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過去の建築構造の名作ソフトたち(第1回 ユニオンシステム)

どこの会社でも発売したらベストセラー!にしたいでしょうけど、そんなのは無理。なまあず日記styleでは記憶に残っている過去に発売されたソフトで現ラインナップにない忘れ去られようとしているソフトに焦点を当てて紹介していきたいと思います。

第1回はユニオンシステム。構造計算ソフト会社として堅実なラインナップで知られている同社ですが、やはり残念なことに既に消え去ったラインナップがあります。同社はできるだけサポートしようと、メンテナンス期間が過ぎたソフト達も当時のままアップデートを公開していたりします。詳しくはこちら。

ここには懐かしい名前が並んでいます。SS2やSS2.5といった現在のSS7に続く系譜の他にも懐かしい名前が出てきます。

まずVARIE。なんでなくなっちゃったんでしょうか?正常進化すれば売れると思ったのですが。最終と思われる更新は2006年。JWWへの変換に対応した、とのこと。ユーザーだったけど、まだ私が構造転向していない時期で覚えていませんがなくなると聞いて残念に思ったものです。

サポート中ですがラインナップから消えている、イシローという回転寿司屋さんのようなソフトも心に刺さりましたね。木造2階建ての壁量計算ソフト、N値、偏心率計算ソフトでした。木造をユニオンで!!と衝撃が走りました。意外と本気だったらしく年間使用料12600円、利用者証明書の出力、木造電算認定ライセンスなど当時としては非常に意欲的なソフトウェアでした。ちなみに電算認定のプレスリリースは2007年。そのあと目立った動きは無かったですね。

そして存在自体もホームページから消えた「診ノ助・振動アニメーター」という名作もありました。私もユーザーで、東京デンコーの名作「安心精密診断」が発売されるまで、使っていました。旧耐震診断のソフトでしたが、地震動が選べ表現は貧弱でしたが今で言うwallstatのようなソフトになるかもしれない、と感じていました。使い勝手も良好で、帳票印刷も使いやすく、できれば継続して欲しかったソフトです。もし残っていたら構造システムのHOUSE-DOCのよきライバルになっていたかもしれませんね。

 

BUS-5およびBUS-5シリーズ(32 ビット版)のサポート終了期日のお知らせ(2017/8/22) 

BUS-5およびBUS-5シリーズ(32 ビット版)のサポート終了期日のお知らせ(2017/8/22)

構造システムのホームページより、お知らせが出ています。BUS-6がでてもう1年経っているので、あと1年ということです。こんな丁寧な?お知らせのようですが、よく考えると高価な商売道具。人によっては死活問題になります。ここで宣言することによってサポート延長などはないですよ、というメッセージなんでしょうね。

ネットが普及しアップデートが気軽にできるようになってから年数もたちました。昔のようにフロッピーデスクやCD-Rを送付して・・・という時代と異なりホームページにupしておけば・・・という反面、プログラムは複雑化し、経費は更にかかるようになりました。また新プログラムを発売すれば売れる、という感じではありません。年会費には根強い抵抗を示す人もまだまだいます。状況はどんどん変わっているのでメーカーも対応は大変だと思います。

SS3からSS7への乗換(もちろんユニオンシステムのことです)もあまり進んでいないような気がします。いうまでもなくソフト数が増えればサポートも増えるので、メーカーも本音は最新版だけに早く移行したいと思うのですがどのメーカーもうまくはいっていないみたいです。差はありますが。難しいですね。

SS21/3D・DynamicPRO近日リリース

構造計算ソフトのネタが少ないですね・・・ちょっと寂しいです。

さて、ユニオンシステムより、立体フレーム動的弾塑性応答解析ソフトウェアのSS21/3D・DynamicPROが近日リリースされるそうです。6月21

日よりセミナーを開催予定です。建物形状はSS3だけでなくSS7で扱う特殊形状全てに対応(!)しているそうです。また一貫に入れた解析モデルに制震ダンパーを追加配置できるなどの機能を搭載しているそうです。

セミナーのホームページ

SS7は一年経たずに1000本を突破したらしい

ユニオンシステムからお知らせが届きました。60日間無料体験キャンペーンのお知らせ。

それよりも文面に、Super Build/SS7の出荷本数が、1000本を突破した、とのことです。

めでたいこと・・・なのでしょうけど、意外と少ないな、と思う人も多いはず。やっぱり構造屋さん減っているのかな?と心配になります。他社よりは確実に優位にあるはずのユニオンシステムですが。

めでたい話に水を差して(_ _)。他社が心配・・・。

Super Build/SS7 今春リリース!!

はい。構造計算ソフトの久々のビッグニュースです。

あのユニオンシステムより新型の一貫構造計算ソフトウェアが今春リリースすることになりました。

ホームページ

詳しい内容は、まだわかりませんが(動画のみ掲載)、近日商品発表・説明会を開催するようです。確認検査機関等用と実務者用で別別に行うようで興味深いです。

視認性を重視し、計算結果やNGが見やすくなっています。出力にカラーが使われる用になりました。断面リストが計算書に出力されているそうです。

ひとつの物件で計算結果を5つもてるのもポイントです。複数の計算結果が比較検証可能です。

プログラミングの工夫で解析時間が大幅に短縮したようです。SS3と比較で約1/8といいます。実際の物件での比較はこれからでしょうけど、解析が遅く感じ始めたSSシリーズ(小物件では普通に速いですが)にとっては非常に嬉しい部分です。

形状も一貫計算の欠点だった、スロープ・スキップフロア・多層にわたる部材・多様なブレース・開口際スリット・逆梁・斜めの柱・二次部材・異なる基礎形状など、かなり先行する会社に追いつき、追い越す意欲的な設計となっています。

計算書も出力がきれいで見やすくチェックしやすくなっています。SSの計算書は非常に見やすかったから更にアドバンテージになりそうです。層またぎブレースや入力画面で配筋の断面図が確認できるのはいいですね。

一方、驚くべき部分はなかったのも事実。操作性もSS3の操作ができれば説明書がいらない、といっていますから同様なのかもしれません。形状自由度が高い先行する構造計算ソフトは、操作が非常に異なっていて既存構造計算ソフトユーザーには使いにくかったですからね。シェアが多いユニオンシステムならではで、既存のユーザーを大切にしなければ成り立たないということでしょう。正直他社の構造計算ソフトユーザーにも動画を見せましたが、まったく内容には驚かなかったですね。

もっとも驚きとは別に、非常に良い進化を遂げたな、というのが正直な感想。今後新しい情報が出てくると思いますので楽しみです。