HOUSE-省エネの屋根形状

Ver1とVer2と共通して聞かれるのが、屋根断熱の件です。木造住宅の場合、天井断熱がメインとはいえ、斜線などでやむを得ず屋根断熱と併用するケースが多いからです。

HOUSE-省エネは、基本的に天井が平らなことを前提として作られています。これはメーカーホームページでも間取り(平面)の柔軟さはウリにしていますが、立面的に複雑な建物の絵は皆無です。また3DマイホームデザイナーPRO8からのインポートも塀や形状と開口データのみです。もちろん屋根断熱にも対応していますが、実際そういうレベルです。

20151016123218左右非対称の切り妻や片流れは簡単にできる。勾配も角度と寸と選べます。

20151016122919形は簡単にできるこの建物では、壁部分がネックになるため、ダミーの壁を追加しないとダメです。

ただし、このソフトの面白いところは各平面を階にかかわらず増やせて組み合わせられるということです。実際計算できるかは謎ですが、15フロア増やす・・・なんてこともできてしまいます(戸建て住宅用なのに・・・)。なので細かく熱橋を区切りながらとか、複雑な勾配屋根も、その折れ曲がる部分を階の高さとして設定すれば、かなりの形状を再現できるわけです。断熱材の形状なわけで、屋根の形状ほど細かく設定しなくても実際はできるので、擬似的なフロアを増やすことで対応できてしまうのが、面白いと感じるか?複雑と感じるか??ということです。もちろんHOUSE-省エネはマンション向けのSAVE-住宅からできているのは間違いないので、このような機能が残っているのでしょうね。

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(クリックして拡大してみてください。フロアが戸建て住宅ではあり得ない数になっています)

そうなると、つくづく立面や屋根面の面積の根拠図が自動出力できないのが残念です。上記の方法だと、実際うまくモデリングできているか不安になるからです。出力さえできてチェックができれば、かなりスピーディーな作業も可能です。せっかくできないのにチェックが不安・・・というだけで複雑な建物にチャレンジしないのはもったいないです。

現在執筆している手引きでは屋根の計算サンプルを複数入れています。慣れれば意外と簡単です。せっかく検討は(・・・)無敵なソフトなんですから、もっとユーザーが増えて欲しいです。

私の場合、検討はHOUSE-省エネで、申請時にはアーキトレンドZEROでやっています。恐らく上記が解決すればHOUSE-省エネだけで簡単に完結できるようになるので、改善を待ちたい所です。