ジェットフォイル」タグアーカイブ

佐渡汽船「あかね」売却??

本当に何というか・・・大好きな島の船だからこそがんばって欲しいのですが。

佐渡汽船の直江津ー小木航路の活性化の切り札として平成27年に就航した、あかね。カーフェリーながら高速運航でき、一隻でこの航路をまかなえる。当時北陸新幹線開通に合わせて・・・ということもあり急遽海外から新造船を購入したのですが・・・。5年で売却方針を発表しました。ちなみに佐渡市は売却容認のような報道もありましたが、市長名で容認したわけではない、と否認しています・・・情報が混乱しているのでしょうか??

あかねの欠点は当初からわかってたそうです。納期ありきで選んだこともあり、造船費用も高く、維持費も高いです。また今までのフェリーとは操作性なども異なる上、メンテナンスも手間とコストが高いのです。国内メーカーじゃないですからね(海外メーカーなら安いとか、性能がすごい良いとかメンテナンスが楽とか、とてつもなく安くてコスパが良い、とかならわかるのですが。海外製を否定しているわけではありません)。ただでさえ荒海の日本海を渡るのはメンテナンスが大事ですからね。その上で致命的なのは、荒海に対応できないこと。少しの波風で揺れ、その揺れが酔いやすい気持ち悪いものでした。晴天で凪なら本当に快適なんですけどね・・・。

高速船を導入し波に弱くて乗船する人が減って引退・・・どこかで聞いたことあるな?と思ったら、寺泊赤泊航路です。カーフェリーにかえて、あいびすという高速船を導入。案の定、荒海に耐えられず改造。それでも無理・・・客は乗らない・・・航路廃止に追い込まれたのは2018年。ちなみにあかね導入は2015年なわけで、そんなこと学習してなかったわけではないと思うのですが(汗)。

私も、あかねが来るとき、あいびすの失敗例があるから外洋でも大丈夫な船なんだろうなぁと勝手に思っていました。しかし結果は裏切られました。私のようにそれほど荒天のときに佐渡に渡らない人から見れば、なんかなるだろうと思うんでしょうけど、実際多用している人には我慢出来ないのでしょうね。どんどん乗客は減ってきています。ちなみに私の故郷は小木なのに、小木の親族は、あかねに乗ったことすらありません。あまりの悪評で、両津まわりで新潟に渡ってしまいます。これは非常に悲しいことです。

今のままでは毎年10億円の赤字がでるそうです。小木直江津航路は慢性的に赤字です。私が子どもの頃は、本当に賑わいました。カーフェリーの切符買うの大変でしたからね。カーフェリー2隻体制で、一時期はジェットフォイルも運航していました。カーフェリーは新潟両津航路のお古でしたが、比較的年式の新しいうちにやってくるので年々豪華になって楽しかったです。

それがね。今ではね・・・さて、あかねがなくなったらどうするの?と思うかもしれませんが、ジェットフォイルで・・・だそうです。あかね導入のときもジェットフォイルの話はありましたが、車が運べない、荷物が運べないなどで、見送られたと聞いております。そもそもジェットフォイルも運賃が高額で佐渡の人は急ぐときしか利用しないとか言っていましたからね。困ったものです。普通にカーフェリーで良かったような・・・。

ちなみに、あかねの建造費は60億円。あの、ときわ丸も60億円だったわけで、どっちがお買い得だったかは明白です。ちなみにジェットフォイルは35億円ほどと言われています。そもそもジェットフォイルも老朽化してリプレイス問題が発生しているのに、あかねやあいびすの失敗をどう見ているのでしょうか?

感情的になりますが、離島は現在厳しい状況にあり、フェリーで2時間半もかかる島には、うまくやったって赤字になってしまうのは仕方がないことなのです。それなのに無駄な投資を繰り返しているのは佐渡島民だけでなく佐渡ファンも納得できないでしょう。そもそもそれだけ時間がかかるからこそ、頑丈で安心して渡れる船が必要なのです。正直ジェットフォイルすら不要論があります。直江津小木に導入するジェットフォイルは新造ではなく中古です。果たして佐渡の荒波に何年保ってくれるでしょうか?もっと先を見て欲しいです。

個人的には、おけさ丸も老朽化してきて、ジェットフォイルも、と思うと絶望的なので、あかね、ジェットフォイルを全面廃止し、まずは小木に1隻、3代目こがね丸クラスの国産フェリーを導入。その後、おけさを引退させ、同クラス(ときわクラスではない)の揺れに強いカーフェリーを投入、くらい思い切らないと、どんどんお金を失うだけで、改善はしていかないと思います。ジェットを残したままだと、おけさ丸の代わりの船は、ときわ丸よりも安価なものになって、主力航路にも危機が及ぶ可能性が高いです。ジェットフォイルも好きですが、現状のジェットフォイルは佐渡には不要です。その代わりに佐渡空港を延伸・復活させて空路を充実させるべきです。もちろんそれも難しいことはわかっているのですが。

 

次期の佐渡汽船のカーフェリーに望むもの

佐渡島の人口減も進むと帰省客も減ってきて・・・と心配なことも多いです。その輸送の大動脈である佐渡汽船も迷走を続け、毎年乗客が減ってきているとのこと。島民も佐渡汽船も頑張っているのはわかるのですが、全国的に見て仕方がない部分もあるわけで・・・。

夜のときわ丸

といっても仕方がありません。しかも佐渡汽船はときわ丸とあかねは良いとして、ジェットフォイルやおおさど丸は老朽化が進んでいます。このリプレイスは頭の痛い問題だと思います。せっかくあかねで、直江津小木航路を建て直そうとしたのだが、揺れるだの何だので、乗客は減少の一途。やはり佐渡汽船は佐渡の魅力だけでなく、フェリー自体の魅力を高めないと。私のように子供の頃、佐渡汽船でいい思い出がある人は大人になっても好意的に見ます。やはり子どもが何時までも乗りたいと思う船を作ってほしいものです。

まず最近の潮流から、シャワールームと大浴場は欲しいですね。2時間半なので入ってゆっくり・・・には若干不足しますが、ちょっと入りたい人も多いはず。観光時期以外はシャワーだけでも良いと思います。

あと揺れ対策。おおさど丸に比べ新造の二隻は揺れやすいと聞きます。それだけで乗りたくないそうです。確かに直江津航路に慣れた私からすると、荒天でのおおさど丸は驚異的ですが、それでも最近の乗客の船に対する意識を払拭出来るほど日本海は甘くありません。今できうることを全て講じてほしいものです。

あと価格。今も頑張っているのですが、基本価格の値下げは必須だと思います。佐渡と新潟の行き来が増えれば島の経済にもメリットも多くなると思います。基本的な値下げはなかなか難しいと思いますが一層の合理化で何とかして欲しいものです。

おおさど丸

どうしても観光と日常で分けて対策を講じなければならないのです。日常の乗客を大事にしないとやっぱり足が遠のいてしまいます。速度や効率性だけ考えると駄目になるのは、あかねでよく分かったはずです。佐渡汽船というとどうしても顧客満足が後回しで目に見えやすいものに対策がいきがちな気がします。ジェットフォイルの時刻表だって、両津の朝が長年遅かったりとかね。ジェットフォイルの時刻表だって、新潟着は8:25着と及第点だが、両津着は9:00着。これでは仕事面で支障がでるので、もう一本早い便が欲しいです。もっと深刻なのは、最終便。新潟発、両津発とも17時台ですからね。19時には新潟に着くわけです。新潟発の新幹線や在来線の時間を考えれば、もう少し遅い着の船があったら便利だと思いませんか?そこはカーフェリーで補えば・・・と思っているのでしょうけど、カーフェリーの最終便は22時着ですからね・・・。寺泊赤泊航路がなくなり、直江津小木航路も厳しいなか、新潟両津航路の一層の便利な運用が望まれます。

佐渡汽船のジェットフォイル事故のその後

ジェットフォイル「つばさ」

一ヶ月程前に、佐渡汽船の新潟~両津航路のジェットフォイルが事故があり、怪我人が多数でました。海洋生物(たぶんクジラか?)との衝突で、高速船では避けるのが難しい事故ではあります。沈没しなかったのが不幸中の幸いでした。その後調査やジェットフォイル「ぎんが」の修理などがあり、一台は使えない状態が続いていました。3月28日のプレスリリースでは、「つばさ」の年次点検終了後(4月)に修繕作業に移るとのこと。つばさの年次点検中ということもあり、現在運行しているジェットフォイルは「すいせい」のみ。本数は4割減便ということで、ちょっと経済にも響くのではないかと心配しております。また速度を落として運行していて5分程度の延着・・・らしいです。仕方がないですが、これでは高速船の魅力が薄れてしまいます。更に修理は12週間・・・夏の繁忙期に間に合ってくれれば良いのですが、ゴールデンウィークは無理そうです。とりあえず「つばさ」が戻ってくることを待ちましょう。つばさが加わりとりあえず通常の運行に戻るのは、4月18日から、ということになりそうです。

佐渡汽船のジェットフォイルは、平成・・・ではなく昭和52年から運行しています。初代は「おけさ」。ボーイング製でした。その後、「みかど」「ぎんが」が運行しました。今回事故の「ぎんが」は昭和61年就航のかなり古いタイプで、他の2隻は川崎重工業製となっています。

その後、現在も活躍している「つばさ」(平成元年)、「すいせい」(平成3年)と矢継ぎ早に新造船を投入していた佐渡汽船。その高速性と佐渡という比較的大きな島ということで、大活躍しました。その後「ファルコン」(平成8年ー平成11年)が投入されましたが、すぐに売却され、ずっと新ジェットフォイルは投入されていません。悲しいことです。私が子供の頃はジェットフォイルにしろ、カーフェリーにしろ、すぐに新造船ができた時代だったのでね。

船旅の楽しさは、なかなか味わえない物です。身近すぎてもつまらないし、遠すぎると気軽に乗れません。その点佐渡汽船は1~2時間半程度と手頃で、船の性能も良いので、非常に良いですね。下記ホームページでは、過去の佐渡汽船の船を写真付きで紹介していますので、参考までに。

佐渡汽船の船舶の歴史