ストラクチャーのホームページで正式に発表になりましたね。
RC造、S造、WRC造の一貫構造計算ソフトのビルディング・エディタ/Pro2が2021年4月に終売になります。このソフトは、大臣認定ソフトのビルディング・エディタの流れを組む有料のソフトでした。無料版が有名ですが、有料版も価格が安いこと、WRC(壁式鉄筋コンクリート造)の計算ができること、無料版にはない機能を搭載していることから魅力的に映ったソフトウェアで、特にお金がない若手時代の構造屋さんが購入候補に入れたソフトではないでしょうか?
Twitterで、終売の最大の要因は売上げの減少と言っています。確かにチャートシリーズは、特に高齢の構造屋さんはかなり持っていましたし、無料版のビルディングエディタで構造実務を学んだ方も多かった割に、有料版を使っている人はほとんど見かけませんでした。実際それほど売れていなかったようです。フリー版(無料版)は利益にならないのでは?と思ったのですが、あの書籍が売れ続けているようなので、
ソフトの解説を開発者自らが書いているうえ、操作だけでなく実務面にも有益の情報を満載している素敵な書籍。
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フリー版は継続されるそうです。それはそれで嬉しいのですが、手軽な価格のWRC造のソフトがなくなるのはちょっと残念です。機能的には他社のものとは大幅に違いましたが・・・。
木造構造計算ソフトも一貫構造計算ソフトも、一時期の戦国期は終わり、徐々に淘汰され一気に減ってきたような気がしませんか?いつの間にか無くなったソフトも多数あります。また最近開発しているの??というソフトも増えてきました。一方、最初からWEBアプリで開発されているようなものや、AIを駆使したものも見かけるようになってきました。業務用のソフトも大きくかわろうとしているのかもしれません。