HOUSE-DOC Ver4の新機能

建防協評価の更新にともない、HOUSE-DOCがVer4になります。有償バージョンアップは毎度議論になりますが、HOUSE-DOCの場合は年会費や会員制がないので、現状非常にお得といえるでしょう。今回も評価更新だけでなく、驚くべき新機能が搭載されました。正直驚くべき新機能よりも・・・と思うのは私だけでしょうか??

今回の目玉は、手書きの調査シートの自動読み込みで建物データを作成できる機能でしょう。こんなことならタブレットなどで入力できたほうが数段アピールになるとは思わなかったのでしょうか??とはいえ、年配の調査員も多いので、この機能が本当に使えるのであれば魅力的です。HOUSE-DOCのプログラマは、CADから通り芯を自動で読み込む機能を実装したり、面白い機能を搭載するのが好きなようです。調査シートを印刷し、そこにマークしたりルールに従って書き込み、スキャナで読み込めば図面かできます。筋交いや壁の材質なども読み込めるのでしょうか??スキャナがないユーザーはさぞ残念に思うことだと思います。ただし建築設計事務所やリフォーム会社なら複合機は持っていると思われるので、ここはそれほど悲しむところではないでしょう。jpegやpngにも対応しているのでデジカメで・・・も可能になればいいと思います。

耐震補強の分析などにも力を入れています。HOUSE-DOCはN値オプションがないと補強設計できないって感じじゃなかったっけ??というのは昔のこと。意外な方法で提案してくれます。

BIM時代に合わせてか?建物3DモデルのCADデータ出力にようやく対応しました。屋根形状がHOUSE-ST1並の描写ができれば、この機能は非常にありがたいです。事実HOUSE-ST1では3D-CADやBIMに読み込んで・・・という使い方が確立しています。おそらくSketchUPなどがあれば、非常に簡単にプレゼンや3D補強設計図面を作れるでしょう。本来ならHOUSE-DOC内で書き込み機能があればいいのでしょうけど、汎用性という意味ではCADデータ出力のほうがいいでしょう。DRA-CADのファイルはもちろん、DWGでも出力できそうです。

HOUSE-DOCの斜め軸はグリッド制御のみなので、複雑な形状の入力は難しかったです。Ver4では、座標計算を自動で行うので軸入力の作業が軽減できるようです。Undoでも軸を元に戻せるので、実験しながら・・・ということも可能です。

HOUSE-DOC Ver3は、正直他社の高価な耐震診断ソフトにだいぶ対抗するのが難しくなっていました。機能がシンプルで使いやすいのは良いのですが、計算機能でも遅れをとるようになっていました。もちろん建防協評価など信頼性は高いのですが、他社はその一歩先を行く部分を同時期に搭載したのも事実です。たとえば安心精密診断2014は、地震力の反映や精密診断法2への取り組みなどがありました。木耐博士は、N値のずれは簡易ながら補正してくれます。耐震チェックは仕口タイプの制震金物を利用できます。今回計算部分に何か追加機能があるのかは不明ですが、Ver3発売からかなり時間も経っていますし他社の研究もしていると思いますので、いろいろと実現しているだろうな、と思っています。