市街地建築物関係法令通解

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将来、私設の専門ライブラリーを作ろうと思っているのですが、さすがに一気には作れないでしょうから、今から少しずつ集めています。現在は建築関連を中心に集めているのですが、骨董品的価値ではなく、いろいろ昔を知ることで現在も役に立つ「知識」的価値を重視しています。なので電子化も否定していません(著作権の問題が悩ましいのですが)が、古書は実際に手にとってこそ味わいもあるものなのです。今一番欲しいのは建築系雑誌です。昭和時代の建築知識や、建築技術、新建築など譲ってくれる人がいればな~と思っています。

さて、今回紹介するのは私の蔵書でも古いほうに属する昭和5年の、市街地建築物関係法令通解です。建築基準法の前身のこの法令。なかなか詳しい内容は一般人レベルではわからないのですが、この書籍があれば、かなり理解出来ます。読みこなすには古い漢字や言い回しがあるので、疲れますが本当に面白いです。今の法令がなぜこんなふうなのか?など探る上でも建築実務者でも読む価値がありますね。

法体系的には、建築基準法と大きく変わらないのもびっくりしましたね。斜線や構造の規定、用途地域、防火地域・・・今の建築士の方々にはお馴染みの規定が続々とでてきます。といっても第1章は完全に異なり面白すぎます!!

本来なら、市街地建築物法が施行された大正9年のものが欲しかったのですが仕方がないです。入手した物は関東大震災発生により耐震基準が義務づけられた後のものです。まあ構造屋さんですから、それもそれで良いのですが。

そういえば、私もお手伝いしている建築ふれあいフェア2015では、Nさんの強い意向で、建築確認申請の歴史というコーナーがあります。ここには戦前の貴重な資料の写しが展示されます。当時の建築は警察がやっていた(上記写真も警視庁ですものね)とか、建築士の前の資格のようなものとか・・・来てのお楽しみです。9月26日午後2時から28日の午後4時まで新宿駅西口広場イベントコーナーにて開催しています。私も26日と28日会場でお手伝いをしています。是非是非お越しください。

二級建築士製図試験終了

受験者の方お疲れ様でした。どうしても受験したら過去を忘れるのが建築士らしく、そのため新試験制度に関してもまったく興味がない大人が多い・・・。しかしそういうふうになりたくないので、毎年注目しています。

さて、今年の課題は「3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)」でRC造3階建てという2級では非常に特殊でした。

実は2級の場合、木造よりもRC造のほうが簡単です。ただ再受験組にとっては木造の知識が全く通用しません。そのかわり今年学科を受かった方には非常に有利でストレート合格を狙いやすい年といえます。

しかもRCでも3階建てですから・・・ある意味1級建築士に近い受験内容です。上下を考えなければなりませんからね。2階と違い頭が・・・。

ただ、2級建築士でも3階建て程度までは設計することが多いですから、いい訓練になったと思います。

あと、2級でRCで受験した方々は、1級受験ではかなり有利になります。1級は2級のRC造ほど表現力を問われません。プランニング・エスキースでは1級がはるかに難しいのですが、表記では2級のほうが難しかったりします。よって今回2級を突破した方は、是非将来1級受験してみてください。まあ難易度は桁外れに高いですから2級のようにうまくはいかないでしょうけど。

作図は木造より簡単ですから、合否判定はかなりシビアになりそうです(未完成は少ないでしょうから)。しかもプランは非常に簡単でしたからね。あとは合格発表を待ちましょう。

なまあずショップFC2支店活動再開

なまあずショップは、まずはWEBショップから始まったのですが、一番始めは、FC2カートを利用したウェブショップが始めでした。その後、実店舗のオープン、独自ドメインのWEBショップオープン(現在は閉鎖)、楽天市場店のオープン、そして駄菓子屋なまあずのオープンと徐々にですが前進してきました。さて、その創業の地であるFC2カートを利用した店は、その後ダウンロード支店となりソフトウェアやマニュアルのダウンロード専用ショップとなっていましたが、それもパブーに移ってしまったため、現在はほとんど放置状態でした。そこで一部の方に、バージョンアップ商品などの販売を始めたら??と言われたので、真に受けて商品をアップしました。セット商品などは無くし、単品のみのショップとしました(一部を除く)。

一応残しておく方針なので、きちんと稼働していますのでご心配なく。

 

建築ふれあいフェア2015のPV公開

私の所属する一般社団法人東京都建築士事務所協会では一年に一回、建築ふれあいフェアを開催しています。今年は初めて担当になったのですが(支部の担当は10年やってたけど、本部のほうです)、今年初めての試みとなったPVが完成し、めでたくyoutubeで公開されました。是非是非みてください(ちなみに私はPVの担当ではありません)。


さて、今年は、昨年末から準備を進めてまいりました。建築設計のお仕事をより広く知って頂きたいと思い、出展内容も一から検討しなおしました。建築賞を取った建物の今はどうなっているのか?昔の確認申請ってどういうものだったのか?前回のオリンピックはどんな感じで準備されていったのか?普段あまり興味をもたないものの、気になるテーマを集めてみました。また会員の設計した建物作品の展示や、毎年好評の児童画展、協賛企業の展示など盛りだくさんの内容で3日間開催いたします。ぜひぜひ足をお運びくださいませ。

日程・場所

2015年9月26日(土)14:00~19:00
2015年9月27日(日)10:00~19:002015年9月28日(月)10:00~16:00

新宿駅西口広場イベントコーナー

主催

一般社団法人東京都建築士事務所協会

 

耐震診断技術者育成講習会(木造・東京)

東京都では独自に講習会を開いていましたが、今年も新規登録用と更新用を開催するようです。

新規登録に関しては「木造耐震診断資格者」であることが、必須条件です。つまり昨日まで開催されていたあの講習を受講することが必須です。いろいろ面倒ですね。時間割をみると試験はなさそうです。

今年は本舗の耐震診断技術者2名が更新を迎えます。さきほど更新の申込みをしました。更新にも講習会の受講が必要です。果たして何の役に立つのか??わかりませんが技術向上を目指していくことは良いことです。

平成27年度耐震診断技術者講習会

実質i-ARM(国産BIMの新製品)の発表会な建築ピボットEXPO2015

せっかくの新製品発表会(勝手に思っている)なのに、建築ピボットEXPO2015は、まだ定員じゃないらしい(申込みできるようです)。名前が名前だからわかりにくいのですが、構造システムグループの新型BIMソフト「i-ARM」の初お披露目、つまり新製品発表会のようなものです。何を遠慮しているんでしょうねえ>建築ピボット。

まあ、BIMブームも一段落でBIMに対する注目度が落ちているのなら問題ですが、まだまだ成長過程のソフトですからねBIMは。これから導入しようと思っている人は気になるはず!発売はまだ先だと思いますが、驚くべき発表があるはずです(しろなまずも参加することから、察してください!)。ちなみにDRA-CADも活用事例紹介を、しろなまずと同じ年で府中市民である酒井敬氏がしてくれます!!こちらも必見です。

ちなみに建築ピボットの千葉社長より、「建築ピボットの現在と未来」という講演がありますが、今後のロードマップについても発表されます。こちらのほうが面白い発表が聞けるかもしれません(根拠のない自信)。

なお、会場で私を探さないでください!人見知りが激しいもので・・・。

改正建築基準法及び、改正建築士法改正の講習会・説明会

6月改正が近づいてきましたが、実務者は忙しくてまだチェックしていない!と言う人も多いと思います。

自分で読むのも面倒ですので、講習会などに参加されることをお勧めします。

とりあえず士法改正は

建築士・建築士事務所のための改正建築士法講習会(建築3会による)

が公式のものとしてお勧めしておきます。士会、事務所協会、建築家協会の会員は安価に受講できます。

基準法関連は民間の確認機関も実施しています。

ERI

UDI

まちづくりセンター

ビューロベリタス

など。自分が活用している機関や、近いところでやっているのに参加するといいと思います。

建築士法は、こういうときでないと学習しないと思いますので、業務に関係ない!などといわず、確実に理解しておきたいものです。

建築基準法は、仮使用と適判がメインですが、関係ない!と切り捨てないで欲しいです。適判の適用に関しては構造屋さんだけでなく意匠屋さんも重要です。意外と新旧で異なりますので要注意です。

ジャパン建材フェアの感想

久々に行ってきました。

今回、目立ったものを自分なりにまとめてみると

・CLT(新しい木造)
・省エネ住宅ポイント
・新型キッチン

の3本でしょうね。まず驚いたのはCLTです。こんなに展示があるなら構造部隊を連れて行けば良かったです。

CLTとは、Cross Laminated Timberの略称で、木造の大判パネルの一種です。オーストラリアやヨーロッパなどでよく利用されています。海外では中大規模な施設も建設されており、6~10階建ての集合住宅なんてものまで建設されているそうです。特徴は材料の寸法安定性と、断熱性、遮音性、耐火性が高いことです。

日本でも2013年12月にJASが制定され、これから普及する可能性がある木造の一種として注目されています。

個人的には重すぎるのがCLTの最大の欠点だと思っていますし、輸入に頼るとしたらその運搬も大変そうです。国内のスギなどの活用が進み、内製化できれば面白いかもしれません。

 

省エネ住宅ポイントも、断熱材、省エネ設備などのメーカーを中心に展示していました。やはり手軽さがポイントのようです。解説もわかりやすくて良かったです。ただ以前のものとほとんど変わりが無いので、インパクトは薄く、また新型の設備も少なく展示としてはマンネリ感が漂っていました。

新型キッチンは、LIXILのRICHELLE(リシェル)の新型が展示されていました。特にリシェルSIは、セラミックトップという衝撃や傷・汚れに強く耐熱性に優れた天板に注目が集まりました。もっとも意匠的にはまだまだ、という感じがします。特にステンレスとの折り合いをどうするか?まだまだ良くなる可能性を秘めています。今後に期待です。

クリナップの新型シンクも特徴的です。手前側に下る勾配と汚れにくい工夫は、果たして本当に効果があるか?かなり期待ですね。確かにシンクって汚れやすいし、うまく流れないな~ということが多いです。最近のクリナップは地味ながら長く使い続けるための改善が多く好感が持てるのですが、やはり宣伝などは・・・・と(以下略)。

そんなわけで見所たくさんでした。トラスや大断面の木造に関しても積極的に展示されていました。テックワンP3プラスの展示は、もう少しインパクトが欲しかったですね。ポラスに明らかに負けている・・・。そうそうポラテックの展示は秀逸でした。本格的に説明できる人が少なかったのが悲しかったですが・・・。今後の木造、特に公共は激戦が繰り広げられそうですね。

HOUSE-省エネ U値η値計算に対応

個人住宅用の省エネ計算ソフトのHOUSE-省エネが、ようやく新基準であるU値η値に対応した新バージョンが追加されました。これで低炭素住宅などの設計も安心・・・と思いきや、よ~く考えると、新基準に変わってからだいぶ月日がたったような・・・ただ既存ユーザーは無償アップ対応のようなので(本当?)ありがたいよ~な複雑な気分。夏休みが近いので、ちょっと検証してみようと思います。

巨大な模型作り

普段ミニチュア教室など、いかに小さく作るかがテーマになっていることが多いのですが、この夏の商工まつりの模型は、いかに持ち運べるサイズで大きく作るか?がテーマとなっています。結局、1/6サイズと過去最大の縮尺となり、サイズは約1.2m×1.8mと巨大になりました。3分割できるのでかろうじて運べるのでは??というサイズです。実際ドアから出せるか?など疑問点もまだ残るのですが(汗)、作り始めました。

部材は頑丈性も考えて、2センチ×2センチ×60センチを主軸に構成しています。材木屋さんに無理言って作ってもらいました。切断は小型のこぎり。手で一本一本切断します。製材の質が良かったので作業がはかどります。部材間の接続は頑丈性が必要なところは家具用の木だぼを材料に埋め込んで接続します。目の前にある金物屋さんに適したピットを選んで頂き、穴空けをしています。まあ工作なんて久しぶりですから、簡単な作業に見えて大変です。このクラスの模型になると重量もすごいので、頑丈さなど気をつけながらやらないと事故りそうです。

メインのトラス部分の製作は最後になりそうです。今日は土台の部材切断と、一部木だぼ組み込み・穴空けまで完了です。明日は柱材をきざみます。