HOUSE-WL Ver2.0.0.18

壁式RC造構造計算ソフトのHOUSE-WLがアップデートしています。選択した計算方法を入力データファイルに保存できるようになりました。壁式なのに今まで対応していなかったのは意外と言えば意外。主に出力系の修正が多いようです。

東京デンコーの壁麻呂が、事実上あまり改良されない(=こなれた)のと、そろそろユーザーインターフェイスも古い(当時は画期的でしたが今となってはね)ので、壁式RC造の構造計算の乗換を検討している方が多いようです。壁麻呂は現在壁麻呂3として販売されており、保有水平耐力まで計算できるものと、断面検定までの2つがあります。オプションは豊富で、基礎計算を行う「壁麻呂-基礎」、地下室の設計を手軽にできる「地下室の計算」、壁式RC造の計算データをCAD化する、画期的だった「PLUS CAD」、などです。PLUS CADを持っている人は、なかなか手放せないようですが。

乗換を考えるユーザーにとって、価格面でみれば、「ビルディング・エディタ Professional2」が手軽です。これはRC・S造の一貫構造計算ソフトと、壁式RC計算ソフトがセットになっていて、10万円台と破格な価格設定になっています。ただ使っているユーザーをあまり見ないのでユーザー数が少ないのかもしれません。構造計算御三家(・・・)のユニオンシステム、構造ソフト、構造システムもそれぞれ出してます。一貫構造計算ソフトほど重要度が高くないソフトなので、S・RCの常用する一貫構造計算ソフトと同じ会社で買うことが多いのかもしれません(うちもこれに該当)。

一般的に壁式RCでは保有は不要な建物が圧倒的に多いはずなので、保有までできるソフトと、そうでない廉価版をリリースしている会社があります。構造システムの場合、WALL-1は、5階建て以下で保有対応となっています。HOUSE-WLは、地上3階建て以下でルート1までの対応となっています。このあたりは設計事務所の事情で、要不要で選択しているようです。

私の周囲ではWRC(ユニオンシステム)とHOUSE-WL(構造システム)のユーザーがやや多いようです。木造系のユーザーにとっては、簡易な壁式RC構造計算ソフトであっても面食らう部分は多いと思います。簡単な壁式RC造は手計算でも十分できますので、初心者は、まず、挑戦してみて大丈夫だな~と思ってから買った方がいいかもしれません。