一級建築士試験の歴史

意外と建築基準法などの歴史について書かれているHPは多いのに、試験制度の歴史はあまり語られません。というわけで調べてみました。

わかり次第新しい情報を掲載し、最終的には固定ページでまとめる予定です。

今回入手したのは私が生まれる前の昭和40年代のお話。

昭和50年版の一級建築士の試験問題全集(以下同書)という古書は、建設省住宅局建築指導課が監修しているので信頼性は高いと思います。同書では、

・昭和26年から42年までは、「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」「建築設計製図」の5科目について試験が行われた

と記載があります。よって現行の試験に似ていますが、2段階ではなかったことがわかります。昭和43年からは、「学科の試験」「設計製図の試験」の2段階方式に移行したそうですが、この後の4年間は両方式が併用され、昭和47年以降は2段階方式のみとなりました。団塊の世代が多く受験した昭和50年代より前なのであまり情報が入ってこなかったから知らなかったのかもしれません。受験資格もシンプルで二級建築士の場合、今よりも短い期間で一級建築士を受験できたようです。

同書では、昭和45年から49年までの問題と解答、付録として45年から49年の製図試験の問題(模範解答なし)がついています。併用期間は設計製図の問題は2種類存在するようです。つまり同書では、旧試験制度の最後の年の問題は収録されていません。なのでこれより古い試験の情報・古書があれば、取り寄せたいと思っています。