の新グレー本の版が違いますので。

というわけで、WOOD-ST購入後にレビューします。

HOUSE-ST1 Ver7.5(木造軸組工法住宅の許容応力度設計 2017年版対応)

はい。朝からダウンロード出来るようになっています。今後のHOUSE-ST1の出荷も7.5の内容で出荷されるようです(まあバージョン名は7のままなんでしょうけど)。

通常通りソフトウェアからアップデートできますよ。

HOUSE-ST1Ver7.5めり込み対応

例の短期めり込みは、計算条件で設定できます。存在応力・・・確かにその通りなんですけど、表現が雑すぎる・・・。計算方式は、2017年度版とかスイッチで切り替えられると楽なんですけどね。まだ過渡期なんですべて暗記して切り替えられる人は希だと思うんですよね~。青本のときのKIZUKURIなんかはその辺丁寧だったような気がする(最近は雑ですけどね)。

もちろんこれだけでは計算できません。柱で指定が必要です。まずはエラーが出る柱を片っ端から、土台プレートか間柱かを決定し、設定していきます。

ずいぶん設定が増えています。鋼板(土台プレート等)と間柱で設定できます。設定項目で見る限り汎用性はありますが、実務での簡略さは少ないです。間柱くらいBDで指定できてよ・・・とか、鋼板データをマスタで登録し、簡単に設定できるようにしてくれれよ・・・とか。いろいろ突っ込みどころは多いですが、そもそも最終手段ですからね。STRDESIGNの新バージョンもここは使いにくいし、う~ん。

とはいえ、自分のエクセルシートで行うよりは楽になりました。確認検査機関も本来のソフトウェアの仕様で計算したほうが受けがいいですし。

HOUSE-ST1の場合、1つめり込みの設定を行ったら、他は参照で入力していったほうがいいでしょう。間違えにくいですし。この機能を知らない人がいるのでちょっとだけ説明。

上のダイアログのOKの左側に「参照」というボタンがあります。1つの柱にめり込みの設定を行った後、同じ設定にしたい柱をクリックして、同じダイアログを出して、参照をクリック。そして先ほど設定した柱をクリックすれば、プロパティが全てコピーされます。これならミスがなくなっていいですね。

この機能を知らないと、HOUSE-ST1のパラメーターの設定は非常に煩雑になり、ミスも多くなりますので、スムーズに使えるように訓練しておいてください。ではでは。

HOUSE-ST1 Ver7.5とWOOD-STの、なまあずショップ限定セール<広告っぽい>

完全にリーク情報です(一応店長の許可は貰っています)。

某ショップの広告っぽいので、広告嫌いな人は読まないでください。

10月発売予定のHOUSE-ST1 Ver7.5とWOOD-STの、なまあずショップ楽天市場店限定セールを企画しているようです。つまりメーカーは知りません(まあこのブログで知るでしょうけど)。

HOUSE-ST1 Ver7.5は新グレー本2017に正式対応したバージョンですが、Ver7からは無料でアップできる嬉しい反面、旧バージョンユーザーや新規のユーザーはキャンペーン適用がないので、通常料金で買わなければなりません。というわけで、100本以上HOUSE-ST1を販売してきている、なまあずショップ楽天市場店がささやかな、セールを実施するそうです。先ほどの会議で決定したようなので間違いありません。

ちなみにWOOD-STはメーカーの新発売キャンペーンが発動するはずですが、他にお得なショップ限定キャンペーンを実施するそうです。こちらは某ショップでは取り扱いしない方針だったようですが、一転して販売することになったようです。なまあず日記の記事のアクセス数から決定したようです。

どんな内容なのかは、来週以降発表予定だそうです。お楽しみに!!

大塚商会より、木造構造計算ソフト比較表♪

商社だからこそできる比較!!簡単な項目ですが、買う方からしたらこの手のものは助かりますね。さすが大塚商会♪♪♪

木造構造計算ソフトを徹底比較

対象ソフトは、ASTIM、HOUSE-ST1、KIZUKURI、STRDESIGN、木三郎と過不足ありません!!私が比較対象・購入対象として今現在考えてもやはりこの5ソフトになると思います(SEIN・WOOD-STは未発売なのですが、そのうち加えて欲しい)。

簡単な比較なので細かく突っ込めば・・・というところもあるのですが、非常にわかりやすいです。私も改めて整理し直しましたが、それぞれ特性が異なり面白いですね。導入費用、サポート、対応ファイル形式、ライセンス認証方式、体験版の有無とその仕様など買う前に知りたい情報が整理されています。一方ソフトの機能などについては、かなり省いているので、そこはきちんとメーカーから回答をもらうべき、というスタンスなんでしょうね。惜しむらくはオプション対応などが若干不明瞭な点。うちもその辺誤解がないように情報発信していかなければなりません・・・。

いつの間にか、木造構造計算高くなりましたね。STRDESIGNも出た頃は本当に安かったし、WD3 Warpみたいに10万円切るような価格のものも本当になくなりました。もう少し初心者向きで壁量計算からレベルアップする人向けの低価格構造計算ソフトが欲しいです。また学習者向けのソフトも欲しいですね。

 

STRDESIGN Ver17.1リリース

昨日リリースされましたね。それに伴い、ホームページ上にバージョンアップ項目がPDFで公開されています。主なものは、新グレー本2017対応ですが、大型版ではPWA平行弦トラスに対応しました。通常版でも話題の木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstat連携が加わり、より魅力的になりました。新グレー本2017対応も先行するメーカーよりもきめ細かく対応しているようで期待できます。個人的にはルート2の筋かい負担水平力による応力割増しに対応したことが嬉しいです。また基礎梁の計算も改良が加えられています。出力も改善されていますね。

実は私がストラデザインを離れた理由の1つに、あのプロテクトにありました(当時です)。壊れやすいし、フォーマットする危険性(一度やりました)があったので。

今は、私の手元のUSBキーで利用数が多いのはKIZUKURIとチャートシリーズのみです。もう増やしたくはありません。ストラもネットキーも選択できるようになったので安心です。USBも選択できるようですので、自分だけで使い外出時は使わないという人はUSBを選択すればいいと思います。

WOOD-STの、耐力壁(木造・方杖、K形ブレース、X形等)の取り扱い

なかなか構造システムのホームページに詳細が上がらないので、現時点でわかっている点をいくつか。

WOOD-ST1は木構造の46条2項ルートで壁倍率によらないことがウリの1つなのですが、KIZUKURIの対応のように壁倍率を耐力に変換しているのではなく、初めから耐力で計算することにより、より柔軟に対応できるのです。まあ壁倍率での計算でいい!という人は買わないので大丈夫だと思うのですが。

壁倍率を使わないということは、自分で各部材の耐力を算出しなければならないのは任意形状のソフトと同じですが、木造に特化することで、代表的な形状などは網羅されています。たとえば方杖。両側又は片側のみを取り扱います。応力解析したからといって、方杖と面材を併用していいのか?というのは工学的な見地から考えなければなりませんが。取り付く部材に中間接点を自動的に設けて形状通りに解析するので手軽です。非常に強いことは誰でもわかるK形ブレースも、解析できるので、通常の壁倍率で計算する上限より、強い強度で計算することができそうです。もちろん引張りブレースなども解析できますので、いろいろな戦法を考えられ、設計の幅が広がります。

材料端部は、木なので色々気になるところはあると思いますが、性能の安定化のために金物工法の金物を利用する、というのもアリだと思います。構造システムは、早期よりk-DBなる同社共通のデータベースを構築しており、既にFAP-3やMED-3では、テックワンP3プラスなどのデータが予め入っていることが知られています。実際私も使ったことがあるのですが、非常に手軽です。施工指示など細かいことを避ける為に安定した性能を確保しやすく、プレカット工場で加工可能な、金物のデータベースがついて入れば、かなり省力化できると思います。この部分に関してはアナウンスされていませんが、WOOD-STは、k-DBを標準搭載(つまりBUSなどと同じ)なので、あとは部材がどれくらい登録されているか?が、気になります。一応、告示1024号の構造用集成材・製材、鉄骨ブレース(SS400とか・・・鉄筋じゃないの??)、木造金物工法の金物(プレセッターSU、TEC-ONE P3)などが登録される予定のようです。

もちろん在来的手法であっても、データが揃えば計算できます。燃えしろ計算にも対応しているので、梁表しなど期待が膨らみますね。