Mola Structural kit3の吊り橋の組み立ては注意が必要!!

構造力学モデルのMolaは、今年Mola Structural kit3が発売になりました。

私も購入したのですが、1,2とは大きく違うことをお知らせ致します。

組み立て動画をさくっと作るつもりが2時間もかかってしまいました(動画はチェーンの加工時間を除いた1時間となります)

はい。何が違うかというと、部品数と、加工が必要な点です。ボリューム的にMola1の数倍という感じです。Mola1は簡単に説明書なしで組み立てが可能ですし、直感的に構造がわかるのですが、Mola3は説明書を詳しく読まないとミスります。最新の注意も必要です。何しろ謎の爪切り!が入っています。

何に時間がかかるか?といえば、ボールチェーンが入っているのですが、すべて吊り橋に合わせて切断が必要なのです。そのための爪切りだったのか!!・・・です。ボールチェーンには目印がなく、ボールの数で切断位置を示しています。10とかはいいのですが、60とか110は苦労しますし、ミスが怖いです。厳密に守る必要はないような気がしますが、同じ長さのものは揃える必要があります。

また、そのボールチェーンに他の部品を取り付けるのが難しいです。細かいので老眼には辛いです。またコツを掴むまでは非常に難航します。動画にすると長すぎるのでそこは大幅に割愛しています。それでも約1時間の動画になりました。私の独り言もずっと入っていますので、苦労している動画を見たい方は、是非ご覧ください。

完成品はこちら!!美しいです。が、思った以上に大きいです。飾る場所を選びますね・・・。吊り橋の各部材にかかる力を感じられる素晴らしい模型です。入手できる方は是非入手してチャレンジしてみてくださいね。

 

 

「Catfishなおうち」第七回配信(2020年6月10日配信)

「Catfishなおうち」第七回目をお送りします。第六回はこちら

「Catfishなおうち」はポッドキャストのシステムを使ったネットラジオです。主に構造系のことをつぶやいていきます。ブログ、なまあず日記styleのネットラジオ版です。

一級建築士試験の開催が危ぶまれていましたが、ようやく本年度の予定通りの実施が決定しました。ただでさえ猛暑の中大変なんですが、今年は新型コロナですからね・・・受験制度も変わってますし。とりあえず開催決定しましたので頑張ってくださいませ。特集は、先週も紹介したMolaの模型です。私の所にも届いたので紹介をします。動画も作成中ですがラジオで先行してお伝えしていきます。

週刊建築ニュース:一級建築士試験について

特集:mola structural kitについて(届きました)

ネットラジオ「Catfishなおうち」
・収録・提供 なまあず日記style(スタジオ702:東京都府中市)
・メインパーソナリティー DJしろなまず 週刊建築ニュース ちなみ(AITalkより)
・バックミュージック 「Gunshot Straight」 MusMus
・CM 封書屋なまあず

Molaの1と2と3は何処が違うのか?

ちひろ
ちひろ
Molaは、三種類あるようだけど、どこが違うの?1を3つ買った方もいらっしゃるみたいですけど・・・
マニュアルがついているけど、英語ですらない(たぶんポルトガル語)ので読みこなしてみないと意図はわからないね。ただ絵を見ているとなんとなく意図が読めてきそうです(そもそもクラウドファンディングページにある程度書いてあるのだが)。
DJしろなまず
DJしろなまず

 

さて、私なりに制作者の意図を読んで違いを示してみると

1:3層までできる基本的な構造力学モデル

2:片持ち梁、連続梁、吹き抜けなど、1で出来ないちょっと高度な力学モデル

3:吊り橋、ケーブルネットなど、応用的なもの更に高度な力学モデル

といった感じです。1は、2級建築士受験レベルでもわかるような単純モデルです。4本の柱で、3層のモデルです。なので連続梁はありませんし、片持ち梁、跳ね出しなどもありません。柱の座屈モデル、節点の状態、梁の力学状態などが体感できるので、意義は大きいと思います。またラーメンモデル、ブレースモデル、トラスやスラストなども理解しやすくなっています。ブレースの細い針金ながら、かなり建物を固く出来るなど、他の構造モデルより、はるかにわかりやすく精緻です。海外で評判になったことがわかります。初期学習用としてみたら、これで十分でしょう。

2は、1を補完するもの、という位置づけでしょうか?表紙のモデルではわかりにくいですが、ようは跳ね出し、オーバーハングなどと言われる、建物の外に横方向に出るものです。通常わかりにく、跳ね出しの連続梁のモーメントがわかりやすくなります。そのための新しい節点を止める部品が付属しています。グリルのような格子状の梁の変形、吹き抜けの耐風梁、耐風柱などの現象、特殊なトラス、耐力壁の効果などがわかりやすく表現するため、1が4つしか柱脚がなかったのが6つ付属するのがポイントです。1と2があれば、10の柱脚が表現できます。1のほうが、長方形の建物が表現できるので、見栄えはしますが、2のほうができることが多いような気がします。1か2どちらか1つ選べ、といえば2のほうをお勧めします。1が二級建築士なら2は、一級建築士でしょうか(わかりやすく言っているだけで、学んでいる内容というわけではありません)。

3は・・・建築士の構造力学という意味では正直不要かもしれません。建築設計では趣味の領域に入ってきます。まあ高度な設計には出てくる内容だとは思うのですが。主にケーブルですね。吊り橋だけでなく、国立代々木競技場のような吊構造・ケーブルネット構造のようなものも表現できます。1,2が力学モデルに近いが、3は見た目も美しく素敵です。まあ不要と思う方もいるかもしれませんが、見た目だけならコレでしょう。基本的な力学の理解には役に立ちません。

そんな感じでしょうか?

molaのクラウドファンディングでは、全支援者の名前をマニュアルに掲載してくれます。私もMola3のマニュアルに載っています。日本人の購入者の数が意外と多いことがわかります。何に使うんでしょうか???まだまだ日本にも物好きが多くて心強いです。ユーザーが集まって座談会でも出来たら楽しそうですね。

そうそう。Molaのマニュアルは、英語でも表記されているので、多少英語がわかれば解読は簡単です。さすがにポルトガル語?は普通の日本人には荷が重いです。

 

Mola Structural kit3到着!!!!

ちひろ
ちひろ
はい・・・ついにこの日が来ました・・・
来たね・・・1年かけて海外から・・・
DJしろなまず
DJしろなまず

はい。Mola Strcutural kit到着しました!!!!

左から、1,2,3です。無事に日本に届いて感動です。最後は佐川急便のいつもの方が届けてくれました。もちろん関税を支払わないと受け取れませんが(海外通販はある程度の金額から関税がかかります)

仕事がたてこんでいるので、開封だけ(遊びたい!!!)。上の写真はMola3です。吊り橋ですな。高いだけあって、質感もバッチリ。教材感バリバリです。

はい。Molaを使った感想などは、Youtubeやこのブログで随時報告させていただければ、と思います。

 

木造の構造モデルの企画・作成

ちひろ
ちひろ
意匠設計者に構造のこと説明するのって結構大変!
全然意味わかってくれないし。建築士って構造やって
きてるんでしょう!頭くる!!!!
まあ、まあ怒らないで。
建築業界も細分化・専門化が進み
そんなこともいってられないことも
あるんじゃ。
なまずく先生
なまずく先生
ちひろ
ちひろ
何か、わかってもらう方法ってないかしら??

 

私も構造設計を初めて依頼されるお客様には丁寧に説明をするようにしています。しかしわかってもらえない場合も多いですし、そんなこと興味ないとか、俺のいっている通りの梁せいで抑えてよ!!とか、悲しい反応も多いのです。

しかしこのブログを知っている方からの依頼が多いので、真面目に質問してくる方も多いのです。他の構造屋さんに聞いたら絶句していましたが。

もう少し視覚的に理解しやすいものがないかな~と思っていたら、Molaのようなものがあり、ああ、もう少し考えれば良いものができるかも?と考え始めて1年。ようやくある程度の結論に辿り着きました。molaや学校でやっている教材は、構造力学の教材です。住宅メーカーなどの振動モデルは、営業用の模型です。それはそれでいいのですが、恐らく、意匠設計者や一般の方の疑問に回答するモデルではないのです。なので、疑問に対する答えのモデルを作れば良いのです。

結果的に、Molaが到着する直前となってしまったので、Molaを使って見て、その内容から取り入れられそうな部分は取り入れて、本格的に作り始める予定です。Molaもかなり優れているので楽しみです。

とりあえず、力学系で少ない木造住宅のモデルを先行して作ります。なぜ壁倍率が高くなると引き抜きが高くなるのか?なぜ地中梁は、上に柱がない部分のほうが太くなるのか?なぜ瓦屋根だと、より強く作らなければならないのか?などよくある質問に対してのこたえになる模型を作っていきたいと思っています。

Mola Structural Kit3の発送時期が

クラウドファンディングでKickstarterして人気だったMola structural Kitの3種類目は、2月頃に発送が決まったそうです(メール来ました)。海外からということで敷居が高いのですが、過去にも日本から購入した人がいたので、私も思いきって申込みしています。住所欄が心配と言えば心配なのですが、今のところ順調にプロジェクトは進行しているようです。まあ過去2回も出荷しているわけだし。

Mola Structural Kitは、スプリングやジョイント、ケーブルなどを用い、様々な建築物や工作物の構造力学モデルが再現できる、構造学習用の模型です。応力図がよく再現されるので構造力学を学習している人にも向きますし、教える方にも重宝するツールになると思います。今回の3は、吊り橋のようなものを再現出来るようです。1は比較的シンプルな形状、2はちょっと複雑な形状を再現できるようです。

開発した人はブラジルの建築家のようです。日本こそ、こういうものが必要だと思うのですが・・・。

ウレタンを使った構造力学モデルもわかりやすいですし、他にも手法はあります。試験対策だけでなく、こういったモデルで少しでも若い人達に興味を持ってもらえればな・・・と思います。

Mora Structural Kit3が購入可能??

Mora Structural Kitが3になってkickstarterで募集開始となりました。Moraといえば、構造力学を視覚的に理解しやすい画期的な模型です。

Mora紹介のページ(過去)
美しき「構造力学キット」がKickstarterで成功し、子どもたちに物理の楽しさを伝えられるようになるまで(WIRED)

(kickstarter HP掲載写真より)

今回は吊り橋が作れるモデルとなっています。これはこれで面白みがあるが、橋なんて興味ないな・・・と思う方、過去のモデルのほうが良いじゃん!でも販売終了・・・と思っている方、なんと1,2,3のセットが限定で購入できるボタンがあるではないですか?!ちょっと割高ですが(汗)。全部いらないよ、という方には一番人気のどれか1キットプラスアクセサリーなんてものもあります。価格的にはこれが一番かと。

さすがに簡単に募集額を達成しましたし、過去2回もきちんと配送されているので、海外のプロジェクトといえども安心ですね。過去も日本で購入された方もいますし。今回もKickstarterなので日本でも購入できます(もちろんクレジットカード必須)。ぜひチャレンジしてみてください。

構造計算を教えたい方、学びたい方、所員に教えたい方・・・いろいろな方にお勧めできます。値段が若干というか高いですから万人にお勧めできるものではありませんが、日本でも是非広がって欲しいツールです。