SEIN La CREAの分類

耐震偽装事件後、唯一の大臣認定ソフトとして名前が一躍有名になったSEIN La CREA。この個性的な名前はともかく、当時は大臣認定ソフトがなくなったという緊急事態だったので国も一本でも・・・ということだったのでしょう。そして年月は流れ2015年末現在も、次の認定ソフトは発売されていません。そしてSEINもあまり大臣認定を謳わなくなりました。製品紹介のホームページも申し訳程度に書かれています。現在の扱いなんてそんなものです。

SEINWEB(NTTファシリティーズ総研の構造計算のホームページ)

ただSEINの良さは大臣認定だけではありません。建物形状に制限がなく、かなり自由なモデル化ができることが特徴です。BIMとも比較的親和性が高く特に鉄骨造の構造計算には便利です。一方でその速度の遅さが指摘されていましたし、そろそろインターフェイスも古く感じてきました。そして最新OSへの対応も異常に遅いです(未だWindows7までです)。

わかりにくいことに商品群が意外と多いことです。

通常のCREAに加えて、柱600部材梁1200部材まで限定したCE、柱200部材梁400部材まで限定したLEがあります。一般的には層数で制限しているソフトが多いのですがSEINは部材数です。意外と狭小とかやる場合、層数制限にひっかかることがあるので、SEINの方式のほうがいいですね。他に通常版とCEには、Premiumという64ビットパソコン専用に開発されたもので、非常に高速に動作するバージョンとして知られています。速度の遅さがネックだったSEINなので、これから買う人は絶対にPremiumのほうが吉です。既にパソコンも64ビットが主流になっていると思いますのでほとんどの方は問題ないと思います。

さて大臣認定の現在の問題点は、当然開発元も理解しているわけで、大臣認定版は当然ありますが、機能を追加して大臣認定がない版など複数開発しているようです。ユーザーからしてもわかりにくい・・・と外から見ると感じますが、実際はね。少なくとも私の廻りで大臣認定でやっている人見たことないです。というわけで現在のSEINは、形状が自由で信頼性の高い構造計算プログラム、的なイメージで捉えておけばいいのではないでしょうか?