HOUSE-ST1 Ver6 の新機能 その1 最大軸数の拡張

注目度が高い木造構造計算ソフトのHOUSE-ST1が10月にバージョンアップしてVer6となります。なまあず日記styleでは特設ページを設け、情報提供していく予定です。

新機能は、派手なものは少ないですが、構造設計者がより検討・計算しやすくなるための機能が大幅にアップしております。こういう実務者向けのブラッシュアップは嬉しいですね。

反面、一般の方々にはその良さが伝わりにくいのも事実。なまあず日記styleではそのあたりを伝えていこうと思います。特設ページ、ブログとも随時情報を掲載していこうと思っております。

第一回目は最大軸数の拡張です。東京デンコーの木造構造計算ソフト木三郎は、解析スパンは50です。上位バージョンでは100まで可能です。kizukuriはVer6.8で135にまでアップされました。WD3Warpは99です。

グリッド数  定価  サポート料
 kizukuri(木造舎)  135  450,000円  有償あり
 WD3Warp(アーキテックラボ)  99  98,000円  有償予定?
 木三郎(東京デンコー)  50 300,000円  15,000円/年
 木三郎大(東京デンコー)  100  350,000円  15,000円/年
 HOUSE-ST1(構造システム)  150  250,000円  現在無償

というわけで、どうしても価格も含め初心者向け=機能が少ないというイメージがつきまとうHOUSE-ST1ですが、グリッド数では他のソフトと同等以上を確保しました。グリッド数が増えると、印刷が難しくなるのですが、HOUSE-ST1 Ver6では、分割出力機能を搭載し、文字の重なりなどをできるだけ軽減する機能を搭載しています。私もkizukuriでグループホームなどを計算するとき、A4計算書だと帳票の金物図や梁伏図をA3出力で出して添付し、好評でしたが、HOUSE-ST1の手法のほうが丁寧でいいと思います。ちなみにHOUSE-ST1の帳票はCADデータ化できるので、上級者は編集して・・・ということも可能かと思います。

木造舎も東京デンコーも近年グリッド数強化に取り組んできましたが、言うまでも無く、木造建築物をどんどん使っていこうという国の施策や、グループホームや幼稚園などの大規模木造の増加などから、従来のグリッド数では対応できない建物が増えてきていることが主要因です。実際HOUSE-ST1の主眼もそちらに向けられており、今回のバージョンアップで同様の部屋を入力するのに便利な、平行複写、反転複写機能を搭載してきています。アパートなどでは非常に便利で入力効率がアップするものであり、グリッドの拡張とともに導入したセンスの良さを感じさせます。

以上、第一回目をお送りしました。次回は計算書のチェック機能についてお送りする予定です。