2種類の制振工法の考察

昨日、お世話になっている株式会社住宅構造研究所の説明会に参加してきました。説明会といっても4つの壁の加力実験を生で解説付きで見られるという本格的なもの!!性能試験が本業の同社ならではの発想。貴重なものを見せて頂きました。

理屈ではわかっていても実際見ると驚きます。これは動画で予め見ていてもです。実験などを見られる際は、写真撮影などをせず、ぜひ生で見てください!!動画なんて後でも見られますからもったいないです。

さて、たぶん(いいかげん)おそらく(・・・)、そのうちまたやると思うので詳細の内容は伏せておきます。日程などは同社ホームページで随時発表されると思いますので、チェックして見てください。

実験のときには、耐震補強用の制振壁のガーディアンフォース系と新築用の延樹の紹介がありました。新築用は大臣認定で壁倍率を取得しています。壁倍率と制振は意外に相性が悪く、いろいろ工夫が必要です。ただ延樹はそのなかでも5倍の耐力壁として利用できるので価値があります。許容応力度計算を行うときは、いろいろと注意事項があるのですが、そういうデータも公開してくれていて安心感がありますね。

さて、ガーディアンフォース系は建防協評価なので制振効果を見込めます。そのため壁倍率系の延樹より、早く制振効果が効くようです。逆に延樹は壁倍率として高倍率を確保するためある程度後から制振効果が効いてくるようになっているそうです。各社の制振も様々な種類があります。素人はともかく、設計者はその本質を見誤らないためにも正しい知識を身につけ設計・説明する必要があります。制振=揺れを吸収する・・・その程度の知識では駄目なんだな、と改めて思いました。この手の説明会にしては、非常にマニアックでためになる説明会でした。

最近は、制震部材をただ入れただけで「制震住宅」と名乗ったり適当感が漂う物が多いです。設計者なら是非ともその効果を実感し効果的に使えるようにしてほしいものです。