杭なんて・・・

圧力があったかどうかはともかく、杭や地盤改良にお金をかけたいと思っている設計者や施主や注文者はほとんどいません。実際は、「もう少し短くできないのか?」「やらなくても大丈夫な方法は?」「安い杭ないの?」・・・構造設計やっていると、意匠設計者や施工者、施主からそんな話しばかり聞きます。見えないところにお金はかけられない、というのが本音でしょう。今回の事件とは関係ないかもしれない話しですが、この事件後も、普通に地盤調査自体のお金をケチるために、調査内容を簡略化した案(内容的に却下)を出してきた業者がありました。まあそんなものです。

結局、安全だよ~という言葉は好きですが、お金は安い方がいい~。人間は勝手です。これを機にチェック体制を、といいますが、これもコストがかかります。もしかしたら調査のほうを更に安価にする方法を編み出すかもしれません。実際地盤がらみのトラブルは多いのですが、現在の基準は意外と過剰な部分も多く、特に住宅は必要かな~というものまで、柱状改良しちゃったりしていることもあります。

まあ、土の中のことは現在の調査方法ですべてがわかるというものではないので、慎重を期すことはいいことだと思っていますが、このような事件が発生しないように、地盤調査方法が更に精緻になるように望みます。