府中からおもちゃ屋がなくなっていく

府中のトイザらスが3月に閉店になります。

カテゴリーキラーとは、特定の分野の商品を豊富に揃え低価格で販売する小売店舗のこと(もう少し細かい定義はあるけど)。その商圏にカテゴリーキラーが進出するとその商圏内のショップが閉店や縮小に追い込まれるので、ショッピングセンターとはまた違った意味で地元商店に嫌がられることが多いです。

おもちゃ屋のカテゴリーキラーといえば、トイザらス。アメリカニュージャージー州で1957年に開業。第2次大戦後のベビーブームで玩具需要も高く急成長しました。日本でもトイザらスが進出しましたね。しかしトイザらスなどかてギリーキラーも、ディスカウントストア等新たなライバルがでたうえ、最後にはアマゾン等の通販に追撃され、アメリカでは倒産しました。

さて日本では1991年に第1号店ができてから、日米貿易摩擦の影響もあり、広く普及しました。一方、地元のおもちゃ屋はそのあおりもあり、激減。スーパーなどのおもちゃ売り場も縮小・消滅していきます。まあこれは大型のショッピングセンターなどの影響もあるのですが。

府中では、長年おもちゃを販売していたスーパーが次々に撤退。昔はイトーヨーカドーや忠実屋、西友など府中は買い物場所が多かったです。それらが撤退していっても、再開発により伊勢丹府中店などができて、おもちゃなどを扱う店は残りました。そこにトイザらスやベビーザらスが出店したので、何も問題なかったはずなのです。

しかし高級なおもちゃ類を扱う伊勢丹府中店に続き、トイザらス府中店も3月に無くなります。そもそも再開発で駅前に大きなゲームコーナーのあるゲームセンターもなくなり、駅前に子どもが楽しめる施設が映画館しかないので仕方が無いのかもしれません。府中駅前のおもちゃ屋の雄「みのる屋」も再開発を機に閉店。各地域に残っていたおもちゃ屋さんも、次々に閉店していきました。

テレビゲームが流行ったことが大きかったですが、その後もカードゲームなど、おもちゃの動きは早く、小さな店では対応できないことが多かったです。しかもテレビゲームもスマホの普及で昔ほどの地位はなく、また通販に加え、オンラインで直接ソフトをダウンロード購入できるようになり、むかしほどおもちゃ屋に利益をもたらす存在になりませんでした。

しかし、このままでいいのでしょうか?やはり小さい子どもは店頭で、おもちゃがたくさんあるところで選んで買うことも育児上の意義もあるかと思います。また直接手渡しで買って貰う喜びもあります。府中ではおもちゃ屋が本当に壊滅しました。本屋さんも啓文堂など残っているものの、町の本屋はほとんどなくなりました。子どもも含め、地元で買い物を楽しむ場所が激減して、本当にいいのでしょうか?

通販ショップを運営している私がいうことでは無いのかもしれません。しかし通販も送料の値上がり、物価の値上がり、楽天市場などの度重なるルール改正など、決して将来は明るくありません。トイザらスのようなカテゴリーキラーも危機を迎えたわけですし、コンビニも岐路に立っています。通販がこれから明るい未来が続いていく・・・なんてことは絶対にないと思います。

まあ商売も戦争と同じで負けたら無くなります。でも次々に古い環境を打破して新しい商売を考えて行くのも人間です。果たして次はどうなっていくんでしょうか??