キングポストトラス

現在施工しているテックワンP3プラスを使っている現場は、テックワンP3プラスをトラスにしか使っていません。まあ贅沢といえば贅沢なのですが、つまらないといえばつまらない。

・・・若干社内でもそんな空気が流れていました。

・・・しかし、本日その空気の流れが変わりつつあります。その建物の1/6という巨大軸組模型のトラス部分を製作していたのですが、構造力学の挙動とほぼ同じ特性を示したのです。

若干癖のあるキングポストトラスなのですが、トラス尻の金物に特徴があります。その挙動をできるだけ再現しようと、見た目はともかく似た様な原理のトラス尻金物を合成し取り付けてみました。

若干、解析結果に不満が残っていたのですがすべて理解できました。またこの金物の使用方法をある程度限定しないと安全性を確保するのが難しいことがわかりました。難しいことは抜きにしても平面解析の結果のみで設計するのは危険だと思いました。

もっとも今回の計画では、その点は折り込み済でした。若干冒険をしてしまったのですが、実際の建物はいたって安定感があり、不安要素はありません。しかし模型上だと・・・いろいろわかることがありました。キングポストトラスの強度が伊達ではないこと、テックワンP3プラスで作るキングポストトラスは、今まで考えていたキングポストトラスに比べ、非常に安全なかわり、設計には注意が必要なこと、一体の模型トラスからいろいろなことがわかりました。これは作った後ではわからないので、作ってみることをお勧めします。

ちなみに、府中市商工まつりでは、このトラスも含めた巨大模型を展示します。模型という特性、人が触るかもしれないので、接着剤などで補強していますし、現実の建物とは若干違う部分がありますが、なんとなくこの構法を理解して貰えると思います。

32畳なので、模型上も120センチ×120センチという巨大空間になっています。意外にもトラス以外も構造設計上気をつけなければならない点など、いろいろわかって興味深かったです。設計でいつも気をつけていることが裏付けられた感じがして良かったですね。

一年に一回のイベントだからこそ、社内一丸となって模型製作に取り組める・・・なかなか幸せなことかもしれません。それぞれ得意な分野を駆使して・・・。楽しい夜の時間が過ぎています。