私は佐渡にゆかりの者。子供の頃から佐渡島ばかりにいました。毎年のように・・・・。
注目を浴びることもたびたびあるものの、全体的には寂れてきている感があり、ちょっと悲しいですが、来年は朗報が。北陸新幹線が開通するのです!!
ちょっと!!今でも上越新幹線で新潟に行って、すぐに佐渡にいけるじゃない??と思っている方!若干事情が違うのです。新潟経由だと佐渡島の東側の両津に到着するのです。
もちろん両津も良い町なのですが・・・もう一つメインだった港がある小木が問題だったのです。新潟・両津ばかり使っていて、もう一つの航路である直江津・小木航路は廃止が噂されるほど寂れています。
何しろカーフェリーが1台になったので冬の間は欠航する・・・とんでもない路線になってしまったのです。子供の頃、カーフェリーの予約を取るのも難しかった直江津・小木航路は何処へやら・・・。
しかし北陸新幹線ができた(翌3月ですけど)おかげで、東京方面から長野を経由して上越妙高駅で下車。そこから在来線で直江津に行って佐渡に渡る・・・という新ルートが完成するのです!!
これだけでも小木の民(※私の両親は佐渡の小木出身)は歓喜なのに、さらに、直江津・小木航路に新造船が4月に就航予定なのです!!
その名も「あかね」。総トン数が5750トンなのに、高速船。なんと30ノットで60分も時短で到着してくれる予定です。オーストラリアからやってくる素敵な双胴船です。
まあ、青函航路でこのタイプの大型船が役に立たなくて(正確には燃料食い)、2台ともあっさり役目を終えてしまったので若干な不安が残ります。
重量が重い船において、速度アップは諸刃の剣。燃料食いで採算が合わなくなることが多いのです。青函航路でも、「ナッチャンWorld」「ナッチャンRera」はあっさり赤字を出して定期運航を休止しています(まあこの船のせいだけではありませんが)。
日本が総力をあげて開発した超高速旅客船「テクノスーパーライナー」は小笠原諸島と都心を結ぶ航路に就航する予定でしたが、予想外の原油高騰で採算が合わない事がわかり、就航を断念。一度も航路につくことはなく、解体されるそうです。テクノスーパーライナーは建造費115億円!!742人乗りで、あかねより速い38ノット(時速70キロ)の高速航行が特徴で、当時のアルミ合金製の船舶としては世界最大級の超高速船でした。
高速船導入ではジェットフォイルで成功している佐渡汽船ですから(・・・)大丈夫だと思います。何よりも波にどれくらい強いか??が最大の焦点でしょうけど、青函航路に導入された実績がある船なので大丈夫だと思います。
どちらにせよ非常に楽しみですね。私も早く佐渡に行きたいな~。