HOUSE-ST1でペントハウス

HOUSE-ST1は、Ver6になって計算機能がかなり強化され、先行する構造計算ソフトと遜色ないことができるようになりましたが、相変わらずペントハウスの入力には対応していません。個人的に狭小で木造3階建てのペントハウス付きは異常に風に揺れるので設計したくはありませんが、都内の狭小3階建て建売住宅では相変わらずペントハウス付きが多いようです。何考えているだか・・・過去にも多くの方が相談に来られましたが、揺れて困るので補強方法はないのかと。まあ責任を持って設計・施工するというのなら止めませんが・・・。

まあ実際あまり危なくないペントハウスもありますし、二階建てにペントハウス??ということもあるでしょうから(・・・)計算方法を確立させておくのも悪くありません。私の場合は自前でexcelで作っちゃったりしていますが(あまり汎用性がないし、実務で使うつもりはあまりありません)、HOUSE-ST1スペシャルセットでそのうち追加するように、わかりやすく作り替えています。まあわかりやすくすると汎用性が更に低くなるのですが。個人的には次の3段階で考えています。

第一段階として、ペントハウスの壁、屋根、床の荷重を計算するシートです。そしてこれをHOUSE-ST1のはり荷重と追加荷重に入力しやすいように整理します。見つけ面積はHOUSE-ST1の場合立面図をなぞればOKなので長期と風と地震力はOKです。

第二段階として、ペントハウス階の安全性の確認です。kizukuriなどでは壁量換算でチェックは行えるのですが偏心などは考慮しません。といってもペントハウスに壁量といっても階段室の問題があるので悩むところです。水平力をXY方向でとりあえず満たせば・・・というので我慢しましょうか??必ず各辺に壁を設けて・・・設計者の設計力が問われると思います。

第三段階として、下階の引抜き力の精算です。N値計算を応用して追加計算書でペントハウスの直下階のみ精算します。kizukuriのときもそうでしたが、H50など普通に出てきますので大丈夫なのかな~と疑問になりますが、説明など面倒なのでわかりやすい手法を使おうかと思います。

現時点では狭いので、PHの水平構面などは除外して考えようかと思います。ただ実際は斜線などで変形しまくっているペントハウスもありますが、あれはkizukuriなどでもきちんとモデル化している人は見たことがないです。

昔は、kizukuriなどでも対応していなかったので、手計算でちゃっちゃとやっていました。今はより多くのものが求められるようになりましたし、手計算を余り信用してくれない審査も増えました。これくらいでいいかな~と思っても、きちんとした根拠が伴わなければ駄目ですしね。

数あわせではなく、揺れにくく安全な形状を提案、設計するのが本来の役割ですから、それを忘れないように。自戒を込めて・・・。