すぐに構造検討できるわけではない

パソコンで構造計算が主流になってから、検討も構造計算ソフトに入力して・・・という人もいます。

その是非はともかく、仮定断面を作って!とかボリューム検討など、本設計に入る前に検討することは意外と多いです。

そのことは何の問題もないのですが、それなりに時間がかかるということを理解して欲しいな~とたまに思います。

特に飛び込みの仕事で、図面ファイルをメールで送ってきて、すぐに電話かけて「どうですか?」というのはいくら何でも無理。せめてどれくらいで検討できますか?と訪ねて欲しいところ。実際私の廻りを見回しても腕の良い構造屋さんでヒマしている人など皆無で、いくつもバックオーダーを抱えている人が多いです。相手の都合も考えず「すぐに」というのは無理だと思います。

ただし、慣れている構造と慣れていない構造という問題もあります。得意でよくやっているような形状・構造のものは、当然速く検討できます。整形な建物も同様です。いきなり不整形な特殊な建物の場合はね。たまに断面だけでも・・・と言われますが不整形なものでそんなに簡単にはいかないです。また積雪、風などの地域的要因も慣れている部分ならある程度読めるのですが・・・また積雪が載っているときの生活感など雪がほとんど降らないところの人にはピンとこないこともあります。また落雪屋根・無落雪屋根も決まっていないで・・・とか計画段階ではよくあることなんですが意外と影響あります。

どうもパソコンで形状いれたら、簡単に結果がでるもの、と勘違いしている方もいるようです。確かにそれは事実なのですが、その入力するための材料を調えるのも時間がかかるわけで・・・電卓を叩くようなわけにはいきません。

もちろん時間がないから、無理にでも頼みたいというのはわかります。そもそも安全を確認するために行っているもので、簡単にわかってしまったら構造屋さんの存在意義も無くなってしまうわけで(汗)。

というわけで、近くの構造屋さんの愚痴を代弁してみました。さあ、私もやらねば・・・(大汗)。