「構造モデラー+NBUS7」オンラインセミナー新製品説明会の感想

珍しく(?)長文ブログです。実況のように動画見ながらタイピングしているので。

新型コロナもあり、新製品の発表会なども普通にZOOMなどで行われるようになりました。これは良い面もあり、いちいち地方から東京に見に行かなくても最新のセミナーを受けられてりしますし。逆に、営業側から見ると名刺交換できなかったり、気軽に質問しにくかったり、旧知の知り合いにあう機会が減ったり・・・デメリットも多いです。しかし、新型コロナ後も新製品発表会などはZOOMで、などという流れは残ると思います。時代は確実に変わっていきます。

さて、新製品というには、時間が経ちすぎている割に「謎」な、構造モデラー+NBUS7。名門構造システムの新一貫構造計算ソフトなのですが、使っている人の話は皆無ですし。もしかしたらミステリアスを売りに?しているのではないかと思います。

営業のIhさんの名司会で始まり、講師の開発のIsさんの説明に。ZOOMもこんなことが簡単にできるんだな、と私のようにZOOM初心者は感じます。

最初の説明で、CADで構造図を入力するインターフェイス部分が構造モデラーといい、構造躯体形状と構造モデルが違うといままでの一貫構造計算ソフトの欠点を解消している構造計算ソフト、ということになります(もちろんそのままになっているソフトは未だないですし、構造モデラーもそうではないことは後の説明でわかります)。

入力部分を担う「構造モデラー」と構造計算を行う「NBUS7」が別れています。今後のソフト構成で無限の可能性があるのですが、今のところメリットはほとんど内容です。今後に期待ということでしょう。

任意通り心とCADデータの活用がポイントとなっています。CADデータを読み込むと、任意通り心が簡単に指定できるのが最大のメリットでしょう。XY軸だけでない任意通り心を置けるので複雑な形状の建物も入力しやすいです(HOUSE-ST1ユーザーなどは泣いて喜ぶでしょう)。一貫構造計算ソフトは、整形の建物の一部を拡張して不整形に、という思想でしたが、かなり進歩しています。

マルチディスプレイを考えた画面操作も魅力です。見た感じはBUS-6と似ています。操作性もBUS-6やDRA-CADと共通化しているので、これらのソフトを使っている人は移行しやすそうです。

リボンメニューを採用していますが、HOUSE-ST1などを見る限りリボンメニューは使いにくい!と思ってしまうかもしれませんが、大分進化しています。またキーボードショートカットもあるのでキーボード操作メインの方も安心です。HOUSE-ST1は・・・(以下略)。プロパティの操作も最近のソフトらしく洗練されています。新規プロジェクト作成ウィザードは、改良されていますがかなり古くさいです。他の進化が大きいので改良されていても、う~んと思ってしまいます。この画面、私的には苦手ですし、旧BUS-6も同様の思想なのでね。ウィザードとは?という根本的な部分に戻ってしまうのですが。まあBUS-6に比べればかなり良好です。頑張れWall-1といった感じです。SEINと比べても良い感じです。設計の新しさを感じます。もっとも一般的な建物の情報を簡潔にしているため、複雑な建物の入力ができるが、やっぱり一般的な建物を主体にしているんだな、と感じます。それでも3D画面との情報の連携などで、入力ミスは減ると思います。使用しているパソコンがわからないのですが、サクサク入力出来ているようです。計算速度は速くなっても動作が遅くなっては元も子もないです。見た限りは心配なさそうです。部材の寄りも簡単に入力できます。一貫構造計算ソフトは古い世代しか使ってなかった(SS1とかACE許容とか)なので、隠せの感があります。

ST-BridgeとRevitからデータを読み込めるようになるようです。ST-Bridge・・・本当に使えるのでしょうか?(これはソフトの責任ではありません)。CADデータから通り心や通り符号を読み込めますし、その他いろいろ読み込めるようですが、ルールや制限がね。レイヤ分けなど注意が必要です。それからRC造メインのようです。まあRCのユーザーのほうが多いからこれは妥当だと思います。立面図で開口入力できるが、事前に反転など必要などこなれていない部分もあります。まあキープランをこのように書けば、という指針があるわけですから、逆にこれからマスターする方は違和感なくできると思います。CAD入力がいい加減な方(手書きライクの方)は、ちょっと苦戦するかもしれません。開口は私が苦手とするところなので、開口もCADデータを活用し、モデル化しなくても三角形などの開口をいれらるのは良いと思います(三角形一回やりました・・・)。

高速化は嬉しい項目です。たしかBUS-6でも速度アップしたはずですが、速度が速いのに越したことはありません。果たしてどれくらいのパソコンを買ったら良いのか?メーカー推奨や、性能の違いを数値化してパソコン購入の目安を示して欲しいところです。プロパティが右側に固定できるのか?画面だけだとわかりませんが、もしHOUSE-DOCのような形になってくれるのであれば、またはサブディスプレイに固定などできるのであればかなり便利そうです(見た感じどちらかは出来そうです)。履歴管理の機能も充実してくれると、更に楽そうです。この機能期待しています!!左右で前後のモデルを比較・・・なんてできると面白いかもしれません。

でも、実際に触ってみないとわからないですよね??2層3スパン程度、ルート1限定でフリーで公開して欲しいところです。意外とそれでも良さがわかると思います。教育現場に配ることもできますし、新人研修にも使えそうです。書籍がでるかもしれませんし、youtuberが試用動画をアップするかもしれません。新ソフトなのでどうしてもわからない、という方も多いと思いますし、新型コロナで営業もしにくいでしょうから。ちょっと考えてみてください!!

計算書のプレビューは最近の構造システムの美学で、他社に先行しています(そんな気がします)。ただソフト毎に仕様が違うのが難点なんですが。

NOUTで計算履歴データを複数表示できるのはいいですね。これ私はかなり重宝すると思います。

さて、最後に今後の追加機能、開発予定がでています。果たしてロードマップ通りにいくのでしょうか??とりあえずこの夏に公開される予定も多いので、果たして今現在大丈夫なのか?が若干不安ですが・・・。

セミナー全体の感想としては、もう少し新機能をインパクトをつけて説明したほうが良かったかなと思います。聞き取りやすく、内容も理解しやすかったのですが、購入しよう!という強い動機付けにはならなかったかと思います。新製品なのだから新機能を自信を持って説明!!でいいと思います。設計思想的には既に他社が取り入れてるものも多く、他社との違いがわかりにくいので、どっかの構造屋さんが比較とかしてくれるといいな~と思います(これはメーカーの役割ではないです)。

内容を聞いた限りでは、SS7の良いライバルになるかな?という感じです。SEINやASCALとはやっぱり違うような・・・。まあそれぞれ実務で使っている人に感想を聞いていきたいと思います。