構造計画の楽しさ

よく、意匠屋さんから、構造屋さんは、意匠屋さんが作った意匠通りに入力してNGかOKか判断して図面通り作ればいいから楽だよね~とか、構造屋さんって何が楽しいの?と言われることがあります。悪意はないのでしょうけど、お互いの技術に敬意を持ち尊重しあわなければ良い仕事ができるはずはありません。

でも構造屋さんの楽しさはわかりにくいのも事実。私も様々な構造屋さんにきいたら「仕事だからやっている」とか後ろ向きな発言をする方もいらっしゃるくらいですから・・・。また意匠屋さんを敵視して発言される方も多く、上記の発言を一概に責められるものではありません。

では、私は・・・別に構造屋さんじゃないけど、構造屋さんのようなものだから・・・あえて発言させていただくと、さまざまな人の図面が見られるのが楽しいです。設計者はいろいろな意図を持って、お客様の要望を尊重し、その図面を書き上げているわけです。それを見られるのは楽しいに決まっています。あ~ここはこう考えたか!うまい!って思うこともあるし、ここの納まりが・・・とか家具が搬入できない(汗)とか、部材の搬入が出来ないじゃないか?とか、考えるのがいいですね。

また、頂いた図面を初見で、いろいろ問題点などを考えながら仮定断面を考えたり、柱メンバーを考えたりするのも、意外に頭を使うのです。構造屋さん毎にたぶん考え方も違うので、同じ断面になるとは限りません。案外一長一短みたいな事も多いし、個性や癖もあるので、値段だけで構造屋さんを選んではいけないな~と感じます。また意匠屋さんの要望を素直に聞く人、逆らう人、いろいろです。法規に適合しているだけで設計しているわけではないのは、意匠屋さんも構造屋さんも同じこと。

こちらから構造計画やコストダウンを考えて、プランを再提示することもあります。意外にも喜ばれます。今も、工法の変更を提示し、先方に検討してもらっています。きちんとお互いとお客様で利益がある話であれば、変更に載ってもらえるんだな~と気がつきました。

まあ他にもいろいろあります。いろいろな設計者と共同で設計行為を行うことは楽しいことです。嫌な場合もありますが(汗)。なので、これから設計業界を志す方も、構造を初めから除外せずに、自分の適性を考え、良かったら飛び込んで欲しいな~と思います。