ブレスターZ(新型筋かい金物)

岡部株式会社が7月31日発売予定の、ブレスターZ。新型の筋かい金物です。この金物を8月8~10に開催される府中市商工まつりの、なまあず本舗のブースに展示することが決定いたしました!!。

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通常の筋かい金物に比べて、明らかにでかくて重いです。そして独特な形状。仕様的には2倍筋かい(45ミリ厚)の端部に取り付ける金物です。2倍仕様なのですが、赤くて3倍速い(・・・)仕様のものも試作していましたね。こっちのほうが格好いいので是非とも製品化して欲しいのですがコストの問題で難しいそうです。標準仕様と床合板仕様がありますので、今までの筋かい金物と置き換えることは可能です。

高くて重いので、何かいいことがないと使う意味がないのですが、この金物は通常の筋かい金物に比べて損傷限界までの剛性は高く、安全限界(1/30rad)あたりまでは高い靭性(ねばり強さ)を持っているという優れた特性を持っています。その性能を引き出すために不思議な位置にスリットが入っています。ベースパックの信頼性でお馴染みの岡部株式会社ならではの製品になっております。

ここだけの話、筋かい金物をつけておけば安心!というのはタダの幻想で、そもそも筋かい金物の性能は低いのです。そのため筋かいが過小評価されてしまっているのが実情です。特に柱にだけ付ける筋かい金物は現場から施工性がいいので評判が高いのですが、あれは非常に性能が低いです。メーカー担当者であっても言うくらいですから(涙)。それにくらべてブレスターZは、壁量計算などの数字にはでてこないものの、しっかり作り込まれております。

そもそもこの金物が高かろうが、筋かい材は比較的安く、今でも手軽に耐震性を上げる部材として筋かいは活用されています。その性能を引き出すために、良い筋かい金物を選択するというのは設計者・施工者として当然のことですが、忘れ去られています。ルールだけ守れば・・・というのが住宅業界の悪しき慣習になりつつある今、このような金物が出てきた事は喜ばしいことです。もっとも、宣伝が下手だな~と思っています。ちなみに、なまあず本舗設計室では、次期K様邸でこの金物の採用が決まっています。

初期剛性がソコソコ高いことは現時点の新築では重要な要素となりますが、粘り強さも欲しい・・・といった場合、部材の選択が難しいのが現状です。個人的にはブレスターZのように、初期剛性が通常の筋かいレベルでありながら、振動で柱が傾いてきた場合に、金物自体がゆがんで、筋かいの破断をできるだけ遅らせ、かつ粘り強さを発揮するのはありがいです。

興味のある方は、ぜひ府中市商工まつりの、なまあず本舗のブースまでお越しください!

※3倍速いの部分はガンダム風です。筋かい金物なので速くもなんともありません。ただ異常に格好いいです。