154億円かけた「夢の高速船」 完成直後に計画頓挫で放置中(週刊ポスト2014年11月21日号)

佐渡島は、昨年のときわ丸就航に続き、小木直江津航路にも新造船が投入される予定になるなど盛り上がっていますが、せっかくお金をかけて投入する予定だった高価な船が就役もせずに解体される予定・・・というショッキングなニュースがありました。

Yahoo!ニュースより

その船の名前は、「テクノスーパーライナーおがさわら」。いかにも速そうでハイテクなイメージですが、名前に恥じずアルミ合金製船舶としては世界最大級!全長130mという巨船で、ホバークラフトのように浮き上がり最高時速は72キロ!!東京小笠原間を、26時間(現状)かかるところを16時間で結ぶという夢の船でした。建造費は100億円を軽く超えるそうです。しかしながら原油高もあり年間20億円の赤字が試算され一度も就航せずに所有会社は倒産、解体を待つそうです。もったいない!!ただ計画があまりにも杜撰。小笠原のブームが有るとは言え、そんな大型船が必要だったのかどうか・・・。現状、小笠原は遠く、高速船を投入するというのは悪い判断ではなかったはずですが、なんともいえません。

そもそもテクノスーパーライナーは国家プロジェクトで開発されたもの。しかしながら燃費が悪かったり、実験段階で失敗したりとケチがついたプロジェクトのようでした。大型で高速・・・は夢のような話ですがそう旨くは行かないようです。その実用船第一隻目がこのおがさわらであります。ちなみに普通の船に比べ4倍以上の経費がかかることが就航出来なかった理由ですが、原油価格高騰するまでもなく、その程度が読めない時代の産物なんでしょうね。無駄遣いといわれればそれまでですが、このようなものが作れなくなると技術進歩もなくなってしまうような気がして寂しいです。