DRA-CAD13のJWW形式のレイヤグループ縮尺の読み込み

DRA-CADは、JWWとのファイル互換性が高いのですが、微妙に違う部分も多いのが気になります。しかしながら、通常の使用で問題になるものは、バージョンを重ねる毎に改善されています。これはDWGに関しても同じです。DRA-CAD13では、DWG/DXF形式の構築線やレイヤフリーズに対応すると言われています。操作性やファイルの互換性がないCAD同士なのですが、かなり頑張っている感じがします。AutoCADは非常に良いCADです。何しろデータが大きくなっても処理が遅くなりにくいのは美点です。このあたりは、JWWやDRA-CADでは太刀打ちできません。しかしながら、住宅などの設計になると関連事務所がJWWだったりするのでストレスが溜まります。その点DRA-CADはJWWもAutoCADも苦にしないバランスの良いCADと言えます。どこをとるかでCADの選択は異なってきますので、誰にでもお勧めできるCADというものはありません。

さて、DRA-CAD13では、いままで対応していなかったJWWのレイヤグループに設定された縮尺の読み込みに対応したようです。今までDRA-CADは図枠など縮尺が違ったファイルも「見た目は」きちんと読み込めていたのですが、縮尺はレイヤグループ0番の縮尺を図面縮尺、記入縮尺として変換していました(そのまま保存すれば、JWWではきちんと元の縮尺で動きますが)。意外と知られていない欠点です。おかげで木造図面で基礎伏図1/50 で基礎詳細図1/20で書いた基礎図面など、編集が非常に面倒でした(ならJWWで作業しろ!)。DRA-CAD13では設定された縮尺の読み込みに対応したそうなので、このような面倒なことが起こらないようです。製品版を見ないとわかりませんが。この部分が直るとレイヤグループを活用しているユーザーには歓迎されると思います。

さて、DRA-CADでJWWから持ってきたレイヤグループの操作で面倒なのは、「レイヤグループ」が、レイヤパレットに入らないこと。確かにDRA-CADのレイヤグループダイヤログは優秀です。レイヤグループ毎に印刷もできますし、選択すればハイライトされるので非常に見やすいです。しかし他のコマンド実行しようとすると表示したまま維持ができません。それならパレットに入れてくれれば、すべて解決するような気がします。私のようにJWWの意匠屋さんからのファイルから構造図を起こす人間には、この機能があるのか、ないのかで作業効率は大きく変わります。恐らくJWWユーザーはこの手の使い方をしているヘビーユーザーはまだ存在するので、是非とも欲しいですね。JWWユーザーはレイヤやレイヤグループをそれぞれの数字上でクリックして選択、解除することに慣れているのでDRAでもそのような操作方法の導入を望みますが、DRAのレイヤグループやレイヤの操作もなかなか便利なのでうまく融合して欲しいです。

個人的な希望としては、パレットにレイヤグループを表示できるようにし、レイヤグループをクリックすれば、レイヤグループの、レイヤグループをダブルクリックすれば、そのレイヤグループのレイヤ群が表示される・・・というのがいいと思います。これなら、DRAユーザーもJWWユーザーも迷わずレイヤ、レイヤグループの操作ができると思います。DRAのレイヤに関する操作・機能は秀逸ですから、あえてJWWにあわす必要はありませんが、配慮することも大切だと思います。