ARCHITREND ZERO 2015年1月リリースへ

噂というより、組織的に次期バージョンを煽っていた福井コンピュータより、ARCHITREND Zの後継CADが発表になりました。ARCHITREND ZEROです。ユーザーにはダイレクトメールもとどいているはずです。

アーキトレンドといえば、1987年のArchi-TREND(初代)から始まり、私が一番初めに触った建築CADでもあるArchi-TREND11(MS-DOS版)、Windows版になったARCHITREND21、そして確固たる地位を築き上げたARCHITREND Zと過去に大きく4つのシリーズがありました。このタイミングでZEROをリリースするというのは正直大変だったと思います。何せ完成度が高いZをどう変化させていくのか??これからの指針が決まりますからね。

一部では、木造BIM化が噂されていましたが、やはり従来の2次元+自動立ち上げという方式を継続したようです。そうなるとGLOOBEで木造対応するのでしょうか?少々方向性が見えません。ホームページのコンセプトをみても「あなた色のCADへ」と不思議なメッセージがあるのみ。カスタマイズや他のCADからの乗換などはZで実現されており、それからどう進化するのか??楽しみです。

まだ情報が少ないのですが、ホームページ上には、業務シーンに最適化する順応型インターフェイスが謳われています。営業シーンや設計シーンで異なったユーザーインターフェイスを切り替えることができます。Zで失った物は、あまりにも多機能すぎて外面に所狭しと置かれたアイコンで操作性が確かに落ちたことでしょうか?ユーザーの声を反映する福井ならではの配慮です。自動バックアップ機能も時代の進化に応じてクラウドに対応しより安全なものに進化したようです。魅力的なプレゼン機能が搭載されていたZですが、正直設計事務所からみると、若干不足感がありました。その点今回のパノラマプレゼンは直感的で訴求力のありそうな魅力的なものになっていますし、フォトモンタージュも従来の手法より簡略に実現できるようになっています。

設計者が気になるのは設計のスピーディーさでしょうけど、自動生成機能が更にアップしたようです。正直この機能は頭打ち感が漂っていたので、どこまで追い込めているか?興味深いです。それよりも最近のビルダーさんの主流になりつつある、1/50で詳細を考慮しながら基本設計を行い・・・というのが正式にサポートされました。Zでは簡略な1/100を書いてから・・・でした。これは手軽なようですが、最近のビルダーさんたちの作図・プレゼンの環境からはかけ離れていました。1/50で作った物を1/100スケールに連動・・・言うのは簡単ですが、ZEROでは実現しているそうです。

1月発売みたいなので、今から非常に楽しみです。来年にはフラット35や長期優良での新型省エネ計算が開始となりますし、設計環境も変わってくると思います。そのようなタイミングでリリースされるARCHITREND ZEROを応援していこうと思っております。